この町が余りに寂しそうなので
 一人遊びする 例えば


跳ね橋の上でドリアンが食べたい

皆に嫌われているので
誰も居ない明け方食べたい

橋のあっち側に好きな人がいるから
...
あの方は死んでいるのですか?
眠っているのですか?

私はさっきから
何も身にまとわず
赤いスカーフを波打たせて

その中で軟体動物みたいに
なっているのです

私は人間の思考がで ...
アドリアの真珠
烏羽玉
饒舌な罪

無限階段
閉鎖
欺かれた空間

尾を咥えた蛇

厳かな闇
畏怖された光
美しい入り江

消し去られた物語


テ ...
それを変更します。
子供..
..は..
..捕獲..

人の征服
頻繁な剥奪
世界乗組員旅行

かみ切った一片の
..time...

奇跡代用蓄積許容誤差のそれおよび... ...
鬻ぐ女

貰った鞄は質に入れ
貰った熱はすぐ冷える

縫い取り縫い取り
骨を探し呼吸を刻んでゆく

日が落ちたら
そうね今から
初めて出会うあなたの側で
あたたかいかなしみに埋も ...
臆病だった だからこそ
裏切られるのが怖くて
消えてしまうの悲しくて
夢から手を離したら
とぷんと落ちて流れてく

後悔が 失望が
体中を駆け巡り
一生懸命力の限り 
走って 追いか ...
うたたね ひつじたち
はる の あったかさ

ひるさがりに
まくらのしたから うまれて

ばんごはんのじかんに
また かえってくる

みどりのにおいの かぜに のって
ふうけいを  ...
人間たちの祭の日に
僕は六本木の裏通りで踊っていた

そこのタトゥーの娘は
まだ信じてる
愛は麻薬より優しいと

行き場のない欲望が
地下水と交わって
この街を押し流すときも

...
学校の校舎に
雨が流れてゆく
自然のままに
上から下へ
黙って教室から
外を眺める
雨は
流れるままに流れ
一日が終わる

自然は自然のままだから
自然がそうあるべきことが
正 ...
深秋の月は色なく細めきぬ他に誰かは見るか知らねど もみじ

もみじって

いい名前だ


もみじちゃんは

自分の名前が気に入らない

「もみ」っていう単語が出るたび

緊張する

だから

「もみ もみ」とか言われ ...
あなたのむねのうちにいる 

ほとけを じっと みつめると 

あなたとわたしのあいだを 

ほとけは すっと やってくる 
現実からほんの一枚渡った
終焉にはアトラクションに明け暮れ
少し足早な人々の無音
白い熱灯の口に端をくぐらせ
ひかりを柔らげた海辺の舗道
澄みわたるミント風 頬を撫でた

露摘み ...
替えたばかりの青青としたイグサの香り
一人を実感する

白いクロス
天井に薄黒い星の模様

今日から毎夜一つ星を眺めて眠る
星に願いを
明日も良い日でありますように

一人の夜は静 ...
落ち葉の季節
葉を踏みしめるさくさくと
乾いた音が心の中に響き渡る

高い空

空虚な気持ちが広がる
どんどん全てが遠くなる
心の中でただ乾いた音だけが響く
残るは虚しさのみ
広い広い真っ白な世界
何処までも広く広がっている

ぽつり一人取り残された私

何もない
何ひとつない

声を限りに叫んでも
誰の返事も帰ってこない
こだますら戻らない

ひと ...
夜中、リビングに降りると
テーブルがひとりで
テレビを見ていた
外国の戦争映画だった
たくさんの人が
次々に命を落としていった
リアルなくらい
みな清潔な最後だった
突然テーブ ...
さくらがみたいのと
おまえは呟く

けれども
おまえの為に
こんな時期に
桜は咲いてくれないのです




ようちえんにいきたいの
とおまえは呟く

しかし幼稚園は日曜日に ...
(静かなるもののかげりに
文字は ばらばらになって
ぎこちない句読点をうつのをやめた)

とぎれとぎれ斜陽誓詞をよみあかす
 きょうゆう の後の
接続を どこにも連ねることが
できない
...
緑濃い{ルビ山陰=やまかげ}から
ひらりと紋白蝶がさまよひ出た
断崖の下は海の群青
湧き上がるすでに夏とはいへぬ
冷ややかな風を器用に避けつつ
蝶は陸に沿つて舞ひはじめる
波打ち際には
...
Morning dew drops the tears.
Day after day change the sky.
I’m missing you.
Day and night I’m ...
あこがれは一番星の良きひかり
    いかにはかなく夜が来ようと


人は行くランボオの詩を胸にだき
    人いきれへと振り返りもせず


鳥は飛ぶただ啼きながらひたすらに
    ...
灰色の日
カエルのせわしい声が
遠くからも近くからも
響いてくる
やりたいことをやろうか
やめようか
心が迷ってしまう日

銀色の日
車の通る小さな音が
遠くからも近くからも
大 ...
厳しさも やさしさも 悲しさも
全てを含めた 表情が 心に響くの
 
離れても もう一生逢えなくても
傍にいたときよりも何倍も
心に思うことが

自己満足のために
迷いを紛ら ...
姿勢正しくおすわりする
椅子がたてる悲鳴
僕らの部屋の空気を汚す


一生懸命窓の掃除をしてる君を眺めてる
黴まみれの窓


灰色の壁に白いチョークで描いただけの窓


そ ...
今日も仲良くけんかする 
何の変哲もない 
親父と母ちゃん 

日々
腹を抱えて笑ったり
頭に{ルビ角=つの}を立ててしまったり 
からかいあったり
愉快な職場の仲間達 

両親や ...
泥棒のような前傾姿勢で
妹の洋服を
箪笥から引っ張りだして纏った
ふわわ、と甘いにおいが漂った

わたしは服を持って居なくて
だから何時も裸で暮らして居るのだが
この頃はとみに寒く
や ...
面接を何度も失敗しているうちに
僕は何もいえなくなってしまった
もう面接はこりごりだよ
面接官は人が聞かれたくないことを
きっと知っているんだ
くそったれ

泣いても笑っても
母親が一 ...
誰かと誰かが、キスをした。
だから、誰かがひとりぼっち。

誰かと誰かが、話してた。
だから、誰かが微笑んでた。

誰かと誰かが、見詰め合った。
だから、誰かが空を見た。

誰かと誰 ...
ささやかな月見に添えて萩の花


追憶の星をかたどる紫苑かな


金木犀夕暮れ色の香り漂う


青空に背筋伸ばして吾木香


秋桜や乙女心にそっと揺れ


地に落ちて褪せ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ドリアンの正しい遊び方千月 話子自由詩14+*06/10/27 23:35
青い長椅子三条麗菜自由詩706/10/27 23:32
「認識」月焦狼自由詩5*06/10/27 23:31
試みのゲーム言語破壊機械自由詩006/10/27 23:19
鬻ぐ女ミゼット自由詩3*06/10/27 23:14
変化茉莉香自由詩0*06/10/27 23:02
うたたねのうた夕凪ここあ自由詩8*06/10/27 22:54
ルシファー佐羽美乃利自由詩206/10/27 22:51
時は響くぽえむ君自由詩5*06/10/27 22:40
A-29短歌306/10/27 22:38
もみじ蒼木りん未詩・独白206/10/27 22:25
服部 剛未詩・独白2*06/10/27 21:45
永幻の波紋キメラ自由詩506/10/27 21:20
一人暮らしの部屋ajisai自由詩8*06/10/27 20:48
落葉自由詩5*06/10/27 20:47
ひとり自由詩4*06/10/27 20:47
生存たもつ自由詩16*06/10/27 20:38
さくらはなぜさくの自由詩92*06/10/27 19:19
静止連想つめきり自由詩6*06/10/27 18:45
白い旗 夏の終はりの海岸線杉菜 晃自由詩14*06/10/27 16:57
My loveペポパンプ自由詩2*06/10/27 16:17
あこがれ石瀬琳々短歌15*06/10/27 14:14
色の日ぽえむ君自由詩9*06/10/27 14:03
想い茉莉香未詩・独白2*06/10/27 13:14
Choketiki自由詩7*06/10/27 13:02
瞳の内に 服部 剛自由詩5*06/10/27 12:51
すみちゃんのセーター吉田ぐんじょ...自由詩1706/10/27 12:36
画伯の無情不老産兄弟自由詩106/10/27 12:17
誰かと誰かの。狠志自由詩306/10/27 12:16
秋の花に寄せて未有花俳句6*06/10/27 12:10

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