精神の青空に輝きわたる太陽。



あらゆる宗教や哲学を包含せしその太陽は、



マヤのマチュピチュで、崇拝されたあの原初のシンボルである。



9年前、あの丘を十字架を背 ...
あ、

歌が聴こえる

ほら、よく聴いてごらん

なんだかとても寂しげな歌だねえ

あなたには歌ってほしくないなあ

もしもあなたがこの歌を歌うときは

僕は何をしているんだろ ...
{画像=190721190331.jpg}



{引用=
詩とかわいいイラストを融合できないかな~と考えていました。
詩の説明のためのイラストではなく、
イラストの説明のための詩でもな ...
ご婦人もういいでしょう。もう容赦してください。



私はあなたへの激しい愛のせいで、もうこんなに痛めつけられているのですから。



もう傷だらけなのです。



あの日誓い ...
風は立ち止まると消えてしまった
草木が{ルビ堪=こら}えている囁きを零すまいと
螢を宿した子宮のよう緑は極まり
森は風の帰りに欹てる

蝶の影が肩を掠めた
あるはずのない感触は誰かの笑いの ...
  あの時のきみがずっと
  ぼくの傍でねむっている
  少しだけ、雨の匂いをさせて

  笑いながら喋りつづけた
  言葉はむなしい闇にのまれた
  若く優しいだけでいられた
...
すが婆さんは俺の父親の母親だが、二人は存命中すこぶる仲が悪かったらしい。
祖父は早くに亡くなり俺が産まれた時にはすでに居なかった。
すが婆さんは早くに寡婦になってしまった。
俺の父親は次男で長男 ...
君と出会うことで
僕の記憶は層が増えた
これまでにない次元での
記憶が更新されていく
君との記憶は未来の記憶だ
これから君と過ごしていく中で
共に分かち合う記憶が
果てしなく予定 ...
詩なんて書かない方がいい
書いても
胃腸に滲みる訳じゃない
米粒ひとつわかないよ

詩なんて書かない方がいい
それより自慰でもした方が
なんぼか気持ちがよくなるよ

詩なんて書かない ...
 
 きみが初めて見たものは
 きっともうきみの記憶にない

空の青さを知るまえに

 この世界に生まれた命は
 涙のあじを最初に知る

わたしは夏に生まれたけれど
いまだに夏色を ...
詩を書く
声にして言葉にせず
文字にたくす
叫ぶように
囁くように
人の見るものを見ず
見えないものを溺愛した
僕のなれの果てを
誰かに吐露するために

詩を書く
念じるように
...
太陽があまりに悲しい
あの永遠の寂寥のうちに
蒸発の悲鳴さえ許されないとは

風が、吹いている
あらゆるものの上にある空から
火と岩と水の星へと

そして冷たく聳えている街は
き ...
羽子板は遣唐使のおみやげなんだ
と先生は言っていたけれど
ししとうがどこを調べようと載っていない
なぜならばそれは
先生は本当のことを教えるという偏見を利用した
まことしやかな嘘だからなのだ ...
叶わない願いを夢見て
心に固く鍵して
一喜一憂してきたわ

そう私は大好きで
何も言えなくて
あなたはたぶん私のこと
何とも思ってなくて
だから気楽に話しかけてくる

言えない ...
不安でたまらなくなったら
小さな100円の一輪挿しを買って
自分に似た花を部屋に招く

友という字は人に似てる
花が作った文字だから
花の別の姿だから

人が初めて信じた友は妖精だ ...
崖地から火葬場を見おろす2階建てアパートに生息した 夕焼けのもらい火が6月の風を駆り立てて死んだ
そんな風の噂

あくまでそんな 何処にも届かない声を追い立てた喉を 震わせて
6月から身を ...
アスファルトに落ちている犬のフンを蹴とばして 追いかけて
夏の薄暗がりに溶けてしみる厚化粧


わたしがわたしのものならさいしょから わたしはわたしのことなど考えはじめてない のかな

...
どんなにああであってもそうはならない
なぜならこうだから。

どんなあれもああだった。

あれはああだ。
あんなあれもきっとああだ。

あんなにああなんだから。





...
悪いことをする

ばれてなければいい

ばれたら嘘をつけばいい

胸が焦げるまで


理不尽の風が吹く

利害の風か

連鎖なのか

突風なのか

無知の風か

...
空が洗われ
陽は真っ直ぐ
ヒマワリを照らす

雨を飲んだ花の道
ナトリウム灯のように並び
集団下校を見下ろす

傘を引きずる子
立ち止まり雨合羽を脱ぐ子

黄色い帽子に
そ ...
ドーナツを食べて
函館へ
とあるドーナツ屋さんは
くだらない公約を
守ってくれた

なんてラッキーな星の下の二人なんだ
そんな幸せもの二人は
そんな安易な旅で
糸くずみたいな些細ない ...
痒いから掻くのは
痒いのを痛みで
上書きしているのだ
痒みは治せないのだ

一言多いのは
痒い事を痛い言葉で
上書きしているのだ
痒みは許せないのだ
硬く硬く冷たい顔
あらゆる解釈を拒絶して
のっぺらぼうの力に呑み込まれ
未知なる混沌へと己を開く

硬く硬く冷たい顔

ある日突然、
不意打ちの死がやって来て
生の細部をみるみる奪わ ...
あじさいは
梅雨の
花房

時の静謐に
心の寂寥
抱え込み

うっとり
薮に
踏み込めば

赤々と滴る
薔薇の花、
また薔薇の花

此処にも
季節の快楽
眩めき
...
 不確かな旅

羊水に揺られる小舟が
血管の糸できた繭を乗せていたことを
生きる中で傷を受けるたび
思い出す
その糸は長く延びていて
誰かとつながっていたはずだった
それは血を分けた誰 ...
水面を幾重にも抱きながら藻が囁く
流れは何をも見送るもの
躓くものも うつむくものも
嘲笑うものも 祈りのひたいも

魚が撥ねる
いま その尾が視とめた光の破片が
太陽の剥がれた抜殻とし ...
犬が
ニコニコ笑って散歩しています
お日さまが
梅雨を乗り切り威張っています
夏は
爽やかなレモンが良く似合います

しかれども
それらはかりそめの
初夏の陽気なまひるの ...
 恋してる 本当に

 迷ってる 今直ぐに

 推し量る 気長に

 夢見てる 朝に

 気づいてる 夜に

 涙する

 
あの時
あの空の下で
交わした約束

お互いに忘れるはずがない
離れていてもあの約束が心を繋ぐ

あの時
あの空の下で
見つめた夕陽

今でも昨日のことのように
鮮明に覚えてい ...
六十四歳になってしまった
今更
文学への高い志しなんて持ってないよ

ただただ
インターネットいう海に
言葉の葦の舟で漕ぎ出しただけ
もしかしたらその行く末は
砂漠の果てに打ち上げられ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
五月の至高の輝きに満ちた太陽viraj自由詩119/7/21 19:49
印あかり自由詩9*19/7/21 19:49
散会 くじら オノマトペふるる自由詩119/7/21 19:04
愛は全ての全てviraj自由詩019/7/21 17:29
反射光ただのみきや自由詩7*19/7/21 13:26
海からの光草野春心自由詩719/7/21 11:43
近親憎悪こたきひろし自由詩019/7/21 9:20
未来の記憶葉leaf自由詩019/7/21 7:30
詩なんて書かない方がいいこたきひろし自由詩219/7/21 5:23
空の青さを知るまえにベンジャミン自由詩519/7/21 1:30
詩綴両性具有自由詩219/7/20 22:55
零度の透明新染因循自由詩819/7/20 22:44
どうしよう桶谷自由詩119/7/20 22:17
小鳥の巣丘白月自由詩019/7/20 21:35
一輪の友自由詩019/7/20 21:31
さよなら、ジューン アニマルズDFW 自由詩11*19/7/20 20:45
フーリガン自由詩2*19/7/20 20:42
どんなあれ?幽霊自由詩019/7/20 19:56
悪と理不尽函館ドラゴン自由詩019/7/20 18:43
ひまわりの妖精丘白月自由詩119/7/20 18:31
登り来る機関車の力立見春香自由詩419/7/20 16:52
痒みを痛めるイオン自由詩1*19/7/20 14:19
死顔ひだかたけし自由詩419/7/20 13:24
季節の快楽自由詩919/7/20 13:21
塩田千春展にて紀ノ川つかさ自由詩319/7/20 11:58
虫のなみだ由木名緒美自由詩15*19/7/20 10:09
初夏の犬の散歩秋葉竹自由詩519/7/20 9:49
涙する夜佐白光自由詩019/7/20 9:40
あの空夏川ゆう自由詩219/7/20 5:12
六十四歳になってしまったこたきひろし自由詩719/7/20 1:30

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加筆訂正:
反射光/ただのみきや[19/7/21 16:36]
一文字削除
4.15sec.