駅前の寂れた広場
少年がギター片手に
この世の終わりを歌っている
死んだ魚の目をしている

完全だろうが不完全だろうが
事態はすでに起こっていて
動いていて生まれては無くなっていて

...
お帰りなさい
心から待っていました

やっと帰ってきて
くれたのですね

あの人はもういません
赤い赤い波が押し寄せて
あの人は一瞬で
さらわれてしまったから

私はこの浜辺に残 ...
手の内には暖かい光
零れないようにそっと足を偲ばせ
カサコソと音を立てて落ち葉を踏めば
粉々になった葉はキラキラと舞う

貴方の言葉は輝く魔法
大事にしたいのに私は外からの声に
戸惑い心 ...
.mor..phine...ep
環、ル(.i?) N、嘆す
.mor..phine...ep
火々ノ ル,vie、朱い砂糖
.mor..phine...ep
金曜美の、酔Ur-四季(n/ ...
夜の畑が教えてくれる物語
聞き終えて悲しんだら
両手を上げて降参しよう

ゆっくり
そっと
手を上にさしだして

飛びまわることに疲れてしまった、
まどろむ紋白蝶に手をの ...
かなしいことがあると
星座をつくるの
ぼくのかたおもいしてた
黒いルビーの瞳のおんなのこ
夜空を指差し
星座をつくる

ユニコーン座
ふでばこ座
黒猫座
かたおもい座
そしてあれ ...
 これは特定の人を指して書いたものではありません。
私たちの周りにはある日、それこそ不意に姿を消してし
まう人がけっこう多いのではないでしょうか。この現代
詩フォーラムでも、気振りにも見せずにい ...
いくつかの知識を失くしたために
それの侵入から逃れるプログラムを
組み立てられなくなった

僕は時々あなたと話しているつもりで
言葉を発していないことがある
あなたは僕を寡黙だと思っている ...
{ルビ欅枯=けやきか}る{ルビ七光台=ななこうだい}というところ 近付かないで近付かないで
どうせキミも離れてしまうのでしょう
それならば最初から優しくなんかしないで

独りきり夢の中でずっと
あすこに見える建物に憧れて
息を殺して積み上げてきた
唯一 ...
色をぬる記憶
人に触れる記憶
僕らの言葉が
キスを学習すると
背中にも匂いがあってよかった
バッタのようなものが
死んでいたよ
あのあたり
空も見ないで
俺はラーメン屋でもチャーハンしか頼まない
その店がいくらラーメンをレコメンドしようがチャーハンしか頼まない
別にラーメンが嫌いなわけじゃないけど断じてチャーハンしか頼まない
ラーメン屋だって、メ ...
僕は何時間この場所に居るのだろう?
雲の流れや車の流れを風として肌で感じる
少しだけ肌寒い風は心地良く
嫌なことを忘れさせてくれる
公園のベンチで時間が過ぎるのを待つ人

形あるから何時か ...
弄月無詩友
憂人惜暗香
秋宵如百歳
秋韻更千霜
月下詩情絶
星移大志荒
何時生一句
遮莫但醒狂


月を弄(もてあそ)べど詩友なし
憂人 暗香を惜しむ
秋宵 百歳の如し
秋韻 ...
くだらない誓いをした日からか
それよりもうちょっと前からか
僕はもう一人ではなにもできません

今まで一人でできてたことが
二人じゃないとできないようになって

とても情けないです
男 ...
夕闇の公園。

まだ光るオフィス。

缶コーヒーと草の匂い。
空はもう、おやすみ。

子どもの声。

イヤホンの耳栓。

遠い道路の騒音。

空の寝息。
僕の恋人は、すっごく優しいんだ。

でね、彼女とはまるで夫婦なんだよ。

だって

僕がお腹空いたら、ご飯をくれるし。
でも、彼女が寂しそうにしてたら、僕が慰めてあげるんだ。

僕が ...
 
ずいぶん遠くの方で
誰かを思うのが好き


バーゲンプライスのある本屋で
ポエトリー&ハーツ
と書かれたペーパーブックに目をやりながら
これは これは
ずいぶん遠くの誰かが
...
明るい夜も、暗い夜も、それぞれに色々な夜があったけれど。


遠く回り道をするように。言葉が言葉からそれからを選んでいくように、一瞬だったものを、ふと、足を止めて拾い上げてみれば。もう、「それか ...
陽はひらき
もの皆きしみ
葉を迷い
土へ降る色


曇をせばめる音は冷え
路はひととき白くなる
風に生まれる幼いまだら
水たまりの空のはじまり


ゆがみを抱いた黄 ...
 
 
世が世なら

「どこでもドア」で
君に会いに行けるのに


世が世なら

ふたりニュータイプで
解りあえるのに


世が世なら

風の谷で
平和に暮らせるのに ...
霧の朝僕は
白い虚しさにまかれる
あるいは
あるかなきかの徒労に
世界は音もなく沈んで
僕一人を孤立させる部屋
あの夏の日
彼女が湖水に指をすべらし
その音のない{ルビ水面=みなも}を ...
やりたいことがあるならば まず目標を定めて
自分の棚卸をしなさいと
本に書いてある
棚卸とは会計で使う言葉で
自分が何を受け取ったのか
自分が何を支払ったのか
自分の元手は何か
自分の返 ...
都会の中の植物園は
いつも静かなまま
大きな木の根は
下水道や地下鉄よりも
ずっと浅く
かすかでしかありません
雨をしのげる大きな葉が
静かに広がる

都会の中の植物園は
いつも黙 ...
夜も根津に三日三晩太り続け
国へ帰ることを決意した
氷点下の愛娘は午後を食い散らかし
ポツリポツリと降り注ぐ体毛に分け入ると
へその辺りになんと小さなほこらを作った

ぎゃーぎゃーわいわい ...
世界はすでに水没していて
君の名を呼んで駆け寄る時も
僕の口から無数の気泡が空へ昇る
この環境に不慣れな僕は
まだ少しだけ息苦しい

澄み渡る空の半分がメタファーになってしまった
誰かの ...
かわつらさんの奥さんは
精神を病んでいるそうだ
深夜
誰も居ないキチンで
皿を一枚ずつ割るそうだ
あの夫婦は
せっくすれす
だから
ってすずきさんが言ってた
そういうすずきさんに ...
くすぐったい
くすぐったい
可愛い君の吐息

やわらかな朝
淡い光の中で
そっと息づく白い小さな花

無邪気な君の微笑みは
僕をやさしくしてくれる

くすぐったい
くすぐったい ...
冬の中のジャングルジム
僕登り
君降りる
色とりどりの鉄パイプをカサカサの手で握って
きのうは一晩中雨が降っていたので
手のひらが濡れるよ
嗅げば鉄のにおいがする
僕はとりあえず天辺まで ...
午睡のさなかにある子らの
頬に翳る
おだやかな昼下がり
行進
 行進
行進
  行進
チェシャ猫は唇に
笑い笑い笑い
チェスゲームは再開
矛と盾が衝きあう
伽藍に響く泣き声
祝 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
祈り青山スイ自由詩1306/11/2 22:14
ナルシスの帰還三条麗菜自由詩606/11/2 22:09
迷いの森茉莉香自由詩206/11/2 21:58
フレイルーム六崎杏介自由詩306/11/2 21:28
収穫tiki自由詩3*06/11/2 21:25
チョコレート座しゃしゃり自由詩606/11/2 21:17
消えてしまったひと杉菜 晃自由詩6*06/11/2 21:05
重複する世界yukimu...自由詩2*06/11/2 21:03
欅枯るA-29俳句306/11/2 18:59
憧れは遠く遠くAKiHiC...自由詩3*06/11/2 18:54
初恋たもつ自由詩906/11/2 18:46
俺VS.ラーメン屋新守山ダダマ自由詩7*06/11/2 18:33
海月自由詩0*06/11/2 18:30
秋宵思三州生桑伝統定型各...306/11/2 18:29
ケツコン自由詩12*06/11/2 18:14
inspiration。狠志携帯写真+...506/11/2 18:08
僕の恋人(犬)愛心自由詩306/11/2 17:55
草待ちAB(なかほ...自由詩5*06/11/2 17:35
高い空を泳ぐように飛んでいく鮎の夢を見る霜天自由詩506/11/2 16:48
ひとつ めぐる木立 悟自由詩406/11/2 16:39
世が世なら橘のの自由詩306/11/2 16:29
霧の朝僕は石瀬琳々自由詩12*06/11/2 16:28
会計的な詩イダヅカマコ...自由詩6*06/11/2 16:11
都会の中の植物園はぽえむ君自由詩8*06/11/2 14:50
果て無き空腹の果てに不老産兄弟自由詩106/11/2 14:42
水没した世界yukimu...未詩・独白1*06/11/2 14:25
近所のひとたち吉田ぐんじょ...自由詩1406/11/2 13:24
カスミソウ未有花自由詩12*06/11/2 12:52
冬の中ジャングルジムで水町綜助自由詩5*06/11/2 12:32
或る日竜一郎自由詩006/11/2 11:36

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加筆訂正:
遠い眺望/前田ふむふむ[06/11/2 19:13]
若干の修正
遠い眺望/前田ふむふむ[06/11/2 18:57]
何箇所か追加、訂正しました。
偽の刃/かぜきり[06/11/2 14:12]
題名のみ残して書き換え。
6.66sec.