マリンちゃんの話
きいてほしい
マリンちゃんはジョニーの腹違いのいもうとで
ジョニーとは似ても似つかないほどの美少女だ
めったに笑わないとゆうか
笑った顔を見たことがない
でも笑っ ...
砂をつかんで はなつ男がいる
砂はどれも 鳥のかたちになり
おちて こわれる前に
風がすくって せっせと
雲の巣へ はこんでいる
ある夜のことだった。
僕の家に、闇色のコートを着たあの{ルビ娘=こ}が来たのは。
彼女の歳は、僕とあまり変わらないような気がした。
僕はホットココアを渡すと、彼女の手に握らせた。
「あ ...
あの小さな星に願ったの
早く あなたに会えますようにって
同じ星の下
ずっと 私たちは生きてきたのね
これからも
ずっと ずっと一緒だヨ
世界の端っこのようなところで
僕と牛とがシーソーをしている
ぎったん、ばっこん、する度に
審判の人が紅白の旗を挙げて
正誤を判定する
あまりにも長すぎたね
どっちがどっちなのか
...
あなたのために生きることは
あなたのために生きることにはならない
わかっていても
あなたのために生きたい
そう思うだけでもだめですか?
まるで偏執な物体が希少に向かいあい
執拗に岸辺を凌駕しきれないでいる
“失う”とは時になんと甘美な転生なのだろう
在るべき場所にモノが無くなる便宜上の不備
モノローグの反響が外界の冷旋 ...
こちらはジェットストリーム
今宵貴方に夢をお届けします。
ラブソング・ゴスペル・シャンソン
何でもござれ...。
頭を振ると気持ちはハッピー
疲れが吹き出す
話し相手はいない
ロウソ ...
繰り返すことが日課になっています
歯並びはがたがたになってしまいました
またたくまに
バリボリ暇を潰している毎日です
遊びたいと思っていたんだけれど
叶いそうにありません
しょうがないです ...
星空を見たかったのに。
外は青空だった。
夜まで待ったら。
曇空で。
夜空は、冷たかった。
街路灯に照らされた千万粒の雨は透明で
幾条もの細い線が夜のアスファルトに吸い込まれる
上目遣い
僕は小さな赤いアーケードの下でそれを眺めていて
耳には降り始める雨の湿ったにおい ...
音をつまみ
降りてくる
曇の端に
奏でられるとき
わたしのなかの
水であるもの
いつわりをとく
筆を洗う
ふりつもる底
浅い水紋
沈みひろがる
音を見 ...
しとどに雨が降る
大粒の雨が
ブリキ屋根に穴をうがつ勢ひで
降り募る
降つて 降つて
怨みを晴らさうと
降りまくる
中に侘び暮す人のうらみを
...
金槌の音ふたつみつ暮れの秋
調子が悪いといって
約束してはドタキャンばかりする友人と昨日ようやくであった。
会ってみれば元気にしていたので、
「元気そうだね」といったら、
ひどくいやな顔をされた
「朝は元気じゃあなかっ ...
Ar
天使の手繰る、糸
それぞれに
太陽が(雑多な、点 手繰ル)
ぶら下がって イル、
永いメールワークの
合間、に
君の眺める
旭日に、酩酊して
T字路に射す
光、針の様な ...
いつも一人で帰った通学路
部活でレギュラーにはなれなかったけれど
この道ではスーパープレイの連続で
この時ぼくはヒーローだった
いつも一人で帰った通学路
テストは平均点より少し下だったけ ...
{ルビ石仏=せきぶつ}のこけむした肌が
しゃんわりと日に照らされて
青く反射している真昼すぎ
山山は遠く波打って青白くかすんでいる
地際にひとり
うっすらと真っすぐに立つからだ
ポシェット ...
床に教科書が転がっている
硬くなった茶色い吸殻が転がっている
トイレットペーパーが丸ごと転がっている
巨大なキャットフードみたいな
テトラポットが好きだった
のを
思い出したんだよ
...
積んだ石が流されてきた庭を掘って、埋めたいものが見当たらない。怖い色があった夜。あれもこれも気の済まない形ばかりの空に、囲まれていた。しゃがみこんだ足の下に押さえ付けた砂利の尖り。たくさん作った傷の ...
*
もはや
時の流れは緩やかです。
それはそれは
気が遠のくばかりです。
ええ
そういえばあれから
もうずっと人間を
見ていません。
けっきょく ...
*
彼女は
心音の優しい娘でした。
共に暮らした日々に
確かな安らぎと幸せを
感じました。
きっと
愛していたのだと
思います。
なのに ...
あの
白い薬局で手に入れた
不老不死の薬は
思ったよりずっと甘くて
胸やけなんかしたりするのでした。
どうやら
それが最後の2つらしく
ちょうど「売り切れ」の札が置か ...
アマデウスの瞳の中へシャボン玉消え
器に水を湛えたけれど
罅の隙間から零れ落ちてゆく
いくら注いでも満たされないままで
床に指を腕を伝って溜りを作れば
そこに逆さまの僕が映る
明日は雨だと予報が告げていた
傘を持って出掛 ...
言葉を呑み込むのも、言葉を吐き出すのも
なかなかに難しい
レンタルショップにてエロビデを借り
帰り道、ウキウキしながら電車に乗ると
なんとそこは女性専用車両だった
最近そんな気分に陥るので
正直なところ書くのが辛いです ...
死んだ
友の闇に消えつつある頭
抱きながら
指の甲に刻まれた紋様を
継承する 儀式は終わった
透明な下半身を左手に
とくに射精をこころみ
わたしたちは壁の中
もう友が誰だったか
...
俺が、音色であれば、彼は、天使になりえたものを。
旭日は上がる。どこへでも。全ての人々のやつれた眼孔に落ちる太陽の醜さよ。そう、だから俺は太陽が好きだ。
孤独は、行ってしまった人さ。なぁ、お前。
...
祖母はオレンジの光五つ隠し子守唄
昆虫の手足やわらかくかくかみなり
窓に映った雲にさらに窓が映りまたね
逆光に蠢く老人らのゲートボール
なくなるまで月から灰が降り続ける
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
泣くなマリンちゃん
しゃしゃり
自由詩
5
06/10/26 21:50
そろもん(幻術の話)
みつべえ
自由詩
4
06/10/26 21:35
Vampire・Kiss
愛心
未詩・独白
3*
06/10/26 21:28
星に願いを
明香璃
自由詩
1
06/10/26 21:18
記憶
たもつ
自由詩
13
06/10/26 20:59
誰がために日々は在る
436
自由詩
3*
06/10/26 20:58
ひたり火
キメラ
自由詩
3
06/10/26 20:38
日々変らず
ペポパンプ
自由詩
1*
06/10/26 20:27
実験は繰り返しやらなければならないという診断書より
アサリナ
自由詩
9*
06/10/26 20:06
空の下。
狠志
自由詩
2
06/10/26 18:15
raindropshotacookiecan
水町綜助
自由詩
4*
06/10/26 18:02
ノート(ひとり うつわ)
木立 悟
自由詩
7
06/10/26 17:47
雨
杉菜 晃
自由詩
6*
06/10/26 17:16
金鎚の音
A-29
俳句
2*
06/10/26 16:51
むつかしい
ワンダー
自由詩
1
06/10/26 16:38
DEAr my frienD (or sunbeems)
六崎杏介
自由詩
4
06/10/26 13:09
いつも一人で帰った通学路
ぽえむ君
自由詩
12*
06/10/26 12:07
幾年(いくとせ)
こしごえ
自由詩
12*
06/10/26 11:00
テトラポット
虹村 凌
自由詩
1*
06/10/26 10:52
雨の庭
佩慈の工人
自由詩
6
06/10/26 10:31
【後編】不老不死の男
橘のの
自由詩
3
06/10/26 10:17
【中編】不老不死の男
〃
自由詩
3
06/10/26 10:15
【前編】不老不死の男
〃
自由詩
4
06/10/26 10:10
瞳
佐羽美乃利
俳句
0
06/10/26 5:02
予報
AKiHiC...
自由詩
3
06/10/26 4:27
つぶやき
FUBAR
未詩・独白
5*
06/10/26 4:05
ビラ配り
丑
未詩・独白
0
06/10/26 3:57
禊
黒川排除 (...
自由詩
1
06/10/26 2:26
六崎氏にささげる散文詩
奥津 強
自由詩
2
06/10/26 1:58
汚染種八百
黒川排除 (...
川柳
3
06/10/26 1:18
6031
6032
6033
6034
6035
6036
6037
6038
6039
6040
6041
6042
6043
6044
6045
6046
6047
6048
6049
6050
6051
6052
6053
6054
6055
6056
6057
6058
6059
6060
6061
6062
6063
6064
6065
6066
6067
6068
6069
6070
6071
9.43sec.