瓦が白く光っている
烏が一羽とまっている
広がる朝の光の中を
烏と瓦が交わっている
互いの輪郭守りながら
光の海を泳いでいる
)秋の蒼穹は何処まても高く
)光 ...
タイムマシン?
そんなの、もう爆破したよ
いらないんだ
変えたい過去も
見えない未来も
今、この一瞬には追いつけない
勝ち取ってきた虚しさも
選び取ってきた愚かさも
全部背負え ...
お陽さまの出を待っている
膝を抱えて待っている
ねこも隣で待っている
からだ丸めて待っている
ふたりでふたりで待っている
お陽さまの出を待っている
時には家の無い子になって
ずっと眺めていたい あの
お月さま ずっと ずっと
夜道にしゃがみこんで
ずっと眺めていたい あの
流れ星に 祈り ながら
暖かなストーブ ...
何かが降りてきて
言葉を探す
何も降りてこない
空が正しい
雨のち晴れの
天気予報に似た
僕達は丁寧に
傘を折る
朝酒の代わりにシャンソン秋に酔う
幸せは演じることがその秘訣
極端に厚着と薄着の大学生
影を踏む鬼と知られずする遊び
花供え帽子目深に被る人
暗渠へと ...
鶴の一声歌うよりも
雀の千声歌うんだ
天まで届け この唄届け
鶴でなくては駄目ですか
束になってかかっても
ただ空しく 響き渡るは夢の夢
それでも ...
里芋畑が広がって
鰯雲が流れていく
無限の時の
流出は止まず
魂を抉るような
遠い記憶の残響が
耳朶に木霊し続けている
里芋畑が広がって
鰯雲が流れていく
今日も、また今 ...
海馬という大海原を泳ぐイルカの群れ。
彼らが空へ跳ねる度、僕は自由を思い出す。
しろい砂浜の、
土のしたによこたわって、
あら、私はいつから死んでいたのでしょう……?
波の音がちかくに聴こえる。
器の中に様々な言葉が投げ入れられる
器はその度にかたちを変えていく
選んで選んで投げ入れられる言葉もあれば
一気呵成に投げ入れられる言葉もある
思った通りのかたちになることもあれば
思った通 ...
終わりに向かう旅の途中は
まだ数えきれないハードルを残して
越えてきた時間の上に座った
安心よりも不安を拾った
あなたの身体が私の心を
抜け出す速度で擦る消しゴムは
柔らかい輪郭をぼか ...
山道の石の沈黙を見たことがあるだろうか
ぎらついた欲もなく、うたう術も持たず
息を吐くこともない
おそろしいほどの年月を沈黙で費やしてきたのだ
いっとき降りやんだ雨と
鈍痛のような、 ...
騒がしく崩壊寸前のクラスで
教師が一喝しまず黙らせる
からの目をつぶって一分間黙とう
すると不思議な静けさが満ち
心の平静を取り戻した
というようなテクニックを使う教師は
今日日ど ...
昨日も妻と出かけた。
山仕事を予定していたが、連日の激務で疲労がとれず、雨でもあり、出たくなかった。
相変わらず、近くの無人駅の二階の蕎麦店は繁盛し、市境峠の手書きの看板で客を待つ蕎麦店には客の ...
生まれた木々はSORAに向かい広がり続ける
SORAは青く深くどこまでも透明で流れていく
幼子が両親に殺されるときにも
幼い風は歩きだした僕の心をなでて
葉っぱ達を目覚めさせ
遠くきみの ...
「もう人間には失望しました
何回やり直させても
争いをやめませんので
輪廻転生修行を
打ち切ろうと思います」
「神様、承知しました
それでは、恐竜の時のように
争わせたま ...
あの人を
まぜるな危険
あの人たちに
まざるな危険
あの人は
まぜるよ世間
やわらかなあたたかさ
まるで匿名みたいな奏者
指先から
分厚い手から
前から在るような
氾濫、決壊、心根のうつくしさ
1999TOKYO
奇蹟のラカンパネ ...
また夜になり
静けさが白い部屋に充満して
溢れ出す無限の時間は
流れを止めず
私は一人横たわり
人差し指より先に薬指が
ディスプレイに触れて
誤字が打たれていくのを
眺めている
...
ため息よ
この子に
鐘響かせ
ピアノや歌を教えしひとよ
夜になるとピアノをひいた
薄暗い部屋で語らうように
ため息よ
この子に
鐘響かせ
思い ...
こっけいな歩みも、また良し。
元々僕は何処か
やっかいなものだから。
けったいな足音をひびかせるうちに
けっこうな足音の瞬間が
この頼りない細足でも
あるやもしれぬ
から
こけこっこ ...
跳ねた足音が聞こえる
あの子が走っているんだ
自分の背丈以上に伸びた草っぱらを
毎日同じ時間
雑草だらけの道とも呼べない道は
いつの間にか踏み慣らされて
立派な道になっていた
そ ...
君が笑うと僕の寿命が伸びるから、
僕はどうやら長生きしたいようです。
あぶない橋を渡りきれば
その先には安全な場所が約束されているのかな
人生の至るところには落とし穴が隠れていて
それを無意識に避けて通り過ぎているのかも
わからない
だけど
急な坂道 ...
その頬や唇を
めくるような
呼吸をずらして
音に酔っている
溺れた光に
名前があるなら
瞼の上で
留めるホッチキス
舞などまったくできない私だが
一つだけ舞いたい作品がある
織田信長が桶狭間の戦いの出陣前に
舞ったとされる幸若舞「敦盛」だ
「人間五十年 下天の内をくらぶれば
夢幻の如くなり
一度生を ...
買った古本に挟まっていた褪せたレシート。
97―8―3、1:28PM、遠い夏のかけら。
鷹女(たかおんな)、胸板を刺し冬を剪(き)り
ピーシーを終わらせ冬陽を昇らせる
春なのに月輪(がちりん)光り降るは銀。
桜酔い、ピーチジュースで酔い醒まし
...
じてんしゃのペダルを
1かいてんさせたら、
はんどるをクルっとまわすの。
かてぽんとおとをたてて、
すたんどをけったら、
みなとにむかってこぎだして。
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
朝の光景(改訂)
ひだかたけし
自由詩
6
19/10/27 21:44
この一瞬、鮮明
トビラ
自由詩
2*
19/10/27 18:47
ふたりで
もっぷ
自由詩
2*
19/10/27 15:05
パンと紅茶
〃
自由詩
4*
19/10/27 14:58
今
ミナト 螢
自由詩
2
19/10/27 14:56
真似事――空白に遠く鳴り
ただのみきや
俳句
3*
19/10/27 14:53
雀の声拾い集めて
もっぷ
自由詩
3*
19/10/27 14:50
今日も
ひだかたけし
自由詩
6
19/10/27 12:49
イルカ
クーヘン
自由詩
7*
19/10/27 12:38
clock of the sea
朧月夜
自由詩
4*
19/10/27 11:28
器
HAL
自由詩
5*
19/10/27 8:46
彗星
ミナト 螢
自由詩
2*
19/10/27 6:33
沈黙
山人
自由詩
6*
19/10/27 6:12
静穏が満ちるまで
りゅうさん
自由詩
3
19/10/27 5:30
夜明け前の雨
山人
散文(批評...
2*
19/10/27 4:37
SORA
フリーダム
自由詩
2
19/10/27 4:35
輪廻転生最終回
イオン
自由詩
0
19/10/27 0:23
一人扱注意
〃
自由詩
1*
19/10/27 0:22
奇蹟のラカンパネラ
函館ドラゴン
自由詩
1
19/10/26 22:17
ディスプレイ(改訂)
ひだかたけし
自由詩
4*
19/10/26 21:17
鐘響かせ
函館ドラゴン
自由詩
2
19/10/26 19:53
にわとり君
服部 剛
自由詩
3
19/10/26 18:27
俊足アリスと簡単な難問
卯月とわ子
自由詩
2
19/10/26 18:24
長生き
水宮うみ
自由詩
2*
19/10/26 18:16
あぶない橋を渡ると
こたきひろし
自由詩
4
19/10/26 14:19
KISS
ミナト 螢
自由詩
2
19/10/26 14:16
信長の「敦盛」
日比津 開
散文(批評...
2
19/10/26 14:16
かけら
クーヘン
自由詩
10*
19/10/26 12:45
桜酔い、ピーチジュースで酔い醒まし
秋葉竹
俳句
8
19/10/26 12:20
behaviour
朧月夜
自由詩
6*
19/10/26 11:53
888
889
890
891
892
893
894
895
896
897
898
899
900
901
902
903
904
905
906
907
908
909
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925
926
927
928
3.27sec.