ホウキが大きすぎて
庭がはけなかった
バスは停留できないのに
風呂場だけは設置されて居た
庭だった
次第にコゼットはイラついて
ホウキを投げだす
母のファンテーヌは化粧ばかりして
自分 ...
春の空が欲しい

ふと
そんな想いが過ぎった

だからと言って
できることはない

桜の花が好きでもない
お気に入りの季節でもない

けれど
そんな風に思ってしまって
どうに ...
ワンカップのミルク
おどらされた花かんむり
つまびく糧は
ひとさじの砂糖
さらさらと
ながれるのは
、刻


やわらかなちぶさ
ならべて
そらをさかさまに
およぐせいし
...
熱に浮かされて
ひとりで居る間
私たちの上空を
留めていた骨が

  溶けだし
  また骨に
  戻るまでの
  湿度を保つ

鳴りだす私を/連れ戻す
架空のお前の声が聞えて
...
夜明け前から降る雨に冷やされて知らず固化するわたしであるよ

いえぬちにいるとき雨は沁みてくる。知ってる、外に出ればいいのだ

見上げれば雨がざーざー降っている 染みひとつないしろうい天井
...
センジツライノメガフレバ
先日来の雨が降れば
煎じつつ爪ライ麦のフレーバー
赤色灯滲む父の引かれていく
センジツライノメガフレバ
先日来の雨が降りゃ
私は帰ることが出来るらしい
進む一歩 ...
よもやまよもやま
そふえみだれつ
ちのまたちのまた
ゆれつほふれつ
しゅくじょの
まつのよ
はなさきやあれ
あれさきやはれ
ないしょのおくの
もずはちまん
よもやまゆやま
あさら ...
言葉では伝えきれない想いは
どうやって表現すればいいんだろう
焦っても仕方ない
ゆっくりと考えよう
いつも同じ想いをグルグル考えているのだから
無理しない
無理する必要はない
無理に詩を ...
憧れと郷愁の感情は
対象を全く欠いたままに
どうしようもなく湧きあがり
魂の奥処に垣間開く
渦巻く宇宙の輝きの余韻
響き木霊し流れ出す

そうしてまた、

森羅万象と繋がり合う
止 ...
羽田からの帰り機内で三歳ぐらいの女の子と一緒になった
女の子が僕の隣に座ろうとしたら
若いパパが
「窓側でしょう」と言って
窓側に座らせた
若いパパは僕の隣に座るとすぐに
「うるさいですが ...
花つぶら
笑顔が揺れる

あの音が
こころを
落ちつかせ

少し肌寒い
夕暮れ

わたしは
めがねをはずし
そこに座る

遠くに見える
水色の雪の珠

ふんわり
丸 ...
私は空気にもなれない

せつなくもありません

ひとはどうして

けなし嘲笑うのでしょう

壊れたブリキのロボット

汚物扱いめだけぎょろぎょろ

私今日決めました。

風 ...
だれかの手袋が車に轢かれる季節がくるね
あと二十四歩でたどり着く家の明かりは暗いまま

金木犀散らす弱い雨に一つの傘をさす
住宅街の自販機にはまだ温かい飲み物がなくて
裏側に隠れた太陽を待ち ...
希望は絶望の始まりか
幸福は不幸の始まりなのか
でも誰だって 不幸になりたくて生まれてくるわけじゃないだろう

命あるもの必ず死は訪れる
人は死ぬために生まれてくる
問題なのは死に行きつく ...
夕闇に溶けてゆくまでほおずきは小さな庭を灯すままごと

窓際にほおずき掲げ猫を待つおまえはどこに行ったのだろう

ぴりぴりと外を破れば顔を出すほおずきの内はト或る秘め事

昨日より幸せにな ...
 おととい、あるいてほどなくある実家の父に「婚姻届けのサインをもらいにいっていい?」と電話をした。「いま、選挙期間中だから忙しい」私は黙った。それで、父は慌てて「時間がある今日中にサインしにゆく」「あ ... 公園で

夜のベンチで

おとこがきもちを冷ましている

仕事や人間やじぶんも含めたまわりや未来

おとこがきもちを冷ましている

夜のベンチで

公園で


何度みつめ ...
晴れた空に小さな雨粒が兆す
漆黒の夜に光の種が兆す
そのようにして
私は私を兆す
死せる沈黙から呟きを
倦んだ身体から歩行を
鈍い感覚に一閃の痛みを
静かな静かな夜陰の時に
涼風秘やかに空気を揺らし
懐かし憧れの未知からの訪れ
還流しながら予感に巡る

余りに忙しい社会の営み
余りに貪欲な資本の増殖
逃れ逸脱、寡黙に落ちれば
戻って ...
町のノイズか

バッハのパイプオルガンか

UFOの襲来か

割れたスピーカー音か

耳鳴りか蝉かせせらぎか

滝かドローンか


電子ビームがなにかになりたがる

だか ...
灯台回転光
遠くを見ています
見えない人に
私はここですと

夜中に見つけて下さい
灯台回転光

星たちよりも
ずっと正確
気まぐれに
流れいく事もないから

少しずつで ...
今日がその日なら
     靴はそろえて

笑い顔で笑い泣き顔で泣く人の
歯に挟まった敗者の長い髪の毛を
結びつけた中身のない御守り袋が
まだ乾かない粘土の心臓をまさぐる赤ん坊の手だ
無 ...
静寂に満ちた神聖な森の気配
その圧倒的な深い森に包まれた時
今の私たちが忘れかけていた
大切な記憶が蘇ってくる

ずっとずっと昔から
人は森と共に生きてきた
私たち一人一人はこの森に生き ...
日常の勝負師は
滑稽だろう
まるで冷たい海
非情だ

常に勝負にこだわり
負ける事を恐れ
楽しめない

勝つってなんだ
つまらない
逆に惨めになる
滑稽になる

負けに甘ん ...
詩が鳥にならないので途方にくれています。羽ばたかないのです。目的地があるわけではないけれど、もう魚は泳いだのだから鳥にだって飛んでほしいのです。その次には兎に草を食んでほしいのだけれど、そこまでで一カ ... すれ違うバスに手挙げる運転手その手袋に染み付いた夏

図鑑開けばマツヨイグサの花の上カミキリムシが交尾したまま

くねくねとうるさい耳に触れながらオレンジ色の雲を見ていた

浜道の路肩にタ ...
大地は緑に覆われ
色とりどりの花が咲き乱れる
夜になれば満点の星空
これが私たちの地球

ネオンライトに飾られた
季節と時間を忘れた街
騒音にも無関心な人々
何気なく見ている風景
失 ...
口から出任せの
良いです、良いですを連呼して
「今まで生きて来た中で一番幸せです」
という岩崎恭子チックな勘違いを
相手に抱かせている自称詩人どもは
とんでもない極悪人なので
多分地獄に堕 ...
ママはとても年老いて
たった1人で暮らしてる
毎日 電話をかけてきて
言いたいことだけ言っては切ってしまう
私の言うことなんて
これっぽっちも耳に入っていないから
ちぐはぐな会話

マ ...
はがされたばかりの空が、海が。詩へんをついばんだカモメのくちばしを読めばことばはなく、この街は。木洩れた庭先に女の子が水やりをする、ひかりに水をあげているの、と首を傾げる。チグハグなあいがまっ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
入浴して行った間村長自由詩6*17/10/13 2:20
どうしようもなく坂本瞳子自由詩3*17/10/13 0:37
精飲むぎのようこ自由詩11*17/10/13 0:09
五月には枯れる花伊藤 大樹自由詩317/10/13 0:00
崖 より沼谷香澄短歌317/10/12 22:39
願い散りそうtem874...自由詩1*17/10/12 21:28
古墳群自由詩3*17/10/12 21:17
無理しない無限上昇のカ...自由詩317/10/12 20:52
中庸の歓喜ひだかたけし自由詩1217/10/12 20:46
育メンzenyam...自由詩2*17/10/12 13:16
ウォータースノーtem874...自由詩1*17/10/12 11:59
生きる価値花姫自由詩217/10/12 11:55
センチメートル青の群れ自由詩617/10/12 11:38
本能とでも言いますか・・・無限上昇のカ...自由詩217/10/12 9:38
ほおずきざんまいそらの珊瑚短歌5*17/10/12 8:58
ジャンヌ・ダルクの築いたお城 蛸田中修子散文(批評...2*17/10/12 8:03
おとこがきもちを冷ましている吉岡ペペロ自由詩1317/10/12 7:19
兆し葉leaf自由詩317/10/12 4:13
新生ひだかたけし自由詩617/10/12 1:23
不協和音吉岡ペペロ自由詩417/10/11 23:25
灯台回転光おっぱでちゅ...自由詩517/10/11 22:55
今日がその日ならただのみきや自由詩6*17/10/11 21:31
古の森にて­忍野水香自由詩417/10/11 21:27
負けてしまえ星丘涙自由詩2*17/10/11 21:16
のっぺらぼうの街/即興ゴルコンダ(仮)投稿こうだたけみ自由詩1*17/10/11 21:02
藪 より沼谷香澄短歌117/10/11 19:39
私たちの地球無限上昇のカ...自由詩217/10/11 19:06
極悪人花形新次自由詩017/10/11 18:39
ママからの電話無限上昇のカ...自由詩217/10/11 16:39
のっぺらぼうの街かんな自由詩4*17/10/11 14:17

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