敷きつめたシリカゲルへと身を投げてたまった涙を吸い込ませてる いつだって君はそうなんだ
本当は塩ラーメンが食べたいくせに
なんでもいいよと答えてみせる
そのくせ
味噌ラーメンを食べたあと
必ずこう言うんだ
塩ラーメンが食べたかったのに


アイ ...
断じて違う。
私は大マゼラン銀河ではない。
それは何かの誤解というものだ。
それは私どころか
世界を曲解している何よりの証拠だ。

断じて違う。断じて違うのだ。
私は一級品のミョウガでは ...
薄闇に見る、葦の原
風に穂を激しく揺らしては堪えきれず
茎の根ちかく 折れ曲がり、
ついに起きることもない

飛沫の散る 河原の
無常なる日暮れを
化粧の崩れた女と双んで歩く
水辺の冷 ...
肺の空気全部抜ききって
キメキメの私はきっちり20秒間
うああおえ頭がひどく痛い
どうしても悪いことばかり続いて
心はみしみし割れてったのよ
またあの瞬間を
茶色いガラスに祈ってんだ
...
彼は世界を作った

新しい世界を作る前の日に
彼から久しぶりに連絡があった

元気かい

久方振りだね

今度新しい世界を作ろうと思うんだ

そうかい

世界を ...
世界は終わった

何十年か生きてきた僕も
昨日生まれたばかりの彼も

世界と一緒に終わった

やっと終わったね

待ちくたびれたよ

少し寂しいかい

そうでも ...
バーには墓標が売っていた
バーテンダーがシェイクすると
たちまち出来上がる

ドライジンと
ブルーキュラソー
レモン
あと何か

優雅に注ぐと
ちょうど一杯分だ

バーテンダー ...
その悲しい冗談
笑い飛ばしていいかい?


頬つたう涙が渇くまで
いつもよりも少しだけ大袈裟に

君がつられて笑ってくれるまで
呆れるくらいの大声で


ねぇ いいよ ...
 夢はゆっくり叶えられてゆく
 意識の底でくすぶる想いは
 知らず知らず現実に顔を覗かせ
 いろんなエピソードを通り過ぎながら
 確実に少しずつ形になる

 その傷も痛みも
 柔らか ...
気分転換にと入った本屋でばったり会って
少し話そうか って歩き出した
別れてちょうど3年目
3年目 の再会

元気にしてた?
してたよ〜そっちは?
してたしてた

いつもみたいに並ん ...
仕事に疲れた
唐突におもったので
庭にいた見知らぬにゃんこと戯れて
一緒に猫じゃらしをがしがししながら
夕方になるまで外で遊んだ
にゃんこはそろそろ帰るよと気まぐれに帰ってしまう
薄暗い庭 ...
きみはまだ眠っている。きみの睫毛が(呼吸をする度に)小さく瞬いている。
あたしはそれを見ながら猫のように体を丸めている。

それは愛だというには独善的すぎたし、気まぐれだというには運命的すぎ ...
負けることの悔しさは嫌だけれど
勝つことの苦しさも辛いのかもしれない

負けてしまえば
一度はそこで終わることができるけれど
勝ってしまえば
今度も戦わなくてはならない
次も勝たなければ ...
流されていく髪が合流する前に、少しづつ風が重みを増していく。街角では、雨になるかもしれない。窓の外を歩いていく綺麗な女が、彼女たちの男に抱かれているときにするキスの仕方に想いを馳せている。もう、何年間 ... 長短の夜に君に出会った
優しく微笑んでいた

実体の持たない感情
無理矢理に形に表そうとするなら
君を抱くこと
つまり、愛?

やわらかな陽射しが窓ガラスをすり抜けて
...
帰ると、きみがいない部屋で窓を壊すから
風が気持ちよくって
ぼくは
失くした物は見つかるはずだと思う

ドアの外で物音がして
開けるけど姿も見えない いないのだ
夕陽の薄暗さ、なまぬ ...
夜の庭あたまの真上の三日月に私の心が引っかかってる いまだ冬の
凍える朝にも
こぼれる陽光の一筋に
穏やかなる日和を思い
目を細める

匂い召しませ
息つく春を
太陽が真上にある頃
お気に入りの空き地の隅
子猫一匹 丸まって眠ってた

少し離れた所では
猫が一匹 死んでいた

子猫が起きそうになって
僕は急いで隠れた
しばらくして目覚めた子猫 ...
知らない道を歩く

あたしは誰に会いたいんだろう


スーパーでおっさんが店員を怒鳴りつけていて、萎える。

いつもの店に寄ろうとしたら、苦手な客がちょうど一人きりだったので行くところが ...
Tシャツをハンガーに掛ける
ちゃんと裾のほうから
ハンガーをフックに掛けようとして
フックを見失う
フックが見当たらない
ハンガーが掛けられない
行き場を失い
ハンガーを手にうろうろする ...
刺繍するように
身体に墨を入れて
今年で三年目になりました

太陽は透けないのでいいです
夏でも長袖で過ごします
ロシアの歌手と同じ太陽です
星は昴です
それから北極星
目に見える大 ...
カーテンの裏に潜んだ結露を
指でなぞると
するすると雫は流れ落ちて
行き場のない小さな水溜まりは
冬の外気と人の温みのあいだで戸惑っている

わたしはうっすらと冷えた指先を持て余しながら
...
始まりは何処からか
喩えれば欠けたパズルのピース
風に飛ばされて
均衡が、なかったことになる

そんなある日が訪れることを
支配者は知らない振りをする
砂上の楼閣は初めから
そう、あっ ...
ピンとはりつめた

透明クリアなつめたさが

ほころびはじめると

乳白色の

おぼろなまくがかかる

天たかく、

空のあおさを

つきさしていた

はだかんぼう ...
花だって魚だって
小さくても
こんなに美しい

小さくても
大きくても
ただ一度きりの
いのち
ボクの人生狂ってますか。

それとも、これでイイのですか。

彼女に振られて。

ちゃんと職にも就いてなくて。

毎日毎日、無駄に。

死に向かっています。

友達も、どこかに ...
私には時々
君の行動の意味が
わからない

それでも
君が好きなことに
かわりはない
すやすやと白猫の身に冬籠り
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
シリカゲル眞山小桃。短歌2*07/1/27 1:26
アイ・マイ・ミー恋月 ぴの自由詩36*07/1/27 0:54
ディファレンス・リファレンスブルース瀬戸...自由詩4*07/1/27 0:46
月は、夜を照らすのも忘れてatsuch...自由詩8*07/1/27 0:43
いじめられっこはいじめられるために産まれてきたのさパノラマ音源自由詩1*07/1/27 0:41
世界のはじまりなかがわひろ...自由詩5*07/1/27 0:40
世界が終わった日自由詩2*07/1/27 0:19
バーサナギ自由詩3*07/1/27 0:11
傷痕優飛自由詩2*07/1/27 0:05
コンティニュー山崎 風雅自由詩7*07/1/26 23:29
ある土曜日の午後はるこ散文(批評...4*07/1/26 23:06
ねこにんげん(8)暗闇れもん自由詩1*07/1/26 22:58
morning bloomR自由詩007/1/26 22:58
勝ち組の嘆きぽえむ君自由詩4*07/1/26 22:43
Orkan Warnung英水自由詩407/1/26 22:35
長短の夜海月自由詩3*07/1/26 22:25
不在告知まれ自由詩207/1/26 22:22
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錘をつけるミゼット自由詩2*07/1/26 19:50
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72、崩壊 【ほうかい】雨宮 之人自由詩5*07/1/26 19:06
*つぼみ*かおる自由詩11*07/1/26 19:04
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仮眠。狠志自由詩207/1/26 18:33
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すやすやと青の詩人俳句0*07/1/26 18:09

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加筆訂正:
72、崩壊 【ほうかい】/雨宮 之人[07/1/26 19:07]
2007.01.17初出。少しだけ改変。
6.9sec.