じゃがいも入りのカレー
嫌いだったんだ
好き嫌いが多い君
やだなって言うけどさ
僕は
また君を1つ知った気がして
嬉しいんだよ
とってもね
電燈の下で
もりだくさんの
蛾が
土壁に群がって
矢印になってる
あたしは
バルーンスカートを
揺らしながら
その方向に
走っていった
暗やみが
生まれたて ...
僕らは 同じ向きの
くの字で ねむる
てれ屋の君が
こんな そばで
じっとしている
ねたのかな?
君のあたま なでてみる
僕は 君が 好きだ。
卵の殻を拾った
石のない小さい場所を取り合っている
雀の声はきれいだ
枯れた柏の葉が繁る窓までの透き間に集まって
空は見ない
布団の間に押し込まれていたのは、つぐみだから平気。糸を引 ...
鰻屋で
独りこつこつ
酒を酌み
暗澹と試掘し立役者の前で
砕かれてむらさき
打ち寄せる波予感して震える花
牧師殺しても殺しても白い態残る
人格得て同義語と化す口と靴
布背負う重さ服もその一枚に数え
...
そんなに前ばかり向いて歩かないで
たまには振り返ってみてごらんよ
ほらそんなに顔を真っ赤にして
きみはいったい何と戦っていたの?
またいつもの悪い癖だね
誰にも頼らないで
自分だけ信じ ...
むかしむかしある所におじいさんとおばあさんが居ました
おじいさんはエベレストへ柴刈りに、
おばあさんはアマゾン川へ洗濯にいきました
おばあさんが、川で洗濯をしていると、
川上から大きなワニが《 ...
電話のむかうの声は、広島から来た
優しいいたわりに満ちた父の声だつた
祖母がさつき亡くなつたと告げてゐた。
東京の空
広島と同じ東京の空
思へば 貴方は疲れを知らせもしなかつた ...
きみがあなたの生まれ変わりであればいい
今日生まれてきたすべての赤ちゃんが
誰かの生まれ変わりであればいい
そのなかのひとり
保育器に入れられた未熟児が
あなたの生まれ変わりであればいい
...
ああ また白馬が
やってきたんだね
まだぜんぜん食べてないのに
そんな目をして
いつも俺が
しんけんに作った
晩ごはんをふたくちぐらい
ゆっく ...
花が絶えたら 私は思う
私は幾日 生きたかしらと
北風が灯を消すように
闇が私を連れてった
雨が花びら流すように
夜が私を連れてった
こうして街の橋げたの
隅で花売る娘の ...
太陽の光を浴びて花は育つもの
私は時に太陽であり
時に花であった
そこにはいつもあなたが居た
雲に覆われようとも
夜が訪れようとも怖くはない
いつだってあなたを感じていられ ...
うなだれる白い首筋なぞる指乱れた髪を櫛で掻き揚げ
外からの光りが、
こぼれて見えた。
朝から、
明日が、
見えかけた。
息継ぎすらも億劫に
地面を舐めつつ峠道
引き摺る軀が萎れ果て
あちこち腐臭を振り撒く前に
とっとと消えてしまいてぇ
泡がぱちんと弾けるように
花がぼたぼた散るように
...
金木犀の
金木犀の
花の陰が
心にはらり、落ちてゆく
この道は
この道は
いつに辿ってきたのでしょう
金木犀の
金木犀の
花の香は
昔にかよう
消えかけた
面影一つ ...
あんたが あまりにまぁるいので
あたしはガラスの破片で斬りつける
真っ赤に染まるその時まで
あんたが あまりに細いので
あたしはピンヒールで踏みつける
千切れそうな糸になるその時まで ...
今
遠いところで
君がさびしい
僕はここにいるけど
君と一緒にいる
って百万回想う
一回でも君に届け
前頭葉の破損した
黄緑色の花
その雫に映る機械都市
無音で作動する化学工場
時計仕掛けの月明かりと点滅する電燈に
反射し黒光りしているコンクリートの河
立ち並ぶ病的に白い蛍光の列
点々と ...
イメージするたびに
少しずつおまえが遠くなってゆく
大きなヘッドフォンのゆるさは少しも変わらないのに
霞んでゆくような映像のぶれが切ない
ベッドの下を掃除していると
おまえの口紅 ...
もとかのとおなじ名もあり迷惑のフォルダ空にすほしづくよかも
豪雨の中
傘を持った私がいる
まるで鉛を
持たされたように
内側まで濡れた傘
アスファルトに削られる天辺
落下する雨粒
白ぼける視界
染み込 ...
いつの間にか知らない人が
座っていた
「どちらさまですか」
と言いながら
焼きたてのスコーンを差し出して
わたしも座った
誰でもいいのだ
もうすぐお湯が沸く
99番目の総括
死んでしまった仔猫を生き返らす計画
今ならねと
再生可能を信じる人たちも現れて
体細胞クローンを夢見て
生まれた赤ん坊ネコの黒い目が
じっと見つめるど真ん中
命中した猫い ...
生きてみた
一月のめでたさが溶けても
二月の雪が温まっても
三月の雛が川に流れても
ときどき白い布をめくった先の安らかだったあなたを思います
生きてみた
四月の花が散っても
五月 ...
こんなゴミだらけの街にいても
きみの瞳は穢れない
穢れきったぼくを
やさしく叱ってくれる
きみの見上げる空には
罪なんてない
いつも重い荷物を運ぶきみは
...
夜は手探りでした どうしようもないほど
深い瞑想からかえると
誰もいない静かな坂に迎えられ
私はその緩やかな下り坂を
溢れ出す涙に続いて降りました
街灯と呼べる明かりを求めても
涙が光 ...
黄土色の民族衣装。赤と青のヴェール。
太鼓と珍しい笛、それに見た事もない弦を使った楽器。
うっすらと唇にひかれた化粧は、燃えるような色をしていた。
髪はやわらかく熱気にあおられている。
漆黒を ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
嫌い、好き
ささやま ひ...
自由詩
2*
06/9/30 15:03
「少なくともあたしにはそう見える」
むらさき
自由詩
4*
06/9/30 11:34
おやすみ
日朗歩野
自由詩
3
06/9/30 11:24
雀
佩慈の工人
自由詩
4
06/9/30 10:57
鰻屋で
ふくだわらま...
俳句
1
06/9/30 10:28
物影婦人
黒川排除 (...
川柳
6
06/9/30 8:45
【広告】ひびきあう詩心—俳句とフランスの詩人たち
広告
06/9/30 6:36
目が覚めたら
イヴ
自由詩
0
06/9/30 5:36
桃太郎
若原光彦
自由詩
2*
06/9/30 4:29
祖母を喪ふ
古河 セリ
自由詩
5*
06/9/30 3:55
すべての朝とすべての夜と
haniwa
自由詩
2
06/9/30 3:17
白馬
水在らあらあ
自由詩
23*
06/9/30 2:52
花が絶えたら
白雨
自由詩
4*
06/9/30 2:42
共奏曲〜花〜
れるむ
自由詩
1
06/9/30 2:16
女
いまいまい
短歌
5*
06/9/30 2:14
明日の空は。
狠志
携帯写真+...
3
06/9/30 2:05
泡花
治
自由詩
1*
06/9/30 2:01
金木犀
Rin K
自由詩
27*
06/9/30 1:34
ルナティック
樹々
未詩・独白
2
06/9/30 1:21
秋の夜
日朗歩野
自由詩
4
06/9/30 1:13
夜とレモン
結城 森士
自由詩
4*
06/9/30 1:11
イメージ
田島オスカー
自由詩
7*
06/9/30 0:33
ほしづくよ
A-29
短歌
0
06/9/30 0:31
洗礼
RAVE
自由詩
4*
06/9/30 0:00
お茶の時間
チアーヌ
自由詩
8
06/9/29 23:53
引かれ者の小唄
あおば
未詩・独白
2*
06/9/29 23:45
IKBとはインターナショナル・ クライン・ブルーのこと
ロカニクス
自由詩
4
06/9/29 23:39
パジャマ
山崎 風雅
自由詩
6
06/9/29 23:33
ある夜
瑠音
携帯写真+...
3
06/9/29 23:10
他部族の踊り子
緑茶塵
散文(批評...
3*
06/9/29 22:48
6011
6012
6013
6014
6015
6016
6017
6018
6019
6020
6021
6022
6023
6024
6025
6026
6027
6028
6029
6030
6031
6032
6033
6034
6035
6036
6037
6038
6039
6040
6041
6042
6043
6044
6045
6046
6047
6048
6049
6050
6051
8.04sec.