ひんやりとした湖の底で
青を反射しているハートの指輪
の持ち主など、はじめから居なかった
(その周りで
目を濁らせ漂う魚たち
は、
宛ら、雑踏でせめぎ合っている
吐き出され ...
やさしさは 甘い復讐 美しく
別れの理由を 想う毎日
理由など探せないけれど
赴くままに尋ね行く旧家
急ぐように古びゆく様を
呆然と眺めることしか出来ず
異空間の佇みに安心を覚える
理由も探せぬまま
歪む扉をこじ開けた
古さを物語る音はあの頃のまま
荒 ...
君に言ってほしかったのは、好きとかじゃなくて良かった。
君に言ってほしかったのは、嫌いだってこと。
君の代わりは、いくらでもいるのに。
君だけを追い詰めてしまった、ゴ ...
この
小さな野花を摘み取っても
だれも気がつきもしない
手折ってしまえば
すぐにしおれること
わかっているのに
わたしは小さな罪をおかす
間違ってもいない公式を
何かおかしいな
疑って消してみた
もう二度と正しい公式はたたなくなった
暗くもない部屋の電気を
何か違うな
怪しんで回してみた
もう二度と ...
一緒に高架下の雑貨屋さんでお揃いで買った大きなストール
今はもう 巻くことの出来ない季節だけど
また一緒に巻いて 歩きたい
メリーが青で あたしが緑
季節が
どうにか寒く ...
バター
今日も世界が溶けていく
幸せな
黄金オイル
バター
夏の愛が世界を救うってのは
きっと本当
だけど
それは決して
地下に眠る
黄金ではなく
手に出来る
黄金ではなく
...
アタシは勝手に思ってた
アナタを引き上げられると
アタシの力で
アタシが全力で心も体もすべて使えば
アタシが抱え込めば少しは楽になると
だけど 引き上げる前にアタシの全身はい ...
山間の小さな村の入り口
20年という年月は
視線の高さと
肌の感覚 そして
静寂の形すらも
変えてしまった
所々に見つけていく面影
巡るコントラストは
“芯”という部分を揺さぶって
映し出す風景に ...
あなたは私を見抜いてるでしょ?でも私は気にしない。
自転車で並んで走るっていうのはいい。歩道を並んで走るととっても迷惑でごめんなさいって思う。
自転車で並んで走ると手をつなぎたいって思って ...
歌うような朗読を
独白のような朗読を
破壊しなければならない
たたみかけるようなものを
積み重ねてゆくようなものを
破壊しなければならない
薄皮を剥げ
じぶん ...
紙で折った眼鏡、ガラス
をはめて
(
君は、と「食べて」
チュウ。
ぼく眠った
飲んで
象のアスファルトがセロリ
がらがらは
ぶくぶく
タバコから、
気づいた。(職員 ...
千手観音から千手観音へ極まった穴ブルー国府
穴ブルー国府から穴ブルー国府へ極まった千手観音
俺達の先進が致命的に音階を上げる
韋駄天 瓦割の名手 または 釣り人の名手 その横に 熊と格闘する鮭の ...
赤い屋根まで のびるものが蔦葉であり
方解しないように 白い壁に這わせたのだ
おとうさんの書いた 詩を
おかあさんの書いた 詩を
小さな僕は
理解できないでいました
船旅は航海 ...
風鈴から、とまり木。
左手。の、平に現実を無くす。
薬水はかかせない。
灰色に近い、夜。の、区別を、
内緒の存在。を、確かめたい。
毎日のように縁側の風鈴です。
あちらがわとこ ...
日常の破片が 通り過ぎる車を眺めている
日常の破片が 四角い空を見上げている
日常の破片が アスファルトの憂鬱を凝視している
日常の破片が 街路樹の根元で焦点を見失っている
...
アナタはそうやって
綺麗な言葉で
曖昧な言葉で
狂気に追い込み
ヒトを殺してゆく
じわじわとゆっくり
わたしを殺す
これ以上苦しめないで
錆びた刃を一気に
わたしに ...
君の言葉はまちがいなく真実なんだけれど
僕が目にした現実が全てを否定する
確実にこの想いは存在しているはずなのに
否めないありのままの宇宙の真理は
梅雨空に本来の姿を映し ...
お前に教えられる事は
たった一つの言葉だけだ
誰しも強くはないという事
誰もが強くなれるという事
サッカーに手を打つ妻相撲ににも野球もなく詩のみの僕
善良なひとのみの世であらめ心やさしさをそれのみ頼み
6行の英詩を作れリ続きは明日とパソコンをたたむ9時
この朝の広がりを
この朝の色彩を
この朝の香りを
ともに感じられるひとが
すぐそばにいたら
それだけで
ふたりでいる孤独とひとりの孤独
前者は後者を凌ぐと誰かが言っていた
ふたつはひとつになれない それを思い知ることになるからだと
隣の部屋から漏れていたふたつの声は
いつしかソプラノとバス ...
僕の心は世界だ
大草原をあらゆる動物達が太陽目がけて走り抜けていく
ポケットの中に入るぐらいのサイズの宇宙を携えて
現実で大空へ羽ばたこう
照り付ける真夏の太陽が眩しい
心の世界を現実にする ...
彼は愚かだった。
彼は浅薄だった。
彼は短慮だった。
女一人騙せなかった。
彼は不埒だった。
彼は欲深だった。
彼は不器用だった。
女一人落せなかった。
彼は二 ...
爪先からそっと
静寂へと、沈めていく
触れた境界面から
私が溶けていくのは
見て、見ぬふり
緩やかに
波紋が広がるさまを
眺めながら、私は
磨り硝子の向こう
手を
伸ばして
...
校長先生のお話は
いつもとても長く
生徒が一人、二人と崩れてゆく
背筋を真っ直ぐ伸ばしたまま
音もなく倒れ
そのまま影となる
「これで、校長先生のお話を終わります」
その瞬間
...
おさないあいのことば
かんたんにだまされた
おさないあいのやくそく
かんたんにやぶれた、よ
きみはいつだってそう
かんたんにだまして
おなじように、
ぼくはいつだってそう
かんたん ...
あたしの周りは、こんなカンジ。
殻に包まれて、暗くて、光がわからない、淋しい心。
誰でもいいから、あたしの殻を破って。あたしをここから、掬い上げて。
ママの体のように、あたしを、包みこんで欲しい ...
こぼれたシロップと 水滴だらけのアイスコーヒー
死んだ魚の目と 力を使うだけの笑顔
頬が痛くても まぶたが痙攣しても
指先の震えがとまらなくても いいって もういいよ
ほら、お ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
青く鼓動する
灯和
自由詩
5*
07/7/22 13:59
sweet revenge
佐和
短歌
2
07/7/22 13:19
それでもまだ〜原点〜
見崎 光
携帯写真+...
3*
07/7/22 12:09
君のコトがほしかった。
終
未詩・独白
2
07/7/22 12:08
罪をおかす
風音
携帯写真+...
4*
07/7/22 12:03
手
青井 茜
自由詩
9*
07/7/22 11:47
メリー
稀
自由詩
1*
07/7/22 11:38
サマー・バター
さき
自由詩
6
07/7/22 11:09
勝手に
稀
自由詩
1*
07/7/22 11:05
経た時の重さ
見崎 光
携帯写真+...
4*
07/7/22 11:04
ソーダ水
uminek...
自由詩
12*
07/7/22 10:56
朗読を破壊せよ
吉岡ペペロ
自由詩
3
07/7/22 10:52
鶏のとおざかり
ネクタイ
自由詩
0
07/7/22 10:49
パントマイム
狩心
自由詩
2*
07/7/22 10:30
幸福の木〜飛砂
鯨 勇魚
自由詩
6
07/7/22 10:07
夜に埋もれた季節の涙。
〃
自由詩
3
07/7/22 9:59
日常の破片
ムラコシゴウ
自由詩
4*
07/7/22 8:41
アナタの殺傷能力
Cousin...
自由詩
0
07/7/22 8:39
現(うつつ)
ムラコシゴウ
自由詩
7*
07/7/22 8:36
息子へ
夢頭制作委員...
自由詩
1
07/7/22 7:31
夏の一日
生田 稔
短歌
2
07/7/22 7:24
この朝
風音
携帯写真+...
4*
07/7/22 7:08
X回目の/への自慰
楠木理沙
自由詩
5*
07/7/22 5:49
希望を
円谷一
自由詩
3*
07/7/22 4:04
『馬鹿者』
百合
自由詩
3
07/7/22 2:02
浴室
山中 烏流
自由詩
6*
07/7/22 1:58
校長先生
ふるる
自由詩
14*
07/7/22 0:20
ラブレター
ゆうと
自由詩
1*
07/7/22 0:17
闇
愛心
携帯写真+...
3*
07/7/21 23:22
おむかえ
ミコ
自由詩
2*
07/7/21 23:18
5381
5382
5383
5384
5385
5386
5387
5388
5389
5390
5391
5392
5393
5394
5395
5396
5397
5398
5399
5400
5401
5402
5403
5404
5405
5406
5407
5408
5409
5410
5411
5412
5413
5414
5415
5416
5417
5418
5419
5420
5421
加筆訂正:
こいのふみ
/
アマル・シャタカ
[07/7/22 1:23]
タイトルを「愚者礼賛」から変更しました。
6.65sec.