さかなのひれが走り
海はのどかに青い石をのみこむ
くじらのせなかに白い
かげがえんえんと生えている

むろん海だけじゃ
生きていけないから
あたたかなほうようをおこなうのは
水平線 ...
なるべく大きな声でこう宣言しなさい

~~予定ではこのへんで地球は終了です~~


銀河ヒッチハイクガイド


まだ未来のことなんて話してんのか、お前は
馬鹿にしやがって
昨日から ...
あなたは朝起きたら歯を磨く
あなたは人に出会うと元気に挨拶をする
あなたは他人の迷惑になることはしない
あなたは常に他人を気遣う
あなたは道の右側を歩く
あなたは平均的な人間だ
あなたは法 ...
姉の家のミィが死んだ
二十年生きて死んだ

遠い町に就職した甥が結婚して離婚して
ミィを連れて帰ってきた
甥はまた遠くの町へ行き
ミィは姉の家で暮らすことになった

ときどき別れた嫁が ...
雪の溶けたアスファルト
ゆっくりと歩く、ふたり
街灯の明かりが斜めに遠ざかって
少しまえの、ぼくが
きみの影を踏む

通り過ぎるヘッドライト
ビルの窓から漏れる光
降りだした春の雪
...
咲くことばかり騒いでるけど

散り舞い落ちることで桜です


悪気はなくても気に食わない

そうですねとか

すみませんとか

聞きたいこととはほど遠すぎ


よく見りゃピ ...
一面に花が咲く。君の笑窪がひかる。星が降る。透き通る。春になる。
そんなかんじの恋だった。
三月は卒業の時期
心がそわそわしている

卒業と言っても
様々な卒業があって
新しい道を開く扉のようなもの

卒業には
寂しさや哀しさなどが
複雑に絡み合う

幾つかの卒業を乗り ...
S君の身体は真に要領のいい奴とできている。
だからわたしはS君の身体を離れて住処を変えようと思っている。
ところがこのことを未然に察知したS君は自分に切り替えを命じたんだな。
血の流れを切断 ...
落ち込んだりもするけれど

うなだれて
ふてくされて
しばらくは動けなかったりするけれど

じっとそのまま寝そべってもいられなくって
お腹と背中の間あたりがジリジリとし始めて
伸びをし ...
出口のない部屋に閉じ籠められて
私は腐敗してしまいそうだ

流浪の眼では
天井を突き破れないから
大腿骨の壊死した足では立ち上がれない

天界は遥か彼方
黄泉の国で待っている人の
す ...
女の顔の
灰色の皮に
汗ふく腕の
肉に満ちて
突き出た骨の
爬虫類のごとく
顔をいじる女の
横を向き
頬杖の下の
頬の皮の厚み
顔に触れる指の
肉を感じ
無意識に肉を感じ
そ ...
数日前の冷え込みは
さらりと積もった雪とともに
あっさり流れて消えた
今日はぬるい雨が降る
冷えては弛んで
今年も確かに春は

令和は五月からだとさ
準備期間がどれだけあったって
あ ...
エントランスを出て三歩行くと吐き気がするさっきまで平気だったのにまたかと思う視界が左右にぶれだして逃避行、はじまる。何から逃げますかゾンビですか世間体ですかなさけなさですかしにたみですか炸裂します必殺 ... ぼくの朝は完結しないつめたい夜を引きずってはいない
ぼくの大腸は閉塞して夜をためこんでいたけれどもね

カーテンを引くと天使はねぼけまなこで羽ばたいている
窓からのぞくと景色のはじに満開の桜の ...
  
  
  
  結論から先に言え。
  
  
  
  いつもそう言って
  
  俺の努力もアンタへの気遣いも
  
  不毛にしてしまう上司。
  
  
   ...
真夜中の古巣に向かい歩いている。

ここは慰めの場所
心を元気にする止まり木だ。

移り行く場所を眺めても
寂しくは無い。

懐かしく遠い日々の出来事を支えに
今日もまた背筋を伸ばす ...
父の魂は
今に置かれた座椅子の上で
孫が遊びに来るのを待っている。

ぷにっ。ぷにっ。と
柔らかいほっぺたの感触と
宙を見つめる大きな瞳を思い浮かべつつ
かわいい孫を
自分の手で抱き上 ...
甥っ子の手を握る時
妹が生まれた日の事と
父の手を思い出す。

私をずっと守り続けてくれた
大きくてごつごつとした手を。

小さな手を眺めつつ
すーっ。すーっ。と
寝息を立てる口元に ...
化粧しない女と
化粧する男

売れない絵かきと
熟れない詩人

言葉の重みと
その軽さ

一直線
と一曲線

地図のある部屋の壁
ナビのない車

狂気と

狂喜

...
太鼓の皮を破るような
驟雨が駆け足で通り過ぎていった
恐る恐る顔を軒に突き出して
ほっ、とする、お天道さんと
顔を突き合わせて

軒下で菜園の土を破り
アスパラガスの夏芽が
にんまり笑 ...
人間の愛は実に複雑だ。

しかし、私は、物事を単純に見て解決するすべを覚えつつある。

魔術師と儀式主義者は、最も地に足をつけた種族である。

恐れるな。

失敗を恐れるな。

プ ...
終電にゆられて、風の強い歩道橋を渡り、またビールを買って帰る

テレビ通販の明かりだけの部屋で、あしの爪を切りそろえて
膝を眼窩にうずめた


いつになく緊張してた官房長官がその昼なん ...
 Ⅰ
心臓の叩き出す
下腹部のあたり
分厚いえら呼吸の悲鳴で
男を締め付けると
そいつは
足裏まで落ちていった

こうして
彼女は君臨する
四本足の机の
空洞部分で

 Ⅱ
...
花かごに
ゆったり
あしかけ
たっぷり
ゆられれ
まなこに
うつるる
えだの黒
電車で足を投げ出して
座っているクソガキの
足を思い切り踏んでやる
120kgのストンピングだ
「イテッ!」
「ああ?なんだあ💢」
マジの殺意には
誰も抗えない
黙って目を伏せるだけだ ...
 少女の告白した罪を
 ゆるしてあげたかったわたしも、
 少女であった

のどけき春
光のさなか
惑いにとらわれた指のかわりに
野花をそっとよけ
スカートのひだが重なりあう

...
首筋から這わせた指先が
胸の先にかすかに触れる
少し切なそうな顔をしてあなたは
そっと目を閉じた

夕暮れ
カーテンを引いた部屋に
隙間から少しだけ
黄色い光が差し込む

言葉で伝 ...
防波堤に打ち付ける、波
全てをさらっていく
泡沫が少し、澱みに残るだけ

日がやけに低い昼下がり
人の姿もなく
旅の友は、おねだり上手なカモメ
行先不明の私は
いつだって
迷っている ...
真夜中を疾走する無軌道は自意識は所詮、夜明けとともに失われる時代遅れのノスフェラトゥだ、陽のあるうち連中はどこに潜んでるのかまるでわからない、お互いの顔すら見分けがつかないほど暗くなるまでは怖くて ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
すなはま秋葉竹自由詩719/4/6 12:06
銀河ヒッチハイクガイドれつら自由詩219/4/6 10:39
常識のコレクション・序2自由詩119/4/6 10:37
火宅の猫たま自由詩419/4/6 9:55
かげにかくれて高林 光自由詩119/4/6 9:03
黒より白いペペロ自由詩119/4/6 6:30
手のひら水宮うみ自由詩2*19/4/6 5:56
卒業夏川ゆう自由詩219/4/6 5:20
友人ツノル自由詩2*19/4/6 3:58
金曜日の夕方に坂本瞳子自由詩2*19/4/5 22:21
果たして私は誰ですかこたきひろし自由詩219/4/5 22:18
感触マサヒロK自由詩119/4/5 22:17
春雨世界世紀自由詩6*19/4/5 16:56
ぽつんとしてる/即興ゴルコンダ(仮)投稿こうだたけみ自由詩1*19/4/5 14:38
夢路梅昆布茶自由詩1419/4/5 13:09
【 決戦 】豊嶋祐匠自由詩2*19/4/5 11:43
道しるべ梓ゆい自由詩119/4/5 9:16
ひとりごと自由詩019/4/5 9:07
小さな手自由詩119/4/5 8:38
言語の羅列こたきひろし自由詩119/4/5 6:39
アスパラ帆場蔵人自由詩5*19/4/5 4:43
黄昏の告別 viraj自由詩019/4/5 0:49
新たにDFW 自由詩6*19/4/4 22:36
マサヒロK自由詩019/4/4 21:53
花見ナンモナイデ...自由詩2*19/4/4 21:30
今日の出来事花形新次自由詩019/4/4 21:15
道徳来世の自由詩6*19/4/4 16:53
このまま高林 光自由詩419/4/4 16:22
送春の詩集 長崎螢太自由詩4*19/4/4 16:06
吠える犬は繋がれるか処分されるものなのにホロウ・シカ...自由詩2*19/4/4 15:54

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