他人の痛みを分かち合おうとする
言葉で幾ら表しても
それは妄想の痛みでしかなく
君と僕が料理中に包丁で指を切る
痛いと言う事には変わりないが
痛みの深さはそれぞれ違う
...
ひとつひとつ構成されていくよ。
細胞は星座を写し取る。
(だから、僕の体は少し大きくなるね)
甘い甘い飴の中にショリショリと雲母が。
(正確な座標まで写し取っている。細胞は分離 ...
1、
きみの気付かないところを
気付かれるどっかの男に
震えて
2、
スーツと言う名前の健康体です
私はそういうのでできているのです
かちゃりかちゃり、キーを叩いて
あ ...
眠れない夜に
レモネード
窓辺にため息
ひとりとひとりが
薄くかすんで
やがて消えた
雲がかる夜
冬の星座が見れたら素敵だね
ひらけた
草原に寝転んで
空を見上げれば
今 ...
夕暮れの約束は
ほとんどが嘘で
たとえば
じゃあまたねって
手を振る人と
再び
逢えたためしがない
悲しいメロディが
そらを覆う頃
私は
いつもひとりぼっちだ
夜を
...
割れた雨と陽
鳥を揺らす
踏切はつづく
水紋へつづく
奥まる家に
人は帰る
枯れ井戸の石
円く凍る
こぼれ散る音
消えることなく
枝の陰の火
夜を醒ま ...
死のうと生きようと私の勝手だよ?
あなたに決めて欲しくないな。
私は私の力で私の死を探すから。
それこそ、自由死。
近くにあった声はない
やがて離れてゆくだろう
測られてしまった熱の
裏側で泣いている
あなたの深海は
絵で書くことしか許されていない
響けと声に出して
膜張る潮に浸されながら
船の ...
わけもない始まりが毎日にありふれて
同じような存在が今日も街を歩く
私も あなたも
他の何十億と、何の違いがあって
だけどつまりは、どこまで行っても
私は私、
あなたはあなたで、
違 ...
何故なら彼らはひとしずくの馬鹿だったからです
何故なら理由などいらないからです
「怖い」という言葉が似合わない馬鹿どもだったからです
真っ白な平原をカタカタと
おとなしく戦車が走っ ...
見えない手紙が届く
「私は個性的でありたいのです。誰よりもかっこよく一人の私としてありたいのです」
見えない手紙ならば
やぎも食うまい
しかし
やぎがいないので
返事が届くのか ...
その犠牲が 必要だったら
この生命を 求めて下さい
躊躇等せず お使い下さい
悦び勇んで 捧げましょう
何度でも 幾らでも 幾度でも
何年でも 何円でも 何回でも
...
まどろみの中で
自由に走らせたペンが
どんな言葉を生んだのか
引き戻された現実には
何一つ確かなものは無く
書き上げたその時
心から染み出た安らぎは
今は思い出す事もない
きっ ...
ぼくが
ぼくから許されて
きみがきみから贈られる
ぼくは
ぼくだけど
きみを愛しているわけで
いちたすいち、は
いまならわかる
たやすく
解ける
ぼくは
...
街は平和だ
何も起きない
長く続く日常
あまりにも
平和なので
皆が退屈そうな目をして
携帯電話の画面を見ている
あるとき
知り合いが死んだ
これは他殺でもなく自殺でもない
...
この日の為に頑張ってきた。
鈍感な彼は気付いてる
のかなあ?
−五キロのダイエットに
メイク、ファッション用意して
チョコレートと共に渡す
人生で初めての告白の練習
甘いの苦手だ ...
坂を上れば風の里
力弱まり留まるも
風から風へ向きを変え
遠い空へと旅に出る
坂を下れば風の道
力の限り流れ出し
風と風とが重ねあい
遠い街へと旅に出る
目には見えない風の里
...
二十年近く前 たまたま誘われて 文学の人の集まりに出席した。
そこで小説を書いているらしい 年配の男性が ベルリンの壁の崩壊やソ連のゴルバチョフさんについて触れ
「人の行動力は凄い それに比べ ...
動かない空気のなかで
宛てもなくひらりと
便箋を翻すと
そこには
まだ言葉にならない溜息やのぞみが湧きだして
いつの間にか黒い模様を描きはじめる
遠くへ帰るひとを
いま見送っ ...
まだ行けぬ まだ生けぬまま 我は逝く
ぽかぽかの空の下
少し 風は寒いけど
貴方を待っています。
早く来たこと 怒らないでくださいね。
そんな薄着してって 言わないでね。
私も思うんです。
こんなに早く ...
どうする
どうすると言った食卓で
転がっていく皿の間を
箸にも醤油にも触れないで
落下する
向こう側へ
どうする
どうすると言った街角で
転がっていく人の間を
旗にも看板にも触れ ...
眼球の瞳孔に厚い膜を張り詰めて
下界から自身を遮断すれば
仄暗い靄に包まれた視界
赤橙色はくすんだ山吹色
些か綺麗な気もするが
疲れたからしゃがみ込んで
誰か待つような背中で
霞んだ ...
冬は寒すぎて白く曇った硝子越しに
遠くに住む貴方を思います
いつ会えるのか指折り数えては
その数だけ溜息を静かに床に落として
ソファに横たえた身体はまだ貴方を覚えている、
あの日の分の温 ...
赤ちゃんがお母さんのミルクの臭いをかぎ分けられるように
私たちのアンテナは
常に
大切な誰かさんに、知らず知らずのうちに
向かっていて
人込みの中では
探しているあなた以外は
み ...
あなたが私の視界から消えたのは
今日のこと
リンク先を失った心はwwwを彷徨いやがて
脱走した後の犬のようにひっそりと手ぶらで帰ってきた
わたしの心の灯火はあなたに分けて貰ったもの
...
愛情があるなら
中途半端にするな
自分も他人も何事も
愛情があるなら
獅子のように
突き落とすだけ愛せよ
中途半端は
1番いけない
中途半端は
1番人を弱くする手段だ ...
「 いい娘だったのにね 」
母が ぽつり もらした
「 ね 」
だから 好きだったんだよ
ぼくは遂に 翻ってしまう 眩しすぎて
かき分けて 手に入れたい 本当は
言い訳して 片足動かすのもメンドクサく
遮った手の甲 やけに黒く思えた
不幸な人間だ この恵まれし者
眼に沁みる ...
暇をつぶす相手がいないなら
僕と遊ぼうよ
彼ほど上手く喋れないけど、話を聞くのは得意だよ
海に行くのは遠いから、大きな湖に連れて行ってあげる
港の夜景は無いけれど、小さな喫茶店でコーヒーで ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
春風
海月
自由詩
1*
07/1/29 0:15
細胞飴
R
自由詩
0*
07/1/29 0:12
裸体
みい
自由詩
3
07/1/28 23:53
レモネード
夕凪ここあ
自由詩
8*
07/1/28 23:48
夕暮れ変更線
uminek...
自由詩
9*
07/1/28 23:48
ノート(冬礫)
木立 悟
自由詩
3
07/1/28 23:48
Dead or Alive
Anima
自由詩
1*
07/1/28 23:16
涯て
及川三貴
自由詩
7*
07/1/28 23:16
73、最後 【さいご】
雨宮 之人
自由詩
3*
07/1/28 23:03
第十六次シュークリーム潰れちゃった戦争
ロカニクス
自由詩
3*
07/1/28 22:54
こせいをたいせつに
煙と工場
自由詩
4
07/1/28 22:53
そして其れは遺の言
Anima
自由詩
3*
07/1/28 22:40
夢詠詩
松本 卓也
自由詩
4
07/1/28 22:30
しあわせのとき
千波 一也
自由詩
8*
07/1/28 22:23
平和戦争
煙と工場
自由詩
4
07/1/28 22:21
聖バレンタインディ
愛心
自由詩
4*
07/1/28 21:59
風の里
ぽえむ君
自由詩
9*
07/1/28 21:39
行動力と小説
砂木
未詩・独白
5*
07/1/28 21:30
砂のことば
銀猫
自由詩
24*
07/1/28 21:21
何処へでも
Anima
俳句
2*
07/1/28 20:35
それが乙女なんですよ?
〃
自由詩
3*
07/1/28 20:32
どうする
肉食のすずめ
自由詩
1
07/1/28 20:08
記憶なき詩に唄う(一)
し ん
自由詩
4*
07/1/28 19:44
凍る前に
AKiHiC...
自由詩
5
07/1/28 19:39
縁
渡邊永遠
自由詩
2*
07/1/28 19:20
【あなたが私の視界から消えたのは】
つむじまがり
自由詩
1+*
07/1/28 19:08
中途半端
渡邊永遠
自由詩
3*
07/1/28 18:57
ね
北大路京介
自由詩
15*
07/1/28 18:52
温かく満ちた海へ
成澤 和樹
自由詩
1
07/1/28 18:39
【代用品の恋】
つむじまがり
自由詩
2*
07/1/28 18:18
5850
5851
5852
5853
5854
5855
5856
5857
5858
5859
5860
5861
5862
5863
5864
5865
5866
5867
5868
5869
5870
5871
5872
5873
5874
5875
5876
5877
5878
5879
5880
5881
5882
5883
5884
5885
5886
5887
5888
5889
5890
加筆訂正:
73、最後 【さいご】
/
雨宮 之人
[07/1/28 23:04]
2007.01.21初出。少し改変。
青
/
サソリモドキ
[07/1/28 20:52]
日付を削除しました
青
/
サソリモドキ
[07/1/28 20:05]
日付を入れました
6.72sec.