年寄りに暗証番号はいらない
郵便局に行ったら
近所のばあちゃん二人が
ATM の前で暗証番号を言いながら
何回も操作を繰り返していた
何回やってもうまくいかないので
郵便局の人が
「じゃ ...
対位法で
計算され尽くした
バッハの
時をこえて
繰り広げられる
音楽の空間にいると
数学の方程式を
解く時のように
頭が回転する
...
くらいくらい 荒野につくりあげた
復讐の塔に閉じこもり
「ひとりだ」と呟いたら
はたかれた
ひたすら 喪いすぎたのだろうね
青い夕暮れに細い声でないてさ
耐えられないわたしを ...
綺麗なものが見たくなった時
忘れたはずのスキップで進む
心は純白の雲を追いかけ
フェイクファーの鼓動を感じていた
指先でちぎる心臓の形
外側に付けて歩いてみると
どんな攻撃でさえも ...
独りでいいやと強がって
SNSアプリ全部削除して
しがらみを断ち切ったような
振りして未練を引きずってるんだ
信じられないのは他人ではなく
自分自身のことだと分かってる
憎むべきは世界 ...
誓いの言葉も
些細な約束さえも
時間の流れに浚われ
薄れていくものだ
いつも一緒
いつでも一緒
いつまでも一緒
なんて叶わないのに
あの空でも
この地上で在っても
二人寄り ...
ペットボトルに
お湯を入れて
タオルで巻くと
その暖かさに
安心して
眠るのだそうだ
きみにとって
そのぬくもりが
母親なのかい?
雨のひと粒は私の涙
あの夜の排水口にするりと流れた
今日の雨は
あなたの肩を湿らせましたか
今日の雨はあいつの一滴
アパートの窓からじっと見つめる
今日は外には出ないと決めた日
傘に ...
空白ばかりの夜がくる
「思い出を忘れていられるのなら」
ねぇ、そろそろわかったかしら
憎むべき人へ
昔むかしの落とし物
愛の結晶?
愚かだね
ざわざわざわざわ、声の森
黒くうごめくたくさんの声が
あちらこちらと私を招く
ねぇ、ほら、こっちだよ
違う違う、あっちへおいき
さぁ、よく来た、いい子だね
声はよしよしと頭を撫でて ...
心は数にはあまり似ていない。
どちらかといえば、数と数をつなぐ、演算のほうに似ている。
その演算が、僕らを突き動かし、無数の鮮やかな数式を描いていく。
その式の出す結果に、救われたことも、
傷 ...
空や海や
群像劇の主役は
絵の具では
出せずに
組み合わせた色が
青と呼ばれて
感じる切なさに
もっと近付いて
明日を迎えたい
空は変化する
海は荒れ狂う
人は思い出 ...
電気ケトルと時計の間に住む老婆が教えてくれた。「お前が眠っている間に雲から女の腕が伸びてきて、窓をすり抜けてお前の顔に透明な手形をつけていったよ。その手形は洗っても落ちないだろう。もう逃げられないよ」 ...
緩いフタを開けて ほんのり取り出す
ベルマーク 小さな頃の 指紋が張り付いている。
山のような捨てゼリフ
体のドラムがビートする。
真空管のジオラマへ また出掛けよう
金ピカの オルゴールの ...
大吉は
大凶を連れて来る
だから油断してはならない
大凶は
大吉を連れて来る
だから絶望してはならない
今朝のラジオ、エフエムつやまのテーマは探しものでした。
僕はパーソナリティのうめだって人が好きなので、うめださんがしゃべってるとこを聞くべく番組表を探していました。
夜勤明けに皆様御存知インタ ...
暑い夏がすぎた
ころ、
スーパーでは
松茸や
梨、
ぶどう、
秋刀魚が売られている
家では
百均かどこかで買った
ステンレスの型抜きを使って
たくさんの紅葉のかたちの人参を作る ...
(10(テン)月4(シ)日は、てんしの日だって?ふーん)
天使の日
闇の清廉さを
剥がされつつある
このゴミだめの街に
夜明け前
タワーマンションに灯る明かりへ
...
薔薇の下から
少女の唄声が聴こえる
庭の片隅に植えられている
その深紅の薔薇の下から聴こえる少女の唄声は
私にしか届かない
それが惜しいほどに、華麗に、時に遣る瀬なく
...
夜の街に赤い糸が絡みついている。ガソリンスタンドから交番へ、団地へ、駅へ、ことさら明るい信号の数々へ。死も生も絡め取るこの無尽の描線を爪弾いて、絶叫するものがある。絶叫するものがある。絶叫するものがあ ...
針女について語らなければならないだろうか。そんなことができるわけがない。私が言えるのは彼女の舌、真っ青なその上に無数の針が針山のように刺さっていることだけであって、他の何一つも許されてはいない。自分で ...
われただたるをしる
だれも傷つけたくない
傷つきたくない
底にあるものをつきつめない
ふんわりでいい
うおーっていうのは、なくていい
ひとりのいいねで満たされる
新鋭的な、斬新な
研ぎ澄まされた感覚 ...
愛なんて言葉にしたら軽くなる声にしないとただ重くなり
この世界あの世界へと掛かる橋その欄干に一人佇み
立っている人間だからその分の病の種が蒔かれているよ
結婚は契約だから印押した愛は ...
人は誰でも神からの余命宣告を持って生まれて来たに違いなかった
医者が
例えば治癒の見込みを断たれた末期の癌患者にするみたいに
相手のダメージを推し測り、計算を加えながら
絶望の暗闇に僅 ...
春を待っている
桜道に太陽の光があたり
私はその景色に飲み込まれる
桜は天界の木
深い愛の後の花
春は美しい
神聖な女性性が空間を泳ぎ
安らぎに包みこまれる
...
好きだった
北の富士が負けると咽び泣いた
親父の貴の花が
北の湖に勝つと感動で泣いた
二人が私のお気に入りだった
しかし時は流れ
気がつくと
弟子の千代の富士も
息子の貴乃花も ...
キリッとした
秋の空気に溶ける
甘い香りが
鼻を抜けていく
黄色信号のように
足を止めても
子供の頃から
知っている名前
惑星のような
不思議な響きが
美しいものを
...
それは偶然ではない
幾年もの月日を私は棒に振り
自分の事に精一杯でもない日常は
惰性や言い訳にまみれ
耳を澄ますことすらしなかった、
その結果です
おば ...
ここ は
未だに見た事が無い場所 で
す。歩道の ちょっとだ け外側で
はそ
れはそれ は ブンブン
とペーパーが 掻き鳴らして いますの で
掻き鳴らしてますんので
でぼ くはか ん ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
暗証番号
zenyam...
自由詩
1
18/10/5 13:29
異次元への方程式
st
自由詩
2
18/10/5 12:44
波兎の石塔
田中修子
自由詩
11*
18/10/5 12:34
外側の心臓
ミナト 螢
自由詩
2
18/10/5 10:44
多分メイビーきっと強がり
たいら
自由詩
0
18/10/5 9:29
比翼連理
〃
自由詩
0
18/10/5 9:16
こねこ
yuma
自由詩
1
18/10/5 3:02
誰のためにもならない
福ちゃん
自由詩
1
18/10/5 1:45
幼き日、その忘却
十一月の失敗...
自由詩
0
18/10/4 23:39
声の森(図書館)
石佳
自由詩
2
18/10/4 22:01
心
水宮うみ
自由詩
4*
18/10/4 20:34
カルマ
ミナト 螢
自由詩
1
18/10/4 19:58
針女その他の物語 2018・9-10
春日線香
自由詩
2
18/10/4 17:50
瓶詰めのベルマーク
ふじりゅう
自由詩
0
18/10/4 15:25
吉凶
zenyam...
自由詩
0
18/10/4 14:18
トゥデイの
竜門勇気
散文(批評...
0*
18/10/4 12:43
秋刀魚のパエリア
atsuch...
自由詩
10*
18/10/4 9:49
天使の日
秋葉竹
自由詩
10
18/10/4 7:24
「薔薇の下」
桐ヶ谷忍
自由詩
6
18/10/4 7:22
繭
春日線香
自由詩
0
18/10/4 0:56
針女
〃
自由詩
2
18/10/4 0:50
ぼく
わたなべさん
自由詩
2
18/10/4 0:42
ひとりごと
佐野ごんた
自由詩
5
18/10/4 0:34
愛などと
こたきひろし
短歌
2
18/10/3 23:22
爪がのびて
〃
自由詩
1
18/10/3 22:56
春の景色
moote
自由詩
0
18/10/3 22:04
相撲嫌い
花形新次
自由詩
1
18/10/3 19:37
金木犀
ミナト 螢
自由詩
3
18/10/3 17:21
おばあちゃんはもういない
中山 マキ
自由詩
4
18/10/3 16:48
灰の様なこころ、灰のようなこころ
ふじりゅう
自由詩
1
18/10/3 15:38
1115
1116
1117
1118
1119
1120
1121
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1123
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1130
1131
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1133
1134
1135
1136
1137
1138
1139
1140
1141
1142
1143
1144
1145
1146
1147
1148
1149
1150
1151
1152
1153
1154
1155
3.8sec.