足りないものがある気がした
こんなに背が高くなったのに
歩いても走っても届かないほど
夢はひとつの砂漠に眠る
宝物みたいな安い飴を
オブラートに包むような指先で
地球の裏側にマ ...
そのドアは自動じゃなくて手動かもよ?
開かないドアは、実は簡単に開くかもよ?
冬の夜
澄みきった空
雪の山
...
ゴムホースの中を夜が通るなら
瞳が導く星の世界に
強い力が泳がせる先端を
ロケットみたいにゆらゆらさせて
空を飛ぶより早く見せてくれた
あの光はまだ帰らないけれど
瞳の周りを腫 ...
骨の回りに肉が付いて、肉の内部に張り巡らせた管を血が巡る
それらを皮膚が袋になって包む
Jr線の駅の構内
自動券売機の上の路線図
を
見上げる度に私は連想してしまう
地下に埋まる水 ...
首長流の頸椎の隙間から零れ落ちたアナコンダが、寝床でのた打ち回る俺を飲み込もうと目を黄色くしている、集中しているやつの口から小さな呼吸音が漏れているのが聞こえる、最期の瞬間に人は何を思うのだろうと ...
いつまでも、眠っていたい
冬の朝のことです
じぶんから逃げ出した
ふりつもる悲しみから、
追いつめられた仔犬でさえ
それでも牙を剥き
過去と戦おうとしますが、
...
む おん
移動していくモノの影
独り在る茫漠の床で
眠りの底から掻き分け掻き分け
異界の異様な感触を
意識の触手、体に刻む
ム オン
夜陰にひっそり回帰し
...
彼女とは幼馴染みで
産院のベッドまで隣り合っていた
あなたが産まれて その一秒後にわたし
、そんな感じの 二人はとても仲良しで
家庭の諸々もが似通っていたし
それがいまでは点の上にあなた ...
居酒屋やカラオケ屋
ラーメン屋に無料案内所
ゲームセンターもある
賑やかな商店街を
たくさんの人が歩いている
欲望の遊園地
大量のゴキブリが潜んでいそうな
そんな淀んだ眩しさがある
大 ...
*
終りのないものの終わりを決める
生きることは括り閉じることの繰り返し
言葉に置き換えられた
かたちのないものが夜うっすらと発光する
夏の夢の欠片が螢なら
抗うことを止めた ...
とてもとても遠いところから
君の訃報が届いた
時刻表を確認することもなく
僕は一番最初にやってきた列車に乗る
いったいどれだけ乗り継げば
君の場所に行けるんだろう
君の生き ...
がんばりモーメントな君は
ドゥーバップなトリュフで
すけーとりんくにピートイン
一方、ボニーピンクは
どこへ行ったとググってみては
黒髪コースの肩こりん
なんでおとーさんのかみは
...
本名も知らない男に胸を揉まれてる間
スタバの新作フラペチーノのことを考えていた
チョコレート味の氷に
粉々のクッキーがまぶしてあって
ホイップクリームがたっぷり絞ってある
とても美味しそ ...
自転車置き場に届く光が
まだ短くて生まれたばかりで
跳ねた髪の毛を撫でる時だけ
僕の顔を見つめるように
寝返りを打ったその体は
宙に浮くほど細かい指先で
カゴの中を編んでいるけ ...
羊を起こさないように羊羮を切り分ける。
息を殺し、ゆゅぅっっくぅり、刃を入れる。
今ここにまっさらな鍋があって
例えばそこに水を入れて野菜を入れて
カレーのルーや
顆粒ダシを入れて
洒落た器に盛って
チャイブを散らして
これが私の ...
市営公園の駐車場に停めた車の中、運転席で仮眠までにも至ってもいなかった。意識が散らかってまとまりがついていない。が、疲労感は限界に近づいていて体は熟睡を求めているに違いなかったが、さすがに車の中では眠 ...
打ち上げ花火で自転車を探す
大きな車輪を転がす間に
舞い上がる心を乗せて行くよ
見えないはずのレールを繋げて
後ろ姿だけ確かめられた
あなたの光と混ざろうとしたら
私の身体が燃やし ...
ひんやりする土と足が何度も
手も唇もあたたかな風と一緒に
気の合う子石を胸に持ち
一本のゴールテープを切る
夏の太陽が照らすクレヨン画のように
君たちは土の上に原色で描かれる
彼はアナログの世界に産まれた
自我に目覚めて初めて眠りから冷めた朝のこと
家のなかはがらんとして静まりかえっていた
人は誰もいなくて 気配さえ感じられなかった
まだ幼い彼は泣き出した
...
あなたがいない日々は、まるで余白みたいだ
君と星狩りに行ったことを思い出す
空が星で埋め尽くされて、金や銀の星が嫌というほど輝いていた
肩車して虫かごを渡し、小さな手で星をつかんではかごに入れていた
ときおり龍が飛んできて、尾で夜空をあ ...
牛と豚の合挽き肉に玉葱の微塵切り
塩とブラックペッパーを適量 それにナツメックも適量
トマトケチャップと鶏卵を加えパン粉を入れる
それらの食材を手で混ぜて捏ねる
そのなかにどうやったら
...
引き出しの奥から
財布が出てきた
じゃらりと小銭が
はいっている
一円玉
五円玉が懐かしい
Payの時代に
価値はうつろう
努力は価値を生まない
コイン以外の
生きる道は閉 ...
風がどっとおろし
茶と黒のふとい縞がうねりあがる
「おーい」
影がよぶ
なんだ陽とくらがりとが罵り、奪いあう場に誰もいない
草の実は野をとび またとび つぎつぎととぶのに
純潔な実も 描い ...
地元の植物園で菊花展が開催される頃
入園入口にある車椅子を借りると
母を乗せて湖畔に広がる花々や温室の中を歩き回った
昔、母は祖母を乗せて車椅子を押した
ひと昔前母は 私を乳母車に乗せて
...
自分を大切にして下さいってなんなんよ
大切にしているから、周りが反対しても
自分の気持ちを優先させたのに。
自分を大切にして下さいってなんなんよ
他者を助けもしないあなたに言われたくないよ ...
寒ければ
プラネタリウムがある
星座が喧しい
水鳥が鳴いているのか
かきむしられる尖った声が聴こえる
寒ければ
空を飛ばなくていい
見下ろすと小さな橙の灯り
死の象徴 ...
四国の方へ行って来ると
昔の君は言いました
僕は不安で尋ねました
いつまで行って来るのと尋ねました
すると君は言いました
ずっと行って来ると言いました
僕は淋しくなりました
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
universe
ミナト 螢
自由詩
1
19/12/9 14:49
かもよ
クーヘン
自由詩
6*
19/12/9 12:27
無題
TAT
短歌
0
19/12/9 8:11
流れ星
ミナト 螢
自由詩
0
19/12/9 8:02
路線図
こたきひろし
短歌
3
19/12/9 7:29
妙に冷めた口をきくやつらばかりだ
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
19/12/8 22:20
粉雪のように
秋葉竹
自由詩
9
19/12/8 21:23
回帰
ひだかたけし
自由詩
6
19/12/8 20:18
風
もっぷ
自由詩
2
19/12/8 19:42
商店街
mmnkt
自由詩
2
19/12/8 19:00
201912第一週詩編
ただのみきや
自由詩
11*
19/12/8 18:06
せかい
たもつ
自由詩
7*
19/12/8 18:04
シワスル
結川菜青
自由詩
1*
19/12/8 16:55
スタバの新作フラペチーノ
印あかり
自由詩
8*
19/12/8 14:12
青の方角
ミナト 螢
自由詩
2
19/12/8 13:21
羊羮
クーヘン
自由詩
4*
19/12/8 12:27
みんな どうぶつえんの なかにいる
TAT
自由詩
2
19/12/8 11:48
思椎の森で化石になってしまった 散文編
こたきひろし
散文(批評...
3
19/12/8 10:30
ロマンチック
ミナト 螢
自由詩
1
19/12/8 9:48
運動会
フリーダム
自由詩
3
19/12/8 9:43
脳内の積み木が崩れていく過程には
こたきひろし
自由詩
6
19/12/8 9:05
詩集
水宮うみ
自由詩
0*
19/12/8 8:37
星狩り
山人
自由詩
14+*
19/12/8 8:15
化石のなかで眠る
こたきひろし
自由詩
4
19/12/8 7:44
コイン
uminek...
自由詩
3*
19/12/8 6:36
郷(さと)
「ま」の字
自由詩
4*
19/12/7 22:38
車椅子
為平 澪
自由詩
8
19/12/7 22:16
なんなん
結川菜青
自由詩
3*
19/12/7 22:04
冬のプラネタリウムを想う
秋葉竹
自由詩
5
19/12/7 21:09
夢寒夜
ひだかたけし
自由詩
7
19/12/7 20:35
891
892
893
894
895
896
897
898
899
900
901
902
903
904
905
906
907
908
909
910
911
912
913
914
915
916
917
918
919
920
921
922
923
924
925
926
927
928
929
930
931
加筆訂正:
201912第一週詩編
/
ただのみきや
[19/12/8 21:37]
誤字修正しました。
201912第一週詩編
/
ただのみきや
[19/12/8 18:20]
誤字脱字修正
3.92sec.