木々の葉も色付きはじめ
日が落ちるのも早くなり
少し肌寒くなったのを感じ
またこの季節がきたんだな、としみじみ感じた

あの頃の私はまだいろんなことが下手くそで
すべてに手一杯といった感じ ...
はじめの一歩を踏み出すためには
その一歩を踏み出すための一歩が必要で

私にはそれに当たるものがないことに 気づいてしまったんだ
そんなときに 秋風が背中を冷たく押したりするものだから
私は ...
レモン油にうたれ
泳ぎぬける頬白鮫
少年とケンカした後のように
胸の痛みを背で弾く

時には表情をくずせばいい
恥ずかしい格好で
私が下から足でこづいてあげる

知らない 
    ...
世界には自分とおんなじ顔の人が三人いるらしい
こいつらはおんなじ顔だから見つけやすいのだが
世界に放たれた俺の分身達は顔が違うぶん見つけにくい
遺伝子がおんなじのクローンであるはずの分身達は
...
「今四条通りに居るし出てきいひん?昨日の喧嘩は白紙に戻して」


「なら広隆寺で泣き仏像でも拝む?」「今どこにいる?」「外語大前」


バスよりも歩きが似合うこの気持ち 天神川を静かに下れ ...
原谷は 蒼い桜も咲くのかな


来年の春 探しませんか?
此処から視える世界は

何て判りづらいのだろう

街も、空も、君の笑顔も

総て朧げで、悲しい

やっぱり僕は

魚の気持にはなれないや


さぁ、早く出ようか

...
黒鴉
濡れ羽艶めく
雨上がり

冷たき雫も
光にかえて
茅ヶ崎の海を憶えていない
浜見平保育園も
それから後の二宮の
梅花保育園のことも
みんな憶えていない

母にきけばあの頃
ひとりで保育園をぬけ出し
街中をさまよっていた
こともあった ...
彫刻を愛でれば
白い大理石がとろけそうだ

柔らかな肉のひとつひとつ
今にも流れるように動き出しそうで
私は思わず息を止める

布地の擦れる音がする
静かな瞬きが繰り広げられ
その度 ...
帰り道、隣で揺れる長い髪、直視できない君の横顔

何気なく体育の時間に髪の毛を、束ねた君にときめいている

癖毛なの、拗ねる君が愛しくて、天然パーマに今日もドキドキ

いつもより、少しオシ ...
久しぶりだね。
君とこんなメールをするのは。

覚えててくれたんだ。
僕の誕生日。

そうそう、一緒に指輪買いに行く約束してたんだっけ…

懐かしいなぁ。。。

でももう、さすがに ...
浮き沈み

笑って泣いて


一人芝居に明け暮れて
忘れてみたり
浸ってみたり


行き交う靴の音に
追いかけっこの背中
諦めかけて
見つめ直して
終わりのない波動

...
恋をしてしまった

あぁ 恋だ  これが恋なのだ

恋をしてしまった
ドキドキしてる

恋をしてしまった
えらいこっちゃ
僕には妻もいるというのに

恋をしてしまった
君じゃな ...
ただ、ひとつの線

そのさきの

きわみ

静けさ

甘みを増してくる
過剰なざわめきに
鈍い、だが長い
痛みに
蓄積されたのち
放たれる
腐臭に

耐えつづけるこ ...
ゆれている 赤いパンパン 股の下 世界はまわる うつろな音で




いつ見ても スカートの奥 一次元 をんなは子宮と泣いている
僕は
10年経っても
街を歩いていても
食事をしていても
トイレにいても
仕事をしていても

掲示板がアスファルトに落とす影や
秋の混じった夏の風や
トイレットペーパーやノートの端や ...
むせかえる香りに

あの日を思い出す

歪んだ視界には

何も映らず

唯々、君の香りだけが

鼻孔へと届き

この場所を潰す様に

俺を侵食して行った。



夕闇に沈んで

朝日に浮かんで

雨雲 ...
私は電気椅子に座って
頭をケーブルで繋がれ
闇の世界を支配している
一つの生贄は
民衆の意思によって
何時でも処刑する事ができる

暗闇の中
力なく項垂れた女の
十メートル後ろをつい ...
ああ・・・・そうか。

きっと今は

『戻る為の訓練。』

ああ・・・・そうか。

一つ一つの出来事は

『困らぬ為の積み重ね。』

ああ・・・・そうか。

積み上げし物は ...
ココデスヨ
ココニイマスヨ

無言で頷きあう 魄がある            / たましい
移ろう時代を見守る 眼差しがある

生を全うすることで
死に抱かれるその日を境に
行き交う時 ...
きみの
笑顔の理由を
そっと教えてくれないか

ぼくらはそれを
上手に広げてゆける
知らないうちに
新しくする


ささいな物を
拾い集めてゆくことが
ぼくらを作り
...
冷たい雨のあがる日を
釣り人のように
じいっと待っている
暮れ続ける日々のなか
片足でリズムを取りながら
秋雨が途切れた瞬間
ここぞとばかり
洗濯機へ
汚れ物を放り込む
後はまた
...
屋上では映画がひっきりなしに流れている
でも誰もいない
わたしひとりしかいない

屋上から見る景色の半分は空で
誰かが火をつけたみたいに
スクリーンは赤く燃え上がる

こつ ...
ずっと
雲に話したいことが

あるの

でも雲は
なにも話さないの

聞いてくれてるのかな
わたしは怠け者であるゆえに 
連休前に風邪をひき 
おまけの休みの時間のなかで 
らんぷ一つの寝台によこたわり 
両手に持った本を開いて 
在りし日の 
詩人の哀しみを読む 


  ...
彼女の瞼は、ある種の確認に満ちた、
10000本のクラリネット。
消えゆくランプの影を踏み、
ゆるやかにダンスすることを好む。

降りてきなさい、光よ、降りてきなさい。

痙攣する、
...
君はどこかへむかい
歩き  走り
僕の知らないどこかへと
たどりつく

その途中少し疲れたなら
僕のいるここに
立ち寄ってくれないか
向かいのいすにすわって

ここまでやってきた理 ...
長生きして100年
天寿を松任して80年

ここまでは恵まれた人の運命

介護疲れで72年
病気が悪化して64年
家庭内暴力で56年
夫婦喧嘩で48年
交通事故で40年 ...
あのとき
きみと見た
あおぞらは
不安でいっぱいのぼくを

新しい
明るい気持ちにして

まほうをかけてくれました

今ひとりで見る
そらは
あの時とおんなじように
きれいで

ぼくの瞳を
そら色に ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
秋が来る優羽自由詩2*07/10/5 0:42
一歩の前の一歩楠木理沙自由詩207/10/5 0:31
海の少女 Here she comes木葉 揺自由詩6*07/10/4 23:50
ドッペる木屋 亞万自由詩0*07/10/4 23:49
京で休日町田アキラ短歌2*07/10/4 23:16
平安ブルー 12北大路京介短歌4*07/10/4 23:13
in the watermanabe...自由詩3*07/10/4 22:49
『黒鴉』しろいぬ短歌307/10/4 22:40
迷子(幼年篇)岡部淳太郎自由詩9*07/10/4 22:31
水滴。皆川朱鷺自由詩3*07/10/4 22:31
君の髪神音短歌407/10/4 22:30
誕生日プレゼントamor自由詩007/10/4 22:29
桃色蛍光ペン見崎 光未詩・独白307/10/4 22:27
恋をしてしまった北大路京介未詩・独白6*07/10/4 22:17
だた、ひとつの線美砂自由詩3*07/10/4 22:07
娼婦くあせ@ふじ...短歌007/10/4 21:51
かけら野狐禅自由詩107/10/4 21:39
君とのもう一度。ala自由詩107/10/4 21:11
統制狩心自由詩4*07/10/4 20:57
無題梓ゆい自由詩107/10/4 20:55
 魄の被写体九鬼ゑ女自由詩007/10/4 19:33
小粒な実千波 一也自由詩6*07/10/4 18:20
秋空Tsu-Yo自由詩407/10/4 18:19
屋上映画ゆうと自由詩2*07/10/4 18:12
でも雲は風音携帯写真+...4*07/10/4 17:22
風の顔 服部 剛自由詩707/10/4 17:15
Noteんなこたーな...自由詩207/10/4 16:35
夕日こころゆくま...自由詩4*07/10/4 16:30
人生八十年1486 1...自由詩3*07/10/4 16:10
そらのうた和森朱希携帯写真+...507/10/4 16:01

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