ひとりの部屋には
ひとり言や鼻唄が
響くだけ響いては
ちいさく、ちいさくなって
ちりやほこりのように積もっていく
忘れたころに気まぐれな
神さまが通り過ぎると
つかの間、舞い上がり
...
長い間 探した虹は見つからず
今日の行方を、風に問う
僕の内面にある
方位磁針は
今も揺れ動いている
風よ、教えておくれ
ほんものの人の歩みを
日々が旅路になる術を
群衆の ...
無人島の浜辺に
置き去りの切り株を運び
堤防に置く椅子にして
腰を下ろす
竿を手に
糸をしゅるる――と無心で放ち
午後の凪いだ海の水平線に
目を細める
阿呆らしい日々は
遥か ...
節分の夜に細々と二階の窓を濡らす音がして
外に人影が見えた
こんな遅い夕食時に帰ってくるのは
パチンコで負けて家に入り辛いお父さん
家内と呼ばれる鬼は
温かい部屋で猫と一緒にゴロゴロ ...
(つづき)
8月6日(月)
6日は昨日のうまく立ち回っているすごい店員に5時半に出る、と言ってしまったのでもう少し寝ていたかったがぴったりの時間にでる。
受付の人違う人になってて、もう少 ...
心情の中で黒い蛇がのたうっている、標的を知らないまま見開いた、血走った視線の先にあるものはあまりにも頼りない虚無だ、絶えず鳴り続けるノイズだけが自分の存在を知らせ続けている…特に冷える夜、特に冷え ...
節分が過ぎれば
甘い甘いハートの季節がやって来る
皆が鬼は外と口にしている中で
私は心で「恋は内」と叫んでいる
鬼役のあなたへ自分の“想い”を
投げつけながら
奴隷に な。りたい
思いやり の こころのない Adadio
・
・・破・
わたし |戸| Hはははははははハハ
!ガシャンッ。。ドン●ッ●●!!。ド、ダダッッ!!! ;(走)
...
夜中にスナック菓子をあさる
AVサイトを獣顔でサーフィンする
髪の毛だらけの部屋を前日に急いで掃除機する
私が怪人1面相だ。
溜まった鬱憤を道端に吐き出す
コンビニのゴミ箱に私物をこっそ ...
湖に雪が吸い込まれていく
僕も行こう 一緒に溶けよう
空より暖かい水底で
幻の首長竜が待っている
最後の一頭になった鹿を連れ
最後の一匹になったイトウの後を
降りしきる氷晶に導かれて ...
熱いうちに打て
命ずるままに打ち続ければ 一本の切れ味のある
詩が完成するんです
納得が訪れる事を恐れる
きりきりと弦を張って弾く
バチで弦が切れて 頬を切っても弾くんです
切れ味 ...
迷宮の子どもたちが
歌う歌が聞こえてくる
たのしげに聞こえてくる
迷宮でずっと迷いつづけて
つらくはないのだろうか彼らは
僕らは生まれたときから
ずっとここで迷いつづけてき ...
語録の重み
分析が、結局のところ我田引水になっていないかと
かなり長い間、心配していただけなのです。
〉分かっているよ。
〉偶然だよね?気にしなくていいよ。
最初に結果(ゴール) ...
ペンのインクが切れた
詩人は詩が書けなくなった
けれども書けない本当の理由は
それではないことを知っていた
切れたのは
ペンのインクではなかった
仕方がないので
詩人は庭に木を植えた
...
穿つ
一点の水滴
たえまなく
焦らず
おごらず
白い石、穿つ
ダメな
期待を
いだかせない
過去の自分自身を
穿て
刃物のような崖から見降ろす
目の前の荒海が騒 ...
昨夜
食卓の上に空飛ぶ円盤が不時着した
エアコンが壊れてしまって蒸し風呂のようになっていたアパートの部屋
開け放った窓から空飛ぶ円盤は迷い込んできた
円盤はカップうどん大の大きさだった
...
ドアを開けた朝、空は透明な青が広がり
光が壁を斜めに切りとり、遠くの家々を照らす。
木も緑色が昨日よりも濃くなる。
遠い空から変わらない朝が、僕を少年へと変える。
目覚めると
話し声が耳に届く
買い物に出かける相談だ
目覚めから再度就寝に戻る
ドアの閉まる音が耳に届いて
布団から抜け出す
太陽も東から南の空に ...
思い出は過去でべたべたして
ひらかなくなってしまった
ドーナツ、夜あけ、オリオン座
がたがたする椅子にすわって冬をあじわった
なん年かで一周するヒットチャートみたいに
おわり続けるも ...
どんな素晴らしい力も
ただしいものにつながってそれを経て得た力でなければ
間違いなく汚れている
そんな力に触れてしまったひとはよく覚えておいてくれ
その汚れはあなたの富や名 ...
なにもかもが気に入らなくて
そりゃもう怒っている
憂いて嘆いて喚き散らし
どのようなドレスコードも間違っているような気さえする
本当は
熟れきったシングルマザーのことを考えている
にも関わ ...
あなたの言葉は
表面を滑りながら
いつも
知らない
誰かのために放たれていた
たどたどしく、伝えても
遮ぎられて
あなたには届かない
雨粒に穿たれる石のように
心はなめらかに
すり ...
2トンてダメだな
まるでダメだ
まるっぽダメだ
40キロだったら
よかったのか
ピラミッドの石って
あれ何トンだ
たくさんひとも死んだだろう
声かけ ...
最後の最後まで
人に迷惑を掛けなければ
気が済まない
根拠なしに肥大した自意識
「私は此処よ、此処にいるのよ」
生まれてこの方
お前さんに関心を抱く者なんか
何処にもいやしないく ...
月曜日は湿気った煙草を吸ってた
嫌になるぐらい肺を膨らませて
病めるときも健やかなるときも
しらねぇよっ、て知らないふり
あの角によくいた犬は?
おれの車のボンネットで昼寝してた
猫は ...
セーラー服の第2ボタンの下
見えない手形が押されたあの日
腐った果実と一緒に捨てた
体の行方が心とはぐれて
ダスターシュートの入り口で死んだ
触れることも触れられることも
許せなく ...
人に注意すると殺される
注意したほうが悪いと言われる
人に注意されないから殺した
注意しないのも悪いと言われる
一人ぼっちにしておいて
一人きりで生きるのを邪魔した
社会のほうが悪 ...
大きな欅が伐採された
ものの半日かそこいらで
姿を消した
あっけないほど
たやすく
死んでしまうことは
こんなに簡単
雨を飲み
光を吸収し
息を繰り返し
いくつもの季節をその身 ...
ふつうがなにかも分からない
善悪の区別もたぶん
ついてもいないし分かってもいない
なにが悲しみなのか
その結果のようなものをタオルで拭く
なにも元には戻らないし
関 ...
いままさに
鬼を優しく撫でながら
やまい蹴散らす詩を詠む俺だし
いまという
黄金色の幸せを
気づかず毒づく者なら殺すし
羽根を捥ぐ
痛みをとめる気もなくて
俺 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ひとりの部屋
帆場蔵人
自由詩
1
19/2/4 5:07
靴音
服部 剛
自由詩
9
19/2/3 23:59
無人島にて
〃
自由詩
1
19/2/3 23:40
節分
為平 澪
自由詩
5
19/2/3 22:58
ある日のえんばー6
若乱
散文(批評...
1
19/2/3 22:18
FADE OUT(そのなかにはっきりと聴こえるいくつかの音)
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
19/2/3 22:09
恋は内
しょだまさし
自由詩
1
19/2/3 22:03
ニマルヒトマル・マルヨン・ヒトサン
護魔霧岳
自由詩
0
19/2/3 19:30
怪人何十面相
ふじりゅう
自由詩
1
19/2/3 19:27
始まりの湖
世界世紀
自由詩
3*
19/2/3 18:31
研ぎ澄ます「私の冷静さ明るさには見えない」
環希 帆乃未
自由詩
3*
19/2/3 16:37
迷宮の子どもたち
塔野夏子
自由詩
3*
19/2/3 12:23
● 詩学 /語録の重み ●
足立らどみ
自由詩
3*
19/2/3 10:21
詩人の木
やまうちあつ...
自由詩
8*
19/2/3 10:09
崖の上の星座(ほし)
犬絵
自由詩
4
19/2/3 10:03
ねじれてはいないけれど
こたきひろし
自由詩
0
19/2/3 7:49
朝
フリーダム
自由詩
2*
19/2/3 7:01
缶ビール
佐白光
自由詩
2*
19/2/3 2:11
ドーナツ、夜あけ、オリオン座
はるな
自由詩
1
19/2/2 23:05
力と汚れ
ペペロ
自由詩
4
19/2/2 20:18
謝罪会見
ドライ運河
自由詩
2
19/2/2 19:46
家族
いっと
自由詩
1
19/2/2 17:43
2トンて
ペペロ
自由詩
2
19/2/2 16:34
勝手に死にやがれ
花形新次
自由詩
1
19/2/2 15:40
乾いた野良犬の鼻
帆場蔵人
自由詩
4
19/2/2 15:24
桃
ミナト 螢
自由詩
2
19/2/2 13:30
人に注意すると殺される時代
イオン
自由詩
1*
19/2/2 13:19
かなしいおしらせ
そらの珊瑚
自由詩
12*
19/2/2 10:44
ふつう
ペペロ
自由詩
4
19/2/2 9:49
サンキュー神さま
秋葉竹
短歌
4
19/2/2 9:36
1086
1087
1088
1089
1090
1091
1092
1093
1094
1095
1096
1097
1098
1099
1100
1101
1102
1103
1104
1105
1106
1107
1108
1109
1110
1111
1112
1113
1114
1115
1116
1117
1118
1119
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4.51sec.