僕はくもの巣に引っかかってしまったようだ
寝る前の静かなる時間
おそろしい携帯の呼び出し音
夜に繰り広げられる
悪魔の尋問
あの手この手で僕の脳内伝達物質に
ダメージを与 ...
{引用=冬}
一月
夢から覚めた
中世の僧たちが
山の僧院から
列をなして
出てくるところだった
杖を突きながら
歩いていた
暗く
葬列
そのもの ...
晴れたら散歩しようね
いつの日か君の事が
まぶしくて仕方なくなったら
そこにはもう
ぷりちぃ・ううまんはいない
のだろうな
チャルメラや焼き芋屋さんなんか
の声が夜に響き渡ると
...
私の三匹の獏たちはすくすくと育って
立派な大人の獏になった
偏食も直って夢をバクバク食べるようになり
(三匹めの小さな獏はおバケの夢だけ苦手だったけど)
やがて彼らは巣立っ ...
その街はいつでも夜だから
君はスマートなクロールで
柔らかく早くどこまでも泳げる
絡まるような人の波を掻き分けながら
真上の月の明かりよりも
通りのずっと向こうのブ ...
ずつうやくを飲んだ
はんぶんだけ
やさしさでないほうを
恋は終わったのではなく
けっきょく始まらなかった
もう春だった
つながれたこいぬが
ねむたそうにあくびしてる
み ...
て の ひら
かぜ に なび いて ひ かって
え くぼ を ゆび の はら で
おせば こぼ れ ...
手嶋純
どんよりとした空が
朝の気分を重くする
空を埋め尽くす
アキアカネが疎ましい
秋は秋らしく
木々を染める
彼岸花は咲き乱れ
怪しげに人 ...
もう モドレナイ
前にも後ろにも 僕のいたるところを
君が 君が 囲んでいた
「詩人さんの朗読はセルフ・プロデュースが多いでしょ。舞台では、演出も監督も音響も照明も
脚本も役者もプロデューサーも全部別のお仕事ですよ。」
私がグラス・マーケッツと出会ったのは、 ...
ぼくの誕生は白だった
白は何事にも弱く
ちょっとした埃でも
すぐに汚れてしまい
“まぶしい純白 ”と言われたのは
ほんの一瞬だった
ぼくは
成長とともに
すぐに
泥水をかけられた ...
ガタン ゴトン
ガタン ゴトン
地下鉄の中
ふわふわ ぽわぽわ
佇むあなた
想い出したかのように
しかし堂々と
指輪を捻じ込んで
出会ったころの奇跡は
もう忘却の彼方
以前交わした ...
風呂とトイレが一緒になっている家が嫌で少々値は張るもののちゃんと風呂トイレ別の部屋を借りた
***
周囲はユニットバスで充分事足りると言うのだが
僕は満足している
こうやっ ...
「嘘だよ」
の言葉が届かなくて
ホントウになった
愚かな問いが
誤った問いを生み
勘違いの答えが出た
なんて簡単な方程式
嘘×嘘=本当
きっとお互い本気じゃなかったのに ...
わたしは/塩を/買ってきて、
わたしは/塩を/埋めるのに、
腐敗しない、
土をひらく、
性の目覚め。
母の手紙。
そして接着。
比喩の限界。
泥を蹴って──
わたしは去って──
毛 ...
■うしなわれたきよらかなものたち
{引用=
君の土地。
}
その本はこの短い言葉で始まる。
「山の絵本」、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/A ...
あなたたちは好きだけど
あなたたちの曲は好きではない
秋風がそう囁くのを頷きながら
僕らはギターをかき鳴らしました
アンコールは全会一致で否決
近くでメロディを奏でていた
CD ...
我も又 ホシ屑ならば うみのよに 砕けて チッタ いぬのこと おもう 。
私は路地裏へ迷いこんでしまった。
細い道が碁盤の目ように走っていて、古い民家が立ち並んでいる。交差点を渡ろうとしたそのとき、大きな魚が視界の右から現れた。私は電柱の陰に隠れ、魚は私に気づくことな ...
浪速の三輪かつらぎ号
{ルビ囂々 ...
むかしの話をひとつします。
スーツを着て朝早くに出社し、夜遅くまで仕事をしていたころの話。
当時のおれはクルマで通勤していて、会社帰りの運転中に日付が変わる事もめずらしくなかった。
...
靴紐がほどけて
その存在を見せ付けてくる
埋められるための空白は
ただ待つことしか出来ないのに
生きることを言葉で表現できたなら
どんなに幸せだろう
もしそれが可能なら
生き ...
みたすものではなく
うめるもので
うめつくされた
まいにちは
うめるものを すてて
みたすものを
そそがないと
もとには もどらない
わかっては いる
それでも
みたす ...
風に向かって 立つ 風に向かうと
風の音に 耳かたむける それはもう ずぶぬれで
ここを知り 飛ばされないよう
肯定するために ...
信号機は 信号を発する、真夜中のロボット
イエローの光が 明滅、明滅、明、滅、明、滅
永遠は、作りものかも知れない
たぶんノルウェーあたりに
巨大な送風機があって
そこから送りこまれた冷たい風が
君の頬を桃色に染める
わかさぎのエスカベッシュ
南瓜のキッシュ
ハッシュドビーフ
そして食後には
ア ...
タコを焼くことで有名なタコ焼き屋を営んでいるタコ焼き屋さんは
夜明け前に散歩をするのが日課である
UFOが一番現れるのはその時間だともっぱら評判だった
今日もタコ焼き屋さんは公 ...
日々彼女が髪を伸ばしていくのを見ながら
こんな一方的な生活なんて と自嘲する
生きている 、のでは駄目なのだ
自分なんてひどくあやふやで
それはいつまでもあやふやで
誰かが私の髪を見 ...
どうか優しい灯りをつけてください
お寺近くの静かな道に面した部屋は
わたしのたったひとつの場所だから
辺りは真っ暗で何も見えなくて
心細くて泣きたいくらい
けれどわたしは泣きはしない
優し ...
そうなんですか
わかりました
ドアがしまる やさしい 風
眼が覚める 眠れない
もう どこまでいったかな
いまからでも 間に合うのかな
もし 君にあったら
なにを ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
脳内伝達物質
炭本 樹宏
自由詩
2
05/11/3 12:33
四季
渡邉建志
未詩・独白
9*
05/11/3 12:23
ぷりちぃ・ううまん
AB(なかほ...
未詩・独白
1
05/11/3 11:21
偏食 番外編
落合朱美
自由詩
15*
05/11/3 10:05
クロール
松本 涼
自由詩
2*
05/11/3 9:53
やさしさでないほうを
ZUZU
自由詩
9
05/11/3 9:33
そろもん(また草原の話)
みつべえ
自由詩
2
05/11/3 8:59
背信
手嶋純
自由詩
1
05/11/3 8:14
分かってたのに
くるす
自由詩
1*
05/11/3 8:09
6)詩の朗読・初心者の覚え書きメモ/その6・・・グラス・マー ...
宮前のん
散文(批評...
8
05/11/3 8:05
灰色
沢村 俊輔
自由詩
5
05/11/3 7:01
一と二と 二と一と 一と一と一
FUBAR
自由詩
0*
05/11/3 5:46
錆
錯春
自由詩
1*
05/11/3 4:42
√
dew
未詩・独白
1
05/11/3 4:26
テリトリー
黒川排除 (...
自由詩
2
05/11/3 4:03
尾崎喜八「山の絵本」を読む
渡邉建志
散文(批評...
3*
05/11/3 3:34
ラストソング
F (fro...
自由詩
0*
05/11/3 3:04
我もまた
すぬかんなが...
未詩・独白
3
05/11/3 2:47
予知夢
MOJO
散文(批評...
1*
05/11/3 1:52
浪速の三輪車
あおば
自由詩
5*
05/11/3 1:40
サウナとヤンキーにいちゃん
MOJO
散文(批評...
2*
05/11/3 1:37
白い空
健
自由詩
5*
05/11/3 1:11
みたすもの
こむ
自由詩
5*
05/11/3 1:09
風と光
〃
自由詩
2*
05/11/3 0:46
信号解析
イグチユウイ...
自由詩
2
05/11/3 0:08
ノヴェンバー・ステップス
大覚アキラ
自由詩
10
05/11/2 23:15
たこ焼き屋
仮名
自由詩
1
05/11/2 23:04
かごの中で
小宮
自由詩
0
05/11/2 22:38
優しいところ
チアーヌ
自由詩
2
05/11/2 22:19
悲劇はあまりにたくさん下ろされた優しい愛です
KE
自由詩
1
05/11/2 22:18
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6541
6542
6543
6544
6545
6546
6547
6548
6549
6550
6551
6552
6553
6554
6555
6556
6557
6558
6559
6560
6561
6562
6563
6564
6.34sec.