荷台に何かを載せている
どこからともなくやってくる
毎日毎日

誰もその顔を見たことがない
どこかで誰かが祈っている
毎日毎日

中身は何かわからない
目の前を通りすぎて行くだけ
...
数十年に一度の強烈な台風が通り過ぎた
当然のように数十年に一度の甚大な被害が出た
でも熟れた木の実を一番落とすのは時間
もっとも多く人を殺すのも時間
切り札の星空をつくる傘を差す

泣き止んだあとの無限色のひかり

あたらしい なつかしい飴を買ってみる
点線のように
切り取られない
その形をまだ
誰も知らないの

下書きみたいな
心をはみ出し
飛び回る日は
また別行動だ

何よりも高い
場所から見ている

小さな買い物
大 ...
地球はお饅頭
地球外星人がやってきて
その超高度な文明の力で二つに割った

「パパあたしに半分ちょうだい」
分かったあげるよ
だけど娘よ
マグマが垂れるから
やけどしないように
夜中に蚊が飛んでウルサイヨ
殺してやる
近づいてくると
スマホの明かりをたよりに
何度もはたき殺そうとしたけど
無理

あっ
蚊が嫁さんの顔に止まった
血を吸っている
隙あり
そ ...
母親の産道をやっとの思いで通り抜けた

力んで力んで激しい痛みに耐えてくれた
母さん

私は産声をあげた
「おめでとうございます。元気なおんなの子です」
私を取り上げてくれた助産婦さん
...
いまから僕が歌う 
数分間のテノールのアリアで
必ずあなたを振り向かせる
そして、ソプラノの返し歌
あなたからのアリアをもらう

さっき出会ったばかり
それなのに僕はもうあなたに
心を ...
さよならは綺麗だったね。
少し季節がおとなになるような、私達にだけ吹く風だったね。
だけどそんな風を、私は知りたくなかったよ。
美しく物語めいたさよならなんか、別れとの出会いなんかいらない。
...
そそくさと駐車場へと向かう脚、
そそくさと駐車場から向かう脚、
終わりかけの短い休憩時間と、始まったばかりの長い休憩時間が、
ちょうど低い丘の上にある玄関先の広い石段ですれ違うとき、
ちょうど ...
ジェラシーのベーキング?
押しつけがましくならないようにと
出来るだけ削ぎ落としたつもりで
膨らんでしまうもの
必死に抑えながら
Lineを確認しています
私もしょせん凡百のパン屋の男に ...
海は待っている。誰かを待っている。それは潮風に溶けた予感だ。海へと続く秋の小径に吸い込まれて行く時、私は知らず足早になっていく。透明な水に青いインクを落とした色の拡がりが、あの松の林を抜けた先にある。 ... さいごの蜻蛉がいきをひきとった
かえりはくらい溜息で
宙返りする雲がふくらんで
そしておんなになったと囃したてる


くちびるはたくさんの蔦がからまるから
目のむきだけでゆくさきを伝 ...
牡牛座系の眼鏡屋で
雨乞いの踊りに興じていたら
タコ川タコ太さんがやってきて
山梨県の喫茶店に連れて行かれたんです

そして、8年前に見かけたタニシについて僕が語っていると
タコ太さんが涙 ...
いつか天使に
羽根が翼になるように

そうなればと
天使に恋をした妖精は
こっそり見つめてる

天使の鈴が咲いたら
たくさん届けよう

綺麗な鈴の音をぶら下げて
クリスマスの ...
凍るように広がる
冬の夜空は海のようで
東から西へ流れる月はクラゲ
夜光虫を集めたプレアデス

今夜も編んでるあなたへ
羊は身体を差し出して言う
私の毛をどうぞと
温かな夢を編んで ...
小さな歩幅で駆けてくる
足を踏み外して
天の川へ落ちていく
尻尾を立て泳いで渡る

岸の向こうで待っているのは
シリウスの瞳のおおいぬ座

プロキオンはこいぬ座の魂
白く小さくひ ...
台風の奴が過ぎ去っちまえば、
我が意識はまた、パソコンあさりを再演し始める。
母の一周忌が過ぎてからでいいと思うのだが。
6万ぐらいで、メモリーを16gbにしてとか、
hdは、1tでいいか ...
花が散った後の
道を誰かと
走ることでまた
輪になる自転車

舞い上がる
蝶のような
羽根をした
春の証に
触れてみたかった

祈りの日を忘れた
僕たちは
地球と目が合う
...
あの柔らかな爪
あの柔らかな腰
あの柔らかな産毛

匂いを嗅ぐと 痺れてしまう
疲れた顔を見て 逸らせなくなる

俺の硬い指
俺の硬い肩
俺の硬い視線

当たってしまえば 裂けて ...
ひとはそれぞれに
生き方や経験だけが醸し出す
そのひとだけの香りを漂わせる
堤防決壊の原因を説明する

専門家の話は


誰が聴いても納得できるものだ


ボトルネックとかバックウォーターとか

蛇行の外側に加わる遠心力とか....


こんな簡単な ...
ラグビーボール、さつま芋、焼き芋たべたいな。
大学芋もいいし、スイートポ、あ、トライ見逃した。
 優しさだけがある人のなかに 太陽がおちて 夕焼けが終わった
   冬の空より退屈な人ね
 ひなた雨がいう
 そういう雨も そうとうに退屈なかおをしていて おれも ついおおきなあくびをした
  ...
海を見ている心に近付く
波が削るのは
まだ温かく濡れる予定のない
明日を生きる力 前借りをした

歩きながら拾う貝殻の色
いつもより綺麗に映る鏡だ

プリズムみたいに反射する笑顔
海 ...
生温き句捻らむかと風の夜

私達は私達の進むべき道を
そんなこと判ってるのに
判っているのにどうして
こんなにも無為に時を過ごすのだろう
また、それを慈しむかのように
それも ...
心に広がる空
心に流れる雲

その下に
広がる原野を
みつめていた

聞こえてくる風の音に
耳を傾けていた

死んだ父親

死んだ母親
そして
死んだ姉二人

風の音 ...
上司に怒られていても
映画で泣いてしまっても
ボーナスがでても
公園でタバコが吸えなくても
どうってことはないんだけど

胸の大きな女を抱いている時
ゲームで負け続けている時
心臓とは ...
きょう、おまえは二十歳になる
もし、生きていてくれたら…

特別の思し召しで
神様がいまのおまえを1日だけ
天国から地上に降ろし
会うことができたら
父はおまえと何をしよう?

まず ...
若い時は若いひとを応援した

かれらが横柄であろうと

大金持ちであろうと

それが自由や希望だった

私に訪れるかもしれない未来たち


かれらも私も年を重ねた

むっつり ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
トラックと神様藤山 誠自由詩019/10/18 10:57
台風、過ぎ越て黒田康之自由詩119/10/18 10:41
光る雨水宮うみ川柳2*19/10/18 10:00
ミナト 螢自由詩219/10/18 8:08
地球外星人がやってきてこたきひろし自由詩619/10/18 7:28
蚊が飛んでいる自由詩419/10/18 6:45
どうにもとめられない衝動自由詩219/10/18 5:45
プッチーニ 歌劇「ラ・ボエーム」より日比津 開自由詩419/10/18 5:26
さよならをしたくなかった水宮うみ自由詩3*19/10/18 4:49
中秋の本田憲嵩自由詩319/10/18 2:04
パン職人自由詩419/10/18 2:04
秋の海へ帆場蔵人散文(批評...4*19/10/17 23:59
いきのいろすいせい自由詩619/10/17 23:14
雨乞い後の出来事をりふし水自由詩119/10/17 22:53
クレマチス・ピクシーの妖精丘白月自由詩119/10/17 22:05
おひつじ座自由詩319/10/17 22:04
こいぬ座自由詩119/10/17 22:03
近況ナンモナイデ...散文(批評...7*19/10/17 21:18
ミナト 螢自由詩2*19/10/17 20:04
あこがれ藤山 誠自由詩1*19/10/17 17:05
香炉HAL自由詩6*19/10/17 14:43
信玄堤st自由詩419/10/17 12:20
スイートポクーヘン自由詩9*19/10/17 12:17
天泣ファンタジー草野大悟2自由詩319/10/17 10:40
感情回路ミナト 螢自由詩219/10/17 8:48
生温きAB(なかほ...自由詩3*19/10/17 8:13
左と右と真ん中しかないこたきひろし自由詩319/10/17 5:37
魂のようなもの藤山 誠自由詩3*19/10/17 5:08
きょう二十歳になるおまえと日比津 開自由詩519/10/17 4:43
悲しみ函館ドラゴン自由詩019/10/17 0:33

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