枯れかけたコップの花に手を当ててげんきになれと口には出さずに
きみからのメールはいつも一行でだけど保護するそれしかないから
さいていだと百回唱えて酒を飲む外は子供の走る足音
使うあて ...
終わって尚また夜はくる
保身のための嘘が口をついて出て、
そして朝がやってきて、
裏と表が逆になる
貴方に近ずくためのための、貴方と終わらないための
...
薄い網戸の向こう
何かの割れる音がする
今日は朝から寂しいものが降っているから
話しかけるみたいに一日を生きたい
消えていくシャーペン工場で作られた最後の一本が
同じ価格で店頭に並ぶ ...
ひとりしか居ない器を器ごとひとり呑み干す冷えた指もて
呑みつづけ呑みつづけても酔えぬのはただ両目から流れ出るため
道を燃し壁を燃す手を振りほどき歩む ...
今は何もきかない
それはあなたを想ってだとか、
そういう風にいえれば格好良いのだけれど
あたしまだそんな小粋な女を演じられる程経験もない
ただ今きけばあたしが崩れそうで、こわい。
...
忘れないで
涙を忘れないで
一晩寝て起きて
涙を薄めないで
来年の今日
もっと強くあるために。
失恋を、しました。
4月からずっと気になっていたあのひと、
2月に結婚するらしい。
失恋を、しました。
飲み会ではいつも彼女はいないって言ってたのに
1年以上付き合ってたみたい。
...
空想抱く早朝
暁の空に
忍ぶ風と山々の陰
幻想を嗜む午前
青の空に
踊る風と山々の唄
妄想を蝕む午後
黄金の空に
眠る風と山々の眼差し
夢想に託す真夜中
藍の空に
旅路の風と山々の吐息
...
水晶を砕いてください船底でふゆの花びらかくまうように
捨ておいた言葉に幾度も拾われて星座のたもと鋭角を知る
閉じかけた波音の日がよみがえる月の鏡の無言を浴び ...
一月前に倒産した
詩学の社長の寺西さんが
事務所の布団に横たわったまま
十日前にこの世を去った
様態急変による
脳内出血であったという
三年前の「青の日」で
互いの詩を ...
暖房に可愛がられる人々よ
国道をひとつはいれば冬匂う
冬の駅白い息吐く人の波
みみにかみをかけるあたしをみて
はぁとを溢れ零したあなた
そこはかとなく単純だよ
そまった紅はあたしが引き受ける
ほおをなでてあげるから、こちらにおいで
かわい い
ふ ...
主観をそれなりに着飾らせれば、
客観に見えないこともない
舌を伸ばした
見慣れた表情のすぐ後に
瞼を閉じて
舌を這わせた
蝶が降り始めるみたいに
二人は重なり落ちていく
耳に近付いた
僕の視界は閉ざされる
感覚だけで越 ...
悲しみや
苦しみや
怒りとか
そんなもん振り回して
キチガイの振りして
騒いでれば
同情なんかで
彼女を振り向かせられるかな
デッカイ図体で
意表をついて
泣いてでもす ...
強く望むほどの夢でもなく、
むしろその遠さに眩暈がしてしまいそうな、
そんな他人から見たら儚い夢物語。
必死に追いかける僕は浅はかなのかな?
「言葉だけですべてを伝える」
情景を眼前 ...
暗い部屋が淋しくてスイッチ入れれば、光は溢れるし音は流れる。
ボタン1つで沢山のコトが出来るようになったね。
便利な時代なんだと子供の僕でも分かるけど、
失うモノの多さに比べたら小さすぎる進歩だ ...
私が泣いている
私が死んでしまったので
あんなに手塩にかけて育ててやったのに
小さな頃はあんなに可愛かったのに
どうしてこうもあっけない
未来がぱちんとはじけてしまう
私のいないこれからを ...
「恋ってなに」
飛べるもの?
恋人って
なに、
あなたと一緒に ...
家に帰ると 鞄の奥深くから取り出した
携帯に公衆電話から着信があった
そういうことをするのは多分 馨ちゃんだけで
でも何となく 電話をするのは憚られたので
電話してくれた? ...
ああ
きちがいオカマ左翼のせっちゃん
せっちゃんの分析力が
ぼくの希望だ!
(せっちやんはリプレーザという本に
うたかたの日々という文を書きました)
自分の肛門がどんなであろうと
自分の肛門は大切にしましょう
自分の肛門だから
自分のタマキンが
どんなに悲惨な状態でも
自分で大事にしましょう
自分のタマキンだから
オロナインと ...
上を向くおまえの、雨を待って開いたままの卑猥な口に
テキーラと拳骨大の氷を山ほどぶち込んであげよう
唇には岩塩もおまけしてやる
リュウゼツランの学名を知っているか?
あいつ ...
はねた、石は、
水のなかを、水を
大きく、全身でえぐり、ゆれて、水は
痛みで満ちた、が、血は、
流れずに、水のなかを、水の
深いところ、へ、
着席する、石は、
水、ではなか ...
元気ですか
そういってメールを打つと
少し
微妙な間隔で
クタクタ
風邪 ひいたみたい
って
そんなこと
聞きたいわけじゃない
∞
元気ですか
もう君もわか ...
幾度も、なんども
夢から覚めると右手にアクセルの感覚と
四天王寺から日本橋へ車線変更
遠く、象の鳴き声を聞くのです
松屋町筋へ曲がるという
思い出のような物語はいりません
ビル風に吹かれて ...
曼珠沙華、燃えて燃えてなお夢の中
オホーツク海を目指した鰯かな
撫子の可憐を食む羽虫達よ
うろこ雲幼き日に見た水彩画
流れゆく、うろこ雲さえ息を止め
アロワナに憧れたんだ ...
あれへんのー
ないのー
ん、納豆半額。
ないのー
なくなってもたんかいな
あ、あったあった
兄ちゃんちょとごめんな
伏見のおっさん
ギョーザをさがすおっさん
うわっ
玉子割 ...
人の手によって生まれそれからヒトでは無くなるように育てられた
初めから紛い物な俺達 俺のナンバーなら知ってるだろ?
過去も未来も現在も無くただ次の世代に繋げる為のそれ自体には意味の無い最先端先取り ...
流れていく 残像
追いかけて
迷いの森へ
誘われたのさ
君の大好きな人が
僕じゃなくてもいいよ
腐れた恋を呪うように
毒林檎をかじる
切り裂かれたピンク ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
自分一人も救えない男が世界を救うような夢を見て目覚めた朝
haniwa
短歌
3*
07/12/9 14:43
漸近線
猫のひたい撫...
自由詩
1
07/12/9 13:57
網戸
たもつ
自由詩
8
07/12/9 13:37
客人
木立 悟
短歌
4
07/12/9 13:12
ふたりのロンド
哀詩
自由詩
1
07/12/9 12:07
今年の夢の終わりに
短角牛
自由詩
1
07/12/9 11:39
失恋を、しました。
はるこ
自由詩
5*
07/12/9 11:36
偶然
見崎 光
携帯写真+...
2
07/12/9 11:33
◆ふゆの花びら
千波 一也
短歌
19*
07/12/9 11:31
密葬の夜 〜青の日〜
服部 剛
自由詩
6
07/12/9 10:27
暖房
夏川ゆう
俳句
2
07/12/9 8:53
昨日とはちがう、
哀詩
自由詩
1
07/12/9 8:11
つぶやき
FUBAR
未詩・独白
5*
07/12/9 6:09
「ラプソディー」
菊尾
自由詩
0
07/12/9 4:09
大都会
kei99
自由詩
3
07/12/9 4:05
『Lighter Righter Writer』
東雲 李葉
自由詩
0
07/12/9 3:15
『スイッチ』
〃
自由詩
1*
07/12/9 2:58
私が死んでしまったので
若原光彦
自由詩
4
07/12/9 2:55
アーク
鴫澤初音
自由詩
2
07/12/9 1:18
繋ぎ
〃
自由詩
3
07/12/9 1:17
せっちゃん
A-29
自由詩
1*
07/12/9 1:06
自分の肛門
〃
自由詩
0*
07/12/9 0:58
徒然 六
鎖骨
自由詩
0*
07/12/9 0:38
石
石畑由紀子
自由詩
13*
07/12/9 0:37
星座の街
uminek...
自由詩
7*
07/12/9 0:35
RZ250、時刻は夜明けの2時間前
たりぽん(大...
自由詩
7*
07/12/9 0:14
'07秋・句集
しろう
俳句
4*
07/12/9 0:03
伏見のおっさんのブルース
udegeu...
自由詩
3*
07/12/8 23:49
We can`t change the worlD
V
自由詩
0
07/12/8 23:34
幸せの毒林檎
ノウム
自由詩
0
07/12/8 23:15
5135
5136
5137
5138
5139
5140
5141
5142
5143
5144
5145
5146
5147
5148
5149
5150
5151
5152
5153
5154
5155
5156
5157
5158
5159
5160
5161
5162
5163
5164
5165
5166
5167
5168
5169
5170
5171
5172
5173
5174
5175
加筆訂正:
宇宙のうた
/
服部 剛
[07/12/9 7:19]
終連書き直しました。
私が死んでしまったので
/
若原光彦
[07/12/9 7:09]
タイトルを『最後の私』から『私が死んでしまったので』へ変更。
7.17sec.