朝、息は白く冷たい
夜雪が降り、ウサギの足跡はついた筈だ
心の中の鉛は骨に入り込んでいる
だが、浮き足立つ朝の輝きは止めることができない
ウサギ狩りだ
猟場に着いた
車の中から銃を下ろ ...
僕がsと外苑前を歩いた土曜日
通りは肌寒い 春先で
人気のない暗がりの道で地図を頼りにした僕は
歩いていた ただ 美術展を見るために
アングラだった 映像作品などや そして
そこ ...
あなたの鍵を青く塗って海に投げた
波の泡が飲み込んで
見えなくなった
別れた日だった
わたしが泣くとあなたも泣いた
玄関に、台所に、ふたりの部屋に
あなたとわたしのYESとNOが
...
重ねて 重ねて 重ねて
愛を忘れないように
不器用な口づけを
少し遠いティーカップの中
猫舌の私には飲みやすいのに
あなたには冷たすぎるのかしら
微妙な温度差を ...
昔、死んだジィちゃんがよく言ってた
満州の飯は美味かったと
関東軍の青写真
お国の為にと開国し続けた
進軍を進める日本
退避を続ける蒋介石
日本は強いと豪語した
進軍するその ...
果てしない切なさが広がる
救われることのないこの気持は
やるせなさに変わる
消えてなくなりたい
そんな風にさえ思う
ときに見失う
自分が欲しいもの
ときに忘れる
人の優しさ ...
十年前のわたしが知らなかったのは、ほんとうにひとは死ぬのだということ
息は絶えるし、姿はみえないし、さよならはいってくれません
十年後のわたしも知らないのは、ほんとうのひとの愛し方
結局こん ...
ああ、すごい
あなたまだ死んでいないのねと
ぽろりと転がることばがひとつ
まだ生きているのねと
はずかしいはなし、ほんとうにおもったのよ
さいごに記したことばを見返せば
あんまりいまの ...
はるの海が
すべてを呑み込んだ日
わたしは目眩でしかなかった
はるの苦さというにはあまりにも
多くの命が失われた日
応えぬ名
帰らぬ瞳
待ち続けた背中
遠ざかってい ...
白い孤独が風上に立つ
悲しみの花弁が吹かれ、落ち
さらさらとした別れが
ひかりを増してゆく
異国の地を歩くとき
誰もわたしに似ていない
そのような寂寞が
どうしようもなく白い ...
そらいろのくるま
にのって
あさがたの
やわらかな
ひのひかりのなか
ぼくたちはいこう
ぼんねっとにひかる
きのうのあめつぶが
さわやかな
くうきのなか
う ...
おはよう と言った
嵐吹き荒れ
暗い夜の向こうの
ある晴れ間の朝に
おはよう と言った
誰もいない中空に それから
どこかで交わされている
千の挨拶のことを思った
思ったけれど ...
約三時間前にサイレンが鳴った
そのあとやけにテンションの高いリサイクル業者の声が一帯を過ぎる
テレビをつけて相撲中継
七年経った
母は画面に正座で向かったまま
頭を垂れて舟をこい ...
あのときから
私の水虫時計は
ずっと止まったままだ
トイレットペーパーを気が触れたように
買い占めようとする連中を
「ひょっとして、こいつら
災害が起きたらいつもより
ウンコに行きた ...
形あるものを再び築くことは容易いが
形なきものを築くことは難しい
人と
人との
物や事との
環境との
結びつきの喪失
私と
大切な人との
親しかった人たちとの
大切 ...
忘れたい
ことを 忘れて しまえたら
どんなに楽になれただろう
私をとりかこんでいた言葉たちが
あのときを境に
いっせいに遠ざかってしまった
遠景になってしまった言葉たち
とり残された私のまわりの
がらんどう
けれど私は
おそるおそるでも
...
お爺ちゃん
真っ昼間
海辺の無人駅に一人座った
何のために来たのかも分からないまま
海が見渡せる方の端っこの古びたベンチで昼寝をした
陽が傾いて折れたような首元に柔らかい光が当 ...
ひるま雨にふられたふくろうの視線の中
森に刺す月光は乾いた笑い声をこらえた
さやさやと流れる雪どけの小川冷たく
小枝ゆらす風の軽い諦めが
病んだ湖を照らす真白な光と交わるところで ...
知らない他人が
知らない他所の土地で
一人
二人
三人
四人
殺されたからと言って
自分は何も困らない
本音を口にすれば
痛くも痒くもない
知らない他所の知らない他人だから ...
詩を書けば書くほど誰かに似てきて殺す
渇くような文体に憧れて物干す
阿漕を過ぎて我が心盲目見ず知らず柔らかく殺されて遍路
死に至る病かどうか分からないけど確かに絶望すれば死ぬけれども絶望して ...
精神弾性と成人男性が
俗に言うところの4ミゲルの幸福を
焼いていた焼きながら傷を舐め合い
しとど4ニゲルの雨が二人を濡らすなら
雨上がりの夜空に吹く風は、
どれほど孤独で寂しくなっても、
けっしてお前なんかは呼ばないだろう。
ってね。
なら、
なぜ時は止まらないのだろう?
嘘みたい、
このままなん ...
呼べない呼ばない邦画的ですハリウッド的です何もすべて日本が邦画的ですか?なぜ、おどおどしているのでしょうが、鳥。
掌に握りしめていた
小さな幸せ
街並み 生活 つながり
人生の 思い出
七年前は
思い出を 忘れられないために
つらく
今は
思い出を 忘れつつあることが
つらい
時間 ...
狂気は茸の胞子のように弾けて、部屋中を漂い、石膏ボードを隠す味気ないベージュの壁紙に羽虫のように止まる、ばらばらの間隔で点在するそいつらは、どこかの阿呆の妄想があれば星座になることだって出来るだろ ...
どこかの町の帰り道
駅に向かって歩いていると
ふと足元たぬきの置物が三匹目に入る
それぞれ違う楽しそうな
わははと笑い
おっとっと戸惑って
今にもおしゃべりしだしそうな
通り過ぎるには惜 ...
エンジンを切った軽ワゴンの屋根を打つ
冷たい春の雨のリズム
捉えきれないπの螺旋を
上るでも下るでもなく蝶のタクトで
震えている灰を纏って朝は皮膚病の猫に似る
考えている
...
あなたが死んでほしいと思ってきたけど
あなたがなかなか死なないから
早く自分が死ねたらいいと思うようになりました
だから
きれい好きになったし
いろんなものも捨てたし
死ぬまでにするこ ...
にゃにゃにゃにゃ
にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃ
にゃにゃにゃにゃ
にゃおーんにゃんにゃん
にゃおーんにゃにゃ
にゃおーんにゃんにゃん
にゃおーんにゃにゃ
にゃんに ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ウサギ狩り
山人
自由詩
3*
18/3/12 4:32
外苑前を歩いた日
番田
自由詩
3
18/3/12 0:41
deep sea
mizuno...
自由詩
6
18/3/12 0:22
愛も嘘も
ムウ
自由詩
1
18/3/12 0:07
満州の飯と0311
暁い夕日
自由詩
5*
18/3/11 23:37
絶望の淵に
坂本瞳子
自由詩
4*
18/3/11 23:34
a decade
笹子ゆら
自由詩
4
18/3/11 22:35
生きてるweb/再会/また会うかい
〃
自由詩
2*
18/3/11 22:17
空白
につき
自由詩
4*
18/3/11 22:01
午後二時四十六分
ヤスヒロ ハ...
自由詩
4*
18/3/11 20:43
そらいろのくるまにのって
Giovan...
自由詩
18*
18/3/11 20:26
挨拶
〃
自由詩
3*
18/3/11 19:20
_
唐草フウ
自由詩
2*
18/3/11 17:39
水虫ジュク夫「震災と水虫」
花形新次
自由詩
1
18/3/11 17:02
視えないもの
忍野水香
自由詩
5*
18/3/11 16:27
慟哭
さがらみずは
短歌
1*
18/3/11 14:57
遠景へつぶやく
塔野夏子
自由詩
8*
18/3/11 11:34
無題
◇レキ
自由詩
9*
18/3/11 11:17
切り取られた最後の世界
秋葉竹
自由詩
3
18/3/11 7:41
謂れなき思い
こたきひろし
自由詩
0
18/3/11 7:24
死に至るような病い
腰国改修
自由詩
2*
18/3/11 1:50
鎮魂の近くにて
〃
自由詩
1*
18/3/11 1:12
残されたもの、ひとり。
秋葉竹
自由詩
1
18/3/11 0:57
鳥族
腰国改修
自由詩
1*
18/3/11 0:46
0311
忍野水香
自由詩
2
18/3/10 23:40
いつだって気づかないところで孵化は続いている
ホロウ・シカ...
自由詩
0*
18/3/10 23:03
たぬきの置物
灰泥軽茶
自由詩
4
18/3/10 14:55
金の林檎
ただのみきや
自由詩
5*
18/3/10 14:31
片付けじょうず
朧月
自由詩
7
18/3/10 12:50
にゃにゃにゃにゃにゃーん
溶融
自由詩
0
18/3/10 12:34
1123
1124
1125
1126
1127
1128
1129
1130
1131
1132
1133
1134
1135
1136
1137
1138
1139
1140
1141
1142
1143
1144
1145
1146
1147
1148
1149
1150
1151
1152
1153
1154
1155
1156
1157
1158
1159
1160
1161
1162
1163
3.8sec.