風呂上がり三千世界に生まれたからには一度は不良の顔もしてるでそ
 
 
水面に顔を寄せていくと
無数の鯉が浮かび上がってくる
餌をくれると勘違いしているのか
ぱくぱくと開け閉めする口が異様である
指でも突っ込んでやろうか
でも吸い付かれたら気持ち悪いな
上空の ...
「詩人になれたら死んでもいい」
と、みかちゃんが言った
「あたしは詩人になれなかったら死ぬ」と言い返した
あんなにあたしたちがなりたかった「詩人」て
なんだったんだろう

私も彼女も
自 ...
鶏の手羽みたいな女が
高いところにずっとぶら下がっている
肌は青いペンキを塗ったように真っ青で
裸足の爪まで青紫をしている
表情は暗くて見えない
垂れた乳房の横に穴が空いていて
そこから音 ...
記憶体、
ざっく ザックリと 切り開かれます
映像群、
ぽっか ポッカリと 映し出されます

汽笛、
鳴ります 遠い国

流れる流れる追いつけない

洋上の青 浴びる太陽
溶け合 ...
私は語れない
立派な悲しみでないから
物語にならない幸せ
幸せにつなげられない景色
毎日繰り返し使い古した
囁きが増えてざわめきになり意味は消える

現実と夢では
リセットされるだけあ ...
 どろんこ遊び ご~ろごろ
 どんぐりのようで どんぐりでないような
 土星の環 ペイントした腕時計 いつ見ても
 9時15分 動かない 壊れちゃったかな
 森に分け入る 夢の成る実を探しに
...
俯いたぼくの言葉を聞いている

あのひとが綺麗と言った景色たち

水のような見えないものを持っている

きみの連想に、春がながれていく
雨の音はかなしい

くらい雲からおちてきて

無数のものが

無数暗がりへ

途切れることがない


雨の音は

かなしい


雨になりたい
 身支度で てんやわんやの 朝の刻
 男だけ 若気の朝起ち 露と消え
 たんこぶは 炒めて食うか 煮て食うか
 縁日で 金魚救うより おいら救え
 仕事場は 休憩食事 で帰ります
 くじけず ...
部屋の片隅に
壊れてしまった時がいくつか
転がっている
それらは この夜に
透明な襞を寄せてゆく

やがて その襞は
包んでゆく
君の記憶を あるいは予感を

あるいは 記憶と予感 ...
学校へ行きたくなかったからさ
たいした学歴ないんじゃなくて

たまたま家が裕福じゃなくて
すこぶる貧乏だったから
学歴ないんじゃなくて

頭の出来が悪くて
勉強についていけなかったから ...
今朝のニュースにも殺人事件があった
大学生の男が大学生の女を待ち伏せて刃物で刺し殺した

テレビは情報を垂れ流している
俺はそれを眺めながら
卵かけご飯を食べている

結婚して三十年がた ...
朝は
夜の間に届けられた
天球からの言語を
地球向けに翻訳する
神の不在を嘆くよりは
コロナ禍の方が切実だ
マリア・マッキィが歌うよ
大人の恋の歌
これから俺はどこへ
流れつくんだろ ...
「これはこうだからこうしなきゃいけない」
そんなもんに
これっぽっちも興味はねえんだわ
決まり事をなぞってどんなもんが出来る?
ほら、ご立派な講釈垂れてる、おまえ
日本車みたいな味も素っ ...
琥珀色のぬらりとした
リボンのようなハエトリ紙を
白い壁の間借りした部屋に垂らす

夕焼けに光るそれはまるで
蜜をたらふく蓄えた大樹のようにみえて、

懐かしい実家の情景を誘って ...
欲しい時にない

焼き豚するときとか
あった気がした場所探しても
見つからないから忘れてた
長いタコ糸

自販機の灯りをたよりに
蛙の鳴声の
隙間をぬって
脱げそうなサンダルで
...
髪を切った
君のくれたヘアピンが付けられなくなった
服を変えた
ポケットに手を突っ込む癖が無くなった
口を塞いだ
好きだったあの歌が歌えなくなった
少しづつ
透明になっていくのが分かって ...
{引用=*}
時間もその都度仮面を変える
あなたの役どころに呼応して
悲劇には悲劇の 
喜劇には喜劇の
だけど時折場違いな仮面
ピエロの場面に憂いの真顔とか
隠した心を見透かすように
...
 ハニー株式会社は先月発表した次世代恋愛
マシンiLoveを25日に発売する。
 交際モードも従来の真剣交際、グループ交
際、援助交際に、演技交際が加わり、確実に
終了できるエンド交際モードも ...
継ぎ接ぎ かぎ針 母の姿 あれは、
 吐き出した溜息を逃がさぬうちのに、叩き潰して文様と致す。
 描かれた賽の目が私をもあなたをも転がしていきます
うつつに沿って斜め、眺め、
 手の中にしまわ ...
おずおず手繰ろうとした楕円のような温みは、そのやわらかな縁取りをいたずらにみだしてしまう指先で、わずかにほころび、くずれ、わすれもののケチャップのようにてのひらのうえで台無しになってしまう ... あなたの言葉には、ぼくの世界の外側があって
ぼくの心の中も、この世界に居るんだと思った

あなたの影が、消えない幻だと知ったから
ぼくはきっと、外側にある夢を信じ続ける
降り始めたちいさな雨粒を
ひとつひとつ
こぶしで撃っていく

敵のいない闘い
ボクサーのロードワーク

撃ちきれない雨粒のなん粒かは
火の玉になり
眼球の中で
また、道々の砂利のす ...
あなたの悩みの種が、僕故に撒かれたものであればいいのに。
あなたが僕を想って夜も眠れず、僕故に胸を痛めたらいいのに。
木葉は揺れて、
緑の波
見え隠れする空、
光の白
踊る樹木のその狭間、
飄々と鼠雲
流れ行く

安らぐ、和らぐ
この午後に
私は最寄りのコンビニの
イートインにて一休み
作業所 ...
膝に雨の破片をもらう
廃工場に夜の闇がきしむ
朝陽に朝帰りのおかしさ
さっさとお祈り終わらせて人ごみをぬける
朝の待合室で笑えない話きいてる
奴隷あつかいうけていると同僚が笑う夕暮
酔った ...
子供の頃は
必ず縁日に行っていた
あの賑やかの中に居たかった

高校卒業後から行っていない
君と久しぶりに行ってみよう

新しいものはないけれど
昔と変わらないけれど
新鮮に感じさせ ...
ハーマンのPC スピーカーから流れる
ビジターズが土曜日の朝を現実的に彩る
プラズマライターの十字の炎で
細巻のタバコに火をつける
アルカロイドが身体に浸透し
シナプスの少しの反乱と足の筋肉 ...
 言いたいこと言おう

 思ってること口に出そう

 行きたい所に行こう

 投げだしたい事投げ出そう

 ポケット閉じよう

 カバン捨てよう 詰め込まないように

 詰 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
風呂/即興ゴルコンダ(仮)お題ぎわらさん足立らどみ自由詩1*20/7/5 22:59
春日線香自由詩520/7/5 21:03
詩人になれたらLucy自由詩12*20/7/5 20:48
春日線香自由詩120/7/5 20:17
出来事ひだかたけし自由詩320/7/5 19:08
やめてしまいたい這 いずる自由詩120/7/5 18:49
思考滅裂⑩あい うえお自由詩020/7/5 15:40
写真になる水宮うみ川柳2*20/7/5 14:14
道草次郎自由詩120/7/5 13:53
狂句⑩あい うえお川柳020/7/5 11:52
夜の襞塔野夏子自由詩3*20/7/5 11:24
学校へ行きたくなかったからさこたきひろし自由詩120/7/5 8:12
人殺し自由詩320/7/5 6:59
不確かな朝ジム・プリマ...自由詩3*20/7/5 6:07
目を開け、自分で立て、常に新しく始めろホロウ・シカ...自由詩3*20/7/5 1:14
ハエトリ紙ゆるこ自由詩11*20/7/4 23:39
タコ糸wc自由詩320/7/4 22:46
余命10行ひとつき自由詩320/7/4 21:17
新たな起点ただのみきや自由詩3*20/7/4 20:11
次世代恋愛機iLove発売イオン自由詩1*20/7/4 18:45
bet゛あらい自由詩020/7/4 18:13
hazeねことら自由詩420/7/4 18:04
消えない幻水宮うみ自由詩020/7/4 17:28
ボクサーと燃えたカエルそらの珊瑚自由詩13*20/7/4 15:57
僕故にクーヘン自由詩2*20/7/4 14:48
飄々と、飄々とひだかたけし自由詩220/7/4 12:53
一夜直治俳句2*20/7/4 12:27
縁日夏川ゆう自由詩220/7/4 10:04
土曜日の朝ジム・プリマ...自由詩3*20/7/4 7:11
覆面佐白光自由詩1*20/7/4 2:20

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