少しばかり荒野だ
もうひとの消えた暴動のあと
キャンプのテントで鼻唄など歌う
凄惨は朝から静謐にくりかえされる
みんな見捨てて
間違っちゃいない
粛々と俺も含めてう ...
ずいぶんと深刻に
悲観的に悩んでるけど
どうしたんだい
意気地がないね
もっと気楽に
のんきに暮らしてみないかい
要領が悪いだけだよ
たいしたことはないさ
そんなことでくよくよし ...
私はトイレ掃除に熱中していた
ありとあらゆる隙間を見つけ
そこから茶色の
時には黒の汚れをかき出す
何かわからない汚れたちは
かき出してもかき出しても
無くならない
私が泣いていると
...
触れれば雨の刃
稲妻の涙
ところせましと息ふきかけて
影の無い真昼に指を降ろす
暖かく 冷たく
慈悲もなく 是非もない
ひとさしゆび
ひとりの入れ物
...
公園には青春が宿っている
この木々も草花も朝陽も大気も
みな青春の息吹で騒然としている
本を読みながら歩いていく人
ストレッチ体操を始める人
青空には白い月がくっきりと見える
失っ ...
夢うつつ 青空にとけ 雲にとけ 風にとけゆく ここちよき秋
十五夜の ススキのシアター コンサート 月の光に 鈴虫のソロ
朝と夕 かすかに冬は 忍び寄り 白い吐息に 色づくもみじ
...
僕はまだ未成年だっただろうか。
いや、そんな”未”とか“既”とかではなかったから
僕はその時もう今の僕とかわりなかったろう。
友人にさそわれてライブに行った。
メインはかっこいい顔をしたかっこ ...
『Arabesque No.1 in E majorは渦巻き「Ca」は、一定音域で揺らぐから眠るまでカンパネルラのようにザネリの水薫を探り左手に土瓶蒸しを右手には惑星探査を想い南十字をみあげパペー ...
神無月 湖畔の七竈は
たわわに赤い実をぶら下げ
紅葉が始まっている
見上げれば 艶やかな山法師
実は甘くて美味しいが
何故か 鳥はあまり好まず
足元を見やれば
ぴかぴかの山栗が
...
クラゲが優美だ
イルカが跳ね上がっている
イグアナがのっしのっし歩いていく
森の木々のあいだから空が見える
人間が笑っている
大きな波がループをつくる
飢餓のキャン ...
肉身の疼く
今宵の静けさに
心は乱れ不安に駆られ
詩と死と戯れる余裕すらなく
焼酎を二杯、三杯と
焼け付く視野に
蜘蛛の巣張り
払いのけても払いのけても
辺り一面の糸は ...
生きるのが嫌でも
お腹が減って辛くて
食べてしまう
死にたくなっても
痛そうで死ねない
命はボクらに寄生している
他の命と競いあうのに
他の命を求めてる
なのに老衰とか言って
勝 ...
わたしのキスのするところ
壁のない部屋 ななめのランプ
やぶれて可愛い女のこ
寝息のかげに沈んだ言葉
分別されたメッセンジャー
料金所では小銭が足りず
たりない夢を吐きだす獏
遠くに ...
子どもが風船を膨らませている
まん丸くした目を黄色の風船に
動き回る手足を赤の風船に吹きいれ
白の風船に子どもの自分を
水色の風船にきゅっとなる心を入れている
どれも軽くて
どこかに飛 ...
むきさめの身を冷凍庫から取り出して
そのままホイル焼きにした
まるで許してくれるみたいに
ほどかれながら箸につままれ
ほわりと小さく湯気が上がった
温かくて
ふわふわで ...
遠回りをした先の
二度と通ることもないような裏通りで
黄色い階段をみた
幾重にも黄色く重ね塗りされたような階段
色合いもさることながら
どこへ通じているのか、そもそもここを上る人がいるの ...
例え処女じゃなかったとしても
心は処女かもよ
多かれ少なかれ
私達の気持ち、わかってね?
恐怖に支配される私のために
1人の天使が立ち上がる
疾風のごとく駆け抜けて
恐怖の種を摘み取っていく
私は天使に守られて
この世界にしがみついている
海綿じょうに
たわんだ 個室たちが
アメジストの夜におぼれた
櫂は
まっぷたつに折れて
歌うだけになった……舟
ことばではないわたしたちと
わ ...
{画像=171008134545.jpg}
アルベルトは思慮深く
余計なことは口にしない
趣味の時間は饒舌になるアルベルト
心の底から楽しんで
いつでも真剣勝負に挑んでる
アルベルトは真っ黒な巻き毛
分厚い眼鏡がトレードマーク
...
忘れた後、
しずかに思いだした
ひかりのように笑って
銀色の並木道を駆けていく
なめらかで黒い髪の毛
もう 振りむかず、
ひとふさの歌に ...
暮しのネタを持ち得ずに
時空はひとみを失神させて
ただ 黙々と
うたかたの みなおをつくる
卒寿を越した おひとりさまが
無聊のキッチンで
...
カマキリが居たから
飛び込んだわけでは無かった
プールには鉄棒が沈められ
プーチン大統領も沈められていた
ひどい中国語だ
ゴミにも値(あたい)しない
正直に太って行く私を
誰も止められな ...
登山は
快食快眠快便が
大事だ
食欲がない
睡眠不足
便秘だ
となったら
遭難の恐れだって出てくる
登るも降りるも
自己責任
人の意見は
あくまで参考だ
登山すると
大事なこ ...
死にたくはない蛇も
野山の小さき神として生きていれば
その水性高き躰を痛めつけることもなく
死にいそぐおろかなやつとして
(想像上の)指をさされることもなく
泣けない赤い目をぬらし
最 ...
村上春樹は朝仕事して昼間運動して夜は読書するんだとか
面白くないやつだ
こんなやつと比べられたくないから夜更かししてやるんだ
加齢臭はカズオの勝ちっぽいよな
女のほうが男の ...
生まれたばかりの朝に
人々の小さな営みの息づかい
まあたらしい魂の叫び
生まれたんだな
なにかが
よろこびも かなしみも
よちよち歩き
疲れきった夜までは
まだ時間があるようだ ...
なにかを期待するわけでもなく
木は透明な思いで空を見上げていた
野鳥の尖った飛翔が
空間を切り裂くのを楽しんだり
みずからが浄化した
清廉な空気を謳歌している
人がまだいない頃
木は ...
花弁舞い散り揺れた
咲いたは時の夢
手招く陽気な夜の蜜
桜美しく酒に浮かべては
あの世にみた極楽浄土
鳥よ飛べ永遠に
さぁ最後を離せる
毒を飲んだのは誰?
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
俺はヒーロー
吉岡ペペロ
自由詩
5
17/10/9 10:14
のんきにやろうよ
星丘涙
自由詩
3*
17/10/9 9:08
トイレ掃除
小原あき
自由詩
3*
17/10/9 8:50
ひとつ のばす
木立 悟
自由詩
3
17/10/9 8:35
朝陽公園
葉leaf
自由詩
2
17/10/9 8:02
夢うつつ
st
短歌
2
17/10/9 4:26
わるそうぱくと
竜門勇気
散文(批評...
0
17/10/9 2:24
架空線分解空路
おっぱでちゅ...
自由詩
4
17/10/9 1:05
神無月
忍野水香
自由詩
2
17/10/8 21:39
地球<量子
吉岡ペペロ
自由詩
5
17/10/8 21:20
吐き出す
ひだかたけし
自由詩
4*
17/10/8 21:18
命という寄生虫
イオン
自由詩
2*
17/10/8 20:15
わたしのキスのするところ(あいたち2)
はるな
自由詩
2
17/10/8 19:50
風船
小原あき
自由詩
2*
17/10/8 19:37
剥き鮫
◇レキ
自由詩
1*
17/10/8 18:47
黄色い階段
宮内緑
自由詩
6*
17/10/8 18:25
わかってね?
花林
自由詩
0
17/10/8 17:24
平和の天使
無限上昇のカ...
自由詩
4
17/10/8 15:19
個室たち
草野春心
自由詩
2
17/10/8 15:02
ねぇ、(詩+イラスト)
ふるる
自由詩
2
17/10/8 13:46
アルベルト
無限上昇のカ...
自由詩
2
17/10/8 13:20
あふれる
草野春心
自由詩
4
17/10/8 12:39
ennui(1)
信天翁
自由詩
5
17/10/8 11:51
からだった
間村長
自由詩
4
17/10/8 11:23
登山
zenyam...
自由詩
2
17/10/8 10:32
蛇の彼女
秋葉竹
自由詩
4
17/10/8 10:23
村上春樹と夜更かしと
吉岡ペペロ
自由詩
5
17/10/8 9:47
朝
星丘涙
自由詩
16*
17/10/8 8:45
とある湿原にて
山人
自由詩
13*
17/10/8 7:43
浮き世
花姫
散文(批評...
0
17/10/8 6:55
1320
1321
1322
1323
1324
1325
1326
1327
1328
1329
1330
1331
1332
1333
1334
1335
1336
1337
1338
1339
1340
1341
1342
1343
1344
1345
1346
1347
1348
1349
1350
1351
1352
1353
1354
1355
1356
1357
1358
1359
1360
4.23sec.