受験を控えた少女が
堪えきれずに道端で
脱皮を始めた

その横をダックス・フントが通る
かれは短足を気にして
朝夕ぶら下がり健康器を
使っているのだけど
伸びてゆくのはもちろん
足じ ...
酒に足を取られながら
君と手を繋いで
唄って
雨の匂い
とか言って
笑って

そういえばさっき
笑った顔が
可愛いな
なんて言えないし
言わないんだけど

雨の匂いなんて
...
さあ 行こうじゃないか
あの丘を越えれば
花畑が広がる

さあ 行こうじゃないか
重過ぎる荷物なんか
大切じゃ無いさ

さあ 行こうじゃないか
時計なんて放り出しても
太陽が ...
ピースチーズフォンデュ


おまえがやっとそれ無しで寝れるようになった
おまえのお気に入りのタオルケットは
おまえのアルバムと一緒に
大事にしまっておきます



おまえは
僕の ...
バスの発車する音が聞こえた
15時02分
西日に染まる時間
カーテンにくるまって見送っていた 
ビルの向こう

机の上に広がった書類
領収書も
重要なメモも
紛れ込ませている
そう ...
とある静かな昼下がり

ぶらりと川原を散歩する

ふと気がついてわたしは聞くの

ねぇ 風よ

頬を撫でる やさしい風よ

あなたはなにを見てきたの?

できればわたしに教えて ...
空の青さが遠くなる
秋の朝
それは同時に
山の芸術が近くなる

空の光が白くなる
秋の昼
それは同時に
山の葉が輝く

空の光が赤くなる
秋の夕暮れ
それは同時に
山が休むあ ...
「今度行こうね」って行かなかったところがいくつあるだろうか

君の好きなショートカットにして君と最後に会った 毛先は

まだ
伸びずにいる

黄色い痰は体のせいかパイナップルジュースのせ ...
あわあわして
浴室であわあわして
からだにあわあわして
指先で書くでしょう?
でもね
気づいたのです。
相合傘が
あいあいがさが
あーいあいあい
あいあいがさが

もう

だ ...
早朝に
誰もいない公園で
一人タバコを吸う
涙が出た

ブランコに乗り
高くこぐ
猫がいる
水飲み場

鐘の音
朝霧
空気がやけに冷たい
大木に抱きつく
 
  幸せ目指したことがない、なんかつまんなそーで、
 
  幸せを考えたことがない、なんかわかんなくって、
 
 

幸せの海にオレは産まれた、一瞬浮かんだがすぐに沈んだ、溺れそ ...
くろーばの
ぐんせいをみつけては
いいことがありますように
しゃがみこんで
よつばをさがした
うんよくみつかると
たいせつにもちかえって
いいことがありますように
とくせいのーとに ...
砂糖黍畑を走るおさな子はいつかのわたし汗まで甘い




エメラルドグリーンは父がちゅら海を恋うる口ぐせ目じり細めて




「白百合は雑草だった」と言う父の故郷奄美は千キロ先に
...
きみのとなりを歩くとき
ぼくはガイコツになりたいのです
骨だらけの傘をさしかけて
あばらに雨が透ける
きみのふくよかなみみたぶに
ちらっと目をやれば
ぼくの目はがらんどうだから
ああなに ...
「もしもし?」

全く、この街は気品だらけだ
もっとも、すべて道端に投げ捨てられてゐるが

「もしもし、私を誘惑してよ」

愛する人が気品を投げ捨てた時
私は注意したけれど
彼女は逆 ...
土砂と分かつ孤独をヘリが迎えにくる

雪に焼かれて木々まっ白に背骨

業に似て四ツ首・三脚・胸に目ひらく

あとは原子炉までずっと下り坂

今日は石碑が北にあるから日影はないです

...
全ての生に死があり
全ての生が死を恐れている

なんて看板片手に
お前らは愛の泥団子をキャッチボールする

その手のひらには骨がうずまっている
そんなことには皆あきあきしているのだ

...
しがらみの中から曲線を探している
手のひらに携えた海の成分を解きほぐしてゆけば
そこにはけものたちの骨ががなり立て帯びていることがわかる
そこら始まるはずだったいくつもの海のかわきはまだ湿り水気 ...
録画していた韓国ドラマ流しっぱなしで

ループの諦観
ループの低回

不自然はなはだしく
口と声、体と声、声と声
穴はグロイが、デジタルへ

ループの諦観
ループの低回

パブ ...
海へいって
ざぶざぶざぶざぶ、本荘マリーナで少年はさけんだ
ざぶざぶざぶざぶ、本荘マリーナは曇りというか雲だった

ぼくは波打ちぎわで少年のやまびこがかえってくるまで
みんなが言っていた母な ...
まもなく世界が終わります。
まだ手続きのお済みでない方は
2階の受付カウンターへお急ぎください。
現在の世界への名残惜しさが捨てきれない場合は
3階のメモリールームで
一部を一時的に預からせ ...
今宵の空に浮かぶあの黄金の三日月に酒を注ぐとしよう
満月から零れた滴が星に変わるまで
そなたの月のように美しい眦(まなじり)から零れる涙が
夜の帳に輝く星に変わるまで
月を落せると信じていたから、いつか触れようと誓い合う。


ゆっくりと近づいてくる景色を、
遠ざけようと、するために眠る。
いつからか儀式となった風景を、懐かしいと君が言った。
首をかしげ ...
月の夜にディズニーランドなる廃宮


巨大なる鉄屑のなか秋の雨


湾岸の駅よりの景色死後のごと


あるじなき椅子の置かれし月の庭
くぐり抜けていく
いつも裸足だ
闇のそばでは

どうして自分だけは
かわらなくていい、などと
つぶやいていたのだろう

   ああ、それはちがうよ
   タングステン
   熱で溶 ...
まず前置きいたしますに

私がいつも憎んできたのは
全ての思春期的なもの

すなわち

わがまま勝手に膨らむ
脂肪のかたまりでして

そんなぶよぶよたちに
後ろ回しの蹴りを入れる ...
優しさとは人を信じること

温かい気持ちで素直に接すること



温かい交流はいつまでも繋がる

お互いに幸せになれる

利害や損得なんて関係ない

楽しく気持ちいい関係
...
緑色の空に紫の斑が浮かんだ桃色の虹が架かっている。
家の外は銀色の雨が降っている。
まずはじめに、それらはどこまでも繰り返される。
黄色の岩間を縫うような赤い川 ――― 。

水は下へ下へと ...
 お外へふらりと出ましたら
 銀色波がざわざわと
 私を飲み込みダンスを踊る
 くしゃくしゃ身体は舞い上がり
 ひっそり佇む月は言った
 
 今宵十三お祝いに
 あなたと一緒にダンスを一 ...
ガラス窓の夜に写った瞳が少女のようにきれいになっていることを願っては瞼を開く
二十二時の電車に乗っているのはみんな旅人
人生の意味を探す旅の途中だ

ガラスの中で半透明の自分はやはり疲れた目を ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
或る平和の情景吉田ぐんじょ...自由詩1006/11/4 19:41
宵町明かりは月明りプル式自由詩4*06/11/4 18:35
明日は小鳥が飛べますように自由詩2*06/11/4 18:34
くそったれカメラ自由詩14+*06/11/4 18:34
香水ku-mi自由詩8*06/11/4 18:09
そよ風朱桜天 遊雨自由詩406/11/4 14:41
空の青さが遠くなるぽえむ君自由詩15*06/11/4 13:01
カフェ山内緋呂子未詩・独白306/11/4 12:51
浴室からヰズミ自由詩3*06/11/4 11:56
冬の公園ペポパンプ自由詩7*06/11/4 11:41
幸せの洪水〜B.L.D.G.鷹匠小路自由詩106/11/4 11:21
よつばアンテ未詩・独白106/11/4 10:25
父と奄美と追憶とまほし短歌18*06/11/4 8:47
骸骨になりたいしゃしゃり自由詩1306/11/4 7:41
ラーメンといふ名前の猫三州生桑未詩・独白2*06/11/4 7:32
液全体黒川排除 (...川柳706/11/4 6:35
*琥珀と私・その2<試論無修正版>知風自由詩206/11/4 6:24
ほろびゆく空間にほろびおえた空間にほころびた空間に土田自由詩106/11/4 6:18
それ?どれ?あれ?これ?それ自由詩006/11/4 6:12
2006/09/30っていう記念日自由詩206/11/4 6:06
終末アナウンスブルース瀬戸...自由詩5*06/11/4 2:45
月は盃、涙は星にAKINON...自由詩006/11/4 1:38
空が悲しくなると僕らはいつも霜天自由詩1006/11/4 1:23
廃宮aruka俳句206/11/4 0:39
でたらめな星の水族館たりぽん(大...自由詩17*06/11/4 0:34
*琥珀と私・その1<試論無修正版>知風自由詩1*06/11/4 0:11
優しい世界ajisai自由詩10*06/11/3 23:40
赤い川はらだまさる自由詩3*06/11/3 23:30
名月茉莉香自由詩106/11/3 23:24
Chrysalisisマッドビース...未詩・独白206/11/3 23:03

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加筆訂正:
わたしはくま/恋月 ぴの[06/11/4 16:25]
やっぱし、「それでね」 だよなぁ
父と奄美と追憶と/まほし[06/11/4 12:43]
2首目訂正しました
千秋 (side B)/まほし[06/11/4 9:07]
タイトル変更しました
一夏 (side A)/まほし[06/11/4 9:02]
タイトル変更しました
7.07sec.