山羊のように思い出の写真熱にして歩けないから壁に踊らす
君の温度は冷たくて
雪がちらちら降ってきて
僕の温度はマヒしてて
君のスープは温かく
僕のギターは冷たくて
帰り道の夕日は暖かくて
繋いだ手と手も暖かい
君の ...
DIVA
響きのないところに唄は産まれ
伝えようとしている。
幾つかはこぼれ
すでに無くなったのだとして、
ひとつひとつ、
朝日に撫でられて ...
指の動きでドレミを造った
見たことのない音
奏でることに夢中だった
何に夢中なの?
そう聞いて返ってきた言葉に
私は膝を抱えた
寂しいからじゃないよ
...
歌声は必然となり予知した
扉を開けると歴史があった
かのような感性が
刻まれるたくさんの歓声
生き様が時間と場所の
一致へと導かれ
喜びと悲しみあるいは
理解しえない感覚さえ
意味を待 ...
右斜め前の一滴、
夕暮れが目に入って、
(泣いている訳じゃない。)
その左手はあたしのじゃない。
君の右手には、あたしの、
(で、あって欲しかったのに)
夕立があたし ...
僕はさすらう
ひとりじゃないのに
きょうひとに
罵声をあびせたんだ
そんなこと
誰が許してくれるだろう
笛がなるよ
チェロがお話しをするよ
ピアノと ...
あいつの後ろを自転車で駆ける
{ルビ傀儡=くぐつ}の糸はまだ切れていない
高校生になってようやく
おさらばできると思ってたのに
ぴたりと重なる通学路
ぴたりと重なる通学時間
慢性劣性アルカ ...
あたし
夢のように消えた
夕べの歩行者天国
浴衣の君のように
美しい国って
もう来ないんでしょうか
もうやって来たんでしょうか
それともと ...
夕焼けを見つけた
赤く染まった空
じっと見る
ああ、やっとわかった
朱に染まった
景色を
ただ
いつも看取っていたんだ
春雨サラダを作る君
窓の外では
春雨が降る
ベランダでは猫が鳴き
誰かを招き入れている
泣き声が少し気になるよ
僕は君と猫を見ながら
ギターを弾いている
...
その種たちは
花を咲かせることができなかった
人間だけでなく
他の生き物の目に留まることなく
存在すら知られずに
消滅するしか道はなかった
生まれた時は
生きていこうとする意志と
花を ...
心配そうに見つめる 君 「大丈夫だって」
言い聞かせるように繰り返していた あのとき
なんで 素直に 「ありがとう」って言えなかったのかな
隠してばかりだった 隠していれば強くなれると思って ...
橙色荒野に吹く風を/纏う鉄蒼色の軸/宵の時間を世界の涯へ/進む列車があるのです。
地平の橙色が揺れ墜ちる。
墜ちる百億回目の繰り返しの狭間、僕は祖父の遺した部屋の隅でアップライトのピアノの ...
海だ
群青の腕で絡めとられた僕の右足は
ゆっくりと沈む
息はもう随分前からできなくなっていた気がする
でも、
このしばらく使わなくなっている口からは相変 ...
ガタンゴトン ガタンゴトン
少し湿った 夜の闇を身にまとい
姿を隠した列車が
一等星の星屑で出来た
青い銀のレールの上を走ってく
窓から外をのぞくと
夜露がきらきら輝いている
うすい ...
時々歩いてきた道を振り返って
何か落としてはいないか
何かを忘れてはいないか
確認するけれど
そこで思い出せたものは
忘れ物なんかじゃない
手にさげてたカバンの中
奥深くに入ってたも ...
地図を持って出かけよう
行ったことない街へ出かけよう
僕は知らないけれど
地図には載ってる街へ行こう
地図を眺めて知ったつもりになるよか
自分の足で歩いてみよう
そしたらこの手の中の小 ...
いつか、
絶対に来ない
来ることのないいつかへ向けて
わたしはリンゴを収穫する
重たい実をぷっつとハサミで
ずっしりとしたひんやりが手に
枝はお辞儀をして
チャオ
それ ...
今日のデートの話題は 『宗教と法と税金』
話を聞いている僕は楽しいけれど
うなづいているだけの僕に飽きてないのかな
あまりにも無知らしい僕に 母親は「新聞を読め」と言い
兄は「ニュ ...
いったい
何ページ目で
キミは現われて
何ページの何行目で
いなくなるのかな
何ページも
何ページも
キミを綴るのかな
まぁそれが
理想なんだけどな
ぼくのノ ...
死に際の無様さを焼き付けた思考
業火に狂い、踊り
痛みの感じぬ体を切り刻む
吸い尽くされた活き血は
妄想をも蝕み滅びゆく眼球
死にたいと願う誠の矛先に
愚かさと醜さと汚らわしさを
熱 ...
クジラは人間の
小便が好きだった
防波堤の影に隠れて
小便をする人間を見つけては
そおっと近づいて
その慎ましやかな水の流れを
うっとりと眺めた
もしあそこに
小さな虹が架かったら ...
長い髪がその頬を撫でれば
僕も負けじと指でその頬を撫でる
その指をあなたの細い首に巻き付けて
ゆっくりと締め付ける
偽りではないならば
微笑んでみせて
そして両手で持った刃物を ...
ふたり向き合って立ちつくした
夕立の中
ごめんね
サヨナラをいうのが
遅かったね
キミはハンドバックから
夏の名残りのキャンディーを取り出す
なかなか紙が剥がれない
そう言って ...
今日もお月さまが昇って
あたりまえの毎日
ありふれた毎日
息を吸って
そして吐く
それが
生きてるってことなら
私も生きてる。
窓辺に置いていた
ベゴニアの鉢から
ベゴニアが生えてきたので
窓の外へ投げ捨てた
こうあって欲しいと望んだことが
そうなってしまった悲しみ
小さな風がカーテンを揺らす
窓辺が少し ...
あんたのために
時間をさくことが
めっちゃ贅沢に感じるんや
だってな
たった三十分さくだけで
一週間分の幸せを
あんたはくれるんやから
湯気が
飛行していた
カーテンを閉めたら
夏がくるので
放っといた
そこから
出て行った
遠くの海で
波が
砕けているのは知ってる
花柄の
シャーベットに蕩けて
...
うめぼしのソファーに座って
染み付いたズボンを僕ひとりだけで舐めた
醒めながら 醒めないよう
従順なイルカの飛沫の上で
一緒に眠ろうって誘い込んだけど 君は黙ったまま
いっそのこと抱 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
_
山桃
短歌
1*
07/8/21 3:59
温度
kei99
自由詩
0
07/8/21 2:18
赤光
石田 圭太
自由詩
29
07/8/21 1:49
パントマイム
青井 茜
自由詩
4*
07/8/21 1:42
DIVA
小川 葉
自由詩
2*
07/8/21 1:27
夏、夕時七まぐれ
哀詩
自由詩
0
07/8/21 1:07
罵声
吉岡ペペロ
自由詩
1
07/8/21 0:49
許さない
悠詩
自由詩
1*
07/8/21 0:39
光速の美夏
AB(なかほ...
自由詩
6
07/8/21 0:36
あか看取り
秋也
自由詩
0
07/8/21 0:31
■■■ 春雨ノ君 ■■■
じゃんじゃっ...
自由詩
1*
07/8/20 23:01
花になれなかった種たち
ぽえむ君
自由詩
2*
07/8/20 22:59
同じ星にいるだけで
蒼穹
自由詩
10*
07/8/20 22:30
bird。
クスリ。
自由詩
3
07/8/20 22:21
タラッサ
ふく
自由詩
5
07/8/20 22:00
夜行列車
明楽
自由詩
2
07/8/20 21:57
忘れ物
〃
自由詩
2*
07/8/20 21:57
地図
〃
自由詩
0*
07/8/20 21:56
いつか
ふるる
自由詩
8*
07/8/20 21:56
無言の間
北大路京介
自由詩
6*
07/8/20 21:21
僕のノート
ユーヘッセ
自由詩
2
07/8/20 20:57
回路
見崎 光
自由詩
2*
07/8/20 20:52
クジラの小便
Tsu-Yo
自由詩
17*
07/8/20 20:38
くちづけを…
太陽の獣
自由詩
0
07/8/20 20:29
夕立ちのなかで
風音
自由詩
2*
07/8/20 20:12
月が昇る
〃
携帯写真+...
1*
07/8/20 19:57
ベゴニアの鉢
Tsu-Yo
自由詩
4*
07/8/20 19:38
休憩の合間に電話をかけるあたしの心境
愛心
自由詩
3*
07/8/20 19:35
おうとつのあるブロック
貝だったらど...
自由詩
1
07/8/20 19:31
酸っぱさ投げ込んで
ねこ歩き
自由詩
4*
07/8/20 19:20
5378
5379
5380
5381
5382
5383
5384
5385
5386
5387
5388
5389
5390
5391
5392
5393
5394
5395
5396
5397
5398
5399
5400
5401
5402
5403
5404
5405
5406
5407
5408
5409
5410
5411
5412
5413
5414
5415
5416
5417
5418
加筆訂正:
許さない
/
悠詩
[07/8/21 1:12]
「定義づけた」を「定義させた」と致しました。
誤報+光彩+波止場
/
一般詩人-
[07/8/20 22:46]
と、思ったのだけれど、ポイントをいただいた手前やはり未詩パック詰めに戻します
誤報+光彩+波止場
/
一般詩人-
[07/8/20 22:41]
分類を自由詩に変更し、掲題作以外を削除
タラッサ
/
ふく
[07/8/20 22:01]
まだこれからも改変予定あり。
6.75sec.