北の国で少年が
銃を手に取るころ
南国の少女が
イルカの夢をみる
東側の正義が
日曜礼拝を狙うころ
西の坊やが
ママをさがしてる
そのこ ...
日本時間では既に九月十一日を迎えている。
こちらでもあと30分も無く、9.11を迎える。
あの日、俺と祖母の暮らしている家に母が来て、
飯を食い終わった俺は、プロジェクトXを見ていた。
い ...
薄暗い部屋で手探りで煙草の箱を出す胸元
百円のライターが照らし出す赤く丸い空間
摩天楼の数々の窓から差し込む微弱な光が
舞い上がる煙を照らすよ
臨時ニュースが始まった
テレビではニュース ...
ふっと目覚めたら八時前で
外はどっぷり暗い
あぁ夕飯の後にうとうとしたんだなって
隣見たらあんたも眠っていて
早起きして疲れたんだろうね
親指で
いつもの頬をそっと撫でた
新しい部屋 ...
お前はいったい何処から来、
そしてまた、何処へ行くのか?
今だ{ルビ何=なん}にも
僕に答えを 教えてくれない。
知っているのは、今のこの温かさ。
由来は、何処までも遡れる温かさ。
時 ...
ようこそ
精神の世界へ
喜んだり
怒ったり
哀しんだり
楽しんだり
貴方の一日を左右させる現象は
すべて絵空事で
貴方が筆をもって上から書き直すことが出 ...
あなたはこの世界に今、何を思っていますか?
私から見たあなたは
いい加減で
ふざけていて
気分屋でした。
でも、今思い返せば
人の事をよく見ていて
責任感は強く
知識は豊富で
決して ...
死神
鎌 持たず
心 に
囁く だけ
甘く
誘う だけ
みようみまねで
れいぞうこからこおりまくらをだして
たおるでくるんで
いそいそ
おふとんまではこぶ
ねっ きもちいいでしょ
リリコちゃんがわらう
よそのといれは
そわそわ おち ...
チーズになった
わたしとあなた
とろとろ
都会を
とろとろ
地球を
とろとろ
つつみこんでいく
やがて
おなかを空かした
とても大きな
ピンク色した怪獣 ...
ドロドロした空気
ネバネバした時間
今日も夜がやってきました
夜はグチャグチャしてて嫌いです
神様の時間に外にいてはいけません
みんなわかっているのかな?
夜は神様が起きる時間です
...
砂糖が乾いていく
あるいは溶けていく
運ばれていく
最初からそこにはなかった
かもしれない
舞う風、の風上
私はただ口を開けて
私の中を乾かすことを止めようとしない
追い掛けること ...
世の中が
あんまり酸性雨だとか騒ぐので
雨が降るたびに身体が溶けてしまいそうな
そんな不安に怯えている
あなたは
自分の弱さが何であるのかを
知りたいようでいて本当は知りたくな ...
最後の窓景色
それは冬だった
初雪が降っていてガラスに露が付いていた
無意識で指で文字を描く
「いってきます。」
落書き塗れのノートや塗り潰した教科書
机の上で埃を被っ ...
大地が少し傾く
燃える石が転がってくる
それから大地がもう少し傾く
水が
そこからすべての記憶を失って都合の良い
道筋例えば直線的に焼かれた草原のような
あ
水だ
透明だ ...
質量分析器に入れたんですよね
猫を見張りにしたんですよね
ネズミの餌を与えたんですよね
着た切り雀に貸し与えたんですよね
DNA分析の結果が分かるまでは
なにもしないで居たのですか ...
ゆっくり進むその足跡に
緑の光りが差し込んで
私の居場所を葉が隠す
あなたが歩く
あなたが顔を上げる
私は森に同化する
あなたが美しいと思う全てのものが
...
夕食後、プッチンプリンを食べようと思い
冷蔵庫から出してお皿に移し変えテーブルに置くと
スプーンがないことに気が付いたので
もう一度、食器棚までスプーンを取りに行ってから
「それでは」とプ ...
お釈迦様でもないけれど
虫一匹殺すつもりもないのだ
けれど
今度死ぬときゃ
栗の入った羊羹の裏だといいね
こんな軍靴の裏でなく
{引用=fromAB}
月が
沈む
やけっぱちでアッパーな呪文で
東京湾へ流れ込む川の底のような
町をそのように歩き始める
僕たちは僕たちの位置を確認する
ニートフルな事情でぬるい現実 ...
久しぶりに巨人戦を見ていた。
0点に抑えた上原と
勝越しホームランを打った二岡が
試合後のヒーローインタビューのお立ち台で肩を並べ
アナウンサーの決まり文句の質問に答えている。
( 二 ...
生きることを考えていたら
世の中が窮屈になった
あれもこれもしなければならないし
この先が重くなってしまう
そもそも生きるという一つのテーマだけを
考えていたら身体がもたない
これ ...
あ、あ、あ、剥がれ落ちる、私の細胞(たち)。
表面から落ちて、汚物(のようなもの)とし
て扱われて、泥の只中に乾いた破片として落
ちる。夏は天動説。私をめぐるうつし世がぐ
るぐると回る。醤油じ ...
かかとが脱げちゃう
つま先が脱げちゃう
溶けそうな足の付け根
そっと触れてみたんだよ
小指が脱げちゃう
親指が脱げちゃう
ほんのりカラメルいいにおい
外で野良猫鳴いてるよ
...
草のしないだ後が 私の靴後
手の中にある と思うものだけ
鍵だから いつまでも開かない
ふさぐ風だけ 私を知ってる
つぶれない 心の輪 とじない宇宙
弾く ひくく
触れさせ ...
あひる
醜いあひるの子は
永遠に醜いままだ
白鳥になんてなれない
なのに誰もそれを口に出したりは
しない
ねこ
ねこのかお
よく見なくても、 ...
ムーンは名犬ではなかった
おれが不良にからまれたとき
まっさきに逃げた
のびているおれのそばにきて
目のよこの傷をなめた
ムーンは名犬ではなかった
堀内と土井と高田の
サインの入った ...
もがく
もがく
藻のないところで藻掻く
あたまの中に塩水が入って
考えることが辛くなり
すべては
旧態依然としたまま
塩漬けになり
保存されている
白く乾いた塩田を眺めて
...
私はあなたに
私の夢を見せてしまうのが
怖い
夢を見ないで
私を見て
ひとりぼっちのサンディ
夕焼けのまるのなかで
さんかくばかりかいていた
ひとりぼっちのサンディ
太陽の光に照らされて
世界が水晶よりも静かに
組み立てられていった
うたの ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
『テロール。』
橘のの
自由詩
0
06/9/11 13:06
雑考
虹村 凌
散文(批評...
2*
06/9/11 12:55
二機目の飛行機が突き刺さって赤く丸く膨らんで滲んで弾けて広が ...
〃
自由詩
3*
06/9/11 12:23
初秋
かや
自由詩
4*
06/9/11 11:31
30、命 【いのち】
雨宮 之人
自由詩
2*
06/9/11 11:07
何も無いが正しい
カネコ□イ
自由詩
0
06/9/11 7:42
_
エンジニア猿
自由詩
0
06/9/11 5:50
4 13
FUBAR
未詩・独白
3*
06/9/11 5:09
こおりまくら
アンテ
自由詩
2
06/9/11 2:32
ふたりの愛は果てしなく
壺内モモ子
自由詩
7*
06/9/11 2:28
夜になって
whippo...
未詩・独白
0
06/9/11 1:53
舞う風
霜天
自由詩
8
06/9/11 1:30
「弱アルカリ性のあなたへ」
ベンジャミン
自由詩
6*
06/9/11 1:09
言葉旅
海月
自由詩
3*
06/9/11 0:27
再生してしまった元は何が手術によって隠されていたのか分かる分 ...
黒川排除 (...
自由詩
3
06/9/10 23:54
魂、魂、降って来よ
あおば
自由詩
4*
06/9/10 23:44
原生林
mayaco
未詩・独白
3
06/9/10 23:33
ビラ配り
丑
未詩・独白
1*
06/9/10 23:13
羊羹の裏
AB(なかほ...
未詩・独白
3
06/9/10 22:19
ワン
モリマサ公
自由詩
14
06/9/10 22:10
日曜日 〜巨人戦を見た夜〜
服部 剛
未詩・独白
3*
06/9/10 22:03
生きることを考えたら
ぽえむ君
自由詩
6*
06/9/10 21:24
細胞(たち)の夜明け
岡部淳太郎
自由詩
6+*
06/9/10 21:23
脱げちゃうナイト
アサリナ
自由詩
11*
06/9/10 21:22
星雲巡航
砂木
自由詩
16*
06/9/10 20:15
顔 その1
恋月 ぴの
自由詩
25*
06/9/10 19:04
ムーンは名犬ではなかった
しゃしゃり
自由詩
19
06/9/10 18:59
棄却検定
あおば
未詩・独白
3*
06/9/10 17:50
夢
ANN
自由詩
4*
06/9/10 17:44
ひとりぼっちのサンディ
青色銀河団
未詩・独白
3
06/9/10 17:00
6038
6039
6040
6041
6042
6043
6044
6045
6046
6047
6048
6049
6050
6051
6052
6053
6054
6055
6056
6057
6058
6059
6060
6061
6062
6063
6064
6065
6066
6067
6068
6069
6070
6071
6072
6073
6074
6075
6076
6077
6078
加筆訂正:
30、命 【いのち】
/
雨宮 之人
[06/9/11 11:08]
2006.06.11初出、少し改変。 手違いで順番が前後しました。すいません。
月
/
民
[06/9/10 18:25]
成長しました
標本
/
服部 剛
[06/9/10 17:20]
終行の最後の1字を直してみました。
6.01sec.