{引用=冬ながら
空より花の散りくるは
雲の彼方は
春にやあるらむ



私たちは

時に自分に負けてしまいます

誰に赦されても
誰に愛されても

足りない命を食いちぎ ...
視界に
光の粒子
飛び跳ねる
無数無数戯れ
我、
物という物
破壊し尽くす、
己内底の混沌恐怖
絶えず生動する力に
呑まれ対峙シ呑まれては

砕いていく砕いていく
喰い破られた ...
気のふさぐ冬の朝

落ちてゆく 堕ちてゆく

こころ ひとつ ふたつ

凍てつく川に浮かぶ悲しみは

思考を歪めながら笑った

冷たい風に吹かれても

答えは見つからない

...
仄か香に埋もれてしまいました
夢うつつのなかに
鬱々と引きずり込まれてしまいました
湯に足を取られたかのように
ゆるゆると絡め取られて
沈んだ湯のなかから、見上げたそらは
金の産毛 母さん ...
人間はかわいい
ひしめき合って
ひとりはさみしく
殺し合ったり
駆け引きしたり
愛したり
憎んだり
ごはんをたべて
うんこして
眠って起きて
靴を履いて
家を出て
働いたり
...
生きてるついでに
祈ってみよう

生きてるついでに
愛してみよう

生きてるついでに
笑ってみよう

生きてるついでに
学んでみよう

生きてるついでに
悩んでみよう
...
物事には順序というものがある
何を先にやって
何を後にするか
順序をよく考えてやらないと
うまくいかない
順序というのは
思いのほか重要だ
順序をまちがうと
良いことであっても
うま ...
今朝も
あまーい声で
近づいてきた
やっぱり
俺のことが
好きなんだ
隣りの猫は
僕の田舎は
夜になると
真っ暗闇になります
月が出ない夜は
恐怖すら感じることがあります
このような暗くてさびしい過疎の地域ですから
住んでいる人たちは
さぞ支えあって仲良く暮らしている ...
人は答えを求める
それも正しい答えを

でもその正しいと思える答えは
自分にとって都合のよい答え
自分が正しいと信じられる答え

答える側はそんなこと知っちゃいない
人は問われると望ま ...
灼熱する青き叙情
灼熱する青き叙情よ
その疾風で私の胸を裂き
万人の胸を裂き
赤き血を生け贄として
成長するのだ
そして私の腕の中で眠るがよい
灼熱する青き叙情よ

青き叙情は
即 ...
1977年

話しがピーマン

ことばの悲しみ

ぱりん


水溜まりが凍っている

それを指でもちあげる

変なスジがついている

透明だけど透明でない

鳩がなく ...
こんな楽しい夜はない

こんな温かい夜はない

貧しくて不自由な生活

小学生のころみたいに

今宵、月に照らされて

一人言、あっちこっち

濡れ衣ばかりの人生だ

それ ...
あの頃
きみはまだ産まれていなかった
着床しない
小さな種だった

人はなぜ産まれてくるんだろう
人はなぜ産むんだろう
いつか手ばなす命であるのに

わたしが
影も形もない頃
少 ...
すべてが凍りつくような 氷点下の冬に
かならず飲みたくなる クリーミーで濃く
熱いエスプレッソ

枯野をわたる 木枯らしに乗り
舞い踊る白雪たちを しずかに見続ける
午後のひととき

...
 光の帯の中から生まれた君は無言で僕に話しかける。
 朝、光は太陽光線と絡み合い上昇してゆく。
 覚めたかい、目は。
 ほんの小さな君はまるで水晶のように笑った。

 錯覚に揺れる部屋で ...
氷のように冷たい指先
ステンドグラスに描かれているのは真夏の太陽で
収穫の喜びを謳ったきっと
昨夜見た夢の中で
黒鳥は白と黒の羽をひろげた
湖の中にできた波紋はいくつも音に触れるたび
ふる ...
仕事で運転しながら
軽く空を、雲を見た
雲が白く輝いていた

かなしみを集めて
より高次のかなしみを
作り出したい
そう思った
もう引き寄せるもののいない
カフリンクス
(ひそめる眉、tres viae、ピラミッドの密度 )

ドライフードを残して初雪に消えた猫
白濁したシャツの一束のブーケが
投げ込まれたア ...
借りてきたテコを折らないよう
慎重にあてがって
押してみる

借りてきた猫が笑ってる
分厚い雨雲からくる雨粒が草木ではずんで賑やか
借りてきたテコじゃ動じない本日
濡れた髪が額にはりつい ...
かさり かさり
 と

クヌギの林を彷徨えば
拙い過去を思い出し
涙腺開いて
幼い心が閉じてゆく

北風に
こしかた巡らせ
今は亡き人の
想う方々
まなこに浮かぶ

ほとり ...
煩わしいほどに
ざわつく
この胸が
嘘をつかせる

曇り空を
繊細な細い指で
覆い隠しても
迫りくる罪悪感を
全身に浴びる

閉じ込められたい
欲望は渇くことを知らず
飛沫を ...
暗闇

夢の中

頭を鷲掴みされて

もう滅茶苦茶に振り回されて

しばらく











仏よ

神よ

117

546

...
食べそびれたナッツケーキ、午後は乾いて吹き飛んで
月や夕陽に紐をつけて散歩させる毎日わたしたちは
もちろんその暇があればすぐ殴りあう
どうしていまごろあなたはそんなに

犬たちの、猫とは ...
真っ白な粒状のものが、視界にいっぱいだった。

彼女は言った。風呂場で肌を擦って、垢を消しゴムのカスみたいにするから、汚ねえからやめろって言ったんだ。そしたら笑って「消しゴムのカスみたいだからいい ...
    伸し掛かる重圧

 疲労する筋肉

         曲がる背骨

              重力とストレス

 アルコールと睡眠

     力学と生理学

    ...
最近一番のお気に入りは
アスタキサンチンだ

何のことだかは分からない
ただ言葉の響きが好きなのだ

「明日た来さんちん❤」

人気No.1
引っ張りだこの
おねえちゃんに
そん ...
届けたい想いを腕の中で
温める仕草は天使みたいで
何も言わずに微笑んでいるのは
声に出したら消えてしまうから
愛は未完の方が美しい
深爪をしました
日の出とともにまたうずくまっていたら
どうでもいいことがもっとどうでもよくなればいいのに
わたしは
書いているのではない
わたしは
聞いているのだ
   
本当のことは
聞くことしかできない
ただ
耳をすませて
ただ
手をこまねいて
   
聞くことの充分に満ちたと ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
春待人ゼロハチ自由詩7*17/1/18 19:14
根源悪ー続きひだかたけし自由詩5*17/1/18 19:06
待つ星丘涙自由詩5*17/1/18 18:32
仄か香り、人水菜自由詩18+*17/1/18 18:25
かわいい次代作吾自由詩317/1/18 18:09
ついでの人生シホ.N自由詩517/1/18 17:16
順序ホカチャン自由詩217/1/18 16:58
あまーい声自由詩2*17/1/18 16:50
自由詩217/1/18 16:40
答えHAL自由詩5*17/1/18 15:54
青き渡辺亘自由詩517/1/18 13:21
1977年吉岡ペペロ自由詩517/1/18 12:29
一人言自由詩217/1/18 12:07
風花のことづてそらの珊瑚自由詩21*17/1/18 8:02
可否道その7st自由詩2*17/1/18 7:15
ヒヤシンス自由詩7*17/1/18 6:14
めまい水菜自由詩7*17/1/18 3:33
情景葉leaf自由詩117/1/18 2:51
カフス末下りょう自由詩3*17/1/18 2:34
借りてきたテコ / ある女の子篇自由詩3*17/1/18 1:25
寒中レタス自由詩417/1/17 23:59
いまだもて坂本瞳子自由詩2*17/1/17 23:47
しばらく吉岡ペペロ自由詩217/1/17 23:46
どうしていまごろあなたはそんなにはるな自由詩517/1/17 22:46
人の心の中はいつも塚本一期自由詩1*17/1/17 22:07
五十肩星丘涙自由詩2*17/1/17 20:57
お気に入り花形新次自由詩417/1/17 20:07
沈黙の翼ミナト 螢自由詩317/1/17 20:01
なんだってこんなところにパーカーのヒモが引っかかるんだろうカマキリ自由詩317/1/17 19:29
HBやまうちあつ...自由詩2*17/1/17 17:42

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