初めてデートした日の事 覚えてる
電車の窓から 花火が見えて
君は幸せそうに 笑っていたね
僕が君の小さな手を 包み込んでも
逢いたい夜に
聞く 君の声は
僕の中に 染み込んで
...
唇が着くか着かないかくらい
斜め右から見るあなたの顔が好き
嫌なのは嘘ともつかない
稚拙な言い訳をする瞳の大きさ
背中を掻く時のあなたの顔は
母を困らす時の父の顔にそっくり
最 ...
わかってもらいたかった
全部じゃなく
ほんの少しであっても
重なる部分が欲しかった
大事にされたかった
荒れ狂う世界が
胸に巣食っていても
受け止めてくれるあなたが欲 ...
やりたくなくてもやってしまう
動きたくなくても動いてしまう
戦いたくなくても戦ってしまう
憎みたくも無いのに憎んでしまう
殺したくも無いのに殺してしまう
償いたくても償い ...
あなたはときどきふとんにくるまっては
失ったら気持ちがいいものについてばかり妄想する
図星?
連絡通路には窓がある
この下を、通る線には空がある
小さな窓枠から顔だけを出して
呼吸、をするためだけに
はめ込まれた絵を、まずはどけることから始めて
アフター、通り過ぎても
落とした ...
たとえようのない。。。。
はっと寒気がして
ふっと後ろを振り向いたらなにもいなくて
ぼんやりと宙を見つめ
思い出だけがひかりかがやいているかのように
みじめな顔をして
鼻水をた ...
服を着た悪魔 身を乗り出し覗いた先
ずぶ濡れの女がひとり歩く先に断末
声もなく花もなく ただただ枯らし泣く
気にすることもなく 過ぎる目の前
握りしめたポケットの中の最後の言葉
命を ...
つめたい指をしている
と あなたは言って
ふたまわりほど大きな掌で
包みこんでくれた
ゆきうさぎの見る夢は
ほのかに甘い想い出ばかりで
わたしは人のぬくもりに
慣れていないから ...
鉄橋の側で三十分間立っていた。
三十分前は十二時だった。三十年前も。
三十年前はなかった鉄骨がピーンと伸びていた。
甲斐性のない俺の影は砂鉄のように交わった。
磁力に音はなかった。音はなかった ...
何も持っていない両手を床に置く。
手のひらを上に向けて両手を床に。
かがみこんで、両手を床に。目は高いところから
床の両手を見る。
外から鳥の鳴き声が聞こえてくる。
床はひんやりする。
私 ...
生きてる意味なんてあるの
全てがあの日の雪みたいに
真っ白になって隠れればいい
全てがあの日の血の海みたいに
真っ赤になって泣き叫んだ事を思い出す
嘘吐いてばっかりだったね
騙 ...
天よりの白き蝶々が舞い降りて街に野山に泊まるひと時
手のひらに落ちる雪の子刹那なる花開かせて命を燃やす
次々と飛来してくる雪達に地上は遂に沈みゆくなり
大いなる雪の力や村々を閉ざして ...
初めから独りだったら感じない寂しいだとか恋しいだとか
恋なんて爪を切るのと同じなの残しすぎても切り過ぎても駄目
天の川輝く
零下10度の
砂漠の夜
いつものキャラバンで
友達のラクダと一緒に寝る
名前は知らない
聞き取れなかったから
それで良いと思った
夜には一枚の毛布と
ラクダが
...
貴女を想うことに
卑屈さのかけらもない
そう信じられるのが現在(いま)だけでも
たとえ
それでも微笑っていられるのだと
今日まで知る由もなかった
嘘でもいいから
最後までだま ...
女子高生グッズに
なりたかった
犬と
ならんで
舌をだしている
目も眩む原色に潰されたい。
柔らかな間色に包まれたい。
だけど私は真っ黒で、どんな色とも混じれない。
定食屋で
食後のお茶を飲んでいる友の後ろに掛かる
絵画の入った{ルビ額縁=がくぶち}に
向かいの壁上の「非常口」の光は透けて映り
緑の人が白い出口へと{ルビ駆=か}けている
友と語らいな ...
毛むくじゃらは寂しがりやなので
いつも人の傍にくる
大きくなるにつれ
子どもになった
子どもの頃の毛むくじゃらは
自分の興味の向くまま
ただ本能で
強さだけは示そうとする
...
僕は時々 猫になる
君が僕をどこかで見かけて
もし僕が 猫になってたら
そっとしといて
でも
そばにいて
お願い
お願い
ずっと猫でいるわけじゃないから
だか ...
美しい風景写真を
眺めていた
若草色で
縁とられた何枚もの
それを両手にのせ
黄色や 桃色の
ふわりと匂う
いつかの春の息吹
こいしいが
夢の入り口
扉をひらく
...
このはれた
けれどもとてもさむいひに
うみにあらわれたはまべで
きみというこどもは
いたずらをくりかえす
うみねこたちがなきながら
きみのいたずらをみている
*
きみがした ...
冬しぐれテイルライトが点滅す
冬なぎやかすかに渡る東風(やませ)かな
おうおうとただ降り止まず冬落葉
裏白に東北思ふ日暮れかな
咲来といふ当て字不思議や去年今年
四季 春夏秋冬
出会いの春が来て
楽しみの夏が来て
切なさの秋が来て
別れの冬が来た
キミのいた日々の思い出を
一つづつ思いだし
パズルを組み立てていった
...
またあの別れの冬がきた
僕とキミは雪の降りつもっている道を歩いていた
足跡と築きながらどこに向かうわけでもないのに
ただひたすら二人で歩いていた
今日はさよならデートまた今年の ...
ぼくはヒトリノ人間だ
ぼくは世界を平和にすることはできない
まして世界を地獄におとしいれることもできない
これ以上でも以下でもなく
ただ普通なだけだ
そう人一人救うことも ...
表面に
氷が張って
中は
ヌルヌルしています
なんかいつも
そんな感じ
明日になれば 何かが変わると
「明日」を待ってみたけれど
「昨日」から逃げ出せず
こんな とおくへ来てしまった
いつまで同じことに絶望し
何もない街を彷徨うのさ
聞こえるだろ
...
何かをめざして
のそりのそりと
地面をはいつくばり
首を寝違えでもしたのか
大空を見上げるそぶりを
見せることもなく
のしりのしりと
あるときはあぶら汗をにじませながら
あるときはうれ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
fragile
小倉 夢可
自由詩
0
06/1/11 1:22
好み
maumi
自由詩
3*
06/1/11 1:20
伝わること無き 未練
李音
自由詩
0
06/1/11 1:18
本能の為に
電子ノ猫人
自由詩
0
06/1/11 1:03
あなたが思っているよりも僕はあなたを知っている
ミキ・オキタ
自由詩
0*
06/1/11 1:03
連絡通路
霜天
自由詩
6
06/1/11 0:47
たとえようのない
七尾きよし
自由詩
1*
06/1/11 0:34
身代わりの羽花
maumi
自由詩
1*
06/1/11 0:05
ゆきうさぎ
落合朱美
自由詩
23*
06/1/10 23:47
鉄の
プテラノドン
自由詩
4*
06/1/10 23:43
両手、十本の指
大小島
自由詩
0
06/1/10 23:38
立ち止まる
かさね
自由詩
1
06/1/10 23:33
豪雪
中音 涼
短歌
0
06/1/10 23:30
Alone
十六夜
短歌
2
06/1/10 23:06
らくだと全ての夢の果て
蒸発王
自由詩
4*
06/1/10 22:58
ひとりのよる。
和歌こゆみ
自由詩
0
06/1/10 22:58
そろもん(修学旅行のアルバムの話)
みつべえ
自由詩
2
06/1/10 22:51
色
Cl
自由詩
2
06/1/10 22:49
夜の車窓
服部 剛
自由詩
5*
06/1/10 22:40
養女
蒼木りん
未詩・独白
3
06/1/10 22:08
大切なお願い
日朗歩野
自由詩
3
06/1/10 21:59
冬の蝶
LEO
自由詩
7*
06/1/10 21:51
このはれた さむいひに
岡部淳太郎
自由詩
13*
06/1/10 21:49
忘れ潮
北原春秋
俳句
0
06/1/10 20:28
四季2
こめ
自由詩
1
06/1/10 19:59
四季 最終章
〃
自由詩
0
06/1/10 19:58
ローテーション
〃
自由詩
1
06/1/10 19:52
ためいき
チアーヌ
自由詩
7
06/1/10 19:34
コドクの街
李音
自由詩
0*
06/1/10 19:26
はいまわり
七尾きよし
自由詩
2*
06/1/10 18:27
6424
6425
6426
6427
6428
6429
6430
6431
6432
6433
6434
6435
6436
6437
6438
6439
6440
6441
6442
6443
6444
6445
6446
6447
6448
6449
6450
6451
6452
6453
6454
6455
6456
6457
6458
6459
6460
6461
6462
6463
6464
加筆訂正:
Alone
/
十六夜
[06/1/11 0:44]
タイトルを『西遊記より』から『Alone』へ変更しました。
7.21sec.