でんでんは
かたつむり
僕のともだち
プチトマトのパックにすんでた

いつも いつも
僕を心配にさせるから
アジサイが雨でぬれた日
はっぱの上に
はなしてあげた

でんでんは元気 ...
青い空 
心の闇を
消していく
子どもだったあの頃
放課後みんなと遊んでた
空が赤くなる頃
もう帰らなくちゃと
誰かが言い始め
その日が終わるものだった

一人で家に向かうその道で
夕焼けがやたらとまぶしかったけど
...
パソコンの
画面に映る
世界から
目を離したら
嫌な現実
雲には夢が詰まっている 雲には空気が詰まっている
 
雲は形を変える 雲は動いている

雲は白い 雲は黒い

雲は人間に似ている 雲は光を遮る

雲を見ていると心が落ち着く 雲を見てい ...
真っ赤なわたしは
真っ赤な夕焼けから生まれる。
毎日生まれる。
太陽の逃亡者。
真っ赤なわたしの
真っ赤なためいき。
麦をざわめかす。
行方不明になってしまった
空を焦がす情熱よ。
...
どうして兄弟でもない男の人と
いっしょに暮らさなければならないのか

結婚前に、たずねた

そういう決まりになっているんだ
と 彼氏は言った

あんまりあっさりと言うので
笑ってしま ...
 
人は未熟な生き物だから
惹かれ合って
支えになりたいと、思う

人は忘れやすい生き物だから
不安から形に残し
想いは強いと、思う

真っ暗を怖がって  灯りを作り  
裸を怖が ...
1958年の青野季吉(すえきち)のモルダビア紀行になぞらえた、仮想の夫婦旅行。モルダビアとは現在のモルドバのことです。モルドバはウクライナとルーマニアに挟まれた黒海西側の内陸国で、1992年に旧ソ連か ... 荒川洋治のふたつの初期詩集、『娼婦論』『水駅』。ぼくの大好きな詩集なんですが、ともに難解なことでも知られています。
大岡信が以前、(荒川の『水駅』はみんな素晴らしいと言うけど、まあ俺もそう思うけ ...
長い坂道の途中で足を止めて見上げた
青空は二度と戻る事はない
一度きりの一瞬を心に閉じ込める

色褪せたアルバムの写真を一枚、一枚と捨てている
意識はしていなくても何かを感じている
言葉が ...
 涼しげな風に吹かれて冬の到来を予感させる
 いつも僕はここにかえってくる
 道端に転がってる滑稽で憎めない話
 拾いあげて化粧をほどこす

 通りがかった公園では
 紙パックの焼酎を ...
感傷ナド噛ミ殺シテ愛したりすればいい。
泣きわめく幼児を俯瞰。
手にはコクトォ。

避難はしごの下で安い肉を喰らう。
願わくば貴方が私を喰らえばいい。
貴方のやさしい顔へ私の小さな手を伸ば ...
シュヴァルツェ・カッツを追いかけて太陽を見失う。
別にどうでも良いのだけれど。

瑞瑞しい指先は白く膨張した溺死に似ていた。
あの日の笑顔に似ていた。
あの日に失った太陽に似ていた。

...
恐ろしいのです
恐ろしいのです
恐ろしいのです
恐ろしいのです
今此処に在る自分がどうしようもなく恐ろしいのです
此処は真っ暗で
それでも私は生きて在るから
何時かは終わる今に怯えます
...
キッチンとお手洗い、そして生活用品
それだけで埋まってしまうこの部屋が何よりも愛しかった

六畳一間の空間で何よりも
あなたの背中が暖かかった
赤いシーツを見て
ただ
あぁ良かったと

恐く無いって
思ってたのに

朝になって
夜になって

時間が過ぎる度
あなたの力を
痛みを
思う度

ただそう
大人になりた ...
自分がときどき何処も存在しない気がする
自分をいう存在を見い出せなくなってしまう
周囲に紛れて 同化して
自分という存在が無になる感じ
同じ 同じ 同じ
すべてが同じものに見えて 私が消えて ...
   エンゼルの深呼吸で みどりを愛撫される
           プロムナードの並木たち
キューピットのなみだで 錆と砂埃を洗浄される
               公園の遊具たち
     ...
 

大きな肉の塊をくすねてきて
食べ飽き まだ半分以上も残つてゐるとき
犬なら 空地へ引きずつて行つて
埋めておくが


猫は そこに放り出しておくだらう
無関心かといふと さうで ...
あの階段を
登っていくと
そこには

あの階段は
すぐに消えて
その後は

あの階段で
すれ違った人に
再会できずに

あの階段が
君にも見えたなら
そのときは
秋の深むる道すがら
吹かれ漂ふ紅葉葉の
{ルビ言=こと}に出づとはあらずとも
心鎮むる文となる

風の流るる草の野に
そよめそよめく{ルビ薄穂=すすきほ}の
波を立つとはあらずとも
心 ...
昼間のうちに
おふとんの模様いっぱいに
あつめておけば
夜には部屋のなかいっぱいに
少しずつ溶けだしてきてる

ざまあみろ
光をこんなにあつめられるのは
おふと ...
{引用=





あなたの
指の隙間から
こぼれ落ちる

哀しみを拾い集め
風の自転車は
秋を走る



淋しさは旅立った
淋しさは空の彼方
だからあんなに
高 ...
うろこ雲 大好きな音楽 それから愛車と ついでにあたし
お金を入れると声をだす自販機
久しぶりにみつけた一番好きな紅茶
いつか君が投げた質問に今答えよう

こんな時には幸せを感じるの

ほら、窓 ...
朝起きて、まず炊き立てのご飯でおにぎりをつくるのが最近の習慣。
力まかせにたくさん作る。
朝2個たべて、こどもたちにも2個づつ食べさせ、
それから、やっぱり2個を自分のバッグにいれる。
仕事の ...
じゃがいも入りのカレー

嫌いだったんだ

好き嫌いが多い君

やだなって言うけどさ

僕は

また君を1つ知った気がして

嬉しいんだよ

とってもね
電燈の下で
もりだくさんの
蛾が
土壁に群がって
矢印になってる
あたしは
バルーンスカートを
揺らしながら
その方向に
走っていった
暗やみが
生まれたて ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
でんでん日朗歩野自由詩306/9/30 23:37
夏空緋新俳句0*06/9/30 23:33
子どもの頃の夕焼けはぽえむ君自由詩17*06/9/30 23:29
目を逸らす、自分。ゼッペルゲン短歌206/9/30 23:18
緋新自由詩006/9/30 23:07
そら・まぼろし青色銀河団未詩・独白506/9/30 23:05
救い砂木自由詩26*06/9/30 23:03
人間緋新自由詩0*06/9/30 22:47
荒川洋治を読んでみる(一)『水駅』角田寿星散文(批評...3+*06/9/30 22:37
荒川洋治を読んでみる(序)散文(批評...2*06/9/30 22:35
一瞬海月自由詩1*06/9/30 22:19
罪なき人々山崎 風雅自由詩406/9/30 21:58
ひとりあそび朽木 裕自由詩2*06/9/30 21:47
シュヴァルツェ・カッツ自由詩3*06/9/30 21:46
想像は無意味な空想の落とし仔でwhippo...自由詩006/9/30 21:22
六畳一間の幸せ完食自由詩106/9/30 20:31
右手の力 左手の涙プル式携帯写真+...4*06/9/30 20:03
【広告】The 365 Kittens A Year 200 ...広告06/9/30 20:02
存在未詩・独白106/9/30 19:48
此岸のざわめき信天翁自由詩106/9/30 19:14
気まぐれ猫杉菜 晃自由詩9*06/9/30 18:20
空の階段436携帯写真+...2*06/9/30 17:34
秋の一葉とあらまほしぽえむ君自由詩13*06/9/30 17:23
【広告】記号説/う・む〜高橋悠治による北園克衛と足立智美によ ...広告06/9/30 17:09
お布団干しふたば自由詩506/9/30 16:56
わらしべよまどろむ海月自由詩806/9/30 16:27
スケッチ #9/30瑠音携帯写真+...306/9/30 15:26
足のむくままワンダー自由詩2*06/9/30 15:24
嫌い、好きささやま ひ...自由詩2*06/9/30 15:03
「少なくともあたしにはそう見える」むらさき自由詩4*06/9/30 11:34

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加筆訂正:
風と指輪/下門鮎子[06/9/30 15:56]
タイトル
時のはしご/下門鮎子[06/9/30 15:33]
7連目追加、その他いろいろ修正
7.57sec.