超一流のショコラティエに
私を一粒のチョコレートにしてもらって
あなたへと贈ります

私の黒褐色は
独りで過ごさなければならなかった
いくつもの夜の色

自分自身に問い続けながら眠りに ...
じつは、人間じゃありません
きょねんの
夏の明け方に
とあるスクラップ置き場で
生まれました
ボクの名前は
ゴミトンと言います

なぜだかわからないけど
地面に落ちてるモノが好きです ...
本当に
分からないのか
分かろうとしないのか
分らないことにしているのか

俺の言ったことが
理解できていないのか
理解したけど忘れたのか
理解できてないことにしているのか

...
廃れたこの世界
疲れ果てて
この場より
消える為に
この{ルビ楽器=しんぞう}の
奏で糸に触れて
愛撫して

消滅の明る{ルビ灯=び}
が鎮静に
点滅

薄れゆく記憶
「きんたま掻き毟って死んでまえ!。」
そんな罵りことばの恋もある。

縮み上がるのは恐いからじゃなく、
きみの手が冷たいから。
びんかん。


きんたま ...
ぺたぺた 氷路歩いて
ぼんやり 空見上げて
天使の輪っか
お月さまを囲んでいました

競争しあうことのない円形
境界の曖昧な空
無口に佇んでいました


太陽さんによって闇の世 ...
悲しみを
心にしまいきれない時
人は涙を流す
いくら心が広くても
人は必ず涙を流す

喜びを
心にしまいきれない時
人は笑をこぼす
いくら心が狭くとも
人は必ず笑をこぼす

人 ...
満たされた月が
静まる夜に息をかけ
澄みわたる気配は
、まるで水の中
地に影おく木々の枝先は
水草のように揺らめきたって
浮かびあがる山の稜線で
青さを図る

私は膝をかかえ
天を ...
夢が膨らんでいく
いつまでも
この空の羊雲の背に乗って
ふわふわと漂いながら
私は夢を見ている
遠い遠いかもしれないけれど
きっとくる明日を見ている
日に日に歳をとり続けているけれど
...
ここからは見えぬところで太陽がノヴァでもしたのか月が明るい
地上のみならずはるかな高みから真空気圏貫き通して

月影とは月の光のことでした足元に種々ものの輪郭
真空の中には淡く太陽の側へと伸び ...
だれの庭から 伸びたのだろう
高くそびえる 木の尖端が
青空に 突き刺さっている
その破れから ふりそそぐものに
妖精が蠅のように たかっている
平日の午後の淡くうすらいだ日差しは
ここ植物公園の順路にも平等に降りそそいでいる
ダッフルコートを着たタイピストが古びたベンチで
自分宛ての手紙を子細らしく開いている

吐息のような西風が広 ...
火を付けて、
風で煽って燃えだして、
手に負えなくなりましたか。
静かに見守り心を痛め涙を流しているのですか。


涙で火は消えますか。


ほら。
...
 137億年前に生まれた宇宙=時空連続体のまとまりは137億云々歳の誕生日だ
 宇宙の外から家族や親戚 友達らが宇宙を取り囲むようにしてお祝いにやって来た
 宇宙の外側の世界がどんな色なのかはご想 ...
現代詩フォーラムに参加して2ヶ月程経った。

参加したての頃の私は、詩を書かなければ生きていけないと、思い詰めていた。
大切な大切な人を失って。泣くことも吐くこともできなくて。苦しくて。
私に ...
どの君も本当の君で、
どの僕も本当の僕だと
僕は言ったけれど、

きみや彼女の中に存在している僕と
今ここで呆然と生きている僕は
やっぱり相容れないものだと思うのです。

僕は強くもな ...
いつもより少し紅くて目に とまる

見上げる色に心が とまる

足を止めると時間も とまる


いつもより少し鮮やかで変わらぬ空に ホッとする

目に見えぬ地球の自転もあるのだろう
...
今更カオスの意味
とめどなく流れる血の色は
赤い空色
遠のく月は白く嘲笑い
待ち望む死の色は
遠くで青色に変わる

結び目の様に固く繋ぐ
命と僕のしがらみは解ける事なく
静かな水に小 ...
二人で作りあげた数式の右辺を
ある日失ってしまった

左辺とイコールだけで
成り立っている数式を見て
きみは笑う

だから
真夜中に起きた僕は
左辺を消しゴムで
消しておい ...
目覚めのとき、夢の表象が、広がり続け硬さを増す内部へと吸収されるとき、あらゆる色を超えた色をした薄片に、「犬」がそっと重ね合わされる。押し寄せてくる覚醒の光や事物、そして世界に対抗して、私は「犬」の重 ... 冬が 溶けて 水になり

小川になって

春 うたう


集おう

みんな

輪になって


平和の うたを

うたう とき


優しい光 ふりそそぎ

迎え ...
  
1. 春


春、あなたは出かけようとする
どこともしらない土地へ
夢見がちなあしどりで

窓辺から見送る人は
アップルティーを啜り
笑う

暗くなってきた
野原に霧が ...
密売人から買った野良月に嚼まれた傷口からはひかりが、

躯がひかりで満たされてゆく。
おれの中であの月が満ちてゆく。



血管も骨も細胞も脳も眼球も、
...
ぼくの色は
何色だろう

鏡なんて
いつでも真実を
写して暮れはしないのだから

確かめられない
ぼくの色は
何色だろう
何色とも交わらない
黒だったらうれしいのだけれど
一から十まで知ってしまうなんてできない
誰もがすべてを見渡すなんてムリなこと

足りない足りないって 焦って
それでキミが得たものは何だったの?

とりあえず下を見て一安心してから
...
ルビー

サファイア

アメジスト

トルコ石

珊瑚

真珠

ダイヤモンド・・・・

指先や首周りを飾る

宝石は数々あれど

あたしの足下で

輝いて ...
彼氏が泣いていた
じゅうにこも年上
子供みたいなひとだ

ばんばんびがろ
とゆう人が死んだって
とても悲しいらしい

つよすぎも
よわすぎもしない
プロレスラーだったとゆう
わた ...
恋人じゃない。
そんなのじゃない。
電話が掛かってくれば、
真夜中でも飛び出してゆく。
そんな関係。

友達でもない。
名前も住所も年齢も、
なにも知ら ...
名古屋から来た君は
動物園通りを抜けて
髪の毛ぼさぼさで
連絡を待つ
ろくでなしの
連絡を待つ

ろくでなしは
その時ある一つのやさしさに抱かれていて
抱いていて ...
犬を飼ってた

猫に出会うまでは俺は犬派で
朝っぱらからクーンクーン鳴きやがるから
うるせえなこんちくしょう
やめろやめろ顔をべたべた舐めまわすな
こいつめ
うわはは

書いてて気色 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ショコラティエ三条麗菜自由詩6*07/2/2 23:12
じつは人間じゃありません。自由詩6*07/2/2 22:59
納得北大路京介自由詩9*07/2/2 22:49
記憶なき詩に唄う(二)し ん自由詩5*07/2/2 22:45
「 たまきん六首。 」PULL.短歌2*07/2/2 22:41
天使の輪し ん自由詩6*07/2/2 22:37
心にしまいきれないぽえむ君自由詩14*07/2/2 22:36
座標LEO自由詩42*07/2/2 22:28
暗闇れもん自由詩0*07/2/2 22:27
○満月(まるまんげつ)小池房枝短歌14+*07/2/2 22:22
そろもん(目撃の話)みつべえ自由詩307/2/2 22:11
重力を使いきってぼくらはhon自由詩307/2/2 22:02
「 放歌。 」PULL.自由詩10*07/2/2 21:44
137億年目のハッピー・バースデーはじめ自由詩2*07/2/2 21:31
23と詩。衿野果歩未詩・独白3*07/2/2 21:29
下弦の月R自由詩407/2/2 21:14
空がある。シュガー・ソ...自由詩4*07/2/2 21:05
流れ出す色は熱く赤いプル式自由詩1*07/2/2 21:02
数式たもつ自由詩1907/2/2 20:59
犬をめぐる文学的断章葉leaf自由詩9*07/2/2 20:45
美しい季節(シーズン)Lucy.M...自由詩3*07/2/2 20:33
不定日記渡邉建志未詩・独白507/2/2 19:48
「 狂月病。 」PULL.短歌4*07/2/2 19:32
ぼくの色アイバ シュ...自由詩3*07/2/2 19:32
リアリズム蒼依自由詩407/2/2 19:19
*ほうせき*かおる自由詩5*07/2/2 18:50
ばんばんびがろふぁんバーバ...自由詩9+*07/2/2 18:48
「 関係ない関係。 」PULL.自由詩8*07/2/2 18:29
水の在るところ水在らあらあ自由詩36*07/2/2 18:26
サナギ自由詩5*07/2/2 18:04

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加筆訂正:
「 関係ない関係。 」/PULL.[07/2/2 18:42]
推敲、終わりました。
5.85sec.