違うの
遺伝子の記憶ではないの
親から子へ
記憶が遺伝したら
と考えたことはない?ってことなの
ない?
いや~ん
それじゃあ、話が終わっちゃうじゃない
無視して続けます
...
終着駅のホームの外れ
赤錆びた列車止めの向こうに
騒ぐ荒ぶる海が聞こえる
そして 呼んでいる
(ここには何もない)
行く人は海
来る人は海
大人は波頭で
子供は飛沫
終 ...
キューを出されたかのように
組み込まれたプログラムのように
それは
どうしようもないタイミング
ほんの数秒
まるで
あらかじめ決められていたかのように
遠くの君と
...
穢れた午前中の昼下りが美しく
ウェディングドレスの花婿が
悲しみに微笑む
わざとらしい無意識に
支配された自由が
点状の連続を
嘆きながら謳歌する
暗い光と
眩しい闇、は
一体どちら ...
衛星から見える午後は
夜に流れ落ちる
滝のようだという
私たちはまるで滝壺の底
疲れ果てた啄木鳥のように黙る
遠くの誓いはファンブルし
ラインの上で転がり終えた
当たり前のように審判が告 ...
ただ聴いてもらっただけなのに
気分がすっきりなる
なんかリセットされたみたいになる
別に同意してもらったわけじゃ
ないんだけど
すっきりなる
それほど僕たちは
聴いてもらうことに
餓え ...
ワイフが
これして!あれして!
と言っても
すぐ動いてはいけない
俺にだって
都合というものがあるんだ
ワイフは
言ったら夫は
すぐに動くもんだと思いこんでいる
俺は召し使いじゃない ...
この気だるい曙光を
遮る力のない安宿のカーテンを巻く女は
伽羅伽羅と極小世界の騒乱
この一夜
肉体の粘土に
体ごと女を取り込む力のない私は
傷ついた猛禽の長よりも劣る
裸婦と娼婦との果て ...
水面を裏側から啄み
莫々と
言葉にならない赤紅の曖昧
室内に満たされた
春の掻痒
一段とまた独り
歓びと狂いたければ
水槽に侵入する他はない
騒がしい夜の街に背を向け
ひとり、僕は、
顔こわばらせて屋上から星空を見上げる。
なにを得て、なにを無くしたと思っているのか?
この街を出られない、
よからぬことを ...
今はただ、ぽっかりと空いたボトルが
海を漂い
手垢のついた時間が、終わりを迎える
真新しい窓を覆う
ひかりは
星の空を、はだかで漂う不確かさで
黒く
塗りつぶした本に、ときを刻みは ...
昨夜は戦争が勃発した
でも旧式の戦争だったから
ピカドンはとはいかなかった
ピカドンとはいかなかったから当然なが引いた
泥沼の戦争になった
道端には死者が転がって
道には戦車が血煙りを ...
佐川くんから
改竄指示を
したためた手紙が
佐川急便で送られて来た
いわゆる佐川くんからの手紙だ
それはいいとして
全国の佐川くん!
こんなに注目される事件ばかりに
名前が出る ...
オンリーワンなら
バカでも良いというのは
欺瞞で偽善なのです
バカは
一人も要らないのが
正直なところです
しかも
それが世界的なバカだとしたら尚更
お願いだから
私の側にだ ...
さかなは 心を どこで切っても さかな
わたしは 心を どこで切っても わたし
ではない気がする
でも
あさっての海や あなたの海から見ると
それは くやしいくらいに 全部わたし ...
...
久しぶりに親父に会った
釣ったばかりの岩魚をぶらさげて
山道を下りてくる
祖母が語ってくれた河童に似ていた
親父とはあまり話をしていない
秋になって
川から山へ帰ってゆく河童を
村人 ...
AI搭載のスマホが、ある日突然「アナタツイオクハ?ハンプクハ?」と訊いてくる夢を見た。あなたは追憶派?それとも反復派なの?という意味のことだろうと思った。私は「追憶派です」と答えた。AIは何も答えなか ...
○「独り言」
うちの女房は
隣りの犬との散歩で
ストレスを発散している
俺は
独り言で発散している
○「桜」
僕は満開の桜よりも
葉桜のほうが落ち着く
もう浮かれる歳ではないから ...
気づいたら宙に浮いていた
気づいたかい?
僕はお空に浮かぶようにふわりふわりと
原色を忘れそうだよ
僕がはてた地上の事故現場とか、見えるよ、見えるよ
美しいボーダー波数の単音 ...
縁日で掬った金魚をどこにやっただろうか
庭の片隅、物置の陰のあたりに
古い水槽が転がっていて
水と水草を適当に入れて
そこに放り込んでおいた気がする
誰も世話をしないまま
ただ、気まぐ ...
名前を付ける前に
白さを失ったニキビ
まるで 産まれた瞬間から
そこに 佇んでいたかのような自然さに
節々が きしみをあげながらも
叫ぶことだけ 出来ないでいる
足元を見ると
い ...
核兵器飛んでくるとかこないとかそれより僕のiPhoneがない
何回も生まれ変わって出逢いたい君がマグロで僕がシャリとか
大阪のおばちゃんになると決めたから四次元ポッケに無限の飴ちゃん
火の風船をだれかが突く
わからず屋のネクタイを締め上げて
笑っているが笑ってなんかいない
ゆっくりと傾いで往くビルにも死守したい角度がある
朽ちない果実の籠を持った老人
腐った果実を山盛 ...
秒針はびっこを引いていた
分針は静かなカタツムリ
わたしたちは同じだけ出会う
あなたは追い越し未来へ わたしは
逆行しているまるでそう見えたでしょう
同じ今を黙殺しながら互いにず ...
小さな巻き貝の首飾り
ニスの光る美しさを好んだ君
あれから何年も波の音
あの日の首飾りのような
遠く連なる星たちよ
悲しくはないが君はいない
涙落ちるけれど嘘ばかり
せめて慰めの音曲よ
...
家族でテレビのクイズをみました
それぞれわかった!といいました
まだ言うな
おとうさんがいいました
わかった?
おかあさんがきいています
おばあちゃんは
なんにもいいません
ち ...
文豪トルストイの戦争と平和。戦争があり平和がある、というか、平和の尊さを感じたとき、それを失いたくないから、平和を願い、また、祈るということは多い。人間の深奥に潜む二つの何かが戦争を産み、平和を願う。 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
記憶の遺伝子
花形新次
自由詩
1
18/3/30 20:22
海
Giovan...
自由詩
10*
18/3/30 18:29
our eyes met
アザラシ
自由詩
3*
18/3/30 15:27
矛盾
ヤスヒロ ハ...
自由詩
3
18/3/30 13:02
長い夜を
腰国改修
自由詩
2*
18/3/30 10:28
聴いてもらう
ホカチャン
自由詩
2
18/3/30 8:31
すぐに動いてはならぬ
〃
自由詩
1
18/3/30 8:21
或る往還
腰国改修
自由詩
1*
18/3/30 8:18
四月の魚服
〃
自由詩
2*
18/3/30 7:47
突き刺さっている月
秋葉竹
自由詩
4
18/3/30 7:45
四月のイリュージョン
長崎螢太
自由詩
3*
18/3/30 1:09
昨夜は
こたきひろし
自由詩
1
18/3/29 23:59
佐川くんに告ぐ
花形新次
自由詩
2
18/3/29 20:13
世界でひとりだけのバカ
〃
自由詩
2
18/3/29 19:51
釣られた魚
昼寝ヒルズ
自由詩
4
18/3/29 17:52
また
TAT
短歌
1
18/3/29 15:09
河童伝説
yo-yo
自由詩
4
18/3/29 10:53
アナタツイオクハ?ハンプクハ?
腰国改修
散文(批評...
0
18/3/29 9:49
独り言42集
ホカチャン
自由詩
3*
18/3/29 6:03
Specter
暁い夕日
自由詩
6*
18/3/28 23:23
水槽
春日線香
自由詩
16
18/3/28 22:40
ブラックライトの儚さに
藤鈴呼
自由詩
1*
18/3/28 22:19
核兵器飛んでくるとかこないとかそれより僕のiPhoneがない
北大路京介
短歌
4
18/3/28 21:13
何回も生まれ変わって出逢いたい君がマグロで僕がシャリとか
〃
短歌
2
18/3/28 21:13
大阪のおばちゃんになると決めたから四次元ポッケに無限の飴ちゃ ...
〃
短歌
2
18/3/28 21:13
春の頬に落書き
ただのみきや
自由詩
5+*
18/3/28 20:50
相対性
〃
自由詩
12*
18/3/28 20:37
想春譜
腰国改修
自由詩
4*
18/3/28 20:37
団らん
朧月
自由詩
6
18/3/28 20:10
戦争や平和
腰国改修
散文(批評...
1*
18/3/28 19:46
1113
1114
1115
1116
1117
1118
1119
1120
1121
1122
1123
1124
1125
1126
1127
1128
1129
1130
1131
1132
1133
1134
1135
1136
1137
1138
1139
1140
1141
1142
1143
1144
1145
1146
1147
1148
1149
1150
1151
1152
1153
加筆訂正:
童話の指輪
/
田中修子
[18/3/30 20:06]
タイトルの誤字を修正しました~
4.16sec.