その美の真中に隠された荒野に
どうか 花ひとつ
植えるだけの土地を譲ってくれませんか
血の滲んだ足を隠して走り続ける旅路のどこか
ほんの一歩か二歩
見守る場所を許してほしいのです
...
いつもの夜
隣で女が寝息をたてている
わたしを知り尽くした女
何を夢見ているのか
寝返りをうち
傍らにころがる
互いの心の鍵を持ち合わせ
ふたりはひとつ
女が逝くときは
私の ...
マスターに会った
仕事帰りの立ち寄った100円ショップ
たまたま見かけて追っ掛けてきてくれたようだ
グリーンのパジェロミニ
助手席にはkさん
マスターと一緒に
お店を切り盛りしてきた
...
山歩きが大好きだと君は言う
途中で鼻をかみたくなる程に
激しい花粉症を煩い続けても
登り続けるのが正義なのだと
中腹まで上り詰めたところで
一息いれようと振り返ったら
太い幹に揺れ ...
不意の山火事のように
惨事が痛々しく広がっていく
私に着せられたこの罪の衣
ここから滴る毒液に冒されて
途端に周りが敵だらけに見える
計略が動いている
私を陥れる巧妙な罠が至る所に ...
波の苦しみに喘いでいると
右耳の周囲にごみの磁場が形成されて
私は間も無くて
ひとたまりもなくテーブルに前歯をぶつけて
少し?かけてしまう(自慰ではないよ)
位相空間がシルクロードに出来てい ...
マンションの表にすててある
スピーカーに貼られた注意書きがむなしくて
僕の嫉妬心ごと
軽く飛び越えられた感じがする
きっと
何も考えずに
柵を飛び越えて
二人乗りで海に向ってるのだろうと ...
白百合
木挽き
臈纈
やわらいでしまった月に陽に
にらみを利かせ
君は
まぶたを邪険にして
六月の木陰をおよぐ生きもの
とほうもない
そらに皮膚をしのばせては
あまつぶそぼり、濡れ
ぬれ
いろどりを欠 ...
やらなくても死なないし
やらなくても変わらない
だけど人間として生まれてしまったから私は
肉を食い
酒を飲み
笑う
そのために働き
そのために金を使い
貪欲にそして強欲に
肉を食い
...
藤井4段は
14歳だが
天才は天才
年齢なんて関係ない
(それでも羽生の方が
もっと天才なんですよ~だ)
彼は
自分が天才だなんて
言わなくても良い
自然に振る舞えば
周りが勝手に ...
おそろしかった日々は雪のように溶けていった
ね 言葉は するどい雹となって 僕やあなたを傷つけた
殴る手はそこまで届かないけれど 言葉はそこに入り込んでくる
愛の言葉が ときどき僕やあな ...
月は
まるいしろい夢
寝ても覚めても転がって
ビルの谷間に落ちてゆく
真夜中過ぎの道の果て
欲望の歯車からまって
道に迷って泣いていた
こわれたブレーキ
果てない野望
いつも ...
人は上を目指す為に生きてる
時々は下を気にかけながら
階段で交わす握手のように
僕等はひとつになる事もできる
勝ち負けがあれば流れる涙は
シーツの上の透明な宇宙
君が強くなる理由を探し ...
満ち満ちた海を見渡していた
水平線が弧を描き
白い波しぶきが
ざわめいていた
空も海もひとつになり
心に青く染み込んでいった
魂に海がすみつき
空もすみついた
私を夏の色にそめ
心は ...
かなしみが沈殿している朝に
パンを焼いた
手紙を書くふりをして
貝を
捨てました
散乱しているおびただしい私の破片
混乱の果てに
肉体の死が訪れたら
今度は
何を捨てたらよいです ...
長い黒髪 風にゆらめかせ
女子高生 夕陽を望む
滑らかな曲線を描くシルエットが
逆光によって赤い校庭に写し出される
女子高生は
ゆっくりと
こちらを向いて
その顔面が落ちる
ストンスト ...
君の名前の書かれた肉を喰う
甘酸っぱくてとてもおいしかったんだナツみかんの味がする
茶色のマーカーで線を引く忘れないようにシュークリームが潰れないうちにスプーンで君の頬を突き刺すここにいました ...
雨が降る
紫陽花濡らし
雨が降る
時は刻々と移り進み
季節は淡々と入れ代わり
命は生まれ育ち輝き枯れて
人は何かに導かれつつ自らを更新し
雨が降る
紫陽花青々と
雨が降る
二日前に会った誰かと
あのニュースを話題にする
滑りやすい床を歩く時
使わないギターでも背負ってれば
無敵不老不死
叶わない夢は夜見る
甘い水を汲みに行く
昼間はずっと叶った夢を ...
秘密基地君と過ごせる静寂が何処までも愛増幅させる
ただ海を眺めて嫌なこと忘れ広い視点で今を眺める
広島駅新しくなり便利になり人の流れが穏やかになる
青空と秋桜畑秋示す肌寒い風紅葉を呼 ...
*
触れるほど壊れてしまいそうな
手のひらの小石を抱いて
形にならない呼吸のかけらが
何処かへふかくおちていく
まどろみを蹴りながら
泳ぎつづけていく夜、
...
息をつきたくなる
息切れがしそうなとき
息をするのも苦しいとき
深呼吸で救われる魂が
動き出しそう
だから
思い切って一休み
思い切って踏み出す一歩
空を見上げて
息をついて
...
目の前の機械は 未だ動くのに
危険に晒される脅威と 不愉快さだけが
増大していく
こんな機会は滅多にないのだから
十二分に楽しんでおかなきゃ損・ソン!と
君は背中を押すけれど 瞳は白んで ...
「油断に慢心に
経験から来る誤りは
事故のもと」
今までだいじょうぶだったから
だいじょうぶは
事故のもと
たまたまだいじょうぶだっただけかも
しれない
慣れると
危ないことも
...
みてみろ
穴だらけな真っ赤な顔してさ
今日は犬みたいに吠えてやがるよ
普段は青白い顔して
冷たくクールぶってるくせにさ
遠吠えも届かないふりして
俺らの上で兎はべらして
満ちたり欠けたり ...
瞬きのシャッター
君は一瞬を脳裏に焼き付けたことがあるか
風光明媚な自然も荘厳たる神社仏閣も
満開の花びらもミケランジャロも、ゴーギャンの絵もみんな脳裏に焼き付けることができるなら
きみの ...
眠っている街のせほねをなぜていった
風をみていた
髪の毛の先
産まれたての星をやどした
ひとみにも
ひとしく均された夜が降りてきた
つま先立ちの白線に血がかよう
弾性を綴じたアス ...
五月雨
木漏れ日
つばめ
黒い
ただ黒い
街灯りを塗りつぶし
漆黒の闇が広がる
欲望が
絶望が渦巻いている
烏が黒い翼を広げ
希望の光を覆う
闇はただ深い
悲しみの酒場に
独りの男
部屋には
たどり着け ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
花ひとつ分の土地
ただのみきや
自由詩
13*
17/6/14 19:41
隣で女が寝ている
星丘涙
自由詩
2*
17/6/14 19:04
マスターに寄せて
梅昆布茶
自由詩
9
17/6/14 13:50
ちり紙絡まる
藤鈴呼
自由詩
2*
17/6/14 10:24
濡れ衣
葉leaf
自由詩
1
17/6/14 4:06
デウスよ出よ
間村長
自由詩
5*
17/6/14 2:35
水菜のしゃきしゃきサラダ
nemaru
自由詩
3*
17/6/14 1:12
平成29年6月14日(水)
みじんこ
自由詩
1
17/6/14 0:50
みなつきははいいろの君
むぎのようこ
自由詩
4
17/6/14 0:30
Eat meet
えこ
自由詩
2
17/6/13 22:41
差異はない
花形新次
自由詩
2
17/6/13 22:01
丘の上のふたり
ペユ
自由詩
2
17/6/13 21:39
月と野望の行方
星丘涙
自由詩
4*
17/6/13 20:46
シンフォニー
ミナト 螢
自由詩
2*
17/6/13 20:06
もっと光を
星丘涙
自由詩
4*
17/6/13 19:07
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3
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2
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週末
哉果
自由詩
2*
17/6/13 16:08
雨と紫陽花
ひだかたけし
自由詩
9
17/6/13 15:47
あのニュース
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自由詩
5*
17/6/13 14:22
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17/6/13 13:42
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17/6/13 11:14
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17/6/13 9:43
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2*
17/6/13 7:58
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5*
17/6/13 1:17
140文字詩(@jitensha612)
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1
17/6/13 0:45
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13
17/6/13 0:30
平成29年6月13日(火)
みじんこ
自由詩
1
17/6/13 0:04
絶望と黒
星丘涙
自由詩
5*
17/6/12 23:00
1358
1359
1360
1361
1362
1363
1364
1365
1366
1367
1368
1369
1370
1371
1372
1373
1374
1375
1376
1377
1378
1379
1380
1381
1382
1383
1384
1385
1386
1387
1388
1389
1390
1391
1392
1393
1394
1395
1396
1397
1398
4.36sec.