春みそか初めて電話で聴く姉はデジャヴのような懐かしい声


姉ひとり妹ひとりの生活を東京のなかで思い描く夜


両国の回向院まで手を繋ぐ姉と妹みずいろの初夏


港町夕焼け市場の小母 ...
想像のピントを合わせたい
白鳥のような美しいものへ思慕を寄せて
栗のようなとげとげしい厳しさへの愛情を思って
ぶれたイメージでは生きている甲斐もないから
失われていくものを保存したい
分かれ ...
風邪を引いた時
キコキコと 缶切りの音がして
ぷるんとした 大きな
桃が出て来た

なんて言うお話は
きっと ホームドラマの見過ぎで
実際問題 そんなトキには
味わう余裕も 無 ...
僕は見たんだ

きみは
そんなのはいないって
否定するけれど

横須賀の海に
照らされて
瑠璃色に輝く

ブタを見たんだ

「ジョンウォン!」って呼び掛けたら
ブタは僕の方を ...
子供の遊ぶ声
木々の梢にとまった名の知れぬ小鳥のささやき
どんな辞書でも計れないほんのすこしだけの幸福
一本の木はそんな幸福を見つめてただ沈黙している
鳥の中に鳥がいて、犬の中に犬がいる
そ ...
黄昏に錆びた空
淋しくて泣けてくる
心細くて泣けてくる
あのメロデー
聞こえるたびに
こころ震えて泣けてくる
ひとりですか
ひとは独りですか
上手く誤魔化し生きても
最期は
独りで ...
甘味は旨味であり
糖はいつだって甘く
舌に感知させ
甘味を脳に伝える
多幸感

人は甘味を欲し
人は甘味に執着する
甘味は人を縛るほどに依存させる

欲望は無限で際限がないと安易に ...
羽化したばかりの蝶の様に

危うい躰かかえてさ迷う

まるで思春期の少年のように

ひび割れた心かばいながら

全てに反応し傷つく

満月の夜を待って

花から花へと舞い飛ぶ蝶 ...
アイスクリーム

一本あるだけで

日々の暮らしが変わってくる
 
 
 
 

小鳥たちの早口な囀りに 
花と花とが重なり合って
楽しげに揺れている

陽光はやさしく遮られ
差し出すてのひらに
さやさやと白い気が降りてくる

ときめきを ...
視線の先、ふたつのほくろ
気づきじゃなくて確認だった
並んで歩くリズムが少しずつずれていく
もうたぶん知っているでしょ

黒い地面に丸い染みが広がりはじめて
柔らかい肉に食い込むスーパーの ...
孤独
さみしさ
なみだに濡れ
生まれる詩がある

試練
つらさ
苦悩の果て
生まれる詩がある

歓喜
よろこび
感謝と共に
生まれる詩がある

喪失
かなしみ
暗闇の ...
自分の事を誰かに認められたらうれしいけれど
自分も誰かを認める事ができたらいいなって

そう思っただけ
融点

やく

突き詰めて
突き詰めて
突き詰めて

出した結論は、たった一つの
”私に恋をしたい”
だった、私は、世間一般的には、変態だと言われる位置に属するのだろう

けれども、君が代の歌詞にも謳 ...
どうしてでしょうね
どうしてでしょうね

どうしてでしょうね
短くてちいさな指先が目指したものは
きっとそんなちっぽけなものではなかった筈って知っているのに

気付いた時には、他人の意見 ...
自転車はよけなかったが
携帯電話はよけた
モーツアルトのピアノソナタは
K.(ケッヒェル番号)310と330で
イヤフォンで聞いて居るうちに
幼稚なところにたどり着いた
途中会計事務所が角 ...
今日 ひとりの男が電車に飛び込んで死んだ
理由は誰も知らない
朝のラッシュ時だった 駅は通勤客でごったがえしていた
アナウンスが流れる 
「○○駅にて人身事故のため 電車大幅に遅れています」
...
夕暮れ時になると思いだす
冬の岸辺にウミネコ一羽
死んだ魚をついばんでる



大人しい子供だった
要領の悪い子供だった
保育園のころ いじわるな女の子に
毎日つねられたりしていたの ...
僕たちは
宇宙にうかぶちっちゃいぱいの
トッピングなんだろうか

僕たちは
寄せ木細工で設えられた社会という
調度の構成要素にすぎなくて

いつも忙しくて小さな不満に支配される王国の
...
もう共感しなくなった年月が
物干し台にほされてる
夜になれなかったやみが
陽だまりで喘いでる
でも生きる方法なんて
なくならないのだと
笑ってる

昔言ったことのある言葉が
小川に産 ...
「線」だと信じていたものは
2つの物体が激しく衝突して
へしゃげ合った境界でした
あるいは
引いては寄せる波打ち際だったり
刻々侵食され崩れる海岸だったり
そんなものでした

世の中は ...
僕は見たんだ

きみは
そんなのはいないって
否定するけれど

横須賀の海に
照らされて
瑠璃色に輝く

猿を見たんだ

「サル!」って呼び掛けたら
猿は僕の方を振り返って
...
透明な何かがかすめた
それで十分
脳は甘く縺れる痛みの追い付けない衝撃に
砕かれ 失われ
死に物狂いで光を掴もうと
欠片たちは
凍結されることを望みながら
永久に解読不能
時間の延滞の ...
金色の髪を巻き上げた君のこと
小さい頃から好きだったんだよ
一緒にいた時の思い出はみんな
素敵なものばかりだったはずさ

カール 君がいなくなるなんて…
カール 君がいなくなるなんて…
...
子供の遊ぶ声
木々の梢にとまった名の知れぬ小鳥のささやき
どんな辞書でも測れないほんのすこしだけの幸福
一本の木はそんな幸福を見つめてただ沈黙している
鳥の中に鳥がいて、犬の中に犬がいる
そ ...
今年も田植えの時期が来た
田んぼには
稲の赤ちゃんが
いっぱい生まれている
すくすく育ってくれよと
蛙たちも一生懸命に
応援している
ごきぶりをみて
にげだして なきだした きみ

きっと いまの きみに

「せかいで いちばん こわいものは なに」

と きいたら

「ごきぶり!」


まよわず こたえる ...
明日は長男の誕生日だ
生きていれば十一歳だ
たぶん生きていると思うが
確かなことは言えない

離婚した妻が家族ごと夜逃げしたのは四年半程前のことだった

離婚するに当たって当時高二だった ...
睡眠

全ての意識的認識、運動機能をダウンさせる事ができる
ありがとう
休む事ができる ありがとう 休む事ができる

ある朝起きて
眠る前と丸っきり違う人になっていたい
毎日毎日違う人 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
「しずくいろの初夏」 一〇首もっぷ短歌217/6/1 22:49
想像のピント杉原詠二(黒...自由詩3*17/6/1 22:30
色褪せぬ本気をください藤鈴呼自由詩2*17/6/1 21:29
美しいブタ花形新次自由詩217/6/1 20:43
140文字詩(jitensha612)zitens...自由詩117/6/1 19:07
ひとは独りですか星丘涙自由詩4*17/6/1 18:16
ブラックアップル秋也自由詩1*17/6/1 17:48
狂気の蝶々星丘涙自由詩1*17/6/1 15:31
大好物zenyam...自由詩117/6/1 15:12
てのひら祥希いつみ自由詩2*17/6/1 13:38
左側、右頬青の群れ自由詩417/6/1 12:51
淀んだ魂星丘涙自由詩6*17/6/1 10:22
リィ自由詩017/6/1 0:53
平成29年6月1日(木)みじんこ自由詩017/6/1 0:25
私に恋をしたい水菜自由詩217/6/1 0:11
_自由詩117/5/31 23:57
夾竹桃間村長自由詩11*17/5/31 23:42
誰も知らない涙(ルイ)自由詩717/5/31 22:20
ライフ イズ ビューティフル自由詩517/5/31 22:18
alien梅昆布茶自由詩13*17/5/31 22:18
もう共感しなくなった年月新人さん自由詩5*17/5/31 21:48
「線」に憧れるワタシまいこプラズ...自由詩417/5/31 20:57
美しい猿花形新次自由詩617/5/31 20:53
スティグマティクスただのみきや自由詩10*17/5/31 20:40
カール1486 1...自由詩717/5/31 20:23
140文字詩(@jitensya612)zitens...自由詩217/5/31 19:36
田植えzenyam...自由詩317/5/31 18:53
ごきぶり巴(ともえ)自由詩5+*17/5/31 16:58
告白〇魂の穴ひだかたけし散文(批評...817/5/31 14:36
許されない名前を持つ、それはあらゆるドアが開く通行手形『生の ...狩心自由詩117/5/31 11:50

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