彼は待っている、
おおきな手と長い腕をひろげて、
彼は待っている。
彼はひとつの特権を持っている、
おおきな手と長い腕をひろげて、
彼は特権を行使する。
しかしその特権をどんなに行 ...
鏡像のフィールドに投げ込まれるボールは
一つではないマルチボール形式だからボールボーイたちに
厳しく言っておかねばならない明日から
ブラジルへの旅がはじまるのだから船便に
預けたまま忘れた荷物 ...
懐かしい曲が流れる
あなたがよくくちづさんでいた
T.H.というとあなたにはひらめく言葉
かなしいときは両腕を広げて
うれしいときは胸いっぱいに抱きとめて
雨宿りの午後に 傘もなく待つ軒 ...
久しぶりに人魚の歌が聞こえましたよ
ああ
ため息は深い泡の断続となってしまって
歌う人魚の口の中は真っ黒でしたよ
ええ
ふかふかと揺らめき上がるのです青い視線 ...
カーテンが
レールをすべる速度で
ひかりは生まれ
わたしの部屋に
朝をさしこむ
レースを通過した
木漏れ日から
光をひとつ選び
手に入れることなど
できない
あやふやな瞬間が
...
こう言っちゃなんだけど
冷めない愛なんてあるのかな?
そもそも愛=大切なもの
愛する=大切にする
陶酔なんて望んでも
そんなのは愛じゃない
大切なものを大切 ...
高度経済成長とバブルがいっぺんに押し寄せたような、
常軌を逸した好景気に見舞われた中国(上海/北京)は、今、未曾有の建築ラッシュだ。
北京オリンピックの開催と三年後の世界万博を控え、その勢いは未だ ...
オ のスベ を イジョ たい
レのスベ をハイ ョされ い
レ ス テ ハ ジ さ た
オレ スベテ ハ ジョ れたい
夏終わる紙幾枚か燃えながら
言葉を感じる
あの子は好きだと言った
好きって言葉に出してみる
とっても恥ずかしい
あの子が好きだと言う直前の気持ちを考える
きっと持ってる勇気をすべて振 ...
ねえ、キミもためしてみてよ
魔法のシガレット
小さいころに気どってくわえた
...
灰色の街に
俺たちの轍が
友情はぬるくて
裏切りのまえで
アルコールのはいった兄弟
ブランコのよこで
頬をうたれる
女の顔のてり返し
灰色の街に ...
月の瞳に
海が映るのか
海の鏡に
月が潤むのか
旅立ちはいつだって
こんな夜の、ブルー
マストを背にした
ひとつひとつの心に
青はなにを
語りかけるのだろう
...
この世にある唯一の「絶対」
{ルビ絶対=・・}に永遠というものは存在しない
その他のものは全て偽り 祈りに似た願望
暗愚な夢の果て 憐れなる末路
されど人の夢は尽きず
愚かなりヒトよ 哀 ...
水面に爪先から降りる人に
絵に描いたような翼は
?無い?
静かに波紋を拡げ
音も無く沈む背中を
?眺める?
ゆっくりと確実に
淡々と逃げるように
?価値も時間も?
背景は ...
世界に伸ばした付箋をつなわたりする。
((私、空洞、私、不安定、私、壊れかけた、
私、影、私、斜陽、私、地平線、私、沈む、
私、静か。私、泣いている、私、拭えずに、
私、濡れた服、 ...
高い声でしゃべる少女
それはあたしだったかな
それともあなただったっけ
いつつ数えて
唄いだしたらいいよ
そしたらわかるの
どうしてあの女の子が
並木くんに恋をしてるのか
...
明け闇に稲妻
白い栞のように
風は慌ててページをめくる
朝を探している
朝
井戸につるべは落とされて
鏡が割れるように
宝石が生まれるように
しぶきは上がる
あたたかい頬 ...
風が砂塵を巻き上げて
ラクダのお目目に砂入れた
ラクダの大きなお目目から
一滴涙が落ちてった
涙で潤んだ砂たちは
みんなそろって
夢を見た
大きな白い花咲かす
遠い未来の夢を見た
...
すぐにでも
手を離せるのにベランダの
手摺に祈るは
「わたしに意味を」
空を見て
目を閉じたあと見えたのは
月明りに透けた血潮
叶わない思いなら、
最初からなければ良かった。
誰にも何にも執着したくない。
水のように生きて、
風のように彷徨って、
森のように其処にいて、
炎のように消えてしまいたいって、
...
大体前からセックスするなりゃ犬派じゃなけりゃな、と考えていた。
記憶から滲み出た階段は死ねばいいとすら思った異性を思い出してヤバい。
いつまで隠れてなきゃならんのか。
もう出てもいい?
...
ふいに明るくなった?
街角で空を見上げると
ぼくの姿は小さい。
数段にかさなった雲がちぎれて
やがてあなたのところに届く
そうして同じ雨を降らすの
目に映りこんだ人の波を追い出したくて
必死で目をつぶってみるけど
ぶつかり合う肩の痛みに
思わずあな ...
髪と声をほどきひもとき
あなたから生まれ出るものを
得ることなく得ようとしている
羽と鱗が 同じもののようにまたたく
夕日と虹といかづちを
分けることができないまま
...
胸躍るにがさに紫倒れる傘さして
どこでもない道歩くとき
行く手をさえぎる風圧が
わたしの足元すくっていく
人の多さにすりぬけもせず
わたしのもとにとどまり続ける
葉の落ちる速 ...
なでしこの花が
空のなかを、めぐる
そして空は
{ルビ紅=べに}色になる
雲は赤に
魅せられて飲み込まれて
自分の色を忘れている
さっき見た少年は
少し蒼を吸い込んで
大人になっ ...
百日紅
こうず まさみ
激しい色ではない
長梅雨の間に
そうっと 音もなく 開いた花
枝先のピンク色が
爽やかな 風になびいている
バックコーラ ...
動かない
今の今まで動いていたのに
在る...
居るでなく在る
置いてある...
人が置いてある
その気配は既に物
者でなく物
ああ これが死で
いずれここにいる
全ての人に訪 ...
なにかが欠けていたのだろう
あなたに伝えること
いま
全裸を隠そうとしている
この月のように
僕があなたを
少しずつ愛していった
はずなのに
あなたは
不信で覆われていく ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
おおきな手と長い腕
佐々宝砂
自由詩
3*
07/9/2 5:45
Kick-off
〃
自由詩
1
07/9/2 5:37
記憶の旋律
いすず
自由詩
1
07/9/2 5:01
僕としてあるためだけの黒いうた
箱犬
自由詩
0
07/9/2 3:56
カーテン
小川 葉
自由詩
7
07/9/2 3:39
愛の歌
森川仁司
自由詩
0
07/9/2 3:23
青空正男(コロッケ大王) 論
ツ
散文(批評...
4+*
07/9/2 3:00
オ の べテ イ ョさ い
たけ いたけ
自由詩
2
07/9/2 1:21
燃焼
A-29
俳句
3*
07/9/2 0:36
感じ取る
ユウ
自由詩
2
07/9/2 0:21
思春期シガレット
渡 ひろこ
自由詩
6*
07/9/1 23:57
灰色の街に
吉岡ペペロ
自由詩
1
07/9/1 23:53
「フロンティア・ブルー」
Rin K
自由詩
29*
07/9/1 23:27
祈り
度会沙生
自由詩
1
07/9/1 23:27
目撃
酸素の枷
自由詩
2*
07/9/1 23:16
がんばれない
なつ
自由詩
0
07/9/1 23:03
表裏
ひめと
自由詩
1
07/9/1 22:52
彼女は一冊の詩集を抱えて
ふるる
自由詩
26*
07/9/1 22:50
砂漠の夢
亜樹
自由詩
6*
07/9/1 22:03
ベランダ
三条
短歌
3
07/9/1 21:51
果て。
有邑空玖
自由詩
0*
07/9/1 21:45
セックスするなりゃ犬派でなけりゃ。
菊池ナントカ
自由詩
2*
07/9/1 21:16
クローズ・アップ
吉岡孝次
自由詩
1
07/9/1 21:10
スター
ku-mi
自由詩
8*
07/9/1 21:01
夜めぐる夜 Ⅱ
木立 悟
自由詩
5
07/9/1 21:00
逃げ切れない
ふもと 鈴
未詩・独白
0
07/9/1 20:56
紅色ラプソディ
ゆうさく
自由詩
4*
07/9/1 20:24
百日紅
肥前の詩人
自由詩
0
07/9/1 20:20
死
度会沙生
自由詩
1
07/9/1 20:08
月蝕
乱太郎
自由詩
19*
07/9/1 17:57
5300
5301
5302
5303
5304
5305
5306
5307
5308
5309
5310
5311
5312
5313
5314
5315
5316
5317
5318
5319
5320
5321
5322
5323
5324
5325
5326
5327
5328
5329
5330
5331
5332
5333
5334
5335
5336
5337
5338
5339
5340
加筆訂正:
騒魂歌
/
しろう
[07/9/1 17:58]
ちこっと修正。
6.16sec.