遠い国から
のろいに満ちた手紙が届いた
開くと燃えてしまったから
何と書いてあったかは知らない
遠い国から
いかりに満ちた電話がきた
電波状態が悪いらしく
途切れ途 ...
空は何時か
還る人の為に在りますから
行き詰まって
流れるしか無い雲の
あんなにも柔らかそうな姿態
曼珠沙華は
意味を見失っている
紅くしか咲けないから
間接は曲が ...
ハーモニー、櫂のしずくに呼応する空が茶色に透過する午後
目という目、口という口あつまってAの会合ひらく廃村
風の影みつける蝶やカーテンのおおきく呼吸している窓辺
...
今まで包まれていたものが割れ
開いた胸の中にちょこんとおさまって
さいごのごあいさつ
ぽつりと佇んで微笑んでいる
あなたのからだが
いまはこんなにも
はっきりと見えるのです
...
秋の葉に虫の音の葉交じりつつ
言の葉添えず秋の深さに
{引用=(歌意)
秋らしい紅葉の葉に虫の音が交ざっている
(その趣は言葉では表すことができず)
秋の深さに言葉を添えられない
...
過去のトリミングは上手くいかないよ
無花果の匂い 雨の匂い
ピアノにくちづけて 無重力、時々カニバリズムな僕ら
君を赦そう
両手を大きく広げ 世界にさよならした君を
扉をひらくふ ...
音楽を止めないでくれないか
溢れてくることばをまだしばらく忘れてたいんだ
音楽を止めないでくれないか
静かな場所はあまりにも俺自身だから
言い訳や弁解は好きじゃない
真実はいつでも変化し ...
秋霖が泣き止んだ 翌日
こんどは替わって 松籟が狂ったように
やしろの森をゆさぶりはじめた
白い季節はすぐそこに・・・
寡黙になって老 ...
独りよがりのゲームの中
不信だらけの真夜中に
今日を嘆いてみたところで
知らん顔して朝はくる
シミの付いた絨毯を
ただじっと見つめていると
世界地図に見えてくる
ねぇ、現在地を教えて ...
これから始まる物語に
静けさの好奇心が
動きだす
三度、四度、五度と
跪く苦難を
授受する程に
-Energy-
感受の肌を変え
目のつける位置や角度を変え ...
電車を待っていると
どこからか風鈴の音が聞こえてきた
チリリン
海は楽しかったな
今年は二回も行ったっけ
チリリン
花火きれいだったな
毎年見てた場所また行けるかな
チリリ ...
「君は君らしく」とか
「あなたはあなたのままに」とか
流行の唄や
雑誌の表紙に
文字は躍っているけど
僕は僕が分からない
さまざまな本の背表紙をつまんで
ぱらぱらと揺すってみるけ ...
光の精たちは
淡い 淡い
透明感の中で
激しいキスをした
カリヨンの音色に合はせて
鳩が飛出してくれば
その下にゐるものは
みたまを受けた
みたまを受ければ もうしめたもの
とこしへの命を嚥下したやうなものだから
金銭では買へな ...
昨日の仕事を終えた帰りのバスで
( 毎日々々同じことの繰り返しだなぁ・・・
と心に{ルビ呟=つぶや}きながら疲れてうたた寝していた
今は亡き・好きな作家のE先生が
ぼんやり現れ
...
掘り進めば 掘り進めるほどに
矛盾が姿を現すのだが、
それでいい と
思っている
【Three Haikus about countless lovely bugs in the world】
【この世の愛すべき虫けらたちにおくる英語俳句】
On a rainy day ...
霞んだ月から光が漏れるのを
水面からみていた
微かな存在の微かな叫びは
何らかしらの影が覆いつくし
あまりにもあっけなく消え去った
何だか悔しくて石を投げつけた
何度も ...
酒は独りでは呑まない
煙草とコーヒーがライフライン
青紫の煙の先にモニターが瞬き
端には冷えた缶コーヒーを配置する
ニコチンとカフェインが
僕の創作意欲を書きたてる
...
わたし花びらと勘違い
あかい
あかい
そのお色
痛かった 痛かった夏を抜け
手のひらには木の実が残ってた
帰り道はすこしノスタルジィで
水の流れがいとおしかった
ね 空のこと時々考える
け ...
伴わない安寧を
手繰り寄せるように呼吸をする
いつも何処か背中越しに
冬の匂いを感じているのは
私が冬生まれだからだろうか
それとももっと違う何かがあるのか
雨降りの音を追って
傘を ...
ある日は日付変更線の上を
赤ん坊と手をつないで何度も行ったり来たりする女の夢
ある日はチンチロリンのサイコロの動き次第で
猛獣や人型の銃火器に襲われる男の夢
ある日はありふれたボーイミ ...
暗闇
の中で見開かれている
一つの目
暗闇
そのものであるかのような
黒い目
僕はいつも
その目に見つめられ
全てを記録されている
カラダノウゴキ
ココロノウゴキ
カ ...
モンゴルは実は分断された国家で、現在のモンゴルは外モンゴルと呼ばれていたそうです。んで、現在中国領である南側が内モンゴル(蒙古)自治区、なわけですね。これは前者がロシア、後者が日本を後ろ盾として分割さ ...
昨日まで
咲いていた花が
もう散って
今朝まで
鳴いていた鳥は
トリカゴへ
さっきまで
じゃれついた犬は
あとずさり
さっきまで
吸っていたタバコ ...
秋の日の
妙に蒸し暑い中を
仕方なく買い物に出かけた午後
気持ちも濡れているせいか
無駄遣いをするよりかは
いつもよりも買う物を少なく
いつもよりも短い時間で
目的だけを果たしてゆく ...
青信号になる。人の波が横断する。
上場企業のアナウンスがされる。数字は行ったり来たり。
工事現場の警備員が赤いスティックを振る。交通安全と家内安全。
ベルトコンベアー式に一日が流されていく。
...
絡みつく蛇たちの螺旋の夜
巧みに縺れあう虚無と/いのち
淫らな匂いのする、耀う肌の粘りに
虹色の鱗は冴ゆる星の瞬きを映す
やがて消失する碧暗い空にむかって
聳える漆黒の怪奇な木々は
だらし ...
昼下がり、健司が部屋で文芸誌の短編を読み終わったとき、例の発作が起きた。
鬱病で長く社会生活から離れている健司は、常に微発作状態にいるといえるが、ここ最近、強い脱力感に襲われることが多く、それは ...
「あ
また落ちた )))
飛行機だったらヤバイ
合格発表なら苦い
「あ
また落ちた )))
そうやって垂直の壁を這い上がる
腰にぶら下げたカラビナとザイル
僅かな岩 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
遠い国
吉田ぐんじょ...
自由詩
7
06/10/4 17:16
独り言
〃
自由詩
15
06/10/4 17:09
白彼岸
本木はじめ
短歌
8
06/10/4 16:34
石榴人形
shu
自由詩
9
06/10/4 15:42
秋の葉に
ぽえむ君
短歌
7*
06/10/4 12:32
世界にさよならした君を
朽木 裕
自由詩
3*
06/10/4 12:19
ドントレットミーダウン
河野宏子
自由詩
4
06/10/4 11:09
黒い波紋(十八)
信天翁
自由詩
1
06/10/4 11:07
夢見る頃を過ぎても
快晴
自由詩
3*
06/10/4 10:51
「これから始まる物語(トモダチの結婚に贈った詩)」
鷲田 岳
自由詩
0
06/10/4 10:49
夏の宵 秋の気配
プル式
携帯写真+...
10*
06/10/4 10:25
僕は僕が分からない
YASU
自由詩
0
06/10/4 10:17
反射
未有花
自由詩
7*
06/10/4 10:06
カリヨンの音色に合はせて
杉菜 晃
未詩・独白
3*
06/10/4 7:14
「悪い夢」
服部 剛
自由詩
8*
06/10/4 6:50
つぶやき
FUBAR
未詩・独白
2*
06/10/4 4:28
虫にかんする俳句3句
山本 聖
俳句
2*
06/10/4 4:21
僅かばかりの希望
れるむ
自由詩
2
06/10/4 2:14
煙草とコーヒーと詩と
山崎 風雅
自由詩
5
06/10/4 2:11
れっど
瑠音
携帯写真+...
5
06/10/4 0:54
雨と殺戮
Mélodi...
自由詩
4
06/10/4 0:34
午睡
freaks...
自由詩
0
06/10/4 0:27
記憶/記録
加藤小判
自由詩
3
06/10/4 0:23
荒川洋治を読んでみる(四) 『内蒙古自治区』
角田寿星
散文(批評...
2
06/10/3 23:54
ソーマトー。
橘のの
自由詩
0
06/10/3 22:50
雨の日に紅葉が笑ってる
ぽえむ君
自由詩
7*
06/10/3 22:36
東京駅
ブライアン
自由詩
3*
06/10/3 22:09
「 」
atsuch...
自由詩
10*
06/10/3 22:02
健司の日常
MOJO
散文(批評...
1*
06/10/3 22:00
地獄へ落ちろ、選者℃も
atsuch...
自由詩
4*
06/10/3 21:45
6005
6006
6007
6008
6009
6010
6011
6012
6013
6014
6015
6016
6017
6018
6019
6020
6021
6022
6023
6024
6025
6026
6027
6028
6029
6030
6031
6032
6033
6034
6035
6036
6037
6038
6039
6040
6041
6042
6043
6044
6045
加筆訂正:
ペンキ職人
/
恋月 ぴの
[06/10/4 11:59]
行を削りました
さんぶん/秋
/
atsuchan69
[06/10/3 21:58]
久保田の千寿でもいい、せめて一杯飲みたいたい。/久保田の千寿でもいい、せめて一杯飲みたい。
7.69sec.