風が冷たくて
頬がちくちくした
ぼくは足を前に出そうとするけれど
足元はひどくごつごつしていておぼつかない
いたい
でも疲れて
寒くて
何も考えられない
...
目の前の言葉は
私の見たくなかった言葉
知らなければ笑えたのに
顔は強張り手は震える
信じたかった疲れきってた
言葉は呪文元には戻れず
呪いはずっと心の底へ
不安嘆きの扉を開けて ...
羽がはえる
墜落をも抱き込み
くちびるが歌う
ながい夜の
電灯がうるさすぎて
実感にしないと
うまれ得ない
熱
とどけた瞬間
いったい何年前の
扉をたたいた
むかえ入 ...
自由
愛
正義
私にはこれらが胡散臭くてたまらない。
自由の定義など無いのに
人は
自由とはなんぞやと考える
愛のマニュアルなどないのに
僕は私は
愛されているか日々考え ...
叱られる覚悟で来し子の瞳見てきっと叱る
中庭に
シダがある
岩がある
中庭に
カニクサがある
玉石がある
中庭に
コケがある
時間が止まっている。
光キラキラあふれて
その胸に熱きもの
抱きしめて
空に青
髪に風
頬ゆるませ
未来しか見えない
自転車こいで
ゆるい坂道
見慣れた景色さいて走れば
ほら
草の波
風の匂 ...
おばあちゃん
亡くなる何ヶ月か前に
ぼくのアパートにやってきた
外車に乗りたかったので
おばさんの買ったヴォルヴォ
だけどぼくんちなんか来たって
そりゃやることもないので
縁側から外 ...
その
青い腕が捥がれるような感覚はいつからだったでしょうか。
青い腕は空を飛び、地を跳ね、思うように風に乗れたというのに。
オレンジの世界は、私にはまだ明るすぎてうまく泳げない ...
禁欲の 雲雀
邪宗の 太陽の 金泥する様よ
ああ 曇った 日差しが
真実の 雲雀を 照らす
私は まぶしい
新しい 禁欲が
感情の 閉鎖が
閉じこもり気味の
女と 子供達よ
君らに ...
朝が来ない
くらい夢が覚めない
フリルの服を着た
残酷な力を持つ
太った女
私の脳をすくう事に夢中
私は正座の姿勢で耐えている
同じような正座の人々が密集する
この部屋で
私に興味が ...
おれは今日
すれ違った女子高生の
毛先15センチの緩やかなウェーブが放つ
甘いフローラルの香りに潜む閃光に
一撃で命を奪われてしまいたい
そんな気分なんだ
ベギラマ一発で瀕死に陥ってし ...
Vanishing out of mind
A flame of passion
She jilts me.
Destroyer of my dream
Teardrops come do ...
あたしは一人がいい
その子はぶっきらぼうにそう言った
たしかにその子はひとりぼっちで いつも皆を眺めていた
なんで?
わたしは聞く
一人なら 傷つかなくていいもの
...
・
林檎は何時でも
小気味よい音を立てて
裸になってくれる
こんな女の人がいたらいいなと思う
十月の昼間は少し暑くて
隣家から
おもいっきりテレビの音声が聞こえる
シンクには
小腸み ...
わたしはあなたを生んだ
でもわたしは あなたを抱けない
わたしの身体は灼熱の炎
あなたが燃え尽きてしまうから
わたしの吐息は害毒の霧
あなたを侵してしまうから
ああ ...
両手のひらに
こっそり書いた「冷」の文字
僕は忘れん坊だから
冷え性対策の頁を見てたから
布団からはみだした足先が
とっても冷たかったから
今日は帰りに
ちょっと入りづらいあの店で
...
夕食を食べ終えた革命家は
中国で批判され始めた魯迅を読みつつ、
その狂人と凡人の差異について暫し記憶を手繰り寄せるように、
かの英雄ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャをして
「狂気の沙汰だ」と罵 ...
こんなに綺麗な世界で
何となく生きる
それもいいな
目に見える映像をたまに上手く切り取れるのが
とても嬉しい
それを見て、評価をもらえたら
もっともっと嬉しい
少しだけ言わせて欲しいのだけれど
まぁ笑い飛ばしてくれていいんだが
俺は君が好きだからそっちに行くんであって
出来れば仲良くしたいし
出来れば手なんか繋いじゃったりしたいり
腰に手をグッと回 ...
俺はおまえの強がりが好きだ
金はないし喧嘩も弱い
それでもイキがるおまえが好きだ
武士は食わねど高楊枝と言うが
おまえはまさに侍の心を持っている
つっぱることが男のたった一つの勲章ならば
...
どのくらい愛してるの?
その質問にも答えられる準備があるから
どこにでも行ける
風になりたい
遠くへ行ける
風になりたい
どこにでも飛べる
光になりたい
速く飛べる
光になりたい
風や光は
人間ではできない
すごい力をもっている
そ ...
ポケットに、詰め込んだもの
詰め込んだ、思い出と
その他 たくさんの何か
ぎゅっと、握り締めたこの手のひらは、今
溶けてしまったチョコレート
思わず隠した、あの子の消しゴム
忘れない、 ...
ある日
くまさんが
出会った人は
おじさんでした
おじさんの家に連れて行かれ
可愛がられました
くまさんは幸せでした
でも
くまさんは大きくなりすぎて
おじさんは家族 ...
木の葉の散乱と
熟れた柿の実
我が物顔の猫は縁側で
あはれなる瞬間を見逃す
自然に宿る神々の手が
赤と黄色の葉を削ぎ
温暖化の花びらを裂く
植木職人たち
しなびた枝葉を剪定する
なん ...
許さないで下さい
机の上に転がる
果実に写った柔らかさを
ひかりの落ちる
ひかりの中で
願わないで下さい
薄く濡れたままの便箋や
握りやすい万年筆に
触れようとする
その小さな手 ...
猫のような自由が欲しい
浅ましく
淫らに鳴く自由
引き裂いて
かみ殺す自由
残飯を漁り
仲間を裏切り
小鳥を殺して
...
紙みたく
薄っぺらい
勝手な 時間
とても 色濃く
とても 重い
壁にもたれて
空を眺めて
そんなのも悪くないね
太陽は赤くなんて見えないし
月は碧くなんてない
星は黄色くなんてない
どうでもいいようなことを考えながら
壁にもたれ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
どこか
水平線
自由詩
1*
06/11/1 21:27
守り
茉莉香
自由詩
1
06/11/1 21:19
エクセリオン
キメラ
自由詩
6
06/11/1 21:12
みはる
まきび
自由詩
2
06/11/1 20:35
叱咤
WILLY
俳句
1
06/11/1 20:31
窓越しに見る
ペポパンプ
自由詩
3*
06/11/1 20:10
時
さくらほ
自由詩
14*
06/11/1 19:52
おばあちゃんの洗濯物
しゃしゃり
自由詩
8
06/11/1 19:23
対色
ふく
未詩・独白
3*
06/11/1 18:46
新しい 太陽
奥津 強
自由詩
2*
06/11/1 18:35
夢中
肉食のすずめ
自由詩
7*
06/11/1 17:07
パルプンテ
大覚アキラ
自由詩
3
06/11/1 16:57
Laugh at me
ペポパンプ
自由詩
2*
06/11/1 16:22
ニンゲンずきのヒトぎらい
朱桜天 遊雨
自由詩
3
06/11/1 16:06
所感
吉田ぐんじょ...
自由詩
18
06/11/1 15:39
太陽の女神
朱桜天 遊雨
自由詩
2
06/11/1 15:32
冷え性対策
佐野権太
自由詩
18*
06/11/1 15:11
エーロゾル
はらだまさる
自由詩
5*
06/11/1 15:06
キラキラ
fuchsi...
携帯写真+...
1
06/11/1 14:52
仕様なんです
虹村 凌
自由詩
1*
06/11/1 14:15
アンチリアル
新守山ダダマ
自由詩
4
06/11/1 14:12
聞いてくれていいんだ
虹村 凌
自由詩
1*
06/11/1 14:09
命の力
ぽえむ君
自由詩
10*
06/11/1 13:52
53、ポケット 【ぽけっと】
雨宮 之人
自由詩
3*
06/11/1 13:49
くまさんとおじさん
チアーヌ
自由詩
5
06/11/1 12:29
秋を剥がす手
kw
自由詩
1
06/11/1 11:03
ひかりの落ちるひかりの中で
はらだまさる
自由詩
13*
06/11/1 10:52
ΤΟ ΡΟΔΟΝ ΚΑΡΟΝ ΕΣΤΙ
moritu...
未詩・独白
5
06/11/1 6:44
共有慾
FUBAR
未詩・独白
3*
06/11/1 5:33
休息
れるむ
自由詩
3
06/11/1 5:04
6022
6023
6024
6025
6026
6027
6028
6029
6030
6031
6032
6033
6034
6035
6036
6037
6038
6039
6040
6041
6042
6043
6044
6045
6046
6047
6048
6049
6050
6051
6052
6053
6054
6055
6056
6057
6058
6059
6060
6061
6062
加筆訂正:
53、ポケット 【ぽけっと】
/
雨宮 之人
[06/11/1 13:50]
2006.10.06初出。 改変なし。
6.32sec.