子供の夢を壊さないように
ビー玉は瓶の中で泳ぐけど
僕等が触れようとする時には
チリンと音を立てて断るんだ
自転車がベルを鳴らすみたいに
ビー玉は透明な道を通り
トンネルの先に出口があ ...
精神科病院に入院していた頃は
前が見えない暗闇を漂い、
ぼんやりとした絶望の
森をさまよっていた
しかし病院を退院し
グループホームで
暮らしながら自然栽培を
行う作業所で働くなかで ...
小さく尖った歯で
骨付き肉に喰い付くと
遠い昔がよみがえる
自分がまだ産まれてもいない
遠い時間の記憶が
タイムマシンはまだ発明されてはいないけれど
かたちのないタイムマシンはいつだっ ...
綿密に編み込まれた絨毯のように
今夜の気分はどこのどれとも言い難いものだった
沖縄辺りで停滞している台風のせいで
エアコンをつけていてもじめついた部屋だった
アリスが自殺した小僧の尻を叩い ...
腕を振って僕が歩いていたのはいつだろう
角の入口で そんなことを考えていた 僕は
僕自身の中では でも 地図を見ていたけれど
いつから僕は夢の中を歩かさせられていたのだろうか
目を開 ...
最期は他人の手が
あなたを最も丁寧に整えてくれた
半開きの口の中は
いつか見た洞(うろ)のよう
きっと
永い時間に繋がっている
(あなたとわたしを分かつものが
(部屋に満ちて苦し ...
この学校には
渡り廊下が二本ある
一同涙しながら
最後のホームルームを
終えて証書片手に
皆運動場に出て行った
一人遅れて残り
渡り廊下の窓から
向かいの生徒に
僕が ...
世の中
こんなに自称詩人がいるのか?
もしいたとしたら
日本の将来はない
というか
もう既に滅んでいる
滅んでいないところを見ると
実際は
こんなには
いないということだ
...
いちどくらい
ふられたくらいで、泣いちゃ、ダメ
かわいく笑うの、女がすたるわ
散り急ぐ
乙女の恋の行方とは
春の嵐の夜のさまよい
休日も
磨いて、飾って、世界に向かう
...
⒈
何気なく
きみが微笑む
それだけで
雨の日も花が咲く
僕の心の中に。
⒉
人間も動物
どうしたって
逆らえない事がある
だから、懺悔し
祈りを捧げる。
⒊
...
(1)なぜか多くの方から
「おめでとう!」といわれた
何がめでたいのだろう?
今だにわからない
(2)「長くやっている前任者の
半分しかやれないんですけど┅」
...
重たい過去の
荷物は降ろして
笑いあえれば
それがいい
ツイてないだとか、
そんな話しは
吹き抜けてゆく
うわさ好きの
風に流してしまい
肩ヒジ張らずに
ふたり ...
ふと
首から
肩にかけて痛みが広がり
ゆっくりと左側が痺れてしまって
頭までぼーっとして来て
呻く事
約三十分
左右に揺すると
音がするようになってしまったので
どうにか成らない ...
感動ドラマは
最後には正義が勝つという
ストーリーである
戦争になると
どこの国も正義のための戦いになるが
勝つた国がほんとうの正義になる
○「山羊ファースト」
隣家の山羊が三匹
うちの畑の人参を食いに来ている
飼い主のじいちゃんに話したら
来たらたたいて追い払ってくれという
つなげばすむことなのに
それはやろうとしない
...
君が誰かの胸で眠る間
ひとりで強く生きているんだから
助けてと言わない人になりたい
私とともに詩が目覚める時
いつもそこには大きな穴があり
入り口と出口を間違えながら
少しずつ背が高く ...
「内なる光」
人が一番偉いなんて事は無いんだ
動物も植物もあらゆるものには魂が宿ってる
大事にしようと思う優しさが、内なる光に呼応する
失われて行くもの、新たに命を得られるものあらゆる ...
それでも少しでも
陽気でいようとした君
その痛みの響きが夜を震わせている
どこかから落ちる夢を見て
怯えて目をさました君
今からでも間に合うならば
この手を差しのべさせて欲しい
...
日照りが続くと
実感するよ
僕達が
柔らかい機械
なんだってね
えら呼吸を忘れ
体内に海を抱えて
何処へ行くつもりなのかな?
いっそのこと
部屋中を海水で満たしたいな
...
この地球にたどり着くまでに幾つかの星を寄り道してきたかもしれないが記憶はなかった
この地球は美しい
電信柱に悪酔いしてゲロを吐かれまくってもこの地球は美しい
昨夜、居酒屋で合コンした後に若い ...
シェーバーが見かけよりもズッシリと重いのは
何故だろうと不思議だった
携帯よりも小さい旅行用のシェーバーなのに
充電池の部分が妙に重いからだ
そう信じていたけれど
ちょっと ...
夕方の繁華街でカッブルがチンピラに絡まれた。
チンピラはいかにもチンピラでカッブルはいかにもカッブルだった
チンピラがいきなりインネンをつけてきた
カッブルの男の方がガンをつけたと不条理な言いが ...
彼女は私を自動的強制的に愛するシステムだということを私は知ってしまった!
彼女からの愛は総てプログラムによって事前に定められたものであった!
彼女の肌のつやも髪の長さも総て私のために常時調節されて ...
庭のゴミが風に舞う
青嵐だ
異説に虚しい人も舞う
レイジ君が侵入して来て
大和を薄紫に変えて
持って行ってしまう
渦が私の皮膚を汚す
無視のワードが起こす風に
さらに舞うゴミ
エモン ...
家に来たとき
まだ子供で
カメラに収まらないほど
暴れん坊で元気だった
ガゼルみたいに飛び跳ねて
片時もじっとしなかったっけ
じいちゃんが倒れた時
家族に知らせようと遠吠えした賢 ...
君が君とはまるで違う小さな花に水をやる時
じょうろの中に沈んでいる冷たい一個の星が僕だ
ビー玉越しの景色を一通り楽しんだなら
必ずベランダから放ること すべて朝食前に
僕の口笛が余韻を引いても ...
僕のいちにちが始まる朝に
必ず見上げる景色があった
あの屋根よりも遠くへ行きたい
あの緑よりも光を浴びたい
夏を急がない透明なプール
その柔らかな水面は映らず
騙し絵のような空に鍵をか ...
眠れているから
朝が来るんだ
晴れているから
外へと出るんだ
ちぎれているから
雲を呼べるんだ
希望の唄には
締切りがなくて
良いことが
生まれる度に
継ぎ足す
メロディや歌 ...
世界は時を刻んでいく
わたしが嬉しくても哀しくても
世界は確実に移り変わっていく
(人は生まれて死んでいき)
わたしの鼓動が途絶えても
世界の律動は止むことなく
続いていく響いていく
...
「なので、先生、どうしてもね
ポジティブ思考ができないんですよ」
「そうですか
ポジティブ思考ができない症候群ですね」
「先生、なんかそのままの病名ですが?」
「そうです、それでいいじゃ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ラムネの詩
ミナト 螢
自由詩
4
18/7/2 17:37
精神科病院より
八木ヒロマサ
自由詩
1
18/7/2 15:45
野性の夜に
そらの珊瑚
自由詩
13*
18/7/2 9:42
口先だけじゃどうにもならないよ、きみ
ホロウ・シカ...
自由詩
4*
18/7/2 0:12
明治通りの夏
番田
自由詩
3
18/7/2 0:08
終末の時
いっと
自由詩
3
18/7/1 23:13
渡り廊下
しょだまさし
自由詩
0
18/7/1 21:49
ひとつの疑問
花形新次
自由詩
1
18/7/1 19:19
乙女の恋のゆくえって
秋葉竹
短歌
5*
18/7/1 18:54
五行歌
八木ヒロマサ
自由詩
0
18/7/1 17:32
自治会長何がめでたい?
zenyam...
自由詩
0
18/7/1 16:15
おとぎ話
八木ヒロマサ
自由詩
2
18/7/1 15:01
あっても
ねなぎ
自由詩
2
18/7/1 14:55
正義とは
zenyam...
自由詩
0
18/7/1 14:52
独り言54集
〃
自由詩
0
18/7/1 14:24
人間開花
ミナト 螢
自由詩
1
18/7/1 11:52
散文詩の初投稿です。
ふうらい
自由詩
1
18/7/1 11:42
この夜の向こうへ
塔野夏子
自由詩
3*
18/7/1 11:24
えら呼吸は忘れました
まいこプラズ...
自由詩
2
18/7/1 10:42
地球を
こたきひろし
自由詩
2
18/7/1 10:00
新しい主
藤鈴呼
自由詩
0
18/7/1 9:10
チンピラ
こたきひろし
自由詩
1
18/7/1 7:13
ラブ・ラプソディ(文学極道Version)
渡辺八畳@祝...
自由詩
1*
18/7/1 0:08
庭に舞うゴミと回想
間村長
自由詩
2*
18/6/30 23:39
ばあちゃんと犬
ガト
自由詩
6*
18/6/30 23:23
題名を付けられたくない二人
ただのみきや
自由詩
13*
18/6/30 20:55
窓
ミナト 螢
自由詩
2*
18/6/30 18:53
365日のマーチ
〃
自由詩
1
18/6/30 16:05
夏空
ひだかたけし
自由詩
3
18/6/30 14:34
ポジティブ症候群
イオン
自由詩
4*
18/6/30 12:37
1121
1122
1123
1124
1125
1126
1127
1128
1129
1130
1131
1132
1133
1134
1135
1136
1137
1138
1139
1140
1141
1142
1143
1144
1145
1146
1147
1148
1149
1150
1151
1152
1153
1154
1155
1156
1157
1158
1159
1160
1161
3.32sec.