窓辺にそっと思うは過去の日々
風に靡くレースカーテンに
ひらひら揺らめく影のコントラルト
この四角い世界の外側へ行ってみたくて
思いをあの大樹に馳せては瞼を閉じる
知らぬ街へ駆け出す脚は ...
テレビの中のひとが
環境問題について話していました
テレビの外のひとは
そんなものだろうとみていました
テレビの中と外の境目に
三つの色がありました
太陽と植物と空の色でした
ひとの色で ...
高層建築物の根元に椿が凍結している
定義されてしまった人間
表面は奪われてゆく
相互関係は失われるままに断片化されてゆく
体温のある調度はあるいはパック詰めされた精神
光沢のある闇が ...
たまに
思い出す
ふと
きみのゆびさきの
深爪のやさしさ
買い物帰りの
坂道や線路沿い
二番目の
小さな交差点
そんな場所に
沸き立つ
やさしさ
ひらがなを
好むきみ ...
みんなおんなじ
そのへんにあふれる ぎじきゅびずむ
へいめんなせかい
ありきたりなものよ
うすっぺらなでんしのなかを
はだかひとつでさまよって
わたしはここよとさけびながら
だれかが ...
夜の咎落ちて電子の月、
自意識過剰くゆるよ。
只々妄想の中の姫に口付けを。
「アイシテイルノデス」
姫は歌いました。
夏は終わっているのに僕はまだ熱に浮かされている。
(この世 ...
闇
から病んで臥せっていたはずの姉さんが這い出てきた
北の海はすっごく寒かったんだから
カラカラと寂しい音が喉からして
手で青を掴んできたわあんた青が好きだったでしょう
ショウの途中で姉さん ...
故郷へ訪れようと想像すると
胸の中の世界の海底に沈み込む
思い出したくない傷付きたくない
忘却したいという
自己防衛機能が働いるのかもしれない
此処へ移り住んだ時には
希望と夢でいっぱいだ ...
かなしかった
あれはヘヴンリーブルー
それがみんな
雑草と一緒に除草剤を撒かれて
枯れさせられてしまった
あれは
実家の入り口に夏
何百と咲いていた青空
そのこぼれおちた子孫た ...
会話なし ずうっと見てる窓の外 地下鉄なのに 地下鉄なのに
{引用=
とこなえ
水、すま し、
みす、
に散
らる、―
きみたえ
そう(ぜつ ...
幼稚園児だった頃に
頭を冷やして来いと言われて
アパートから追い出された
夜の螺旋階段
切れそうもない重い光の蛍光灯
ガンプラがあったら何も怖くはなかった
アディオス
苦労自慢に ...
一口舐めては
チュッパチャップスを交換して
また舐めては交換する
終わらないチュッパチャップス味の間接キス
交わされないキス
解けて行くチュッパチャップス
小さくなって
内出血の赤黒い斑紋の雲が月を
夜空の剥がれかけた爪にする
夏の海、と
あなたが決めつけたとき
波は季節を、海は名前を失い
水はただ塩辛く
傷だけが夜空にあるなら嫌いだ
黒 ...
・・
「プロローグ・夏」
風が吹く渚できみと見たものは プロローグ「夏」シャインドリーム
楽園と示す標は傾いて君へとむかう(アイタイキモチ)
駆け抜けろ渚通りは ...
こんな夜のなか
泣いてるひとがきっといる
わたしみたいに
薄い青風と坂とアラームと
始まりは 皮肉な光と 脱力感
踏み切りが私を呼んだ白昼夢
時間には逆らえないねと十六時
夕焼けは君が言うほど赤くない
食事なら色彩欠如の晩餐会
...
命が輝きすぎて
あまりにも掌が汚いものに感じる
呼吸は
もっと尊かったはずだ
波の音に耳を潜め
ふたり
貝殻の奥に
響く
声を
懐かしみ
涙ぐむ
さよなら
波の花
消えゆく白
さら さら さらり
手を ...
ただ、塗り潰したら、
真っ黒になるから
僕は世界を彩る。
ただ、形を創ったら、
詰まらないから
僕は世界に求める。
光り輝く金、とか、
鈍く光る銀、とか、
清々しい蒼、とか、
...
車椅子に座る
小さいお婆ちゃんを
前から抱きかかえる
少し曲がった
「 人 」という字そのものに
なれた気がする
ごめんなさい、ごめんなさい
と繰り返すので
な ...
欠落していく魂の中で
必死に描く記憶と
不安定な陽射し
歪む蜃気楼
細めた瞳の先で
薄く細い奇跡の糸を手繰り
編み込んでいく明日
儚い音色は
ステンドグラスを彩る様に
優しく ...
「別れませう」とペリカンは言った
「別れてほしいの」
ペリカンは左を向き、片目で私を凝視する
潤んだ黒目が、一瞬灰色に濁る
写真を撮ったのだ
下のくちばしの袋が震へる
袋の中は、たっぷりの ...
ただあるいて行け
ゆっくりと
ていねいに
一歩あるけば一歩進む
そうして世界は動きはじめる
私を好きに
なる人がいる
私を嫌う人が
いる
私を憎む人がいる
私を喜ぶ人がいる
来るものは拒まず
去るものは追わず
自分を見失わないで
皆を信じて
全ては良い方向へ向かう ...
小さな小さなつぼみがついたよ
もうすぐひらく海の花だよ
閉じてたつぼみがやっと開くよ
夜露に濡れたひみつの花だよ
小さな花が沢山咲いたよ
群れて咲いてる小さなかけらよ
春に咲い ...
いたずらして
怒られちやった
ちゃんと反省してるから
ごめんなさい
だから怒らないで
やさしく撫でてね
頭のずっとてっぺんから
かなたまでつつみこむようにはられた
透明なフィルムの外側を
音もなく星々がすべりおちてゆく
そのすきまに
かすかな灯りがひとつ
はらばいになって停泊している
砂浜 ...
生きるのに、覚悟なんて要らないわ。
ただ、真赤な口紅が一本あれば、それで充分。
手のなかに
ことばを握ることがあったね
あるはずもない質量に
身を任せてしまうことが
あったよね
どんなこころ模様にも
ときは流れてゆくものだから
いつか
わた ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
まだ見ぬ街へ
AKiHiC...
自由詩
2
07/7/19 5:26
色
小川 葉
自由詩
3
07/7/19 3:00
夏が来るとき
一般詩人-
自由詩
4*
07/7/19 2:17
かなしみをもたない
夕凪ここあ
自由詩
12
07/7/19 1:35
あつみのないいきもの
Itha
自由詩
0
07/7/19 1:03
うそもの
R
自由詩
0
07/7/19 0:44
0→1
ふるる
自由詩
19*
07/7/19 0:34
故郷
円谷一
未詩・独白
2*
07/7/19 0:18
ヘヴンリーブルー
蒼木りん
自由詩
3
07/7/18 23:56
あんあんだーぐらうんど
北大路京介
短歌
10*
07/7/18 23:54
_
___
未詩・独白
0
07/7/18 23:53
アディオス、ストレンジャー
虹村 凌
自由詩
2*
07/7/18 23:39
チュッパチャップス
〃
自由詩
1*
07/7/18 23:27
夏の月、海に剥がれて
たりぽん(大...
自由詩
9*
07/7/18 23:24
■共同作品■楽園で抱いた星の名は・
Rin K
短歌
21*
07/7/18 23:04
こんなお月さまの下
風音
携帯写真+...
8*
07/7/18 22:57
夜に綴る壱日
ミコ
俳句
7
07/7/18 22:50
始まり
ゆるこ
携帯写真+...
8*
07/7/18 22:35
波の花
アラモード
自由詩
4
07/7/18 22:09
お絵かきコンクール
ブロッコリー...
自由詩
4*
07/7/18 22:03
「 人 」
服部 剛
自由詩
18*
07/7/18 21:50
余命1ヶ月の花嫁
見崎 光
自由詩
2*
07/7/18 21:31
「別れませう」とペリカンは言った
三州生桑
自由詩
11
07/7/18 21:10
_
夢頭制作委員...
自由詩
0
07/7/18 21:03
私
ペポパンプ
自由詩
7*
07/7/18 21:01
庭薺
Itha
自由詩
1*
07/7/18 20:56
ごめんなさい
OLGA
携帯写真+...
2*
07/7/18 20:26
僕たちは生まれながらに死んでゆく
ワタナベ
自由詩
8+
07/7/18 20:24
教義
三条
自由詩
1
07/7/18 19:43
重みを確かめては来なかった
千波 一也
自由詩
14*
07/7/18 19:29
5388
5389
5390
5391
5392
5393
5394
5395
5396
5397
5398
5399
5400
5401
5402
5403
5404
5405
5406
5407
5408
5409
5410
5411
5412
5413
5414
5415
5416
5417
5418
5419
5420
5421
5422
5423
5424
5425
5426
5427
5428
加筆訂正:
半透明な休日
/
一般詩人-
[07/7/19 2:25]
過去作を縦書に
水のこと
/
一般詩人-
[07/7/19 2:24]
過去作を縦書に
ピカロ(水のこと・その2)
/
一般詩人-
[07/7/19 2:24]
過去作を縦書に
「 人 」
/
服部 剛
[07/7/19 1:26]
終連を書き直しました。
「 人 」
/
服部 剛
[07/7/18 23:14]
3連目を、書き加えました。
6.54sec.