ムーンは名犬ではなかった
おれが不良にからまれたとき
まっさきに逃げた
のびているおれのそばにきて
目のよこの傷をなめた
ムーンは名犬ではなかった
堀内と土井と高田の
サインの入った ...
もがく
もがく
藻のないところで藻掻く
あたまの中に塩水が入って
考えることが辛くなり
すべては
旧態依然としたまま
塩漬けになり
保存されている
白く乾いた塩田を眺めて
...
私はあなたに
私の夢を見せてしまうのが
怖い
夢を見ないで
私を見て
ひとりぼっちのサンディ
夕焼けのまるのなかで
さんかくばかりかいていた
ひとりぼっちのサンディ
太陽の光に照らされて
世界が水晶よりも静かに
組み立てられていった
うたの ...
世の中で正しいものを見つけるのは難しい
他の人にとって正しいものでも
自分にとってはそうでないかもしれない
絶対的で普遍的なものなんて
そうそうありえないだろう
...
私たちは更衣室で着替えると
休憩所で落ち合うことにしました
私が行ったときには
もう夢月は出ていました
「早く泳ごっ!」
私が言うと夢月は笑って言いました
「ああ・・・
つーか紅香は泳 ...
きっと明日は晴れるでしょう
雲ひとつない、君の心と同じブルーに。
青い心に赤い炎で押し倒されて
微笑みかけてわざと挑発。
キスをしながら泣いていた君
冷たい唇に暖かすぎる君の愛情
離れる心 ...
こどものような
貴方の身体の
その場所だけ 大人
ちいさな
ふたりの引力が
つり合っている
静かな
力で
薄衣を剥ぐように
ふたりは
孤独に没頭する
求めること
与 ...
あ〜わかってるんだ
だからそれは言わないでくれよ
君はいつもそう言うけど
いつだって後回しだろ
僕が言わなきゃ
何にも出来ないんだから
そんなこと無いって
言わせてもらえば
僕 ...
のろの しまに ふゆむらさきに すむ たいこうぼうの のろし。
てにてをとり ゆく たびまくらほっす
ゆみなえしの おさに ゆらめく てれびばんがい。
きょうもんに手をだす め ...
昔。新車で買ったくるまのシートには、ビニールがかかっていた。それはしばらくの間そこにあって、私たちはビニール越しに新しいシートの匂いとか起伏とかを感じていた。
それはたぶん、私たち子供らが汚して ...
ナイチンゲール
あの人のためなら
ナイチンゲール
命など惜しくは無いわ
あの人に出会って心震えたの
高鳴る思いに初めて
人を愛すること知ったのよ
もしもあなたが望むなら
この胸 ...
可愛い格好しても意味は無いのよ
出かけなきゃね
綺麗ごと言っても意味は無いのよ
汚れを知らなきゃね
手を伸ばしても意味は無いのよ
届かないと知っていなきゃね
歌をうたっても ...
指先で爪
らしい
爪 らしく
きちり
、血のうずく)。不安定な水晶時計(、
の公転にはなじまないけれど
今日のような雨天では
暗雲にさらされて
爪を)紅くぬる
さっと泳ぐのは ...
「生き春巻」です
店員は言った
メニューを見直す
確かに「生き春巻」とある
生き春巻は時々皿の上でもぞもぞ動くが
その間も気持ちを見透かすかのように
目のようなものでこちらを睨み続けて ...
しぼれたり そえ ゆうすずみのたまりじょうよ
けめすとれ、かのなみまがこごゆるだがいじりのたいせんまえ、
きみにいいのこしたてんがいのすざくに
やけつくくまんばちのたまのこしがきれいにゆめを ...
小学生の時だった
詩を書こうと思ったら
まずはおまじない
ぽえむかんすう
ぽえむふぁんくしょん
ぴぃはえすとえいちのかんすう
ぴぃはぽえむ
えすはじょうけい
えいちはしんじょう
...
かわいこちゃんに出会いました
瞳はレーズン耳はパン
こんがりチョコと白い胸
唇ちょっとレアチーズ
焦げた肌には粉砂糖
運命だねって言いました
きらきら囁くスカートの裾
形を変 ...
まるい夜
すれ違って三日目の空
話したいことがいっぱいある
住所を聞かないでいるのは
どうせならうちに来いって言われてからがいい
なんて思っているから
まるでかぐや姫だ
昨日
...
春のおだやかな日溜りの中
土のにおいがわかりますか
春の息吹で
緑の香りに隠れた
土のにおいがわかりますか
あなたが今
しあわせを感じずに
春をむかえているのなら
この土のにお ...
虚ろな目をして
君は空を見ている
幾分か暖かくなった風に
お辞儀をした
鼻の奥で微かに感じる微笑み
心は癒されはしないのだろか
永遠に
「絵具で描 ...
落日の音がした
ごとりと 夜の底を叩いて
日の落ちる音が響いた
繰り返す目覚めに溜息して
むせ返る生活の臭いに眉を寄せた
「しあわせをきめるのはだれ?」
加 ...
ダンス教室に
あなたとわたし
ふたりきり
今日は教えなくてもいいよ
ダンス音楽消して
ビーチボーイズ流して
たまには決まったステップなんて忘れて
自由に踊ろうよ
本能のままに体を動かそ ...
深く息をすると背骨が軋んだ
にぶい はれつおんと
ちいさくなってゆく きみの よどみに
胎動
おかあさんは、
酸化してゆく真っ白なおでこに
くちづけ したでしょうか
ねぇ
...
なんとなく
逃げ出してみようか と思った
土を蹴って
走って
草を踏んで
走って
風を切って
走って
ってってってってって
...
季節の変わりめに僕の脳髄の残り火
景色の変った街角で
あの娘の姿がふわふわ浮かび上がる
若いことは罪なこと
まだ世間のけがれた雨に打たれてなかった頃
太陽の日差しが僕に向 ...
くぅ
ううう
くぅ
ううう
ベランダ越しに
くぅ
ううう
くぅ
ううう
やさしい声で
くぅ
...
ポケットの奥の奥に絡まってなかなか出てこないレモンキャンディは
柔らかくて包みを開いてもぺとぺとこびり付いて離れようとしない
いひひと笑けてくる。ほうら世界は終末だって言うのに僕はキャン ...
素直になれないことが、
当たり前になっていたのは、
いつからだっけ?
今じゃそれすら、思い出せない。
なんて、可愛くない私。
確信のない夢描いて丸めては捨てる行為をまじないとした
あきらめたわけではなくてただ飽きてなにもなかったような口笛
いざという時に大事なことさえも伝えられない不甲斐ない人
この人になり ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ムーンは名犬ではなかった
しゃしゃり
自由詩
19
06/9/10 18:59
棄却検定
あおば
未詩・独白
3*
06/9/10 17:50
夢
ANN
自由詩
4*
06/9/10 17:44
ひとりぼっちのサンディ
青色銀河団
未詩・独白
3
06/9/10 17:00
正しいもの
ajisai
自由詩
4*
06/9/10 16:11
金魚の時間(三日目)水
愛心
自由詩
1
06/9/10 15:46
染めあげた君の心にさようなら
桜木 ハル
自由詩
2
06/9/10 15:44
ラグランジュ
uminek...
自由詩
10*
06/9/10 15:24
鏡
ささやま ひ...
自由詩
1*
06/9/10 14:18
〇六〇九〇八
もしゅ
未詩・独白
1*
06/9/10 14:12
ビニールランド
uminek...
自由詩
2*
06/9/10 13:34
ナイチンゲール
未有花
自由詩
9*
06/9/10 13:25
はずす勇気があるから 指輪の意味が在るのよ
哀音
自由詩
0*
06/9/10 13:18
再生
こしごえ
自由詩
16*
06/9/10 13:17
曇り空
たもつ
自由詩
17+
06/9/10 12:52
〇六〇九〇五
もしゅ
未詩・独白
1*
06/9/10 12:23
ポエム関数
ぽえむ君
未詩・独白
9+*
06/9/10 11:20
ミルク色の
アサリナ
自由詩
3*
06/9/10 10:19
月
民
自由詩
1*
06/9/10 8:04
大 地
沢村 俊輔
自由詩
7
06/9/10 6:46
静寂の彼方
れるむ
自由詩
2
06/9/10 5:27
『落日』
しろいぬ
自由詩
2*
06/9/10 3:53
本能
壺内モモ子
自由詩
3*
06/9/10 3:21
She's me nigh
オオカミ
自由詩
2
06/9/10 2:38
愚行
ひじり
自由詩
2*
06/9/10 2:23
秋風吹く街角を
山崎 風雅
自由詩
4
06/9/10 2:12
猫の会話
ひじり
自由詩
1*
06/9/10 2:05
突
如仁
自由詩
0
06/9/10 1:52
素直
神音
携帯写真+...
3
06/9/10 1:46
semi−charmed life
一代 歩
短歌
4*
06/9/10 1:30
6039
6040
6041
6042
6043
6044
6045
6046
6047
6048
6049
6050
6051
6052
6053
6054
6055
6056
6057
6058
6059
6060
6061
6062
6063
6064
6065
6066
6067
6068
6069
6070
6071
6072
6073
6074
6075
6076
6077
6078
6079
加筆訂正:
月
/
民
[06/9/10 18:25]
成長しました
標本
/
服部 剛
[06/9/10 17:20]
終行の最後の1字を直してみました。
ワタシ
/
yaka
[06/9/10 6:02]
2連目3,4行、修正しました。
6.61sec.