刺繍するように
身体に墨を入れて
今年で三年目になりました
太陽は透けないのでいいです
夏でも長袖で過ごします
ロシアの歌手と同じ太陽です
星は昴です
それから北極星
目に見える大 ...
カーテンの裏に潜んだ結露を
指でなぞると
するすると雫は流れ落ちて
行き場のない小さな水溜まりは
冬の外気と人の温みのあいだで戸惑っている
わたしはうっすらと冷えた指先を持て余しながら
...
始まりは何処からか
喩えれば欠けたパズルのピース
風に飛ばされて
均衡が、なかったことになる
そんなある日が訪れることを
支配者は知らない振りをする
砂上の楼閣は初めから
そう、あっ ...
ピンとはりつめた
透明クリアなつめたさが
ほころびはじめると
乳白色の
おぼろなまくがかかる
天たかく、
空のあおさを
つきさしていた
はだかんぼう ...
花だって魚だって
小さくても
こんなに美しい
小さくても
大きくても
ただ一度きりの
いのち
ボクの人生狂ってますか。
それとも、これでイイのですか。
彼女に振られて。
ちゃんと職にも就いてなくて。
毎日毎日、無駄に。
死に向かっています。
友達も、どこかに ...
私には時々
君の行動の意味が
わからない
それでも
君が好きなことに
かわりはない
すやすやと白猫の身に冬籠り
布団から起き上がったおれは焼きそばと友達だ
喉に詰まった魚の骨は引越しを終えても魚の骨の形をしてる
みなのもの、ここは印度だ
桜が散る赤錆が浮かぶうわの空でいつも浴槽に浸かって
はにかんで ...
わたがし
夏祭りの日
君に逢う為だけに並んだ
君と話すためだけに並んだ
...
お前は笑っただろうが
俺は世界一周旅行を100円で行こうとしてたんだ
お前はあきれただろうが
俺は月に立つことができたんだ
お前は聞こうともしなかっただろう ...
簡単な申請をして
小さなお役所のソファーで
僕らは順番を待ってる
制度はいつも公平で
人に優しい
前に座っている子供が
しきりに咳きこみ
母親と思しき人が
その背中をさすっている
僕 ...
絶えず冷たい雨は降るよ。
(もうすぐ雪に変わってしまいそうだ。)
君の嘘涙。眠らずば、霧踏み森にやまず。
ほらいつだってわかっていたんだよ。
君の嘘言葉。嘘涙。
...
人生通告:
復活を希望されますか?
狂ったあたしはあたしですか。
元気なあたしはあたしですか。
明るいあたしはあたしですか。
生きているあたしはあたしですか。
正しい帰途(みち)は何処ですか。
何処まで行け ...
誰もいない
鳥の声もせず
花粉ばかりが熟れて
待ちわびるのは
ただ明日
黒雲が立ち込め空からエクスタシーが降る
地面はあっという間に白い錠剤で覆われた
私は 腹がすいていたので水と一緒に3錠飲み込んだ
ヘッドホンをして山手線をぐるぐると回っている
...
コンクリートのかけらを見ていたら
子どもの頃を思い出しました
川で拾った石を交換した友だちの
重みが伝わりました
輝いた面影を
頭の中で追いかけました
自転車を見ていたら
青春時代を ...
光をついばむ音のほうへ
川は流れ はばたきを描く
光をそそぎ
光を削る
下へ渦巻く緑があり
土に斜めにつらなっている
硝子の洞へひらく緑
わずかに金の森を映して
...
ひとりのほうがましなときだって
誰かを探してる
ひとりよりましな誰かを探してる
暇がつぶせて
楽しくて
鬱陶しくなくて
飽きたらオモチャ箱の中に入れておけて
でも
やっぱりひとりのほう ...
どこにでも入り口があって
どこにでも出口がある
きのう お腹からプール
の水面に落ちていった少年は
生まれる前の夏に
明け方の海岸を低空飛行で飛んでいた
殆ど真っ暗になった庭口では
...
「無為自然、苦しみて、苦しむこともなく」
見渡すかぎりの畠また畠
単線の列車がこの田園の町にも、日に二回やってくる
沢山のトンネルをくぐって、昔は蒸気機関で
トンネルに近かずくとボーボー ...
ふらりと入った店
散歩の途中
ふと見上げた空模様
電車の車窓からの風景
ぼんやりと見ているTV
視界に入った人
ちょっとした偶然が
何かを見出したりすることがある
何があるかはその ...
深夜の影踏み
星の影探して
月の光を浴びながら
星の影踏み
闇夜の月
掌に光を集め
星の収集
出来た影で
僕らは遊ぶ
昨日昼から降っていた雨は
夕方には局地的にひどくなったようだ
たいした雨に遭わずに帰宅できたが
天気予報を見忘れて傘を忘れて出かけた
当然雨になるなど知る由もなく
憂鬱だった昨日午後 ...
−季節外れの福寿草が咲いた朝に
眼を閉じていたいんだ
烏
その眼は遠くが見えるから
口を噤んでいたいんだ
烏
叫び声はしわがれているから
太陽は今日も低 ...
「神様って死んだんだよね?」
別れた妻と一緒にすんでいる娘が膝小僧を掻きながら訊いてくる
そうだっけ、などと私は曖昧な返事を返す
「神様が生きてるときと死んでるときで、何か世界は変わ ...
見えない揺らめきと伝う拍動と、
無言に甘んじる光を厭うように、
素通りを目論んで、世界の目を盗んで透明を目指していくように。
原色を嫌う冬のアトモスフィア、
華麗な厳寒のト ...
死ぬほど
人を愛する事が
出来たとしたら
二人は
燃え尽きて
この世から
消え ...
夕焼け空を見て
胸に何かが込み上げる
少年はそれを言葉にできなくて
とりあえず 叫んでみた
ふと我に返り 辺りを見回す
恐らく あの空より赤い顔隠して
家まで走って行った
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
錘をつける
ミゼット
自由詩
2*
07/1/26 19:50
ふゆのさかな ・1
銀猫
自由詩
40*
07/1/26 19:09
72、崩壊 【ほうかい】
雨宮 之人
自由詩
5*
07/1/26 19:06
*つぼみ*
かおる
自由詩
11*
07/1/26 19:04
水の中の花
weed &...
携帯写真+...
1*
07/1/26 18:45
仮眠。
狠志
自由詩
2
07/1/26 18:33
それでも君が好き
weed &...
携帯写真+...
0*
07/1/26 18:11
すやすやと
青の詩人
俳句
0*
07/1/26 18:09
ミサイル自身
カンチェルス...
自由詩
2
07/1/26 18:06
わたがし
青の詩人
自由詩
6*
07/1/26 18:00
鬱金香
李恵
自由詩
6*
07/1/26 17:11
制度(制度)
たもつ
自由詩
13*
07/1/26 16:32
霧踏み森、涙雨。
R
自由詩
0
07/1/26 16:05
敗者宣言
むくげ
携帯写真+...
1
07/1/26 16:04
迷い路
ユキムラ
自由詩
0+*
07/1/26 15:09
杉林
石瀬琳々
自由詩
9*
07/1/26 14:43
白い錠剤
弥勒ちんげん...
自由詩
0
07/1/26 14:10
思い出の中の面影は
ぽえむ君
自由詩
13*
07/1/26 14:05
ふたつ 海へ
木立 悟
自由詩
6
07/1/26 13:35
ひとりでいるひと
チアーヌ
自由詩
4
07/1/26 13:33
運動
ツ
自由詩
4*
07/1/26 12:58
無為自然、苦しみて、苦しむことなく。
生田 稔
散文(批評...
3*
07/1/26 12:58
その先にあるもの
vi
自由詩
2*
07/1/26 12:57
星影
流希-Яuk...
自由詩
2
07/1/26 12:55
降水確率
vi
自由詩
1*
07/1/26 12:53
烏(からす)
北野つづみ
自由詩
3*
07/1/26 12:22
はい、私が殺しました
P.B.
自由詩
1
07/1/26 12:01
Soarer Flora Atomosphere
Haruka...
自由詩
1
07/1/26 11:41
【 純愛 】
豊嶋祐匠
未詩・独白
1*
07/1/26 11:36
夕焼け空に知った言葉
画竜点睛
自由詩
3*
07/1/26 11:25
5854
5855
5856
5857
5858
5859
5860
5861
5862
5863
5864
5865
5866
5867
5868
5869
5870
5871
5872
5873
5874
5875
5876
5877
5878
5879
5880
5881
5882
5883
5884
5885
5886
5887
5888
5889
5890
5891
5892
5893
5894
加筆訂正:
72、崩壊 【ほうかい】
/
雨宮 之人
[07/1/26 19:07]
2007.01.17初出。少しだけ改変。
5.33sec.