つのる想いを 夜風にさらす 祭囃子に 涙雨
つい最近まで
私の中で
極悪と言えば
若い母とその内縁の夫だった
この頃それに
後期高齢者夫婦が加わった
前者は自分たちの子供にとってという
但し書きがついたが
後者は無差別、無意識な ...
少し蒸し暑い風が吹いて来る
海を渡って遥々届く
初夏の風に違いない
空は淡く青く広がって
この巨大な球体の上に
私はしっかり足を付け
何を不安がることがある?
自問し次第に陶然と
溶 ...
すごいですね!
酷く饒舌なれど意図せんとする物は不明瞭也
せんべいをかじって
もぐもぐする音すら部屋を飛び交う
無表情の自室 不意に笑う
それでも憧れの消防士になどなれぬ
思い思いの表情を投げて
あの子に届くよう祈る
羽を生やして 何処へいっ ...
目覚めたと気づく前に
さっきまでの夢を
思い出したいと思った
冬の海
君と僕
白い波
脈絡もなく記憶だけが
ぽつりぽつりと
胸の中にただよっている
空 ...
粋な噂も七十五日 未練な小指に赤い糸
雷が静かな死を私に受け取れと鳴く。
あっちを向いて吐き出す息は熱いが。
涼しく風を感じたり、透き通る夜更けを見たり。
青空は四角い。雲の切れ間にはつまらない透明。
聞こえ出したエン ...
サイコロを転がす度に
確実に愛が増えている
そんな容易じゃないから
みんなが困っている
どう表そう
どう
あの人の心に刻もうと
思いつくのは
キザな言葉ばかりで
...
日焼け止めクリーム
塗らなかった
焦がされる夏を
自転車で転ぶ
クラクションひとつ
拾ってしまえば
ここはもう安全な
場所じゃない
夕陽の中に
扉を見つけて
また明日という ...
灰色が溜まっていく
灰色が溜まっていく
時は矢のように飛び去り
灰色が溜まっていく
憂鬱な快楽
(憂鬱は澱のように沈み)
空は高曇り
舗装されたばかりのアスファルトを
五歳の私が駆 ...
つかまえた蛍を部屋中に飛ばした
蛍がふわふわと飛びまわり
妹とおいかけた
気がついたら朝だった
かたつむりがアジサイの葉をはっていた
ずーと見ていた
いつのまにか雨は上がった
か ...
月の光の中では
命が停まる
箱を持った男が一人
長いすに腰掛けている
男は僕にプラグを貸して
ほしいという
ちょうど予備バッテリーを
持っていたので
「これどうぞ」
と手渡すと
...
ねじれている人がいる、
線路脇、
まだらに毛が生えて、
グギギグギギ、
摩擦が大きい、
こいつ虹彩が無えわ、
右肩促され半回転し
唇の残像を空間に残す
立ち薫る君を
見下ろして
ただそれだけが浮かぶ顔
神経を全集中させて見る
この世唯一の存在
お祭りの賑わい暫く続きそう終わった後も余韻が残る
沼津市の南の方の地区が好き静かな漁港昔の姿
良い日々が続く予感に覆われる笑顔のままで過ごせるイメージ
紅葉が深まり観光客増加一瞬で終 ...
ここまで来てくれた 四輪駆動車
今では砂嵐に見え隠れする程に小さくなってしまった
岩陰に隠れながら罪悪感が闇夜と足並みそろえて
忍び寄っては去っていく
走り始めた頃は無かったけれど
...
昔
戦争があったらしいが
俺は知らない
しかし
俺の父親は戦争に参加した
だけど
父親が果たして敵を殺したか
一人も殺さずにすんだか
なんて話を
俺は父親から
一度も聞いてない ...
いい喫茶店を見つけた
年季の入ったマスターが
淹れてくれるコーヒーの
苦くて美味い
働き詰めた日常の
何も考えなくていい
そんな隙間
見つけた
行き交う人の視線はあったと思えば逸らされて
人混みに飲まれていく押し戻そうとすれば
虚しさに潰されそうになる
点滅する信号機が生気を失った瞳
無造作に生活用品(がらくた)に
同化しつつあ ...
ひとしずくの
音が染み込む
わたしの一番薄いところ
宴よりも華やかに
纏う羽衣のかおり
たとえば
堕ちていく人工衛星の軽さ
軋み
燃え尽きる
事が季節へのたむけと
そうわら ...
ねえ
なんでワタシ
なんにも作品うかばないの?
書いてるじゃん
作品ていうか想いを
っていわれそうだけど
けどこれは
ただの私の深層心理に過ぎない
書いているうちに ...
気温25度ぐらいの
する事のない晴天の日は
それ自体がひとつの音楽だ
階段を登って空を見上げると
悲しい思い出が粘度の低い唾液となって
唇の端から漏れる
引き延ばされるありきたりなフレーズ ...
羽の折れた兎は
黄色い風のなかを
うす青いシャボン玉にのって
泳いでいるのです
沈黙するマグネットと
剛健な雪玉をおびやかしながら
渓谷の底には
凍り付いたケチャップの
静かな ...
陽と薔薇をあなたに
持って行こう
小雨が降る初夏
いなくなった君に、、
墓石の上にそっと置く
涙は流さない
そう決めたのに
頬をつたう涙は
雨と同化した
太陽 ...
呼吸をするたびに
口から蛍を放つ
俺
今年もまた
忙しくなってきた
子供のころ
蛍狩りに行って
飛んでいる奴らを
割りばしで
捕まえては食べていた
その
バチなのだろう
...
小伝馬町の地下鉄を出て通り沿いに北に向かう。5分程行った所
に行きつけの喫茶店があった。広い客席が地下1階にあって、カッ
プを片手に階段を降りて行くと珈琲の香りと焼菓子の甘い香りがし
た。なに ...
揺れる揺れる
目玉が零れ落ちる
心臓までずり落ちる
開いたこころの目だ
胸元に光る血走ったふたつの眼球が
剥き出しのまま光線を撒き散らす
首から上
空洞になった眼窩を
確かめることも出 ...
君は言う
言葉を
超えたモノに
言葉で接近しようと
スルのは馬鹿げたことだと
君はやっぱり言うのか
そう言う君の声、
それこそ僕が近付きたい
遥かな響き宿す
モノなのに。
...
水面にキス、をした波紋の先に血液が流れる事実が愛しい、見上げる、あげる、ね。あの星々から落ちた涙と身体に雨が滴り落ちる、夏の夕ぐれ。何もない綺麗もない汚いもない、陽射しに目を細めて少しだけ君が小さくな ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
つのる想いを【都都逸】
高林 光
伝統定型各...
2
19/6/5 18:40
極悪同盟
花形新次
自由詩
0
19/6/5 18:17
ありがとう
ひだかたけし
自由詩
3
19/6/5 17:57
ライティング×ライティング
渡辺八畳@祝...
自由詩
0
19/6/5 15:55
パジャマの残り
ふじりゅう
自由詩
0
19/6/5 14:24
夢幻
高林 光
自由詩
2
19/6/5 9:06
都々逸
福岡朔
伝統定型各...
1
19/6/4 23:17
黎明、その静かな死を。
秋葉竹
自由詩
7
19/6/4 21:37
神
花林
自由詩
1
19/6/4 17:46
熱帯夜
ミナト 螢
自由詩
2
19/6/4 17:14
高曇りの空に
ひだかたけし
自由詩
8*
19/6/4 17:06
六月の頃
あおいみつる
自由詩
9*
19/6/4 14:54
ハコのナカ
ナンモナイデ...
散文(批評...
3*
19/6/4 13:52
沿線
渡辺八畳@祝...
自由詩
0*
19/6/4 10:01
顔
〃
自由詩
0*
19/6/4 9:59
観光客
夏川ゆう
短歌
1
19/6/4 5:03
月はいつくるのだろうか
ムウ
自由詩
0
19/6/3 23:42
これから戦争なんて
こたきひろし
自由詩
2
19/6/3 23:39
隙間
砂漠枯
自由詩
0
19/6/3 23:22
頬に残る涙あとは消えないまま
ムウ
自由詩
0
19/6/3 23:10
L' eau
すいせい
自由詩
5*
19/6/3 21:19
それでも書いてしまうのは
花林
自由詩
0
19/6/3 20:19
手すりの感触はもう忘れたけれど
noman
自由詩
3
19/6/3 18:55
羽の折れた兎
由比良 倖
自由詩
2
19/6/3 18:41
愛するんだろうな
花林
自由詩
0
19/6/3 18:27
蛍
ゴデル
自由詩
2*
19/6/3 18:13
珈琲の香り / 喫茶店の地下1Fは不思議な洞窟のようで
beebee
散文(批評...
3
19/6/3 18:08
ShakeheadShake
世界世紀
自由詩
2
19/6/3 17:44
君は言う〇遠くの森
ひだかたけし
自由詩
4
19/6/3 17:19
夏を投げる
かんな
自由詩
3*
19/6/3 17:15
1092
1093
1094
1095
1096
1097
1098
1099
1100
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1110
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1117
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1132
4.5sec.