黄昏時
電信柱の影に蹲る夜を見つけた
勇気や希望 妬みや嫉み 不安や絶望
そんな物達
を飲み過ぎて気分が悪いらしい
大丈夫?
そう言いながら
背中を擦ってやると
出るわ出るわ 夜が ...
何も出てこない
逆さから見た雲は裂けて、薄い
「カタカナでいいならまだ
あと、少し話す」
ここには
置いていかないで
赤い点滅の名残りが瞼の裏に色を付けていく
...
晴レタ天気
青空
私ハ
君ヲ………
待ッテマシタ…
君ハ
走ッテ来クレタ。
私 ...
ひるがえる思考に
そろそろ、とどめを打ちたくて…
なだめすかして過ぎ去る日々よ
私はまだ、こんな所にいる
逃げることが罪なんだと頑なに信じ
自分を責め続けてきた月日
...
三日月の夜に まあるいサカナ
ネコは片足立ちで笑い
ウサギは耳が折れたと泣いた
池に落ちたのは きっとコトリ
三日月の光は足りなくて
映し出すべきものは なんにも映らない
だから
...
鏡のない部屋で山火事を知っている
三角の絵の前に浮く栓から泡
においする村を静かに人呼ばわり
土壁に脆い鴉が鳴いている
空席の朧に縋り尽くす妻
友の内側に鳴り響く湖底があ ...
コイとはなんですか?
さかなの名前です。
人工的につくられた
赤いまだらのうつくしい
金銭と引き換えに
取引されていけの中
間抜けな顔で
麩を食べます。
アイとはなんですか?
...
空と海が混ざり合う
溶け合って中間色
フラッシュバック
あの日見たカモメと
記憶の共有
海岸に咲く花が
あまりに君を思い出させるから
優しく摘み取って
僕の真ん中に咲かせた ...
ごめんね
素直でなくて
大切なことを
君に伝えたかった
だけど
君の前に
立つと
どうしても
言えなくなっちゃうんだ
言わなければ
いけないことは
わかってないわけ
じ ...
淋しくても
つらくても
私は泣かない
私の気持ちは
今は
伝わらないかも
でも
あきらめず
いつかは
届くことを
信じます
口に
出しては
言えないほどの
たく ...
がんばらなくていい
あせることもないし
いそぐこともないよ
あなたは
あなたらしく
無理をしないで
できるだけのことを
すればいい
マイペースで
いいから
ゆっくりでいいか ...
踏みつけにしていた
室内履きの踵を直すあいだは
口づけを考えていた
唇で触れると
少しずつ嘘が増えることを
あなたは知らない
優しく唇を塞がれるその前に
目を 閉じさせられる
目を ...
エンジェルが舞い降りる時
光の梯子が開けた
どんな困難な時でも
助けの手を差し伸べてくれる。
雲の中のごく僅かな隙間に
小さな柔らかい手で
私を包み
運んでくれる。
全てを許し ...
光への憧れだけが
ただ ただ つよく
僕らは手をのばす
この先
止まれ、
の
境界線を
少しでも
近づけて
いけるように
ゆっくり
ゆっくり
寒気が
どっさり
目覚まし時計を押しのけ
郵便受けには
号外の雪が
詰め込まれている
のだろう
起きぬけのトイレから
スニーカーをつっかけ
目を閉じて
つま先からゆっくり踏みし ...
薬指、首筋、恋人ってことば
みんな印をつけたがる
指輪も、爪跡も、言葉も風化してなくなってくのに
いまだけ
今日だけ
布団でだけ
それでもいいから印をつける
...
言葉が言葉じゃなくなるくらい
言葉が言葉としてみえなくなるくらい
言葉が意味を失うくらい
ただ甘く、イヤラシイ本当の言葉を繰り返して
つたえてつたえて
知らん振りで裾 ...
ことばのいらない時間がやってきて、単語が単語の意味を失う
単語どころか平仮名の平仮名どころか一文字の世界
そしてやっぱり薄暗い朝、がやってきて
ことばを使って追い詰める川へゆく
...
飛行機飛んでました。
おっきな木の上に登ってまっかな太陽から逃げて、
飛行機見つけました。
ああまた空襲警報がうーうー鳴るんかな、
ぐるぐる回るそいつを目で追いかけていたら、
ぴかり ...
雨上がりの
仄白い、広い、ひとつの湿度が
冬の夜の終わりに、ふ、と
灯る
夜明けだ
空はひとつの肺となり
冷たく湿った冬の朝を呼吸する
細やかな鳥の霧を含んで
...
大人への成人たちの第一歩
冬なのに真っ白なもの見当たらず
冬日和季節変わりが早くなる
バカだなぁ…皆
この世界は地獄なんだよ?
なのに此処に居たいの?
バカだなぁ…
死にたくないって…?
もう死んでるのに?
バカだなぁ…
この世界で死んだら
本当は生き返るんだか ...
1
暗い雲が空を覆い
激しい雨が続いて
このままでは
街は水の中に沈むと
感じる時
私はあなたを探している
まだ逢わないあなたを
探している
あなたに逢えば
きっと私 ...
えいえん
ということばを
舌さきでころがす。
それはきっと
赤道直下に
ふる雪の
たよりない感触に
にている。
首をのばして
のぞくキリンが
ながいまつげを
ふるわせ ...
米人記者は
跪き、
爪先の攻撃の内に
大地の上に横たわった。
軍兵の銃口は
彼の目をつむった背を狙い、
弾丸は無音の内に
彼の右背から左腹へ抜けた。
石を落とされたでもしたような
反 ...
潮が満ちるたび
海水が流れ込んできて
陽の光が無数の欠片になって
裏庭一面に散りばめられる
砂場もスコップも
パンジーの花壇も
つかのま呑み込まれて
潮が引くと
また姿をあらわす
...
た
君と僕とが向かい合って手を繋いで
綺麗な楕円を作る時に
手の中には2人だけの空間ができる
実体同士では合体できない僕らの
空気を媒介にした融合
でも1日3回の食事の度に
手を取り合っては見 ...
使いきったボールペンを
ごみ箱に捨てる、別れ、
ありがとうが自然とでる
人生は収集の場ではない
使いきったボールペンを
ごみ箱に捨てる、別れ、
ありがとうが ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夜の始まり
川口 掌
自由詩
6*
08/1/17 17:53
「not」
菊尾
自由詩
0*
08/1/17 17:38
有難う。
蛹梛 雫
自由詩
2*
08/1/17 17:04
救いはお外にはない
山崎 風雅
自由詩
1
08/1/17 16:19
しらんぷり
柚木
自由詩
1
08/1/17 16:04
金属曲
黒川排除 (...
川柳
4
08/1/17 15:04
さかなの名
亜樹
自由詩
1
08/1/17 14:07
カモメのメモ
朝飯グミ
自由詩
2
08/1/17 14:02
素直に言えなくて
妖刀紅桜
自由詩
3*
08/1/17 13:19
いつかはきっと
〃
自由詩
4*
08/1/17 13:14
無理はしないで
〃
自由詩
4*
08/1/17 13:09
口づけ
よしおかさく...
自由詩
0*
08/1/17 13:09
You are my angel.
ペポパンプ
自由詩
5*
08/1/17 12:55
遠く
smorza...
携帯写真+...
3
08/1/17 12:17
境界線
風音
携帯写真+...
4*
08/1/17 11:38
予言ライフ
佐々木妖精
自由詩
12*
08/1/17 11:35
火傷
猫のひたい撫...
自由詩
0
08/1/17 10:54
順当な結び目
〃
自由詩
1
08/1/17 10:53
青い世界の住人
〃
自由詩
0
08/1/17 10:24
廣島
凛々椿
自由詩
5
08/1/17 10:15
呼吸器系の季節
A道化
自由詩
9
08/1/17 8:37
成人
夏川ゆう
俳句
1
08/1/17 7:56
二つの世界
落葉
自由詩
0
08/1/17 6:06
オリハルコン
紀ノ川つかさ
自由詩
1
08/1/17 3:46
スノードロップ
亜樹
自由詩
3
08/1/17 2:38
報 道
beebee
自由詩
1*
08/1/17 2:09
庭
アンテ
自由詩
1
08/1/17 0:44
_
saty
自由詩
0
08/1/17 0:42
一心異体
木屋 亞万
自由詩
0
08/1/17 0:41
別れ
吉岡ペペロ
自由詩
2
08/1/17 0:22
5137
5138
5139
5140
5141
5142
5143
5144
5145
5146
5147
5148
5149
5150
5151
5152
5153
5154
5155
5156
5157
5158
5159
5160
5161
5162
5163
5164
5165
5166
5167
5168
5169
5170
5171
5172
5173
5174
5175
5176
5177
6.15sec.