四番街の真っ赤なシトロエンの中の焼死体は一七歳の娘だった、その車がいつからそこに止められていたのかということについては誰もはっきりと思い出すことは出来なかった、そこは居住区の端っこにある不便な地区 ...
あなたの言葉は
フリーズドライになって
ずっと胸の小瓶に詰まっている
いつか濾紙に取り出して
熱い本当の言葉で抽出したい
涙で心を洗うしかない
誰か愛しい人はいますか?
憎まれても
想った様にはゆかなくても
悲しみを抱えてしまっても
許せるくらいに想える人が
プライドを傷つけあっても
地面に倒れこみそうになっても
それでもいいと ...
ひとり取り残された部屋
煙草とコーヒーのにおい
片付けていたら虚しさだけが残った
「なんで私ここにいるの?」
(空白)
ホーム柵が私の邪魔をする
乗り越えるにはスカートがひらひらし ...
薔薇を描いて奥さんにほめられました
アスファルトには草が溢れていました
どこかで見たことがあるような俳優
それほど驚かれもせずに羞じらいました
すべては自分のことばかり
...
2019.10.10.
あなたはわたしのたったひとりの亡友だったと
悲しみとは時に時間差で襲いかかってくるもんさ
まんまとわたしは気が狂い死にたくなった
繋ぎ止める日常の命綱 あなたの微笑 ...
小学生の頃、父が買ってきた「武将列伝」
父がいないときに盗み読みをし
夢中になって読んだ
織田信長
武田信玄
上杉謙信
戦国時代の武将を中心に
平安から幕末までの武将、武士の
...
なで肩から制鞄がずり落ちた。
十代とやらは呆気なく終わった。
早く起きて会社へ行く
それは日常で
それ以上でもそれ以下でもない
休みの日
早く起きてあの人と逢う
それは日常で
それ以上でもそれ以下でもない
と、
思っていたけれど。
...
あなたのもとに嫁いだ日に
鳥籠ひとつ持ってきました
ずっとずっと女になってからも
大切に飼っていた鳥だから
これまでに
一度だって逃げようなんてしたことなかったのに
あなたのも ...
うつくしい手触りを
決して通りすぎないこの指先のように
僕は詩をみつけていきたい
その全てが言葉にならなくてもいい
全てを憶えていなくてもいい
指先が指先を保ち
ふいに触れたものに
...
美しい言葉を綺麗に並べたら
弓にして
誰かの心に矢を放ちたい
それが誰かがわからない
靄に飲まれて
わからない
美しい言葉を綺麗に並べて
風景画を描きたい
気に入る絵の具が ...
朝、電車の真向かいの席で
質の悪い即興芸術を
見せられている
目も当てられない不細工な顔が
とても不細工な顔に
不細工な顔の持ち主によって
ペインティングされると言ったものだ
辺りにはコ ...
ノックをする度に爆発してた
黒い宇宙から流れる文字を
生かすものと殺すものに分けて
美しく見えるようにしなさい
僕等が望んだ芸術のために
握り合ったのはナイフかも知れず
残され ...
あと数時間後に優勝者が決まる
音楽コンクールの本戦
バイオリンとオーケストラの共演が
これからはじまる
最初にチャイコフスキー
次にブラームス
そしてシベリウスの協奏曲が
次々と演 ...
わたしは歷然と包丁が下手
わたしが思う鑄鐵の衝立
野犬の方法が良いとわかった
跳梁しない限り それは業師の破戒だ
奔放な滿月なら
先方の愛猫に禁じな ...
風はプールを波立たせた
濁った水底には幾人もの女が沈み
ゆったりと回遊している
着物の裾を触れ合わせながら
言葉も交わさずに
*
青いゴムホースで縛られた家
血管 ...
ぼくはあなたが好きである
部屋のあなたが好きである
こっそりしているあなたが好きである
ひとりでやろうとしているあなたが好きである
検索しても出てこないあなたが好きである
youtube ...
ああ 風が吹く
空気、気圏水面の冷気に触れ
含む熱、適度に放散し
この大地に
秋という季節を刻んでいく
遠い昔から今の今まで
高く天に青、打ち広げ
)地球、太陽から遠去かり始め
) ...
じっと見つめていた
なにをしていたのかわからなくなっていた
あ、見つめていた、
たぶん血圧があがっていた
鼻をほじるとすぐ血が出てきたから
辛いことあれば昔みたいにそ ...
地球から外へ脱出したい
毎日毎日が息苦しい
嫁を貰った
子供ができた
子供は大きくなって
おとうさんが死んだら
ちゃんと葬式だけは
してあげるから
と言ってくれた
なんて出来 ...
僕はここに生きている。全てが可能になる領域。
とても長い時間をかけて鬱が良くなったり悪くなったりした。五ヶ月前に何か変わった。ピストルにセーフティがかかるみたいに。二ヶ月前にも何か変わった。その ...
あたしだってあきらめましたかあさんのぼうれいとはもうおわかれしたい
言葉にはできないものがある
言葉からは洩れるものがある
その溢れ落ちた得体の知れないものを
掴みどころのない感情を
何とか伝えようと
何とか形にしようと
何とか掬い取ろうと
名も無き詩人 ...
すこしだけ君が笑顔になれた町
本当の大丈夫になるための旅
星空を初めて家族で眺めてる
夢を見るために毎日眠るんだ
目の前の地下鉄がチカチカ光る
少しずつ自分の夢を知ってゆく
錆びないように油をさして
繰り返し終着駅だと叫ぶ
スピーカー越しの君の眼は
老いた牢屋の有刺鉄線
B玉をはじくように嘗め回し
避雷針を倒して遊ぶ
此処は{ルビ何処=いずこ}の鬼 ...
来世のさきまで雨が降る
来世への階段まで水があがる
あなたはじぶんがきれいだと知っているのか
カーテンから白いひかり
うごいちゃだめよとまっすぐ怒られ
庭にでて呆然と ...
君を追いかけて
追いついて振り返らせて
謝るからさ
明るい笑顔を見せてよ
騙そうとしたわけではないし
冷たくなったわけでもないんだ
動きはじめた運命の歯車が
ただただミシミシと音 ...
日付順文書リスト
タイトル
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日付
頭のいい子が幸せになるのは難しい
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
19/10/20 22:49
インスタントは嫌い
丘白月
自由詩
1
19/10/20 20:06
悲しい時は
〃
自由詩
2
19/10/20 20:05
拙く単純なままに・・・
まみ
自由詩
4*
19/10/20 17:42
でんしゃじてんしゃ
木村きむ
自由詩
3
19/10/20 16:58
遠くへ行きたい
函館ドラゴン
自由詩
1
19/10/20 15:38
わたしにとってあなたは
余韻
自由詩
0
19/10/20 14:46
海音寺潮五郎氏へ
日比津 開
自由詩
1
19/10/20 14:36
なで肩
クーヘン
自由詩
3*
19/10/20 12:36
日常よりもたいせつな
立見春香
自由詩
7
19/10/20 10:27
籠のなかの鳥
こたきひろし
自由詩
5
19/10/20 9:23
ゆびさき
ぽりせつ
自由詩
4*
19/10/20 8:44
美しい言葉を
こたきひろし
自由詩
6
19/10/20 7:53
ヒース・レジャー
花形新次
自由詩
1
19/10/20 7:50
ボールペンの詩
ミナト 螢
自由詩
3
19/10/20 6:46
音楽コンクール
日比津 開
自由詩
3
19/10/20 4:43
旅愁
墨晶
自由詩
0
19/10/20 0:40
通り魔たち
春日線香
自由詩
3
19/10/19 23:33
部屋のあなた
宮木理人
自由詩
2
19/10/19 23:15
刻
ひだかたけし
自由詩
5
19/10/19 21:58
あばよ―柳沢慎吾に捧ぐ―
函館ドラゴン
自由詩
0
19/10/19 21:24
ネットの宇宙
こたきひろし
自由詩
3
19/10/19 20:08
老いたペンギンのメモ
由比良 倖
散文(批評...
3*
19/10/19 20:05
菫印
もっぷ
短歌
2
19/10/19 19:25
戒め
HAL
自由詩
12*
19/10/19 18:44
町
水宮うみ
川柳
2*
19/10/19 18:42
知らないものを見る
〃
川柳
1*
19/10/19 18:39
fɔ́ːrtrəs
水知鴇都
自由詩
2
19/10/19 18:25
来世への階段
函館ドラゴン
自由詩
2
19/10/19 17:47
9月の純心、10月の青空
秋葉竹
自由詩
9
19/10/19 17:09
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3.44sec.