待ちかねていた
陽の射さない
真冬のバス停
一人 二人と
去り始め
待ちかねているのは
まっている私と
知らぬ間に
尾行してきた
黒い影
ちゃりん ちゃりん
鈴が鳴る ...
僕の部屋に友を招いて
ゆげのぼるお茶を飲みつつ
「マイナスをプラスに変える術」を
語らっていた
どすん どすん
窓の外に、切り株の落ちるような
物音に耐え切れず
腰を上げて、外 ...
その小さな洋食屋はオープンキッチンになっていた
店内には四人がけのテーブル席が三つとカウンターに椅子が五つつ並んでいた。
マスターは二十代半ばの男性で、その街に独立して店を出す前は都心の割りと大き ...
昔、まだ将棋ソフトが人間に敵わない時代
インターネットの将棋サイトに
1人の天才が現れた
その名をdcsyhiと言った
プロも匿名で多数参加している中で
信じられないほど圧倒的な強さだった
...
何と向き合って詩を書くべきか?〇〇べきか?なんて、本当は堅苦しくて書きたくはなかったけど書きましたよ、はい。
早速何と向き合うか。それは世界とか世間とか自然とか地球とか宇宙ではないでしょうか?間 ...
恐竜の顔みたいな顔をした女の人が携帯電話でガオーと何やらどなってました。最後は『あなたお名前は?』と言ってました。
私はどんなときに、何の顔みたいな顔をして怒っているのか?笑っているのか?眠っている ...
光が充ちて来る
悪夢の奥から
光が充ちて来る
足場は崩れ
まさに死の淵
その時肩を揺すぶられ
目覚めて見れば顔が浮かぶ
灰色工員帽と蠢く闇
部屋の白壁が唐突に
無機質顕にのっぺら ...
『何かが足りない』
探しても探しても
『何か』が分からなくて
満たされない心は
空っぽのはずなのに
わたしの身体は日に日に重くなる
どうしてだろう?
いつ落したのだろう?
...
バスには乗り遅れてしまった
あこがれも置き忘れ
古びたベンチで一人
溜息をつく
それでも天を見上げて
両手を差し伸べる
なぜだろう
夢は終わったのに
と ...
胸もとも
濡れてるいろの恋の花
キラキラしている色気の無い雨
潤いの
ある意味ある目が死んでいて
流す涙は阻止するプライド
寝ていたが
世界の終わりに気づいてた
あ ...
瓦が白く光っている
烏が一羽とまっている
広がる朝の光の中を
烏と瓦が交わっている
互いの輪郭守りながら
光の海を泳いでいる
美術部の課外授業でフェルメール展に行く
入り口で点呼を取り各々好きに見て回り解散という流れ
一人の学生がとてもゆっくりとした足取りで
丁寧に絵を見て回る
絵画の技法に詳しいわけ ...
あなた、詩人に向いていないと実力のあると評価されている
無冠詩人に真面目に「告白されて」もそりゃ困ってしまうま。
今まで隠していましたが、私は詩人ではありません(笑)
なので、遠い将 ...
煮込んでいるジャガイモを
箸で仕留めて目玉を二つ
描いただけの顔
人参に寄り添い聞く耳と
しゃべる口を与えてあげようか
玉ねぎと仲良しだから
いつも涙を流して空を見上げるよ
...
空から水滴が無数に堕ちてくる
違うか
落ちてくる
あれは地球の涙だなんて
普通に生活してたら思わないだろう
だけど
毎朝
毎日
毎夜
蟻みたいにに詩が湧いてくるから
雨 ...
実は私
48歳の中年男性なんです
昔から女子高生に憧れていて
ブルセラショップで
セーラー服を購入して
着てみたけれど
鏡に映った姿は化け物そのもので
悲しくなって止めちゃったんです
...
窓辺に石を置いて。
太陽の銀の腕が頭の上をかすめて、ぼくは聴いている。耳
のないきみもまた、同じように。高速道路を走る軌道トラッ
クが光を遮って闇を目指していた。オーガンジーの彩に……。 ...
君と食事をしていると
箸がこぼれる
皿がこぼれる
テーブルがこぼれる
椅子がこぼれる
食材だけがこぼれずに
宙に浮いている
立ち上がった僕たちは
手で食材をつかみ取り
お互いの口に放 ...
ぼくの隣に 腰かけて
きみは なぜか
涙ぐんでいる
話しかけると 消えそうで
涙のわけは聞けない
星空から 落ちてきた
涙のしずくが
月のひかり ...
人恋し神様お願い助けてと言えるうちは癒える内から
ほら、これあげるからとレントゲン写真をプリントアウトしてくれたおじちゃん先生はそうか自分で見つけたの偉かったねと言った。わたし子供みたいだっ ...
大前提として『人に言えたもんじゃないですけどね』と言っておいて、今回の話を書き始める。
自信。自信ってなんでしょう?分かりにくので目盛りにたとえます。たとえばあまり自分には自信ないんですよね、と ...
天井の向こうの
鮮やかになるしかない空に沈殿した
新月をじっと眺めていたら
心臓から水銀がとぷり
流れ落ちた。
とぷりとぷとぷ
とぷとぷぷつつと
畳にしみた。
あの日と似てて
全 ...
初めて手紙を差し上げます。スマホのLINEには書くことのできない私の本音を捧げたくて。“美しい紅葉を照らす月の様になりたい”これが私の願いです私の愛の告白にあなたの頬が赤らみそれを見つめる私の想いはあ ...
箸で摘まんだ骨の欠片。
これは
私の頭を撫でた父の手。
たった今
父は抜け殻となって帰ってきた。
広い部屋に佇む母と娘たち。
炎の熱だけが
冷え切った両手を撫でまわす。
「形が ...
夢を見るのは
好きな人がそこにいるから。
忙しい日々の中で
見続けた姿を追いかければ
負けまい。と思う気持ちが芽生えた。
(ココニ帰リタイ。)
確かに残る私の居た形跡。
文字を辿 ...
何処までも続く無色透明の青
ぽつぽつと現れた雲の鱗片が
家族の元へと帰る父の骨の様だ。
炎の熱を帯びた銀の台を眺めたら
思わず声をかけていた。
「お父ちゃんお帰り。熱かったねぇ。 ...
秋のせいなのか・・・
もちろんそうではなく、年のせいで、
抜け毛がすごい。
髪の毛は細くなり、力なく頭の形にペッタリと貼り付くよう
安い美容院で、白髪染めのカラーリングをしている影響も、
...
貴方の瞳の中にわたしが居た
貴方は他人の目をしっかりと見つめて話す癖があるでしょう
わたしはそれが苦手だったのよ
何もかもを見透かされる気がして
でも貴方の瞳はそんな事を求めていた訳じゃな ...
歌人という音の響き
歌人と言う人に憧れを抱き
見よう見まねで歌を詠み始めた
少年の日
石川啄木を読んでは心が震えました
万葉の歌を諳じました
与謝野晶子の恋情の詠みに痺れました
...
溶かした夜を流し込んで
ゆっくり固めた
冷たい道路
消えそうな
ヘッドライトだけを頼りに
僕は走り続ける
気づいてしまった
昼もまた夜で
光もまた闇だと
月も星も
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
錠前
ナンモナイデ...
自由詩
8*
18/11/4 21:41
野球少年
服部 剛
自由詩
3
18/11/4 19:58
店内の明かりの下で
こたきひろし
自由詩
3
18/11/4 19:29
dcsyhi
花形新次
自由詩
2
18/11/4 17:28
自分詩またはわたく詩
腰国改修
散文(批評...
1*
18/11/4 16:05
何の顔
〃
自由詩
2*
18/11/4 15:56
ひかり
ひだかたけし
自由詩
8*
18/11/4 15:16
空っぽに飢える
卯月とわ子
自由詩
3
18/11/4 15:05
日没
あおいみつる
自由詩
13*
18/11/4 12:48
さくらいろ
秋葉竹
短歌
4
18/11/4 11:33
朝の光景
ひだかたけし
自由詩
6*
18/11/4 11:16
美術館
りゅうさん
自由詩
2*
18/11/4 10:12
● 詩学 詩とは何なんだろう ●
足立らどみ
自由詩
3
18/11/4 10:08
肉じゃが
ミナト 螢
自由詩
2*
18/11/4 8:39
日記みたいに詩を投稿して
こたきひろし
自由詩
4
18/11/4 8:04
きみこ(仮名17)
花形新次
自由詩
1
18/11/4 7:42
朝の窓辺のスケッチ
春日線香
自由詩
3*
18/11/4 6:56
食事をする
葉leaf
自由詩
1
18/11/4 6:09
涙のわけ
st
自由詩
3
18/11/4 5:25
人恋し神様/即興ゴルコンダ(仮)時間外
こうだたけみ
短歌
1*
18/11/4 0:58
スイート目盛り
腰国改修
散文(批評...
1*
18/11/3 23:37
望
R
自由詩
2*
18/11/3 22:51
季節の手紙
しょだまさし
自由詩
2*
18/11/3 22:20
やわらかな傷跡
梓ゆい
自由詩
1
18/11/3 22:16
彼方へと
〃
自由詩
2
18/11/3 21:52
白い粉雪
〃
自由詩
1
18/11/3 21:51
49ばんめの秋
はだいろ
自由詩
1+
18/11/3 21:46
悪癖を愛す
卯月とわ子
自由詩
4
18/11/3 20:52
詩人ではなくて歌人でありたい
こたきひろし
自由詩
3
18/11/3 19:41
ひとの道
ゴデル
自由詩
5*
18/11/3 18:21
1097
1098
1099
1100
1101
1102
1103
1104
1105
1106
1107
1108
1109
1110
1111
1112
1113
1114
1115
1116
1117
1118
1119
1120
1121
1122
1123
1124
1125
1126
1127
1128
1129
1130
1131
1132
1133
1134
1135
1136
1137
3.85sec.