僕たちは、自分のために泣くことができる。
僕も君も、彼も彼女も、傷つくことのできる心を持っている。
悲しいことは、傷つくことはそんなに悪いばかりのものじゃない。
自分の悲しみに寄り添ってくれる歌 ...
朝日は夕日
生き物の気配のない夕日だ
でも夕日は
ちっとも朝日ではないのだ
影が長くのびるよ
ビルからひかりの後光さす
朝から立ち止まってるひと
誰も待っ ...
少年のために
踏まれた影絵
羨みが混じった敵意が
無数の視線になって膝の下を
赤い雨だれのように飛ぶ
そこにいた誰かが
自分じゃなかった
そんなことで
ニトロの羽は抜け落ちる
...
不用意に感光した印画紙のように意識は白けていた、くすぐる程度の電流がどこかでずっと思考を脅かしているみたいで、俺は実質丸められて捨てられたジャンクヤードのカーペットと大差なかった、すぐにどこかにも ...
僕を支えるためにはそれなりの平面がいる。
いるだけではだめで、ひと時をすごすために、
腰掛であったり、テーブルであったり、
液晶の平面であったりと。生き造るには、
解体されるには、まな板と ...
ぶらんこぶらんこ
揺れている
風もないのに揺れている
ぶらんこぶらんこ
揺れている
誰もいないのに揺れている
ぶらんこぶらんこ
揺れている
言葉のとおりに揺れている
カウパーを飲まないように唾で出す
2月8日はおフェラ記念日
なるほどね
それでは返し歌をひとつ
愛液を飲まないように唾で出す
2月8日はクンニ記念日
なるほどね
それではもう ...
うらめしやうらやましや
才能が人望が
何にも無いスカスカ人間
生きてるだけの幽霊だ
塩撒いてくれ
死を招いてくれ
おいでおいでとお母さん
そっちは居心地どうですか?
嗚呼どこに ...
浮
遠い友人が教えてくれた小説を目に入れている
その小説の左側には、窓があり、白いカーテンに
覆われている
青白い優しい光が、部屋の半分を
容易く理解し得る輪郭にかたどっている
...
米の味が分からないだけで
人生損をしているのか
もしも米の味が分かれば
この世はウキウキハッピーランド?
なワケねえだろ
ならどうでもいいわ米の味など
大切なのはお肉の旨味
アルコー ...
まるでこの世の終わりのような
それはそれは綺麗な夜空
深い藍に散らばった星
本当に終わればいいのにな
そう願った刹那 一筋の流星
はっと息を呑んだ
あと二回願わなく ...
悲しみがいつまでも消えないのなら、そこから生まれる言葉は共通言語だ。
君の悲しみが透明水彩のように残ればいい。
春になり融けだした色水は渡れない橋のそちらとこちらの間、
せせらぎは音楽を奏で、僕 ...
あなたの心探りたい
あなたの本心は何処にある
問い詰めると壊れそうで
私は逃げている
いつまで続く逃避行
知りたくて
怖いけど知りたくて
海が凪ぐ
君のためではない
海は海の意思で凪ぐ
風が吹く
君のためではない
風は風の意思で吹く
風が吹く
吹きつける
吹きつける風は君の美しい瞳の角膜を容赦無く削ぎ落とす!
君はもう ...
ドーナツ一つあれば
生きていける
午前に半分
午後に半分
真夜中に
真ん中を
あることと
ないことは
何がちがう
考えているうちに
眠ってしまった
長坂の
途を巻いて
舞い降りた天使は、
寄せ波引き波に気を合わせ
光の響きを七色の虹に変えて
足早に石灰岩の舞台に水を打ち
消え逝く人々の祈りを聴き取る。
独り独りの限界と可能性、 ...
蝶々は飛び回ります
匂いに引き寄せられて
花は待っています
蜜と共に花粉が運ばれるのを
蝶の性なのか
花の魅力なのか
色艶はどの生物にもあるもので
命を引き継ぎます
自然は魅力 ...
蛇がいる
君の微笑む裏切りを
しんじず毒牙で首すじを吸う
キラキラと
瀬戸内海の橋である
入り日を吸い込み赤い息はく
音も無く
飛んで火に入る蜂の羽
そして泣いてるみ ...
午前、ノイズを盗んで冷徹
小さな鞄を持ったまま
君は長い廊下を駆け抜ける
振り向けば残像、夏の音
正午、チャイムに隠した微笑
摩天楼の隙間から
君は鋭い八重歯 ...
人生どん詰まりの自称詩人は
起死回生を狙ったつもりだろうが
どん詰まり感を人々に
知らしめているだけだから
自称詩人なんか
今すぐやめなさい
働かない人には
働かない人なりの ...
きみはどこに向かって
帰ってしまったの
それともまだ
帰り道のとちゅうなの
迷っているのなら
この手を見つけてほしい
ぜったいにぜったいに
離すもんか
きみのことをおも ...
影はその人の
気を引いてくる
大きくなったり
ぼやけてみたり
スカートの中に
何かを隠し
風のように
遊んだ夜のこと
小さな水溜りの
内側で
ポロンと弾ける
月は輝い ...
こぼすものなく
こぼすものなく
またひとつになる
雪の花が
雪の手に廻る
遅いまたたきが
音の背を見る
幾重にも連なる
虹の輪を見る
熱くて
触 ...
その水道からは愛は溢れるのだ
しかしお前は
蛇口の捻り方を知らないが為に
グラスはただ薄汚れていくばかりである
誰にも教わることもなく
恥と傲慢の隙間から手を伸ばし
ようやく蛇口は ...
太陽が地平に溶けゆくその真下佇む我も浸蝕されぬ
後退でない勇退だM字ハゲ
正論は正しいだけにタチ悪い
僕らは空に
飼われてる
バクテリアも
マウスも
ヒトを知らない
そして
ヒトもまた
何かを知らない
月
日
星
雲
見得るものしか
見ていない
...
夏終わり物足りなさがつきまとう暑い陽射しが遙か遠くへ
澄んだ空夏のものとは違う空澄んでいるけど淋しいような
台風が続けて何度も上がってくる成長続けながらやってくる
設計した機械が ...
私たちは落ち着ける場所を探していた、
静かで、薄暗くて、清潔な場所
それは売りに出されている、と試験監督は言ったんだわ
君たちに買う資格があるかどうかいまから試験を行う
ただし設問も答えも ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
冬の先
水宮うみ
自由詩
2*
19/2/8 6:56
朝日は夕日
ペペロ
自由詩
9
19/2/7 23:27
少年は蘇るようには産まれていない
竜門勇気
自由詩
1*
19/2/7 22:40
聖堂
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
19/2/7 22:36
眼面
ナンモナイデ...
自由詩
3*
19/2/7 21:48
ぶらんこ
ひだかたけし
自由詩
9*
19/2/7 20:07
アニバーサリーちゃん
花形新次
自由詩
0
19/2/7 20:06
さよなら幽霊
たいら
自由詩
1
19/2/7 12:53
浮
後期
自由詩
0
19/2/7 12:37
おこめのおあじ
たいら
自由詩
0
19/2/7 11:07
アスモ
〃
自由詩
0
19/2/7 10:31
永遠
山下ヤモリ
自由詩
2
19/2/7 10:11
知りたくて
佐白光
自由詩
0
19/2/7 1:53
暗学のイメジ
凸
自由詩
1
19/2/6 23:14
ミスタードーナツ
やまうちあつ...
自由詩
2
19/2/6 14:37
使命(改訂)
ひだかたけし
自由詩
3
19/2/6 2:57
泉に映る星
まみ
自由詩
3*
19/2/6 2:48
瀬戸の蝶々
秋葉竹
短歌
6
19/2/5 23:57
思春期
中原 那由多
自由詩
1
19/2/5 22:34
化膿痔五瘻 語録
花形新次
自由詩
1
19/2/5 21:34
シークレット・ブーケ
唐草フウ
自由詩
5*
19/2/5 20:51
ディレイ
ミナト 螢
自由詩
3
19/2/5 20:49
ひかり 放す手
木立 悟
自由詩
2
19/2/5 20:44
水道
中原 那由多
自由詩
2
19/2/5 18:45
日没
紫
短歌
1*
19/2/5 17:52
散りゆく髪に
〃
川柳
2
19/2/5 17:28
無題
〃
川柳
1
19/2/5 17:21
空に飼われる
シホ.N
自由詩
1
19/2/5 17:09
成長
夏川ゆう
短歌
1
19/2/5 5:26
梯子
ふるる
自由詩
1
19/2/5 0:53
1114
1115
1116
1117
1118
1119
1120
1121
1122
1123
1124
1125
1126
1127
1128
1129
1130
1131
1132
1133
1134
1135
1136
1137
1138
1139
1140
1141
1142
1143
1144
1145
1146
1147
1148
1149
1150
1151
1152
1153
1154
3.64sec.