山の端を染めるは緋色
茜より深くより味わい深げ
もう日が沈むのか
今日という日をだんだんと短く感じていく
山の緑はまだ色を変えない
でも夕暮れの山の端の色は
まるで ...
本当はAが好きなのに
Bが好きってことになってるみたいだ
の箱
の前を通ると少し嫌な臭いがする
あと少しでマンボウの所なのに
なかなか進めない
昨日のゲームの夢と今の算数が次第に入りま ...
風吹けば
薄紅色の水玉模様
ありがとう
もう何も考えなくて済む
閉じこめられたら
二度と目覚められなくなる
それがいい
さ ...
悲劇を楽しく踊りましょう
みなで薪を取り囲み
すると火は
あなたの服に引火する
あなたの悩みが燃え上がる
それでもあなたは平気そう
悲劇とはこんなものだと
あなた ...
頭蓋骨を輪っかに切って
かぱっと開けて
見てみたら
ごまプリンがいっぱい
詰まっていた
だから
スプーンを突っ込んで
ぐちゃぐちゃに混ぜてみた
そして再び固めて
そうっと
頭蓋骨を ...
休日の朝、西野は8時ぴったりに目を覚ました。
「なんてことだ! 8時ぴったりに目を覚ますなんて! きっとこれは、俺が幼い頃母親に欲望を抱いていたから罰が当たったにちがいない。時間のやつが、世の中の ...
お前が犯ったんじゃないのか。
犯行時刻の午前3時45分頃、
どこで何をしていた?
何、ここ以外のどこかだと。
そんなものがアリバイになると思っているのか。
犯ったんじゃないのか。
お前 ...
最近冷蔵庫に
レモンを一匹
飼っていたら
今朝
絞られていた
何か飲むときにいつも
瞬きを忘れるおまえは
俺をじっと見つめながら
こくこく
ちいさ ...
隠者のような断り書き「ずつと見てゐて
真っ赤な碁盤
指された後手三七ガングリオン成りビショップ
(受動詞は常に感謝している)
汗とアセテートを握る昆布
学ぶ目さっきの決断ジョッキの中コ ...
心地よい風が肌をかすめた
過去の情景を思い返す夕暮れ
見上げた月は
いつもより明るく
寄り添う星とともにそこに
なんとなく
ただ何となく
夫婦のように思 ...
あなたの眼は
あの彫刻より
美しい
暖かさと冷たさを 併せ持ち
時折 艶やかさが顔を出す
あなたの鼻は
あの彫刻より
美しい
高く美しい曲線を 描きながらも
決して 行き過ぎた主 ...
しんしんと眠る森
十五夜の月を映した湖
さらに枯野をすぎて
大地の裂け目から
地の底から
やさしく吹かれた
しゃぼん玉のように
夥しいほどの色づいた想いが
きっと魔法みたいに重力の ...
雨に打たれた
僕を罵倒する無数の詠みたいだ
痛みは感じず
冷たさだって残っちゃいない
無意味な落下風景
これが罪だと僕が呟く
誰にも知られていない僕だけの罪
穢れた雨じゃ禊になら ...
何処へ 行けばいいのかと
問いを重ね 時に迷う
年を重ねるくらいじゃ
見えてきやしない 世界の真ん中に
日々を 送るこの部屋
木々の 木陰はいつも優しい
幸せを 追う線路
始発駅は ...
パンツをはかないで
ジーパンをはいた。
なんだか
ぜいたく。
雨を連れてきた少女が
優しいソプラノで歌い
美しい夢を見た男たちは
花嫁の所在を探し求めて女たちを殴りつけ
少女は如雨露でうす桃色の野花に水をやり
男たちは銃砲店を襲撃し
花園には霧が立ち ...
仄暗い喫茶店で握り締めた手を開くと光りが逃げてゆく
散り散りに
光りの粒たちを追って暗闇を見つめ集めてきたんだった
ひとつふたつと
硬く握りしめて
逃がさないよ と言うのだった
...
佇んだ夢
あふれた鼓動
意思
巻き取られた時間
放たれた野に広がるシャボン玉
煌いて、割れる
さかしまに映した人の影
揺れる朝
還らない
澄み渡る青い空
ひび割れた ...
すゞやかな夜に
泣いている
悲しくもないのに
淋しくもないのに
鳴っている警鐘
遠くへ追いやった想いが
今 まさに
消え去ろうとしてますよ
絡めた指の
...
夜の色 密かに抱きて 忘れ行く
夢の旅路に 君の置く霜
花火も出来ずに終わった夏
君と二人
鈴虫のなく中で
公園で花火
秋花火
少しおとなしく見える炎は
静かに
美しく
君の瞳に映って
僕はしばし
...
東西線の中野行き
隣に座った女は黒い服
携帯電話握り締めて
テトリス
俺もやるからテトリス
きれいに積み上げて整然と
端っこだけ空けて待つ
確信犯
華麗に消す
テトリス
終 ...
ツーツー・トン
トントン・ツー
っーっーとん
とんとんとん
おいしそうな音がする
わくわくっっっ
トンネルをくぐると
其処は、
恐ろしい地獄だった
っっっ、と舌を出し ...
大風が秋の雫を散らすかな
秋の蚊を容赦なく打つ重さかな
町を歩いて
うなだれて歩いて
なにかとても
ややこしいなにかが
こころをしぼませる
とてもあらがえないような
よくわからないものが
この夜の空の上に
その黒い膜のうえに
ひそんでいる ...
その場に、
軽やかな羽があって、
水に、
必要な、
生きるために必要な栄養があっても。
僕は動かない。
ましてや、毒蛇の授業参観であっても、
僕は動かない。
うちは猫のナッチいうんや
かわいい女の仔猫やで
ご主人様にごっつう可愛がられてるで
うちの趣味はヤモリ捕まえてきて
動かんようになるまで
いじくりまわすことや
他にも ...
「発光」
真っ暗闇から
突然
湧き水のように光が溢れ出し
部屋そのものが発光しているかのように
眩い光を放つ真っ白な部屋が
湧き上がってくる
頭蓋 ...
秋の絵を描こうと思って
外に出たら
筆を忘れたことに気がついた
これでは紅葉が描けない
真っ赤な葉の中にも
黄色があることを
描きたかったのだけれども
秋の心情を書こうと思って
シ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
緋色の季節
ajisai
自由詩
4*
06/9/29 12:08
綾
民
自由詩
0*
06/9/29 11:58
春の花
草野春心
自由詩
3
06/9/29 11:46
宴
白雨
自由詩
2+*
06/9/29 11:33
ごまプリン
チアーヌ
自由詩
2
06/9/29 11:19
罰
葉leaf
自由詩
3*
06/9/29 10:47
ロジック犯
ブルース瀬戸...
自由詩
6
06/9/29 8:41
レモン水
水在らあらあ
自由詩
21*
06/9/29 6:29
脱兎するインデント,{+}過ぎるシビア
人間
自由詩
2
06/9/29 6:18
寄り添う二人
れるむ
自由詩
2
06/9/29 6:14
蠱倖姿美
FUBAR
自由詩
3*
06/9/29 5:37
満月の底
atsuch...
自由詩
5*
06/9/29 3:26
天気予報は雨のち晴れと成れず
whippo...
自由詩
0
06/9/29 2:52
38、プレイス 【ぷれいす】→PLACE
雨宮 之人
自由詩
1*
06/9/29 2:08
ぜいたく
日朗歩野
未詩・独白
3
06/9/29 1:09
水の都
ダーザイン
自由詩
11+*
06/9/29 0:58
テーマ
まれ
未詩・独白
0*
06/9/29 0:26
奪われた自由
月焦狼
自由詩
0*
06/9/29 0:24
すゞやかな夜に
藤原有絵
自由詩
4*
06/9/29 0:15
無題
月焦狼
短歌
1*
06/9/29 0:14
秋花火
ささやま ひ...
自由詩
2*
06/9/29 0:05
オーバーミクロン
マッドビース...
未詩・独白
3
06/9/29 0:04
っ
あおば
自由詩
4*
06/9/29 0:00
初秋
白糸雅樹
俳句
2*
06/9/28 23:59
秋の蚊
〃
俳句
1
06/9/28 23:58
町を歩いて
水町綜助
携帯写真+...
2*
06/9/28 23:56
と、いう真実
ブライアン
自由詩
2*
06/9/28 23:41
ナッチ
山崎 風雅
自由詩
5
06/9/28 23:25
『ゴースト・ソング』
大覚アキラ
自由詩
4
06/9/28 23:02
秋をなくしてしまった秋
ぽえむ君
自由詩
9*
06/9/28 22:58
6013
6014
6015
6016
6017
6018
6019
6020
6021
6022
6023
6024
6025
6026
6027
6028
6029
6030
6031
6032
6033
6034
6035
6036
6037
6038
6039
6040
6041
6042
6043
6044
6045
6046
6047
6048
6049
6050
6051
6052
6053
加筆訂正:
38、プレイス 【ぷれいす】→PLACE
/
雨宮 之人
[06/9/29 2:09]
2006.07.10初出。少しだけ改変。
6.35sec.