ダビデの彫刻像を見たとき
七割の日本男子が自信を持ち 和解を得たが
残りの日本人男性は火星攻撃を始めた
ダビデの沈黙は 僕らの沈黙
ダビデの横顔は 僕らの横顔
ダビデ ...
「明けましておめでとう
今年もよろしく」
と キーボードに打ち込んだつもりが
「小鳥もよろしく」
と 打ち間違えてしまった。
何回やっても
小鳥、小鳥と、小 ...
本当はあれが欲しい
昔風の、赤いトースター
あれに、真っ白真四角の
スーパーのパンを入れて
しばらく待ってると
2枚一緒に
「パンッ!」と顔を出すのが
心憎いから
でも ...
1
夥しいひかりを散りばめた空が、
みずみずしく、墜落する光景をなぞりながら、
わたしは、雛鳥のような足裏に刻まれた、
震える心臓の記憶を、柩のなかから眺めている。
(越 ...
大瀑布に転げ落ち、息つく暇もない速度で泳がされ、
意志は僅かな空気で安堵を得る。そんな時代がやってきたようだ。
火を点けられた尻をまくる術もなく、右往左往の猿が高見から飛び降り、
蓋のない大川へ ...
ちょっと、振り返ってみたくなっただけ。
ちょっと、振り返ってみただけ。
初詣の太宰府の橋の上。
過去の掛橋通り越して。
一人の淋しさ、感じた時。
もっと、強く抱き締め ...
あと一ヶ月で春になるんだ。知っていた?
本当の春はまだ先だよ。だって今年はまだここに雪が降ってないんだもの。
でも、そんなことどうでも良いんだ。
僕には春がくる。
春がきたら 君に会いに行 ...
青く光る宝石
透明で輝いて綺麗で
命を大切にする石
全てを吸い込む
悲しみも
嬉しさも
寂しさも
楽しみも
気持ちを全て吸い取り
石にしてくれる
素直に正直に
話せば、石 ...
いっそ 君を離さない為に 君を拉致して
縛り付け 自由を奪ってしまえば 一糸も
纏わぬものが恐怖に怯えて悶え 擦り切れ
た手足から滴り落ちる鮮血は 床に不可思
議なものを描写仕始めるで ...
冬の寒気が細く伸びて
岬の先のほうへ
鋭く尖っていった
遠くで生まれた赤土の丘が
最後に海へこぼれ落ちていく場所で
わたしの そしてあのひとの
フレアスカートのはためく裾から
なめらかに ...
今の瞬間を繰り返しながら
生き延びているだけのこの姿は
その小さな四つの瞳に
どんな風に映っていたのかな
幼い頃から何度も摩り替えつつ
一つを否定して一つを肯定して
いつしか永らえるだ ...
私には誰かから愛される価値はないのだろう
蔑まれて自尊心とやらを踏み潰されて
適当に萎えていくのだ
生まれてきてしまった
どう生きたって惨めで愚かで
二酸化炭素くらいしか
一人前に ...
RaRaRaRaRaRaRaRa
ReReReReReReReReReRe
Rを隣接していく
Rを生命の初頭に配置
Rこそが救いである
RiRiRiRiRiRiRiRiRiRiRi
...
山の中の湖は
冬の空を見上げていた
晴れた空は気持ちいい
葉の落ちた周囲の桜は
寂しいけれど
光がその分入ってくるので
むしろその方が都合がよい
うんと背伸びをする
湖面が揺れ ...
世界を箒で掃いていこう
チリチリチリチリチリチリ
地面の汚れ
ついでにあの娘についた
ガムのようなギトギトしたものも
アスファルトは剥ぎ落とし
棲家も小屋も全部なぎ倒せ
...
まだ遅い 朝に
ミントを少し
香らせて
最上級の糖分と
平凡な水で 溶くの。
溶けて 沈んだら
最後に
5文字をくゆらせて
そっと
僕に ...
今日はのんびりと家族団欒だ
朝早く起きおせち料理を食べて
皆で箱根駅伝を見る
昔から箱根の山は天下の険
と言われるほど険しい山々が立ち並び
昔は温泉地、関所、 ...
おいお前
ビオフェルミンもってこい
ありがとう
オイラは少し病み上がり
おなかにいいからって
ゼリーはいらん
お前がいればいい
ありがとう
オイラは少し病み上がり
風 ...
耳を澄ませば夜の音が聞こえる
ああサイコーのBGMだよ
私の手にはシャーペンと紙
何かを書きたかったはず
もう夜に溶けてしまったけれど
ねぇメランコリィ
夜は長いね
実体のない
服を着ている
実在しない
山小屋に行く
実感のない
徒歩を続ける
ペアになる 裂けた服は路上に
点線が付いている 禁止 なにもかも禁止
禁止 禁止だよという声が聞こえる ...
みちは
みちゆく
いろみちる
こみち
ちかみち
ぬかるみち
よみち
あぜみち
けものみち
さざなみちかきは
かみちぎる
そら
もゆるみち ...
このごろは配給が有っても
お砂糖はいつでもありません
サッカリンは身体に毒です
甘いものといえば
こどもたちには水飴がよいのです
川向こうの小母さんのうちにあるかもしれません
...
ましろい表紙の中心に
産み落とされた
原石の塊
見えない核に宿る(詩)に結ばれ
六つの方角へと
自らの背を伸ばそうとしている
( 遠天の夜空に燃える太陽
( あるいは明け方 ...
かいちゃんはくつしたが大嫌い
はかせても はかせても
脱いでしまう
そんなにくつした嫌かなあ
確かに裸足は気持ちいいけど
今は冬
君のあんよが真っ赤なのを
ママは見るにしのびないんだ ...
暗い回廊奧
瞑幻朦朧と觀するは
殤心の栄華
散り逝く園
參炎の蒼塋に
限り蕪き齡月を
念じれど
恐らくは
波鵺の愁
或いは虚雨
黒き煽動の睨眼
些細な時間 ...
きみ
(2000.11.19-12.31 @FCVERSE)
(1/2からつづく)
めいわくなはなし
うしのいろを
かえられ ...
屋根切れてポツポツ毛穴発泡す 雨にも強い想い出シャボン
そんなには好きではないヤツ好く見える昔の歌がよくかかる店
発泡酒ただひたすらに発泡酒 稼ぎの無いよな顔して笑う
心臓に古い破片 ...
帰ります、とメールをしてきた君が向こうから全力疾走で
君の重さを受け止める。お姫様抱っこ?もう少し痩せてからね
人ごみに紛れこむとどうして私だけがここにいないんだろう
...
「生きる」ということと
何気なく過ぎ去るだけの「日常」を
「=」で結んであげても
別にいいんじゃないかな?
存在証明だとか
未来への責任とか
不甲斐ない現状とか
色々と考えることもあ ...
カエルは泣いた、いっぱい泣いた。
茎を上り葉に隠れて泣いた。
それを見ていた小さな星たちは集まって
葉に溜まったカエルの涙を照らしてやった。
そしたら涙は石となり、重みに耐えら ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
【ダビデの星】
穢土
自由詩
0*
07/1/3 21:39
小鳥もよろしく
まほし
自由詩
22*
07/1/3 21:35
トースター
うめバア
自由詩
6
07/1/3 21:32
不寝番—みずの瞑り デッサン
前田ふむふむ
自由詩
28*
07/1/3 21:27
【道化】
穢土
自由詩
0*
07/1/3 21:24
人生の掛橋。
狠志
自由詩
3
07/1/3 20:42
春になったら
ウデラコウ
自由詩
5*
07/1/3 20:28
青い石
ペポパンプ
自由詩
6*
07/1/3 19:37
限り無く病的な思惟
南 翔
自由詩
5*
07/1/3 17:29
フレアスカート
片野晃司
自由詩
42*
07/1/3 16:37
格好良い大人にはなれなかったけれど
松本 卓也
自由詩
5*
07/1/3 16:27
存在価値
さえ
自由詩
2*
07/1/3 16:22
Rの手紙
流希-Яuk...
自由詩
1
07/1/3 16:12
山の中の湖
ぽえむ君
自由詩
17*
07/1/3 15:44
箒雪
なかがわひろ...
自由詩
1*
07/1/3 15:36
愛茶
山中 烏流
自由詩
2
07/1/3 15:36
天下の険
Direct...
自由詩
4*
07/1/3 15:19
病み上がりの詩
ゆうさく
自由詩
2*
07/1/3 15:16
真夜中のメランコリィ
fuchsi...
自由詩
3
07/1/3 14:13
ライン
黒川排除 (...
自由詩
2
07/1/3 13:41
ひかりみち
千波 一也
自由詩
12*
07/1/3 12:58
思いっきり甘くしてください
あおば
自由詩
10*
07/1/3 12:37
「 反射熱 」 〜創刊に寄せて〜
服部 剛
自由詩
16*
07/1/3 12:29
かいちゃんとくつした
未有花
自由詩
20*
07/1/3 11:33
瀞の眼
キメラ
自由詩
3
07/1/3 10:18
きみ (連詩) (2/2)
アンテ
自由詩
2*
07/1/3 9:55
発泡する夜
肉食のすずめ
短歌
2
07/1/3 9:51
いつか虹を
たもつ
短歌
19
07/1/3 9:41
イコール
イヴ
自由詩
2*
07/1/3 7:04
星の魔法
hiro
自由詩
2
07/1/3 6:55
5902
5903
5904
5905
5906
5907
5908
5909
5910
5911
5912
5913
5914
5915
5916
5917
5918
5919
5920
5921
5922
5923
5924
5925
5926
5927
5928
5929
5930
5931
5932
5933
5934
5935
5936
5937
5938
5939
5940
5941
5942
加筆訂正:
八月の海鳴り
/
嘉野千尋
[07/1/3 20:18]
誤植訂正:しろぅさんご指摘ありがとうございます。
5.48sec.