蕩けた
さくらんぼ
季節外れの台風が
火照った頬を慰めながら
笑う
笑う
笑いながら
咲いて
咲いて
咲き誇る
武者行列が
押し寄せるなら
舞うのを待って
待ちくたび ...
今は詩に浸る
心が固い
消しゴムやスポンジで
擦られて
そのカスや泡で
見えなくなった
とても大切な人が
生まれた
朝を想像する
自分を愛し
何かを分かち合う
歓びの ...
はこびなさいとおそわった。つたえなさいとおそわった。でも、ほんとうにしたかったことではなかった。(いきるためにぎせいにしていいものなど、どこにもありはしない。)そのためについやしたつきひだけが、かなし ...
嫌なことがあった
再入院だ
土日くらいは帰りたい
嫌なことがあった
死ぬことと比べたら
いや、どうせ皆みんな死ぬんだし
比べるまえからつまらない
嫌なことなん ...
宵はカラスの群れと羊たちのサーカス
銀の膜に薄く張り付いた星が剥がれていく
触れなかったあの子と
大事に抱えた僕で
写し描いていたものすべてが大げさにズレていく
夜光虫の森の入口で
た ...
私を綴じる雨の影よ、色褪せないでおくれ
と白衣の数学教諭のお情けの入っていたブリキ缶が匿う
なんという薄っぺらな人生!
そう書き添えたら手拭いで蜂を叩き落とし
生死は確認せずに恭し ...
君の
動物の痕跡が
皮膚の上から見える
総毛立つ君の気配が
君の内側を開かせる
月のベールが剥がれ落ちる夜
痕跡が発芽する
皮膚の上から
それは
動物の浅黒い皮膚なのか
縄文人の紫 ...
我が物顔で 有名人バカにする
街宣車は 顔に
バカと書くようなもんだね
天才がする同情には
生まれつき貰い手が付きそうにもなくって
少しかわいそうかもしれない
巴が回る夜は
...
「君死にたまふことなかれ 」
湯本温泉の瀧で手を洗い
与謝野晶子の歌を読む
山荘へ
玉簾の瀧
流れ入り
客房の灯を
もてあそぶかな
**
脇詩
多くの顔が
言葉を ...
デリケートゾーンが
聞いてあきれるぞ!
グッチョングッチョン
指入れたり
変なオモチャ入れたりよ!
どう考えたって
デリケートな扱いじゃねえだろう!
「ものすごい指入れオナニー4 ...
忘れ去られ、蔦が這い
色褪せくすみ、ねむったまま
死んでいく、そんな佇まい
そんな救いのような光景を
横目に朝夕を、行き帰る
遠くのタバコ屋の廃屋まえ
どんどんとカメラが引いて行き
エン ...
駅から続く桜並木
だらだら坂のドン詰まり
君がいた病院があります。
桜並木の木の下には
死体と狂気が
埋まっています。
もう四年も前の想い出ひとつ
今年も桜の木の下で
散りゆく ...
風にまかせて
砂がまう
レインボーホログラムに映るは
バルゴンのトゲに憩う未来
事象は変えられず
繰り返すは
血と髪と肌
頭の質量を自覚できる者だけが
キリンとなった
そうだ ...
穴があったら誰か埋めてくれませんか
リモコンの不具合に
いちいち強迫的に反応し
ビジョンから見れば 滑稽なのは
十分承知している
生活に支障のないものの
家族には目障りな光景に見え ...
満開の桜の下に集う人々は
静脈のように透き通っている
花曇りの午後に風が吹いて
柔らかい水のような眠りを誘う
穏やかに笑う彼らの腕時計は
それぞれの時刻で停止している
目的も意味もそっ ...
歩いて来た
砂浜に落とした
貝殻のベッドが
受け止めるもの
薄い体に
透ける光の道
星の嘆きや叫びを
映し出す
心のバリアを
外した時に
初めて輝く
命の呪文
人が ...
ものわかりがよくなったような顔で
笑いも怒りもせずに
人の話を聞き
夕暮れに詩なんか書いて
夜には酔わない酒を飲み
寝つきの悪いベッドに入る
真っ暗な部屋に少しだけ目が慣れた頃
掻き ...
優勝後ビールかけしながら大はしゃぎもったいないと思ってしまう
ドラマ見て心に響くものがない似た内容で新しさない
梨園の食べ放題へ家族と行く三個食べればお腹いっぱい
山々の深い緑に癒さ ...
静けさの
充ちて
落ち着き払う
この夜陰、
独り在ることに満ち足りて
私はゆっくり沈んでいく
底抜け宇宙の底の方へ
私はうっとり泳いでいく
其処は貴女の声、発せられるところ
其処 ...
チューリップ咲くも笑うもお上手ね
花冷えにパチンコ屋めとホゾを噛む
外干しでテンション上がる風光る
春眠を終えると君のいない部屋
缶ビール片手に憂いの花を見て
...
ゆるしておねがい
何か舞う
かけらかに
かけらに
花びらよ雲よ私よ
そして私たちよ
ゆるやかに
ゆるやに
月が満ちて帰ろう
明日から
そう明日から
新しいよ
僕たち
国境地帯
売春少年たちの広場
狼は野放し状態
不法入国によって
チャンスをつかめ
崩れ落ちる星の下で
ソーシャルワーカーは天を仰ぐ
性交渉の記念品は
動物のしっぽの腰飾り
亡命者は自 ...
もう
陽がくれる
とつとつと
西へ西へと歩んでいくと
孤影は東へ歩み去り
すれちがうのは
ひとつ、ふたつの足音と
みっつ、よっつの息づかい
いつつ、むっつのさみしさよ
...
肩肘張るのがいけない
ダメな自称詩人ほどそうだ
バカで才能ないんだから
大それたことなんか書こうとせずに
身の丈にあったもんを書きゃ良いんだよ
それがクソつまらなかったら
あー、クソつまら ...
闇さえわたし
照らすことのない
光さえわたし
鉄柵の奥の
まぶしい水
冷たくひらく
ふたつの香り
二重の曇
二重の径
まがいものの絵筆の空を
白 ...
「家族は唐揚げ」
どこからともなく
湧いて出た
その一句
そのしゆんかんから
なにゆえか
俺の心を とらへて離さぬ
幾百万もの言葉があり
百の何乗だかの組合せがある中で
天使 ...
空へと向かって
伸びる手の先は
まだ開く前の
蕾を留めた
ボタンみたいな
小さな王国
掛け違えることなく
咲く花を
手紙に添えて
送るほどピュアな
時代を思えば
今や写真 ...
層成す緑が揺れています
奥まる樹木の向こうは白々、
高曇りの空に薄日が射し
何とも爽やかな風情です
(こんな景色のなかに居ると
身体中が透き通って
うっとり懐かしく溶けていく、
そん ...
昨日の信念と、今日の信念が変わる人が居る。
一貫性の無い嘘つきだと、人は言う。
そう否定する人は、今を生きていない。
今の在りかを知らない。
...
虹が見えました
時の中で
青い空に
地上と神さまの間に
僕は何処にいるのでしょう?
あなたと自分の隙間でしょうか?
あなたを知らなくても
僕はここに居られるのでしょうか?
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
よろこびのうた
中原 那由多
自由詩
2
19/4/10 19:56
線
ミナト 螢
自由詩
0
19/4/10 19:11
こびない
武下愛
自由詩
2
19/4/10 15:43
ぐだぐだと
ペペロ
自由詩
4
19/4/10 8:26
たどりついたなら
カマキリ
自由詩
3
19/4/10 0:49
終末にはほど遠い平日の
R
自由詩
0
19/4/9 23:26
痕跡
マサヒロK
自由詩
1
19/4/9 23:09
ラビリンスキングドラゴン対けんめいなラヴコール
なけま、たへ...
自由詩
1
19/4/9 23:07
玉簾の瀧に立っていた歌
足立らどみ
自由詩
2
19/4/9 22:31
膨張
花形新次
自由詩
0
19/4/9 22:31
唯一の友だち
帆場蔵人
自由詩
10*
19/4/9 15:08
鬼と桜
……とある蛙
自由詩
11*
19/4/9 14:46
命令である!
ナンモナイデ...
自由詩
4*
19/4/9 14:12
滑稽な球根
朝焼彩茜色
自由詩
5
19/4/9 12:32
花曇りの午後
もとこ
自由詩
17*
19/4/9 11:01
プラネタリウム
ミナト 螢
自由詩
2
19/4/9 10:44
夕暮れに詩なんか書いて
高林 光
自由詩
6
19/4/9 8:39
仕事
夏川ゆう
短歌
2
19/4/9 5:10
沈黙の声
ひだかたけし
自由詩
9
19/4/9 1:13
春本番
秋葉竹
俳句
3
19/4/9 0:33
贖罪的な明るさのように
腰国改修
自由詩
2*
19/4/8 23:50
国境地帯
マサヒロK
自由詩
0
19/4/8 22:48
日暮れをゆく
帆場蔵人
自由詩
11*
19/4/8 20:43
ザ・スターリンを聴いてからにしなさい
花形新次
自由詩
0
19/4/8 20:10
声と鉛
木立 悟
自由詩
1
19/4/8 19:42
家族は唐揚げ
石村
自由詩
19*
19/4/8 16:45
枝
ミナト 螢
自由詩
0
19/4/8 14:54
森林公園にて(改訂)
ひだかたけし
自由詩
6
19/4/8 13:29
【 今を生きる 】
豊嶋祐匠
自由詩
4*
19/4/8 12:06
小惑星の知恵
まみ
自由詩
3*
19/4/8 9:14
1085
1086
1087
1088
1089
1090
1091
1092
1093
1094
1095
1096
1097
1098
1099
1100
1101
1102
1103
1104
1105
1106
1107
1108
1109
1110
1111
1112
1113
1114
1115
1116
1117
1118
1119
1120
1121
1122
1123
1124
1125
加筆訂正:
街路樹のうた
/
Lucy
[19/4/8 19:06]
変換ミスで漢字間違っていました。訂正します。すみません。
3.44sec.