濃い
牛乳を
まだ薄暗い
牧場の朝
飲んだ
東京を棄てた
日
影は長く
りんごの木まで伸び
わたしは大人気のタピオカ店を
なぜか思い出し
青くなった空を見上げ
人を
...
かべの絵葉書はもう永いこと陽に灼かれている
白い空に
白い海をまたぎ
白い太陽が 浮かんでいる
(しずかすぎる痛みは いつも
もっとも深い傷となってあらわれたーー )
わたし ...
惑星
衛星
顔の周りの楕円軌道
原始人類の夢の中
夜の地球は巡る
衛星
惑星
夜の軌道
ネアンデルタールの森の中
なおも我々は潜む
あれから
百万年が経った
この夢の中で
...
遊具がいっぱいあり
楽しそうな子供たち
少し離れたところに
海岸が広がって
釣りを楽しむ人たち
公園の周辺は団地や住宅街
新しく出来たばかりの公園
少し離れた場所からも
親 ...
お前ら自称詩人には
コツコツ手仕事をやって
「あいつなかなか頑張ってるな」と
他者から小さくても確かな信頼を得ることに
しみじみとした喜びを
感じることなんかありゃしないだろう
どんなに技 ...
この設問に対する解答。
ただしこれらは正答であり、また誤答でもある。
一
生きていること。
二
「将来、君は何になりたいのか?」と聞かれること。
...
テニス 心地いい テニス テニス
葛根 葛根 鹿威しにも似た
汗はとめどもなく流れ、アタック、瑞々しく弾け
全身を振りかぶって返球をした向かいの人
ジャスト真ん中で軌道を捉え、こち ...
はいお花
うわあありがとう
それから恵美子はこちらを向いて
そのまわりをメダカは
群れて泳いでいる
溺れるからね
喋れない
金の明かりに照らされた
夜桜のトンネルのした を
屋台の光が金色だ。林檎飴をひからせている。
夜叉か、この、爪、爪を磨いて、
夜桜の香にあてられる、
この手が銀の羽になろうとしている ...
ミイラ男だったころ
身体は包帯を巻いてひっかけるための
ものでしかありませんでした
歩けば犬が吠え、親は子どもを隠します
皮膚が引き攣るのでよたよた、していると
見知らぬ人たちが不幸だ、 ...
何かを失くした
そう思った時
吹き抜ける風は
自由で良いな
押していくだけの
背中を眺めて
明日は休もう
季節の区切りが
心を人にする
穏やかな朝も
荒れ狂う夜も
立 ...
何かが流れ出て
わたしが生まれ
太古のヒカリ
夜の底から
力を貰い
未来のヒカリ
わたしから流れ出る
捧げられ 捧げる 全ては捧げもの
毎日が同じ事の繰り返しだから厭になるね。
と、人に何気なく言ってしまった。
ら、その人は「え?もし毎日が違う事の繰り返しだったら、私なんか一度に磨り減って擦りきれてどうにかなっちゃうよ」と言われた ...
から だった
前進しようと思えば未だできたが
から だった
寝ても覚めても
あんまりカラカラと鳴るばかりで
もう嫌気がさしちまった
(なのに夢の空はまた
淡い淡い紅に染まり
何 ...
閉じた目をあけたとき
私は一個の月となり
孤独な三日月の
寒さに凍えたのでした
ふるふる震える
突き刺さった星の旗は
悲しみから遠く離れて
無関心なあの丘の上で
風に吹かれ ...
彼女のうずたかい透明のアーケードは
封を切られた私を招きいれ
水路にしたがって
川の末端へと導いた
球状の薄い天をたぐり寄せ
私はその中へと侵入し
つかの間遊泳を楽しんだ
やがて「待って ...
ガラス窓の表面にはいつからともつかない埃が付着し、それにどこにも逃げていかない湿気が浸透して、古い糊のようになって不愉快なまだら模様を作り出していて、こんな小雨の降る夕刻にはなおのこと気分を暗くさ ...
思い切ってコートを羽織らずに外出したところ
予想以上に風が冷たかった
ウチへ戻ろうかと迷いつつ
足はどんどんと家から遠のいていった
そんな気さえなかったくせに考えているふりをしたかったらしい
...
青空の何処までも透明なその先を考える夜
僕はそこに架かる橋を探していた
君が一人で歩いて行った青空へと続いてゆく道を
僕は今日も探し続けていた
そこは君が笑っていられる眩い光が溢れる場所
...
口笛が足りなくなって
いつもの森へ 懐かしを浴びに行く
二度と来ないって
吐き捨てた唾は 乾ききって久しい
丸っこい姿が愛おしい
ウソ 小さな鳴き声で 哀しさの片鱗を語る
裏っかわも
...
新しい家の
象徴だった
大きなシャンデリアと
集う家族
時は流れて
バブルが弾けると
付けることさえ
躊躇った明かりを
キャンドルに灯し
静かに燃やす
私にとって
残 ...
まばゆさに目をとじれば
暗闇となった世界に浮かんだ
円が燃え上がる
そんな遊びを繰り返していた
あれはぶらっくほーる
宇宙への入り口か出口だった
だれもかれもみんなおとなになってし ...
あこがれてた人があったり、きにいらない賛辞があったり、家までの帰り方を忘れるのなんてずいぶん簡単だった。寝不足のせいで胸がどきどきするの、はじめてのバイトの面接の前みたいだったよね。あなたもずいぶんと ...
彼女は天国に向かう途中だった。そこは生きながらにして昇りつめる事ができる。
健康な肉体には健全な性欲が宿る。そして健全な性欲に道徳は邪魔だ。
第一、男女は共に股間の中心をその人格ではコントロールで ...
ふとした瞬間に、思い出すのはあなたの笑顔だ。
あなたに焦がれるようになったのが、いつだったのかは分からない。
出会ったときからだったような、もう二度と会えなくなってからだったような。
笑って ...
ゆび伸ばし
綺麗な三日月触ってみたら
遠く魚の跳ね跳ぶ湖
月ひとつ
孤独な顔している空は
やさしいくせに哀しい闇色
そんな目で
わたしのな ...
さよなら、が瞬いては消えて
こころに小々波もおきない
からだの輪郭はどこかに消えて
狭い部屋でちいさな湖になって
水源へ染み入ってゆく
くらいくらいばしょ
ひかりしかないばしょ
...
夜の亀裂
深紅の木漏れ日
まといつく闇の交線を解いて
夜の頭部は眠る
微かなる先端の緊張
秘めたる炎の
隠れたる部分
狂おしき夜の深層部に
深紅はほとばしる
おまえの頭に流れ ...
桜並木から運ばれた花びらや砂利が
しみったれた街道を明るく染め上げる
肌寒そうにぶらり スーツが歩く
俺は生きたい そう
空腹が告げている 日中
微かに陽の当たる 路地を抜けていく
「 ...
僕らの未来に、星がありますように。
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
遠吠え
犬絵
自由詩
6
19/4/13 9:46
陽灼け
ぽりせつ
自由詩
4*
19/4/13 8:18
惑星/衛星
マサヒロK
自由詩
1
19/4/13 7:07
潮風公園
夏川ゆう
自由詩
1
19/4/13 5:30
今死ね
花形新次
自由詩
1
19/4/12 23:43
フシギ≒ キモチワルイ× ジョウシキ
亜綺梛響
自由詩
2
19/4/12 22:53
投機序
なけま、たへ...
自由詩
1
19/4/12 20:33
メダカ
桶谷
自由詩
2
19/4/12 19:35
うす布
田中修子
自由詩
14+
19/4/12 17:31
わたしがミイラ男だったころ
帆場蔵人
自由詩
5
19/4/12 14:36
風の人
ミナト 螢
自由詩
2
19/4/12 14:00
流出(改訂)
ひだかたけし
自由詩
4
19/4/12 13:48
惰眠
こたきひろし
自由詩
4
19/4/12 6:32
Walk・on 14 からがら
ひだかたけし
自由詩
5
19/4/12 0:03
ハムエッグの月
秋葉竹
自由詩
10
19/4/11 23:33
球
マサヒロK
自由詩
0
19/4/11 23:23
棺の部屋
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
19/4/11 21:54
なにがしたいという訳でもないのだけれど
坂本瞳子
自由詩
2*
19/4/11 21:36
青空への道
亜綺梛響
自由詩
0
19/4/11 20:45
懐かしの鷽の森
ふじりゅう
自由詩
4
19/4/11 17:28
電球
ミナト 螢
自由詩
1
19/4/11 10:34
ぶらっくほーる遊び
そらの珊瑚
自由詩
18
19/4/11 10:21
けれども難しいことはない
万願寺
自由詩
2
19/4/11 7:42
健康じゃない肉体に宿る蛇って何よ
こたきひろし
自由詩
1
19/4/11 7:17
あなたがくれたもの
水宮うみ
自由詩
4*
19/4/11 6:31
光のガラクタ
秋葉竹
短歌
5
19/4/11 1:33
ゆきてはかえり
帆場蔵人
自由詩
3
19/4/10 23:55
レッド
マサヒロK
自由詩
2
19/4/10 23:14
「閉店」の張り紙は今日も
ふじりゅう
自由詩
2
19/4/10 22:21
願い
水宮うみ
自由詩
1*
19/4/10 21:05
1084
1085
1086
1087
1088
1089
1090
1091
1092
1093
1094
1095
1096
1097
1098
1099
1100
1101
1102
1103
1104
1105
1106
1107
1108
1109
1110
1111
1112
1113
1114
1115
1116
1117
1118
1119
1120
1121
1122
1123
1124
3.49sec.