ぼくが
ぼくから許されて
きみがきみから贈られる
ぼくは
ぼくだけど
きみを愛しているわけで
いちたすいち、は
いまならわかる
たやすく
解ける
ぼくは
...
街は平和だ
何も起きない
長く続く日常
あまりにも
平和なので
皆が退屈そうな目をして
携帯電話の画面を見ている
あるとき
知り合いが死んだ
これは他殺でもなく自殺でもない
...
この日の為に頑張ってきた。
鈍感な彼は気付いてる
のかなあ?
−五キロのダイエットに
メイク、ファッション用意して
チョコレートと共に渡す
人生で初めての告白の練習
甘いの苦手だ ...
坂を上れば風の里
力弱まり留まるも
風から風へ向きを変え
遠い空へと旅に出る
坂を下れば風の道
力の限り流れ出し
風と風とが重ねあい
遠い街へと旅に出る
目には見えない風の里
...
二十年近く前 たまたま誘われて 文学の人の集まりに出席した。
そこで小説を書いているらしい 年配の男性が ベルリンの壁の崩壊やソ連のゴルバチョフさんについて触れ
「人の行動力は凄い それに比べ ...
動かない空気のなかで
宛てもなくひらりと
便箋を翻すと
そこには
まだ言葉にならない溜息やのぞみが湧きだして
いつの間にか黒い模様を描きはじめる
遠くへ帰るひとを
いま見送っ ...
まだ行けぬ まだ生けぬまま 我は逝く
ぽかぽかの空の下
少し 風は寒いけど
貴方を待っています。
早く来たこと 怒らないでくださいね。
そんな薄着してって 言わないでね。
私も思うんです。
こんなに早く ...
どうする
どうすると言った食卓で
転がっていく皿の間を
箸にも醤油にも触れないで
落下する
向こう側へ
どうする
どうすると言った街角で
転がっていく人の間を
旗にも看板にも触れ ...
眼球の瞳孔に厚い膜を張り詰めて
下界から自身を遮断すれば
仄暗い靄に包まれた視界
赤橙色はくすんだ山吹色
些か綺麗な気もするが
疲れたからしゃがみ込んで
誰か待つような背中で
霞んだ ...
冬は寒すぎて白く曇った硝子越しに
遠くに住む貴方を思います
いつ会えるのか指折り数えては
その数だけ溜息を静かに床に落として
ソファに横たえた身体はまだ貴方を覚えている、
あの日の分の温 ...
赤ちゃんがお母さんのミルクの臭いをかぎ分けられるように
私たちのアンテナは
常に
大切な誰かさんに、知らず知らずのうちに
向かっていて
人込みの中では
探しているあなた以外は
み ...
あなたが私の視界から消えたのは
今日のこと
リンク先を失った心はwwwを彷徨いやがて
脱走した後の犬のようにひっそりと手ぶらで帰ってきた
わたしの心の灯火はあなたに分けて貰ったもの
...
愛情があるなら
中途半端にするな
自分も他人も何事も
愛情があるなら
獅子のように
突き落とすだけ愛せよ
中途半端は
1番いけない
中途半端は
1番人を弱くする手段だ ...
「 いい娘だったのにね 」
母が ぽつり もらした
「 ね 」
だから 好きだったんだよ
ぼくは遂に 翻ってしまう 眩しすぎて
かき分けて 手に入れたい 本当は
言い訳して 片足動かすのもメンドクサく
遮った手の甲 やけに黒く思えた
不幸な人間だ この恵まれし者
眼に沁みる ...
暇をつぶす相手がいないなら
僕と遊ぼうよ
彼ほど上手く喋れないけど、話を聞くのは得意だよ
海に行くのは遠いから、大きな湖に連れて行ってあげる
港の夜景は無いけれど、小さな喫茶店でコーヒーで ...
暮れていく空
誰かにむかって
ありがとうと
つぶやく
返事はない
でもきっと
届いているから
(行方不明になる少し前の光景)
そう、いつか南風に
わたしの髪がながされて
地平線の水色に
例えば(紅い花を)
あるいは羊雲の群れに
かすかな共和国のひびきを感じたとき
わたしの名前 ...
わたしは幼女になって
あなたに誘拐されたい
ひらひらと
垢ずんでいく赤いスカート
ひとこともはなさない
あなたは
それに気付くことも
ない
わたしたちは
いつか家 ...
明るい
電器屋の店先で
メガホンで喚くように
お客さんと呼びかける
元気の良い人たち
お金を払うから
お客さんなのだと
お小遣いの乏しい僕は
まだお客さんにはなれませんと
...
ペッタンコしよう
欲しいものを手に入れるため
ペッタンコしよう しまくろう
毎日ひたすらペッタンコしていこう
事務系の仕事でよくやるあの果てしないペッタンコだ
ハンコに朱肉をしっかりと付けて ...
平凡でありきたりな人生に
幸せを感じる人もいれば
不幸だと嘆く人もいる
青い鳥を探す旅に出て
力尽き星になった人がいる
誰もが彼を嘲笑ったけど
その死に顔は満たされていた
どれが ...
寒冷前線が鄙びた丘の上でさまよっている
ゆかりの雫を垂らす
青磁いろにおめかししたはつはるの雲よ
乾いたひとみで見定めておくれ
昔 坂道を威勢よく駆け上 ...
遠くに見えた星が余りにも美しいので
僕ははっと息が止まった
小さな光はいつの間にか大きく空を包み
遠い筈なのに余りに近くに見えた
僕は一人で立ち上がらなければいけない
僕は顔を上げて進ま ...
牛肉牛乳だよ
仏滅の次の日に訪れるのは
遠くガラパゴスで
腕のないパトロンが
待ってる
手提げ袋にいっぱいの
牛肉牛乳を詰めて
鳩胸をふくらま ...
雪のかけら、
降らせてくれよ。
少しくらい、
雪国夢見て。
夢のまま、
終わるんだから。
雪のかけら、
降ってくれよ。
かけらのかけら、
それでも良いから。
いつまでも一緒だと思っていった君が僕の前から消えるまでは
スッと僕の前から突然いなくなった君を僕は必死に掴もうとして
一生会えなくなるかもしれないそう考えただけで胸が痛くなる
目の前に舞い上がっ ...
心の深みに入って話をするのが苦手なイルカ
太陽や月の光が届くほどに浅い場所しか泳げない
そこは優しさに包まれる明るい場所
だけどどこか不安定な場所
浅い付き合いをするのが苦手なサメ
...
凍りかけてる湖水のほとりで
ゆらゆらゆれてるあれは何?
あれは仔牛の頭蓋骨
あれは仔牛の頭蓋骨
ポッカリ開いた眼窩から
無常があふれ出てゐます
冬冬冬冬(トウトウトウトウ)
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
しあわせのとき
千波 一也
自由詩
8*
07/1/28 22:23
平和戦争
煙と工場
自由詩
4
07/1/28 22:21
聖バレンタインディ
愛心
自由詩
4*
07/1/28 21:59
風の里
ぽえむ君
自由詩
9*
07/1/28 21:39
行動力と小説
砂木
未詩・独白
5*
07/1/28 21:30
砂のことば
銀猫
自由詩
24*
07/1/28 21:21
何処へでも
Anima
俳句
2*
07/1/28 20:35
それが乙女なんですよ?
〃
自由詩
3*
07/1/28 20:32
どうする
肉食のすずめ
自由詩
1
07/1/28 20:08
記憶なき詩に唄う(一)
し ん
自由詩
4*
07/1/28 19:44
凍る前に
AKiHiC...
自由詩
5
07/1/28 19:39
縁
渡邊永遠
自由詩
2*
07/1/28 19:20
【あなたが私の視界から消えたのは】
つむじまがり
自由詩
1+*
07/1/28 19:08
中途半端
渡邊永遠
自由詩
3*
07/1/28 18:57
ね
北大路京介
自由詩
15*
07/1/28 18:52
温かく満ちた海へ
成澤 和樹
自由詩
1
07/1/28 18:39
【代用品の恋】
つむじまがり
自由詩
2*
07/1/28 18:18
ありがとう
weed &...
携帯写真+...
1*
07/1/28 18:18
花梨石の標本箱
青色銀河団
未詩・独白
9
07/1/28 18:00
春彼岸
フユナ
自由詩
18*
07/1/28 17:28
にんげんスピーカー
あおば
自由詩
1*
07/1/28 17:09
ペッタンコ!
新守山ダダマ
自由詩
5
07/1/28 16:56
ハッピーライフ
1486 1...
自由詩
10*
07/1/28 16:35
ゆかりの雫(五)
信天翁
自由詩
3
07/1/28 16:24
溶け出した空に犬は笑えるのか
プル式
自由詩
3*
07/1/28 15:36
牛肉牛乳
カンチェルス...
自由詩
2
07/1/28 15:25
創書日和「九州地方、雨のち曇り。」
狠志
携帯写真+...
2
07/1/28 15:19
春雪
霧咲剣侍
自由詩
3
07/1/28 15:05
8秒に一度息を吸い込む動物
青の詩人
自由詩
2*
07/1/28 15:03
湖水のほとり
三州生桑
未詩・独白
5*
07/1/28 14:34
5850
5851
5852
5853
5854
5855
5856
5857
5858
5859
5860
5861
5862
5863
5864
5865
5866
5867
5868
5869
5870
5871
5872
5873
5874
5875
5876
5877
5878
5879
5880
5881
5882
5883
5884
5885
5886
5887
5888
5889
5890
加筆訂正:
青
/
サソリモドキ
[07/1/28 20:52]
日付を削除しました
青
/
サソリモドキ
[07/1/28 20:05]
日付を入れました
5.65sec.