ぬえ
しんしんと降りつもる秋の夜に
うぶごえをあげる ぬえがいた
かよわい躰をふるわせて
まぶたをわななかせている ―小さな命
ふかふかしたうぶ毛の先で
無数の夜霧がしずくとな ...
たまには
月を下で眠るんだと
カッコをつけた彼の
見上げて眠った月は
わたしに降りそそぐ白い色の
月と同じ月だったのだろうか
星には
しあわせな自由を願った
月には
彼と ...
たまにガムが地べたにこびりついとる。あれは、俺はガムなんか紙に捨てないんだぜ、地面に、ペッなんだぜ、じゃなしに噛みながら歩きよったら、なにかの加減で口からポロンて、出たんかもわからん。
サーカスとは
ライフル銃の回転もなく
ただ無防備に
悲しみの心が
ただこのサーカスに舞うころ
流されている
こころぼそさが
ふたりの身体をひとつに溶かすけれど
そのと ...
無私の愛が
人の魂の病を癒し
肉の病すら和らげる
冷える夜陰の静謐に
天使たちは降りて来るのだろうか
自愛に充ち病んで倒れる己の許に
あの遠い日の海の夜明け
靄と波の戯れに 無音 ...
狭き門より入れなんて良く言ったものだ。
一昨日の12月8日ジョンレノンの命日に、
ハッピークリスマスの曲を一行目に書いて、
お得意の形式で書こうとした文章は、無い。
ジョンレノンが殺害され ...
ああ、それは、崩れた空の。
誰にも聞こえない、 響き。
どこにも届かない、 谺。
空に、 焼かれた者の。
空に。焦がれた 物の。
崩れた、
ジェンガの
様なも ...
明るい空に月が浮かんでいる
それ自体は珍しくないが
今日は月がやけに光っている
普段ははぐれた赤ん坊の雲のように
白く存在感薄く浮かんでいるのに
今日のはどっしりとまんじゅうのように
はっ ...
今日も
ボックスに入り
ボックスの電源を入れ
ボックスを叩くと広がる
ワーク・スクエア
ぬくもりのある
白いスクエアをいくつも広げて眺める
その片隅に
小さな赤い
サークルは ...
野菜の値段を知るということ。
そういう所から生活は生まれるよ。
極彩色の街で振り返ると
逆光の中に落とした土曜日が
スニーカーの底で温められる
見つめ返してくれたのは
あなたなのか光なのか
もうずっと分からないまま
誰かの洋服の袖を掻き分け
...
今朝 坂道を下ると
空が見えた
美しい空があった
いつもどこでも 美しかったであろう
久々に愛してる人が見せてくれる
優しさを胸いっぱいに感じた
私は橋をわたる その優し ...
銀河の扉を開ける鍵があれば
天秤に乗った髪の毛を買って
美しい女性になりたかった
ふたごのブランコで孤独を揺らし
鏡の前で惑星が泣いて
北斗七星の柄杓が汲んだ
...
黒猫のシロが案内してくれた私の道が廃校につながってしまってシロはもう帰ってこなかった。猫の鳴き声がする。よくする。私の耳が拾う鳴き声がシロの声だと思う。夜道の真ん中で白い体を光らせて目を光らせてこっち ...
簡単に作れて美味い鍋料理家族みんなの心ポカポカ
近所から頂きものが多くある無農薬の美味しい野菜
何年かぶりに大雪降っている真っ白な雪にネガティブはない
知り合いに誘われ釣りに初挑戦会 ...
夜の延長線上にある朝に聴くコルトレーン。
時間をさかのぼると見事に夜へとつながっている。
今この時までの道程に私は立ち尽くしていた。
時計だけは正確に過ぎ行く時間を刻んでいる。
...
とうめいな折り紙で
紙飛行機を
折ろうかと
おもった
夜あけまぢかの
ひがしの空へ
飛ばそうかと
おもった
けれどあまりにも
なにもかも乗せているので
てばなすことがこわい ...
私に訪れたものは感覚の無為の実感であって、いかなるそれ以外の異観では無くて
実感として得られた私の感覚の消失が齎した空間を感じる気持ちでありました
高い窓などに顔を覗かせて不愉快な気分を空気に ...
心になにか一つ棘が
はえていたとして
匂いのする街角が
無力になったりする日がある
今日はその日だってことにする
朝の四時過ぎに
駐車場で目をつぶって
何かを待ってた
明日は誰にも ...
いたずら好きな妖精
売れ残りのケーキ
苺をラディッシュに
美味しいねとねずみ達
口にクリームたっぷり
サンタクロースになる
白いあしあと朝には雪に
ラディッシュは火星に
あなたの指紋が点いた物
一緒に選んだ物
すべて捨てたけれど
生まれ変わるまでは
保管されるのだろう
歩道の波打ち際に
落ち葉のお墓が並ぶ
街路樹の岸辺に
越冬と書かれた列車が着く
妖精のペンキ屋は
一晩で全て赤く塗りつぶす
おにぎり、アイス、髭剃り、雑誌
主張する商品を
棚やクーラーボックスに戦略的に
導線を確保しつつ陳列すれば
商品は全て没個性的になる
並べられることでツヤ消しされる
様々な商品が一つの場所 ...
いつのまにか十月は過ぎて、ぼんやりした十一月、年の瀬をつま先に感じて葱を刻んでいる。
ねーままはさ。はなのどこがそんなに可愛いの?って質問、いちいち真剣に考えて、ほっぺなところだよ。とかどんどん ...
デイサービスをやめて
寒くなってきて身体が硬くなってキツいから
寝る時に貼らない簡易カイロを左肩に敷いて寝た。
低温火傷していたなんて気づかなかった
次の日の夜背中が痒くて孫の手で掻いたら ...
冬の入口で
RENの骨を拾った
十六年のいのちだった
夏毛のまま
逝ってしまったRENの
体温が残るこの手が淋しくて
白い子犬を抱いた
DANSKE、と名付けた
も吉と歩いたあ ...
足りないものがある気がした
こんなに背が高くなったのに
歩いても走っても届かないほど
夢はひとつの砂漠に眠る
宝物みたいな安い飴を
オブラートに包むような指先で
地球の裏側にマ ...
そのドアは自動じゃなくて手動かもよ?
開かないドアは、実は簡単に開くかもよ?
冬の夜
澄みきった空
雪の山
...
ゴムホースの中を夜が通るなら
瞳が導く星の世界に
強い力が泳がせる先端を
ロケットみたいにゆらゆらさせて
空を飛ぶより早く見せてくれた
あの光はまだ帰らないけれど
瞳の周りを腫 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ぬえ
たこ
自由詩
2
19/12/11 1:05
リセット
立見春香
自由詩
9
19/12/11 0:47
ガム
次代作吾
自由詩
1
19/12/11 0:45
サーカス サーカス
秋葉竹
自由詩
12
19/12/11 0:18
天使たちは(改訂)
ひだかたけし
自由詩
8
19/12/10 23:33
即興ゴルコンダ/けいじ(タイトルは、なかたつさん)
足立らどみ
自由詩
2+*
19/12/10 21:15
無題
大町綾音
自由詩
7*
19/12/10 21:06
明るい空に月
mmnkt
自由詩
1
19/12/10 19:09
仕事
乾 加津也
自由詩
8*
19/12/10 18:05
生活
クーヘン
自由詩
9*
19/12/10 13:05
光
ミナト 螢
自由詩
0
19/12/10 12:11
招かれた空に
朝焼彩茜色
自由詩
6
19/12/10 10:42
回転銀河
ミナト 螢
自由詩
1
19/12/10 8:11
絵本
這 いずる
自由詩
0
19/12/10 6:44
知り合い
夏川ゆう
短歌
1
19/12/10 5:27
グッドバイ
メープルコー...
自由詩
6*
19/12/10 4:45
とうめい
立見春香
自由詩
5
19/12/10 4:01
いのIDIOTmethodうのいほう
竜門勇気
自由詩
1*
19/12/10 0:23
892,800秒
〃
自由詩
1*
19/12/9 23:48
ラディッシュの妖精
丘白月
自由詩
0
19/12/9 21:34
捨てきれない
〃
自由詩
0
19/12/9 21:29
小春日和に
〃
自由詩
0
19/12/9 21:23
コンビニ
mmnkt
自由詩
1
19/12/9 19:07
答えのこと
はるな
散文(批評...
5
19/12/9 18:34
低温火傷
鵜飼千代子
自由詩
7*
19/12/9 15:54
光を嗅ぐ
たま
自由詩
8
19/12/9 15:30
universe
ミナト 螢
自由詩
1
19/12/9 14:49
かもよ
クーヘン
自由詩
6*
19/12/9 12:27
無題
TAT
短歌
0
19/12/9 8:11
流れ星
ミナト 螢
自由詩
0
19/12/9 8:02
890
891
892
893
894
895
896
897
898
899
900
901
902
903
904
905
906
907
908
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925
926
927
928
929
930
4.19sec.