くもたちが、だんだん固くなってきた。いつのまにそんなに伸びたんだろう?っていう草木や花。空腹に甘いパンを齧れば、とたんに胸がつかえて進めない。
(満員電車を乗り継いで花を切りに行く。)
泣 ...
春のあるある
暑い日ばかり続いたから
心機一転キャミソール一枚で出たら
寒の戻りが吹きすさんで風邪を引いた
そんなとき
薄着のうえに長袖一枚羽織ったら
体温の調整ができること
知りすぎた ...
どれだけ走ってみても
虹の先へ届くわけなかった廃ビルの街。
どんなにやさしい夕日がみえても
ひとつの行先もみつけられない。
虹が空から消えるまえに
懐かしい海と空の物語を ...
目が覚めて一番に 口にした言葉は
くちなし
薫り ゆたかな色彩の白
しずくを 湛えた光沢の葉
無垢を 口にするときの ふるえる くちびる
くちなし
きょういちにち なにを はなすことだ ...
斑模様、太陽の光の中を泳いで、やがて反射に隠れて見えなくなる、アスファルトからの熱と昨日の雨が化ける湿度で、俺たちは蒸されてまともな感覚を失くしている、夏には夏の、冬には冬の狂気がある、人は誰もそ ...
あぁ
世界は
なんという粒子の細かさ
無数の感情が
一生をかけて
行く宛てを探している
今日も私に届いた粒子を
醜いと思う私が憎い
悲しみだけの自嘲
恐怖を携えた挨拶
...
敢えて云う ドキドキワナワナ ヴァンドーム
ときめいて 仏の顔も 鰓呼吸
黄昏に エクトプラズム トリスタン
決意する ギロチン問答 眼からビーム
うつむいて 驢馬語囁く スト ...
ブラームスはお好き?
それなら
ピアノコンチェルトがおすすめよ
それもNO.1のね
新しいステレオ録音なんて
ろくなものがないの
いくら音がよくても
...
インターネットの世界には神様はいない
インターネットの世界には何様ばかりで
ネットが無くなると困るのに貶めている
ナイフは便利なものだが人を殺せるのだ
クルマは便利なものだが人を殺せるのだ ...
からっぽです
それはそうと
からっぽなのです
いいえ、からっぽなのです
からっぽなんだってば
それ以上言うこともないでしよ
からっぽなんだから
寂しいよう
近所の魚屋にギターが売られていて
魚屋のじい様、年季の入った海軍御用達の
看板を磨いてぴかぴかにして笑っている
こいつはまた活きのいいギターじゃないか
そういうとじい様は息子が若い頃に弾い ...
おれは水溶性だから
泣いている人とか、
こういう灰色の
天気が嫌いだ、
カゲロウみたいに
目の前がふらふら歪んで、
傘の無い人もろとも
いきなり消えてしまうのは
怖いな、
...
生姜焼き定食なんて食べながら「来世もヒトがいいね」と言った
煙草ならしっかり消した 不審火で死んだ友への無実をこめた
泣くだろうけれどいつかは聞かなくちゃ、ぼくの右目が青い理由を
思 ...
最後の恋かもしれない
恋に恋して恋かも分からないまま
私は何枚ワンピースを縫ったのか。
私は知らなかった、
あんなに小さなお花に劣等感を微塵も感じず
ブレザー着こなす紳士ぶった紳士、
くま ...
ずっと引きこもっていた
誰とも接して来なかった
ケータイなんかいらなかった
だから写真は
引きこもる前の
中学時代のものしかない
連日大々的に
テレビに映し出されるんだったら
年相 ...
風のない日も向い風
おでこもあらわペダルをこいで
きみは往くきょうも
仮の目的地へ
本当に往きたい場所には
まだ名前はない
愛せない地図ばかり
もう何枚も手元にあるが
こんなに長い一瞬 ...
今日こそは一軒めで帰りますよ
と
言ったはずが
最初はビールだけと言っておい
て
プリン体が気になるから
と
焼酎を頼んだ辺りで
赤い顔をして
乗ってきた
と
本部長が言うから
...
ぼくときみの邂逅が46億年の証明ならそれでよいのだろう
だけど君の背中に羽がついていないのはぼくのせいではない
そういった羽を供給する会社の社員ではないのだから
ぼくは優しい気持を維持できな ...
恋情に消費期限があるなんて知らなかったよ冷めてくカップ麺
障害があるかないかの差があってわたしは足を引きずっている
缶けりの先にはいつもかくれんぼ探されぬまま皆いなくなった
死ぬ事に ...
冷たい夜が辛かったので、夜のしじまに問いかけてみる。僕は、僕を僕と呼ぶようになって、いつのまにか時が過ぎ、存在の危うさすら曖昧に、ぼやけた薄闇に抱き、ぼうっと腰を落ち着けている。ネグリジェの下に隠した ...
づきづきと心が痛んでいました
正体はぺらぺらの心なのに
その時僕は十四歳
正男君も同い年でした
僕が正男君に近づいて仲良くなろうとした本当の理由は
三歳年上のお姉さんがいたからです
...
数年前に家のベランダから長男と一緒に、正体不明の飛行物体、いわゆるUFOらしきものを見て喜んだことがあるのだが(パチンコ玉のようなものがスーと横に移動したり、突然いなくなってしばらくして全く別のところ ...
この星じゅうのいのちとつながれるよ。まぶたを均一にぬいあわせて、あわい吐息ももらさないで、四肢を暗がりにひたしてゆけば、赤色の人びとは黄色く黒くWARNINGをたれながしはじめるから、ソケットにねじこ ...
この詩を書き終わったら、やりたいことがある。夢はでっかく、富士山ダ!
富士山のあたまに、スカイツリーをブッ刺して、その上にさらに東京タワーをブッ刺して、そのてっぺんで、自撮り棒使って写真を撮る。そし ...
シャフトの部分が少し古びて
錆の匂いが鼻をつくとき
お気に入りだったと気付いてしまった
こんな気持ちになりたくないのに
水無月の空が私をしとしと待っている
日々がどよめいている
宇宙が波打っている
『遠い遠い』と手を振る君
)何かが湧き起こり
)何かが沸騰して
)すべてが終わり
)すべてが始まろうとしている
)名状しがたい何物かが流動し ...
今月末旅行へ出かける
誘われたわけでもないのに
遠くに行くなんて
久しぶりだ
一昔前にそんな話を聞いた
あんたはそんな言葉だけで
でかけてったきり帰らない
俺もでかけていくのは好 ...
種が芽生えるためには
尽くされなければならない
みずうみがある
種が根付くためには
終わらなければならない
幾何学がある
種が芽生えて根付いた先には
新しい双葉が包皮を脱ぎ捨てて
...
「ねえ、夜這いって、知ってる?」
と、{ルビ麻子=あさこ}ちゃんにきかれた。
わたしは、その言葉を知らなかった。
「ヨバイ?」
麻子ちゃんは、けさ読んだ小説に出て ...
誰も知らない工場で換気扇が風と遊んでいる
忘れられたワセリンガラスが朝日に炙られている
埃にまみれた大気が分厚く層をなして
なぜ此処にいるのかわからないまま
永劫に{ルビ中二階 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ささくれ
はるな
散文(批評...
3
19/6/3 16:20
知りすぎた女、消されて
にゃんしー
自由詩
1
19/6/3 9:08
街へ《改》
秋葉竹
自由詩
6
19/6/3 7:17
きっと はなせる
るるりら
自由詩
28*
19/6/3 1:19
水面、ってテも、なくはないし。
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
19/6/3 0:44
粒子
TwoRiv...
自由詩
2
19/6/2 21:24
Cyborg
墨晶
川柳
1*
19/6/2 20:45
ブラームスはお好き?
st
自由詩
3*
19/6/2 12:08
ネットの何様
イオン
自由詩
1*
19/6/2 10:47
からっぽ
印あかり
自由詩
8*
19/6/2 7:14
魚屋でギターを売っちゃ悪いのかよ
帆場蔵人
自由詩
4*
19/6/2 3:05
盲目
鈴木歯車
自由詩
16*
19/6/1 22:52
青い目
〃
短歌
1+
19/6/1 22:45
わたしのワンピース返して。
杏っ子
自由詩
6
19/6/1 20:52
永遠の15歳
花形新次
自由詩
1
19/6/1 17:47
自転車少女
ただのみきや
自由詩
15*
19/6/1 13:56
酔劫回帰
ねなぎ
自由詩
0
19/6/1 13:30
優しい気持ち
梅昆布茶
自由詩
7
19/6/1 10:00
八首
こたきひろし
短歌
1
19/6/1 9:43
夜の断片
たこ
自由詩
2
19/6/1 1:44
づきづきと心が痛んで
こたきひろし
自由詩
4
19/6/1 1:41
母、UFOと接近遭遇す!
マサヒロK
散文(批評...
1
19/6/1 0:24
他人
来世の
自由詩
2
19/5/31 23:54
ハッケヨイ、自撮り棒
miyaki
自由詩
1
19/5/31 23:34
6月
福ちゃん
自由詩
1
19/5/31 23:26
予兆
ひだかたけし
自由詩
4
19/5/31 19:22
ピー・アンド・ナッツ
竜門勇気
自由詩
0
19/5/31 18:50
家庭に浸されて
葉leaf
自由詩
1
19/5/31 16:49
「ひまわり」
羽衣なつの
自由詩
7*
19/5/31 16:11
最果てに咲く蓮
高原漣
自由詩
1*
19/5/31 2:48
1092
1093
1094
1095
1096
1097
1098
1099
1100
1101
1102
1103
1104
1105
1106
1107
1108
1109
1110
1111
1112
1113
1114
1115
1116
1117
1118
1119
1120
1121
1122
1123
1124
1125
1126
1127
1128
1129
1130
1131
1132
4.44sec.