車の走り去る音が水飛沫のように聞こえて心地良かった
誰かが車を閉める音が夏休みを彷彿とさせた
熱は下がったが医者から絶対安静と言われた
まだ咳と痰が出る
動くとすぐだ
こう暇であると天井をじ ...
電車に揺られながら窓の向う
つまらなそうな顔して見てる君よ
僕の声は聞こえないだろうけど
一つ伝えたいことがあるんだ
「そんなにも怯えなくていいんだよ」
毎日何かに追われてる ...
酔っ払い溜まり場から 瓶集めっちゃ売っ払い
ついた渾名が瓶坊っちゃ笑えん冗談じゃん
店先一人で商談じゃァ 口先一つで値上げ交渉やん
進駐軍将校にゃ「Want you」一つで言っちゅうよ
背 ...
赤い山の頂上は削られて
お菓子もアイスも
好きだけれども
ジュースを食べていたい
燦々と照る陰の地下水のように
しみ出してくる
地面の地層をかじり当てたい
口 ...
今の屠殺場は、とてもオートマチックにできている
クレーンとベルトコンベアがチャッチャッチャッで豚も牛もバラバラさ
でも鶏だけは違うんだ
立派な「とさか」を持つヤツなんかは芸術品だから ...
無数の天の雫に
虚空と紫陽花の色
鮮やかに塗る薄い陽の
梅雨の朝の肌寒さ
アパルトメントから
連なる園児の傘に
重ねる天使の両翼と
丸・円、エデンの井戸に
...
その日の空は
限りなく紫なオーラを帯ていて
隣の青山さんが
酷く赤っぽく見えていた
学校では
校長がメッシュを入れていて
それが限りなく絵の具っぽくて
生徒全員含み笑い ...
水を描こうとすると
モチーフがうまくつかめない
ただただ手を濡らすだけで
画用紙は白いままだった
だから僕は画用紙を水に浸して
水を描いた
コップの中の水の
揺らめき
覗いてみたら ...
体の傷は癒えても、心の傷は癒えそうにない。
デッキに出る。潮風を浴びる。手を広げると微かな浮遊感を感じる。船団を組み、真っ白な帆を張り、未だ見ぬ神秘を目指し錨を揚げたのはいつの時代だったか。 ...
深い海を
描いてみて
七色の魚を
泳がせる
ゆっくり
ゆっくり
沈んで
でたらめを
好きなように
歌いながら
そっと
目を閉じて
揺らいでる思考
掬い上げて
笑いかけ ...
試しにね
目を瞑ってみたの
取り乱したり
泣き喚いたりは
絶対にしたくなかったから
あの人の言う事
ちっとも意味が分からなかったけれど
全部が言い訳に聞こえた ...
君の家に行ってみれば君は食事中で
スパゲッティのソースが唇につきっぱなしで
一瞬だけ僕の顔を見て笑った
ソファの両端に座って「サムライフィクション」を見た
「天国から来た男達」は見られなか ...
あなたが
自分を必要としていると
思い込んでいて
勝手に
色々無理をしたりしました
勝手に
疲れたり
勝手に
悲しんだりもしました
だけど
...
夏の
夜が
激しさを増し
ぼくは
水が欲しかった
とても
海水浴
波に
持ち上げられて
足がもうつかない場所へ
つま先に虚無が触れ
頭上には
目を閉じても赤い
太陽
...
すごい良い詩になりそうなネタがあるけど
オンナノコウケしそうなので
公開せずに デート用に取っておこうか
それとも 投稿して 女性読者からの私信を待つべきか
ひやり冷たい春の朝
小鳥はもっと早起きよ
隣りの子に目覚めのキスを
洗いましょう 眠い顔を冷えた夜露で
梳かしましょう 透ける髪を小さな櫛で
すっかり気分も覚めたでしょ?
からさわぎす ...
これまで
たくさんの人と出会ってきた
ただぶつかっただけの人もいたし
ふり返るだけの人もいた
目線を合わせただけの人も
いい出会い 悪い出会い
たくさんあったろう
だけど私 ...
これから向かう家庭教師先の
国語のテキストを
電車の中で読んでいた
その内容はあまりにも悲しかった
戦争で両親を失い
家もなく食べるものも満足いかない
それでも生きようとする
子 ...
左手のダイヤの裏に隠された本当の意味知らぬ幸せ
寝言では私の名前が出ないよう
呼び名はいつも愛犬『ナナ』で
「ねぇ今日は記念日でしょ」と花束を
...
「序詞」
ゆりかごの中で
小さな戦があった
理不尽な理由とプラントが
長い海岸線を覆いつくした
けたたましくサイレンが鳴り響き
その海から人は
眠りにつくだろう
...
小雨降る夜中に佇む自動販売機
主がくるのをひっそりと待っている
暗闇が包み隠そうとすればするほど
燃え盛る 胸の残り火
歩きだしたら振り向くな
自分に言い聞かす
...
すれちがいたち
ひびきたち
ある日ふたたび
はじまるものたち
雨のなかの火
海辺の火
生きものに囲まれ
朝の霧を燃す
髪の毛から見える
耳の応え
ひらい ...
私たちが校舎で出会うのは
おばけなんかじゃない
それは
だれかの通り過ぎていったあと
だれかの
いちばん子供だったときの
いちばん光に満ちた
いちばん軽やかな
いちばん無防備な歩み
...
サイレンに近づいてはならぬ
そは破滅をもたらすもの
そは災禍をもたらすもの
蒼き焔の説法
歌声がいかに甘美であろうと
美しき星が時を奪うように
その先には屈折した現実が
口をあけ ...
さ よ な ら
ロウセキでアルファルトに書いた
さ よ な ら
声に出して読んでみると
更に文字はアスファルトの上で白く浮き上がった
さ よ な ら
道行く人が小さく読 ...
月の海は命を抱え 日に日にその領域を拡げていった
ゆっくりと しかし 確実に
生まれてからずっと体内に飼っていたのに
拡張をし始めた途端 わたしの身の内に不安と安堵が交互に訪れる
わた ...
誰もいない体育館でシュートを決める
飽きる事はないだろう
バスケットゴールを見れば今でも疼くのだから
広い無音の空間はその音を生むためのもの
広い無機質な空間はその軌道を妨げないための ...
庭土が連日の梅雨で 満足げに
雑草まで育てている
庭木も梅雨の晴れ間で 満足げに
みどりの息を弾ませている
そして 生垣の隙間には
...
寝床に入っていったから
ライトを消して
暗くしたのに
また起きてきたの?
でも眠そうだね
兄弟達が助けを呼んでいる
僕は駆け出す
金持ちのようなダンスを踊る
止めて欲しい
この街でいつも孤独なアゲハチョウは風を浴びて天使を待つ僕の懐にいつも突然に
飛び込んでくるような錯覚 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
病床で
円谷一
自由詩
6*
07/7/18 4:04
飛行機雲
雨宮優希
自由詩
4*
07/7/18 3:02
Be-坊に捧ぐ歌
影山影司
自由詩
1
07/7/18 2:59
泣きながら西瓜を食べる少女
ヨルノテガム
自由詩
3*
07/7/18 2:30
ビューティフルオブデス
花山草太郎
未詩・独白
1
07/7/18 2:16
未完:天使の朝
六崎杏介
自由詩
6
07/7/18 1:51
午前四時の大台に
ゆるこ
自由詩
9*
07/7/18 1:39
偏光
THANDE...
自由詩
12*
07/7/18 1:04
今夜月明かりに虹を見る
rabbit...
散文(批評...
3*
07/7/18 0:58
夢の話
葉流音
自由詩
6
07/7/18 0:39
仲直り
yoshi
自由詩
2
07/7/18 0:24
ロイド、肺まで吸い込む
虹村 凌
自由詩
1*
07/7/18 0:19
独り上手
yoshi
自由詩
3
07/7/18 0:16
夏
ふるる
自由詩
12*
07/7/17 23:58
ある男性詩人の悩み
北大路京介
未詩・独白
9*
07/7/17 23:42
小妖精と春のある風景
Itha
自由詩
0*
07/7/17 23:32
永遠の誓い
麻生ゆり
自由詩
6+*
07/7/17 23:18
それでも生きている
ぽえむ君
自由詩
10*
07/7/17 23:07
adultery
十六夜
短歌
5
07/7/17 22:47
詩群「その海から」(01〜10)
たもつ
自由詩
31*
07/7/17 22:43
残り火
山崎 風雅
自由詩
2
07/7/17 22:37
みどり よびこ Ⅱ
木立 悟
自由詩
8
07/7/17 22:31
おばけなんかじゃない
美砂
自由詩
6*
07/7/17 22:26
サイレン
悠詩
自由詩
7*
07/7/17 22:21
さ よ な ら
松本 涼
自由詩
6
07/7/17 22:12
月の海
橘 睡樹
自由詩
3*
07/7/17 22:09
作曲:シューター
太陽の獣
自由詩
0
07/7/17 21:42
ひととき
信天翁
自由詩
9
07/7/17 21:33
あら?
weed &...
携帯写真+...
3*
07/7/17 21:30
僕は目を覚ます時にリズムをライムに乗せる日の龍だ
那津
自由詩
6*
07/7/17 21:22
5390
5391
5392
5393
5394
5395
5396
5397
5398
5399
5400
5401
5402
5403
5404
5405
5406
5407
5408
5409
5410
5411
5412
5413
5414
5415
5416
5417
5418
5419
5420
5421
5422
5423
5424
5425
5426
5427
5428
5429
5430
9.39sec.