太鼓の音が鳴り響き
戦闘の狼煙が上がる
最後の風呂に入る
人の波に流され

貴方は帰ってこない
血の気が弥立つ思い
勇敢な戦士
先頭に立って旗を揚げる

生きるための戦い
勝ち残 ...
 窓から差し込む青く透明な光に、ベッドで眠る彼の顔が夜明け独特の清浄な暗さに染められていた。
 こうして彼の寝顔を見るのは久しぶりだ。ぐっすりと眠る彼の顔はとても疲れていて、羽を休めるぼろぼろの ...
雹が降った朝
わたしは君とのメールにすこし浮かれて
いつもより多くタバコに火をつけた
矛盾だと思うだろうか

枯れ葉を降らす風はすっかり暖かさを無くしたから
雲ですら我先にと形を変えて頭上を抜けて ...
詩を書くからには、鬼面人を驚かす詩句を連ねて
インパクトの代数学を徹底したいもの。
ある一連が詩の全体を包含し、ある一行が連の全体を包含する。
ある一詩が世の詩の全体を反映し、それをある ...
いつの日の窓辺に聞いたとおい歌
    盗んで消えるおもいでの耳


汽笛すぎ残されゆくは草鉄路
    待つだけの駅呼ぶだけの風


なぐさめを知るか口笛おおぞらに
    心を放 ...
戦争を知らない子どもたちが
大人になって
大人の信用を知らない子どもたちが
大人になって
戦争を知らない子どもたちを知らない僕等は
髪の毛が茶色いと許されないなら
携帯電話を持つと許されな ...
黄昏だけを掻き抱いたんだ
わかってもらえるかな
あなたがむかしひいてたアイライン
その色を選んだのと同じ理由
この気持ち
それを伝えたくて


「空は太陽を愛して、そ ...
栗林沿ひの道を歩いて行くと

コツンと固い音が

地に弾けてやんだ

少し行くと

また同じ音がして

生きものめいて

転がつていくものがある

――栗の実――

...
雪が 積もる 深く 俯き加減にも 見え
男の 目にも 積もり
大海の 中に 沈む 一人の 女にも 積もる

今日は アップしたりダウンしたり
酷く 酩酊にも 似た 感覚の中での
交尾
不 ...
月明かりに揺れる影を追いかけて
僕は真夜中を走り抜ける
君の姿は見えないけれど
きっといつかつかまえてみせるよ

みんなが寝静まった真夜中
僕たちは追いかけっこをする
君はうまい具合に影 ...
今まで出てこなかった
うんこに対する気持ち

やあ (。・_・。)ノ 久しぶりぶりだね 何してたんだい?
晴れやかな気持ち

便秘は辛い気持ち

あの長いトイレの外への妄想
−おばさま方偏− 「あの ...
破壊前

他人のために泣けたなら
人は変われるのだろう..
人は一人では生きていけない
いったいこれからどうなるのだろう・・・?
空は
こんなにも大きいのに
ボクらは
こんなにもちっ ...
   どこまでも

   いつまでも

   だれよりも

   なによりも



   あなただけです
言葉はすでに既製品コンドームに「ことば。」と書いて「かれ、」に被せる。
コンドームはしゃべりはじめるべらべらとしゃべくりはじめるのでうるさい。





...
 暇は体に毒だから
 バイクを転がし
 銀河旅行
 朝から晩までご苦労さん
 こんなに好きでごめんなさい
 まぁいいやとエンピツの芯舐め
 どこまで連れ去るつもりなの?
 マンガを食べて ...
手で触れようとすると崩れてしまうおそれがあります。
できることならば遠くから眺めているのがよいでしょう。


 *


 雨だれ

 雨の音がするのです。
 理由はそれだけです。
...
異国の空の下
少女がうずくまって歌を歌う
時折、猫のように耳を澄ませる
地球の寝息を聞いて
にっこり笑い
そしてまた歌いだす

異国の空の下
少女がそっと立ち上がる
太陽の光がちゃん ...
詩人が仕事をする方法。という題である。因みにお酒が少量入っているので、多少乱文になるし、観念的になるかもしれないが、お許し願いたい。

先ず、私がお勧めするのは、路上生活者である。

近所の公 ...
いつまで揺れているんだろう
このブランコ

いっそのこと
鎖が切れればいい

墜ちて
地面にめり込んで
やっと息が止まる
あわいピンク色や水色のブランコ
断ち切れた鎖がからみつく
...
何も考えない

何も考えないようにする

思考と体を元通りに重ならせよう

扉を閉じて、鎖をからませて

鍵をかけよう

もうすぐきっと元通り
ふらリふらりと並木道を歩いている
穏やかに陽射しは射し込むが
涙に暮れていた視界は遮られてしまった

童話の狼のように
石を詰められてしまったのだろうか

もう歩く気力さえない ...
砂漠を
旅する少女
らくだを一匹連れて
小さな子どもの手を引いて
今日はどのくらい歩いたかしら。
夜になると
小さな子どもは泣き出して
本当は
泣いてしまいたい少女
砂の塗れた短い髪 ...
見て。


これが  不自由。


そして


あれが  自由。


ね。


怖いぐらい紙一重でしょう。


だからきっと


人生ってものが  作られたの ...
ぼくは恐れている
いつか、君を忘れてしまうのじゃないかって

そろそろぞろぞろと皆動き出して
黒い夜を越えてみれば
何もかも終わったみたいに笑ってた
もうぼくと、君の家族以外は
涙ひとつ ...
どこにも行かないバスに乗りたい。君の拙いお弁当を持って。


雑草といっしょに雑草以外のものも抜いた真夏の裏庭


家に帰る途中、下水道工事をする父を見かけて手を振る


ノック ...
切れかけた灯が点滅して
夜の空気をざわめかせている
人もまばらな公園で
赤く染まった爪先が
あなたの頬を蹴りつけた

ちらちらと瞬く安い灯りは
薄暗く二人を纏う
その中で白く浮かぶ ...
10番テーブルの
クローン皇女たちを二羽
手に入れる

それはジョークでも女の子でもないよ

まもなく偽の輪生が
香りを放つ

5月は美しい

     nockable

...
出会った言葉はどれも退屈だった
例えばどんな視覚現象よりも不確かで
不明瞭で目的がなく、雰囲気だけのものだった
そして悪いことにそれらはみな死んでいた

彼女は走っていく
誰よりも正確な表 ...
おでかけじゃないさ
ココの 塩ぬるい空き海に 

連れて来た手に
ちゅー返り
波にサスラワレタ

ひとつ
瓶が 

帰れないで いるはずで

沈みな ...
その道が続く限り
歩き続ける
たとえそれが
果てしなく続こうとも
楽しいことを思い出しながら

その気持ちが続く限り
想い続ける
たとえそれが
限りなく続こうとも
うれしいことを思 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
津々浦々ペポパンプ自由詩4*06/11/10 16:48
愛の墓場ロリータ℃。散文(批評...2*06/11/10 15:53
恋をする冬瑠音携帯写真+...206/11/10 15:53
無題印刷屋自由詩206/11/10 14:46
とおい歌石瀬琳々短歌18*06/11/10 14:34
「戦争を知らない子どもたち」を知らない子どもたちぽえむ君未詩・独白15*06/11/10 13:52
真夜中の電話tiki自由詩14*06/11/10 12:59
命の音杉菜 晃自由詩11*06/11/10 12:47
雪の尼僧。未完奥津 強自由詩2*06/11/10 12:19
真夜中遊戯未有花自由詩8*06/11/10 11:08
公衆の場で成すことの苦悩。しいこ。携帯写真+...3*06/11/10 10:20
破壊記録No.1言語破壊機械自由詩106/11/10 8:56
遠いけど、遠くても逢坂桜自由詩8*06/11/10 7:27
「 ばとことびそあ。 」PULL.短歌8*06/11/10 6:48
深夜のジ・エンド山崎 風雅自由詩406/11/10 3:56
6月の取り扱いについて降旗 りの自由詩27*06/11/10 3:44
異国の空の下の少女ごまたれ自由詩7*06/11/10 2:41
詩人が仕事をする方法という題にするつもりが、ただの酒のみ乱文 ...奥津 強散文(批評...5*06/11/10 1:49
ブランコty自由詩1+06/11/10 1:33
水平線自由詩2*06/11/10 1:32
白昼夢れるむ自由詩106/11/10 1:10
砂漠の向こう側夕凪ここあ自由詩9*06/11/10 0:37
紙一重ごまたれ自由詩5*06/11/10 0:36
忘葬しでん自由詩2*06/11/10 0:19
最終バスたもつ短歌1906/11/9 23:15
蛍光灯ロリータ℃。自由詩11*06/11/9 22:59
12月摘み鏡文字自由詩206/11/9 22:48
空腹×詩作×再生yukimu...自由詩2*06/11/9 22:36
コルクの海砂木自由詩15*06/11/9 22:30
未来を夢見てぽえむ君自由詩8*06/11/9 22:25

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加筆訂正:
真夜中の電話/tiki[06/11/10 15:33]
行間その他。
6月の取り扱いについて/降旗 りの[06/11/10 3:53]
今度は大丈夫かな?
6月の取り扱いについて/降旗 りの[06/11/10 3:50]
上手く表示できませんでした。まだできないかもしれません。
夜を夢想する海の協奏/前田ふむふむ[06/11/10 0:36]
若干の修正
6.28sec.