しわしわの手を握り締めて眠ったあの頃
ばあちゃんのぬくもりを探して足をばたつかせた布団の中
夏休みの宿題を昼ドラを見ているばあちゃんの横で
ぶつぶつ文句を言いながらやった
チャ ...
いくつもの古時計が
まばらな振り子を鳴らす
時の無い珈琲店
木目のテーブルに
頬杖をついて
ものを思う
いつかわたしも
衣服の抜け殻を地に遺し
空へ消える煙となろ ...
悲しみを悲しむなよ
こんなにしずかに
寂しさを寂しがるなよ
だれもいないのに
月があって
光がある
たったひとつ
君がいて ...
わたしの心の暗闇に
張り巡らされた蜘蛛の巣は
寂しい一つの宇宙を広げ
いつも小鳥を待っている
幾羽ものはばたきは
見向きもせずに
薫りだけを残して
網の目を通り過ぎた
...
僕の頭には魔物が棲んでい
ます
記憶の棚を食べて
僕を狂わせます
僕の頭には昆虫が棲んでい
ます
感情の蜜を喰べて
僕を平凡にさせます
僕の頭には老人が住んでい
ます
昔の ...
寄りかかるって結構難しいことだと思う
楽ちんなようで実は不安定で
揺れる電車の中とか
車の後部座席とかで眠るときは
頭をごちんごちん言わせながら
壁に寄りかかって眠る
寄りかからないで眠る ...
甘いもの食べたいなあ
予約何時からだったっけ
爪が伸びている
遠いと思っていたのに案外
近かったんだな
摘み取った花は短命です
空白が胸から上へ上へ
頭の中は斑模様
...
ポカポカと暖か過ぎる冬なのに異常気象は人間への罰
昨日観た夢の続きは目の前で正夢となり動き出す恋
眠れずに夢と現実に挟まれてサンドイッチの胡瓜の気分
どうにかなってしまいそう、
あたたかさの包みこんだ夜の隙間で
うたうたいの瞳がやがて変えて、いく、向こう。
憂鬱ななきごえは
黒に近いグレーみたいだ あれが、
夜明けに近づいて
...
リアルタイム会議室Aで何らかのイベントを行うときに事前に申告しとくスレッド。
もちろん申告は強制ではありません。使いたいときに使ってください。
ここで参加者を募ったり、イベントの感想を述べ合うのも ...
手袋の
こすれるすきまから
しろい空気を ふー、と
吐き出すと
それは
青い空にのぼってゆく
きれいなけむりに
よく
似ている
それで
つむじは むずむずして
町も ...
ほら、点けっぱなしですよ。
疲れ、とれないよ。
くらくらゆれる視界のすみっこで
かみなりが光る
くらやみがやわらぐ
やさしい雨のにおいがする
失いかけてる聴覚のすみっこで
ちりちりと雨の音は跳ねて
どこにもいけない
かなしい雨 ...
あっというま
目を閉じて
ひとつ息を吸って
ひとつ数えて
一回手を叩いたら
現実が消える
感情を殺せる
パチン。
今日に邁進
...
ボクにとって
いちばん愛しいのは
キミだけど
キミにとって
いちばんなのは
ボクじゃなかったんだ
ときどき
コンビニでおにぎりを買っては
思ってた
おかあさんのおむすび
食べたいな、って。
久しぶりの外泊で
おかあさんのおむすびを食べた
それは
ほんのりあたたかくて
...
僕は女から肉片を奪いとりたい
一回のセックスで 一かたまりの肉片を奪いとりたい
アバンギャルドな左翼酒場のアーティスティックなお姉さんから
艶やかな生々しい肉片を奪いとりたい
孤独な深 ...
生存よりも殺人を。笑顔よりも悲鳴を。意味よりも言い訳を。
現実を否定しろ。生きるために、殺せ。笑顔よりも悲鳴が優美で。生きる意味より死なない言い訳。
重圧を空気へと、地上は天へと天下り。
殺人な ...
残雪は陽の光浴び騒ぎ出す
ラグビーに熱くなるほど汗匂う
白障子誰かいるのか影ひとつ
ペテン師と言うと
響きは悪いけれど
とにかく君を乗せたいな
肩でも、口でも
どちらでも構わないさ
{引用=(私の砂男に)}
描いたようなみどりの草原、青い空、
白い雲がにじむのはカメラの曇りのせい、
すべて出来合のうるわしい風景、
できる限り倍率をあげてみよう、
くるくるまわる水素原 ...
抱く、抱けない、花占いの吐瀉物をすくいあげ我の濁流を知る
注がれることは満たされることとは別の話だとわかっていました
不純物が混じっていたのか培養液 自滅という名の細胞分裂
...
夜更けにそっと目が覚めた
夢の中で君は笑っていた
こんな世の中だけど
君は僕の心を癒すオアシスだから
愛しいよ
僕たちはまだイントロさ
物語は ...
闇に溶けない夜が来た
冷めたコーヒーに浮かぶクリープが
あなたのスプーンで混ぜられたように
少しだけ溶けた雪をタイヤが踏んで往く
ここから二つ山を越えた街のはずれの山の上に住むあなた
も ...
波打ち際に立つと
のどが渇く
でもそれは欲望ではなく
思い出した事、だと思う
帰る波がめんどくさそうだ
指の間に挟まった砂もそう
いらないと思った途端に忘れられなくなる
生まれ変 ...
うな垂れたまま空にカメラを向けた
屋上から見えるのはいつも
真っ赤な夕日
今日が晴れだったならそのまま家に帰れた
でも、今日は雪
車のエンジンをかけると流れるのは
いつもおなじ ...
【Vermilion】
熱帯夜
切れ切れに見た
夢
それは鮮やかな
夕暮れの朱
軽い知恵熱
黄昏時には
人が狂うって
そんなことは
露知らず ...
おそらく万人にとって、「恋」とは薔薇の花や輝きに例えられるものなのだろうが、私にとって恋とはときとして「毒」になる。すなわち恋愛至上主義者の私は、恋に恋しているのである。先日も、どうでもいいとわかっ ...
1.小説
彼は読む
本の向こうから
呼ぶ声が聞こえる
空に栞がさしこまれ
訪れる夜も
失うことなく
示された意味を
自らの言葉として
世界に生きる
やがてそれ ...
{引用=
「人間はね、言葉の海で泳いでいるんだって。」
「言葉の海?」
「そう、言葉の海だわ。ここは。」
}
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
大切な人
yoshi
自由詩
0
08/1/21 20:13
ぢろばたにて
服部 剛
自由詩
3
08/1/21 19:59
ナイフ
草野春心
自由詩
8*
08/1/21 19:53
紅ノ羽
服部 剛
自由詩
2
08/1/21 19:41
放心
夜恋
自由詩
0
08/1/21 19:30
肩
小原あき
携帯写真+...
10*
08/1/21 19:05
「今はまだこのままで」
菊尾
自由詩
0
08/1/21 18:38
夢
夏川ゆう
短歌
1
08/1/21 18:30
朝焼けにタンバリンを鳴らせ
黒子 恭
自由詩
2
08/1/21 18:13
リアルタイム会議室でイベントするよ。
会議室
08/1/21 15:15
雪の日
はな
自由詩
12*
08/1/21 12:34
スイッチ
サル
携帯写真+...
2
08/1/21 11:22
雨が歌う
凛々椿
自由詩
4
08/1/21 10:32
あっ というま
猫のひたい撫...
自由詩
1
08/1/21 10:29
ブルー
風音
携帯写真+...
3*
08/1/21 8:49
おかあさんのおむすび
〃
自由詩
8*
08/1/21 8:25
無国籍料理万歳!
夜明けまえの...
自由詩
1
08/1/21 8:16
It is hope.
桜木 ハル
自由詩
0
08/1/21 8:04
白障子
夏川ゆう
俳句
1
08/1/21 8:00
ペテン師
プテラノドン
自由詩
1
08/1/21 5:56
みどりの草原、青い空
佐々宝砂
自由詩
4
08/1/21 3:25
『感』だけが
石畑由紀子
短歌
7*
08/1/21 2:14
白い胸騒ぎ
山崎 風雅
自由詩
1*
08/1/21 1:33
雪夜の約束
智哉
自由詩
1
08/1/21 1:18
遊泳禁止海岸
たりぽん(大...
自由詩
6
08/1/21 0:54
雪の日
湖月
自由詩
4*
08/1/20 23:38
*Vermilion*
サバオ*
自由詩
3
08/1/20 23:30
毒
麻生ゆり
散文(批評...
2*
08/1/20 23:10
ケータイ小説の岸辺で
小川 葉
自由詩
1
08/1/20 22:51
the sea.
エチカ
自由詩
6*
08/1/20 22:37
5132
5133
5134
5135
5136
5137
5138
5139
5140
5141
5142
5143
5144
5145
5146
5147
5148
5149
5150
5151
5152
5153
5154
5155
5156
5157
5158
5159
5160
5161
5162
5163
5164
5165
5166
5167
5168
5169
5170
5171
5172
加筆訂正:
モスク幻想 宝石のまなざし
/
いねむり猫
[08/1/20 23:30]
大幅に修正しました
7.62sec.