もしも時を戻す術があるのなら
きっと僕はきみに会いに行く
あの日のように笑うきみに
何もかも変わっていくこの世界
きみはあの日のまま
僕は目覚める毎日のように
きみは永遠の夢の中
...
のんだぶんだけ
はきながら たがいの
さまつな ちがいを
ののしりあった おれたちの
ふれんどしっぷ に
グランドの端で滲んだ石灰にあの日の雲の面影を見る
新学期水が抜かれたプールにもやがて積もるか木の葉と思い出
鐘が鳴る吸い込まれていく先はどこ一人で帰る放課後の道
...
空が生クリームをあわだてたようだから
もうすぐ雨がおちてくるころ
ぼくの足もとは
草原の小径にかわり
土のにおいが 近づいてきた
傘をひらくと傘のなかに
しずかな足音がひびいた
...
へやがかたづかない
べつにかたづかなくてもいいんだけど
スイミングスクールも学校も一緒だったから
五年以上はいもうとの水着姿を見てきたわけだ
ところが全く思い起こせない
浮かんで来な ...
その日の晩、女は禊の真似事をしに
旧い銭湯へ向かいました。
目的は不安を拭うことにありましたが、
それは体裁上の話で、本当のところは
出来もしない覚悟を決めに銭湯へ赴いたのでした。
...
ほら
泣いてたんじゃ
なにも
始まらない
目の前にある
困難っていう壁は
そうだよ
自分自身で
高く高くしていたんだ
ねぇ
笑ってみせて
この先に
何があるの ...
いったい この世界は
どうなっているのだろう
この世界は どこへ向かっているのだろう
いまだ 戦火やまず
気候変動は どうなって
そして地震の襲来におびえて
確固とした 己の心も定 ...
気づかないうちに僕は透明になっている
形がぐにゃりと歪んで気づいたら誰かの心配そうな顔を見る
そんな毎日
いつからかあやふやになってきた
僕は本当にこの場所にたっているのか
ここでこうして君 ...
波に飲み込まれそうになる。
けれど。
イヤホンから聞こえる唄に。
引き止められる。
波は、静かに続く。
唄は、確かに響く。
その間で、目を閉じた。
懐かしい笛の音
ぜんまい廻る音
かたかた兵隊
整列前進
踊り子の女の子
足取り軽く
くるぅりくるくる
真っ赤なスカート翻し
おりの中で獣等
静かに騒めき
ストライプの玉が
...
虹が出たら
虹の付け根が見たくて
みんなで虹の端目指して
駆け出した
でも近づくと虹は
近づいた分だけ遠くなる
それでも走っていくけれど
行けば行くほど 遠くなる
それを繰り返して ...
きゅっ きゅっ きゅっ きゅっ
涙腺きゅっきゅっと締め付けて
涙がほろーりほろほろこぼれてく
一口食べたらきゅっ
二口食べたらきゅっきゅっ
三口も食べたら そりゃ あなた
涙も出ますわ 催 ...
吐き出して
吐き出して
郵便局の薄暗がりが頬を撫でる
自動ドアをくぐると
体内時計から螺子が一本
逃げていく
逃げていく
減速度に身を任せ
力を抜いて深呼吸
過呼吸になりそう ...
きみには哲学がない
思想も理想もない
あるのは希望だけ
ボウルいっぱいのシリアルに
冷たいミルクを注いで
シルバーのスプーンで掬い上げる
きみの未来は
とても清潔でひんやりとして ...
チクタクと時計の針が刻む音音もないまま積もった想い
夢を見て泣いて目覚めた{ルビ朝=あした}は遠く気づいてしまう母も老いると
竹の葉に埋もれて眠る秋の午後「もういいかい?」のこだまは遠く
...
一晩経って
目が覚めたら
秋だった
もこもこと高く積み上げられていた入道雲は
とんぼがけをされたらしく
薄く平らくなっていたし
カキ氷のシロップみたいな色をしていた空は
いつも間にや ...
そう、確か約束したのは今日でした。あの日と同じ月は無くとも
まっくらな夜に逆らう星たちを握りしめよ、と右手をかざす
涼しさは不意撃ち気味に訪れて何も言わずに終わっていく夏
...
のどかな煙突のある
工場町
It is only a blue sky.
丘の上で
おにぎりを食べる
天使の天下り
綺麗な光線
くしゃみをする
少し寒い
停職処分を食らい
...
結局さぁ、と
そうやって要約するのが悪い癖で
大事なのはそこじゃないんだって
俺はいったいどこから物語っていて
いつから言葉が、物語るようになっていて
誰も知らない
この国のこの街のこ ...
懐かしい歌を聴いた
よみがえってくる
鮮やかな想い出
月日を重ねるごとに
毎日が見えなくなってくる
また想い出だけが鮮やかさを増した
重ねた日々の延長線上
僕らが描いた夢のあ ...
橋を渡ってきた
いくつもの
橋を渡っていくのだろう
これからも
その先に
永遠の故郷があればいい
心の居場所の
僕らは旅の途中
行方を探してる
道を探してる
到着のあてなどない
道を探してる
今なにがしたいのか
僕は意味のある時間を過ごしているか
探りながら探りながら
目 ...
キミのカケラを
てのひらで
ソッとなぞる
綺麗なモザイク
キラリと光る
酸欠になったアタシは
胸の奥にそれを貼りつけるのに忙しい
眩しい青が
夜だから
静かに 静かに
朽ちていくメロ ...
一瞬で
車に乗りながら
だんだん消えて大きくなるセミの音も
やんやんやんに見えた
やんやんやんを止まって見るのは難しく、色んな情報が入ってくるやんやんやんは
音か 光か ...
「あなたをあいしている。」
だなんて僕等気恥ずかしくって言えない年頃。
でもこの感情を伝えたくって伝えたくって、
儚い一抹の不安を胸に、
「君に恋してる。」
(目を見 ...
ぼくの 住む 土地で
自然に ひぐらしの 声を 聞いたのは
10年も むかしに なる
それは かぼそく いっぴきの 系譜が
つづいて 啼いて いたのだ けれど
...
水になろうとするように
魚が魚のかたちで泳いでいる
そんな潮溜まりでは
生きものの群れがまばゆいという
空を仰ぐひとは
吐息ほどの
祈りの水を浮力にかえようとする
浮いては沈む
...
ノット・シンガー・ヘル。
テレビの砂嵐って珍しいよね。
テレビなんて24時間やってる。
ノット・シンガー・ヘヴン。
目覚ましなら七時半に鳴っていたよ。
ミサイルなら昨日落ちたよ。
...
「お前にギターは似合わない」と言われて
何よりも好きな音楽を諦めたあの日
僕は脆く、傷付きやすく、そして自信を持ち合わせていなかった
「好きだ」と言われても本気で信じられず
知らずに人を傷 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
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日付
心はそこに置いてきた
度会沙生
自由詩
1
07/8/31 19:57
そろもん(乾杯の話)
みつべえ
自由詩
3
07/8/31 19:41
新学期
アイバ シュ...
短歌
4
07/8/31 19:08
雨
刑部憲暁
自由詩
4
07/8/31 19:06
ゆくなつのそねっと
猫八百
自由詩
1
07/8/31 18:05
風呂敷女
白寿
自由詩
4*
07/8/31 17:32
はじまり
葉流音
自由詩
2
07/8/31 16:47
憂慮 (いったい この世界は・・・)
アハウ
自由詩
2
07/8/31 16:45
ナルコレプシー
暗闇れもん
自由詩
2
07/8/31 16:43
間。
狠志
携帯写真+...
3
07/8/31 16:37
バランス芝居
明楽
自由詩
0
07/8/31 16:23
虹のかけら
〃
自由詩
3*
07/8/31 16:22
催涙バナナ
〃
自由詩
1*
07/8/31 16:21
ATM
悠詩
自由詩
2*
07/8/31 15:40
ダイエット
大覚アキラ
自由詩
1
07/8/31 15:32
時計と追いかけっこ
亜樹
短歌
3*
07/8/31 14:37
秋は一夜で
〃
自由詩
1
07/8/31 14:02
夏が終わる、と月は蝕む
たにがわR
短歌
6
07/8/31 13:34
人材育成
ペポパンプ
自由詩
4*
07/8/31 12:54
追想するバグのレポート
雨宮 之人
自由詩
1*
07/8/31 12:16
アルバム
和森朱希
自由詩
4
07/8/31 12:07
橋を渡って
風音
携帯写真+...
1*
07/8/31 11:57
旅の途中
和森朱希
自由詩
1
07/8/31 11:50
抜け殻
和泉 千秋
自由詩
1
07/8/31 11:34
やんやんやんは
稀
自由詩
2*
07/8/31 10:02
すき じゃなくって、
哀詩
自由詩
2
07/8/31 7:21
ひぐらし
モーヌ。
自由詩
14*
07/8/31 7:01
かたわらに魚のかなしみ
yo-yo
自由詩
14*
07/8/31 6:25
男は生きている。
菊池ナントカ
自由詩
2*
07/8/31 4:35
あの日の僕と今の僕
西平よしゆき
自由詩
0*
07/8/31 4:00
5303
5304
5305
5306
5307
5308
5309
5310
5311
5312
5313
5314
5315
5316
5317
5318
5319
5320
5321
5322
5323
5324
5325
5326
5327
5328
5329
5330
5331
5332
5333
5334
5335
5336
5337
5338
5339
5340
5341
5342
5343
加筆訂正:
足音
/
池中茉莉花
[07/8/31 9:43]
修正しました。
名もなき夏の島にて ★
/
atsuchan69
[07/8/31 8:42]
真下に拡がる穏やかな海原は→真下に拡がる海原は
6.15sec.