全てが焼かれて。
夜が来る。
明日は。
今日の続きじゃない。
そのうちね・・・ と
かもめとともだちになる約束をして夏が過ぎていく
飲み干した炭酸水は檸檬味
酸っぱければ酸っぱいほどよかった
冥王星が惑星でないと新たに決まった夏の夜だった
この世界 ...
今入ってきたニュースです。
秩序通り沿いの無秩序公園で
新種の偽善が発見されました。
傍目からは善にしか見えないとのことですが、
パトロール中の価値観が職務質問したところ
逃走したので捕捉し ...
「PLEASE RECOMMEND POETRY!」
フォーラムにはたっくさんの詩があります。ぶっちゃけ、読みきれない!だけど、もっといろんな詩に出会いたい!誰か、推薦してくれー!というわけで、 ...
寂しい木立に小さな家一つ
煙突のある小さな家から男が出てきた。
外はゼラーゼラーと冷たい風が吹きすさんでいた。
濃いグレーのスーツに同じ色の帽子、そしてそれよりももう少し濃いグレーの ...
「パリーへ二人で行こう」
あの頃は佐伯祐三に焦がれていて
寝物語に囁いた僕の言葉を
君は黙って受けとめてくれた
僕に離婚歴があることを
君は問わないでいてくれた
僕が夢見たパリーの空は
...
いとうさんと飲んだ
あしたのあたしはあたらしいあたし
という一文があって誰の詩か思い出せない
みたいな話をしたような気がするけれど酒のためか思い出せない
いとうさんと飲んだ
みた ...
こんな闇夜に
待ってるんだ
ティンカーベル
君の為に
窓は開けっ放しさ
ぼんやり伝った
頬の涙は
言葉にすれば
笑いとなって
飛んでいく
そんな類いのものさ
...
どうしても人工のものとは思えない
人のこころに射るような煌きが瞳の内にある
縮れのない/長い黒髪が艶々と生きていた
失うべき幼さを残した神々しいほどの美形の顔立ちに
赤い毒色のルージュと ...
ふと
波長が長いと
思った夜に
少し風が冷たく
色温度の低くなった中で
フィルタ無しの色は
焦点が合わず
波間に浮かぶ灯りが
白くぼやけていた
潮の匂いで
絞りが合わないと ...
雨の中
夕暮れが
顔出した
さようなら
こんにちは
ごきげんよう
微笑の夕暮れ、
万歳!
あなたの背にもたれ歩いていた
不満などどこにもない
あるのは余るくらいの幸せ
持てないくらいです
誰も見ていないやと放りだし
悔し紛れに笑った
本当に笑ってもいたんだけれど ...
昨日が朝になりたがる日
どうにも眠れない嘘がある
まだ、一つひとつを上手く運べない君は
回りくどい道程でもって
明日の夕暮れになりたがる
前へ、前へと変容する君たちがいる
秋空がいつの間に ...
いつの頃だったか
消火器の使い方を覚えた
全てのものを消せるのだと思った
そして昨日
消火器は火を消すものだと知った
僕は無知だ
人の叫び声の呼び寄せるほうに ...
早朝眼が覚めて
飢餓感と不安感で
まだ熟れていない
バナナを
貪り食う感覚
けして美味くは無いのだ
ただ胃袋を満たすだけの
空虚な感じ
古い自由帳の表紙の
写真の仔犬は大人になって
もう死んでしまったかな
わたしはまだ
生きているけれど
自由帳に
じゆうなゆめを
描かなくなったよ
いつの頃から
ゆめは ...
朝 ちゃんと起きられない
煙草をやめられない
満員電車に慣れない
新聞を読まない
爪を噛む癖が抜けない
目を見ながら話せない
煙草をやめられない
うまく話 ...
遠い昔の{ルビ故郷=ふるさと}で
おちんちん出して川を泳いだ子供の頃を
懐かしそうに語るO{ルビ爺=じい}さん
空の上からそっと見守る
若き日に天に召されたO爺さんの奥さん
...
踏切の向こう側に立つ
少女の横顔に
六十年前の悲しみが取り憑いた瞬間
僕は
塵芥を掻き分け続けた両手と
石ころを蹴飛ばし続けた両足に
ほんの一刹那
接吻と落涙を捧げることができた気がした ...
四時三十六分
始発
どいつもこいつも
終着にむかっていきやがる
終着は、またどこかへの始発で
始発は、いつしか誰かの終着で
だれもかれも
途中で降りるのだろう
{ルビ可変電圧 ...
知らない間に 夏が過ぎて ゆっくりと秋が訪れようとしている。
真夜中の静けさ 心細さ。あなたが支えてくれますか?
あなたと一緒なら 安心しても良いですか?
弱い人間とは思われたくなく ...
今
誰もいない太平洋の真ん中で生まれた
小さな波が
季節風や海水の温度や潮の流れなんかの影響で
少しずつ大きくなって
海面を走る
波はエネルギーだ
そこにある海水のことではなくて ...
僕が銃を手にしているのは、強さが欲しいんじゃなくて。
惚れたから。
強さは、口でも拳でも。
何でも代りは在る。
傷付ける為に撃つんじゃなくて。
叫ぶ代りに撃つんじゃなくて。
...
理由をお尋ねしても構いませんか
無用な物事に慣れてしまえば
あなたの哀しみと同等に
わたしも哀しいのです
涙の理由を
お尋ねしても構いませんか
夕闇のなかを
誰も彼もが急ぎ足 ...
真理に辿り着くには
真直ぐ進んで
横に曲がって
上ったり下がったり
時には間違えて
そこで道を確認して
大切なのは
一度には一つのことしか
できないこと
真直ぐ進みながら
...
引き伸ばす空もない朝花びらは色を濃くして道を千切った
高い柵取り残し飛ぶ鳥からも奪えるものはあると思う
雨だからドアにはりつく葉の傷は治らないのだ言い訳のように
背に生える蕾を思う病 ...
突然の{ルビ雷=いかずち}に目を覚ましたわ
隣りにいるはずのあなたがいない
どうなってるのよ
違う女と枕を並べて眠っているのね?
そうよ
あなたはいつだって
私の涙を ...
むすびめに つまずいて ころんだ
ものずきに おなじみちをきた
きみも つまずいて ころんだ
そこで ふたりは むすばれて
あたらしい むすびめになった
お婆ちゃんの細い手が
絵葉書に描いた
美味しそうなまあるいピーマン
筆を墨に浸した僕の若い手は
「 いつも ほんわか しています 」
と曲がりくねった字を余白に書いた
お婆ち ...
ひかりの意志は、古い細密画の粗野を洗い、
陰影の微動を深めて、写実を濃厚にめぐらせる。
信仰の果てしない夢を、
高貴な光彩の眩しさのうえに、
振るい落として――。
古典はイスパニアの春を謳う ...
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一日の終わりに。
狠志
携帯写真+...
5
06/9/28 11:08
鴎盟(かもめとの約束)
新谷みふゆ
自由詩
7
06/9/28 10:23
偽善の速報
ブルース瀬戸...
自由詩
6
06/9/28 8:36
レコ☆ポエ
過去ログ倉庫
06/9/28 8:05
小さな家
tibet
自由詩
2*
06/9/28 6:56
パリーの空と街と
恋月 ぴの
自由詩
19*
06/9/28 6:42
say
れつら
自由詩
20*
06/9/28 4:20
闇夜の光の粒子によせて
藤原有絵
自由詩
3*
06/9/28 3:09
BR69-01A-ナオミ
atsuch...
自由詩
7+*
06/9/28 2:22
領域
ねなぎ
未詩・独白
0
06/9/28 1:55
悲しめる青年の戯言
白雨
自由詩
1*
06/9/28 1:51
ふたり
Kanata...
自由詩
1
06/9/28 1:50
ロールプレイング・デイズ
霜天
自由詩
5
06/9/28 1:42
fire
れるむ
自由詩
1
06/9/28 1:28
過食
たかよし
自由詩
2*
06/9/28 1:07
自由帳
蒼木りん
未詩・独白
4
06/9/28 1:00
incompetent
マッドビース...
未詩・独白
2
06/9/28 0:14
滑走路 〜O爺さんとの問答〜
服部 剛
自由詩
7*
06/9/28 0:06
コンタクト
freaks...
自由詩
2
06/9/27 23:49
クロスシート
たりぽん(大...
自由詩
10
06/9/27 23:09
秋の色
renchu
自由詩
1
06/9/27 22:56
ビッグウェーブ
マッドビース...
未詩・独白
1
06/9/27 22:48
銃声。
狠志
自由詩
2
06/9/27 22:43
成就
千波 一也
自由詩
11*
06/9/27 22:30
真理までの近道
ぽえむ君
自由詩
10*
06/9/27 22:29
切られた枝
佩慈の工人
短歌
4
06/9/27 22:26
恋に狂って
山崎 風雅
自由詩
3
06/9/27 22:11
そろもん(結び目の話)
みつべえ
自由詩
7
06/9/27 21:44
「ピーマンの絵」
服部 剛
自由詩
9*
06/9/27 21:41
ひかりの憧憬
前田ふむふむ
自由詩
16*
06/9/27 21:21
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